金曜日, 7月 29

MAID GRAFFITI

電撃大王立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。

電撃大王9月号

今日は通常日勤。昼間の長い休憩時間を利用し、電撃大王を立ち読みすべくD書店へ。
よつばとefが休載しており、さらに“最近連載が始まったものの、あまり印象に残っていない作品”を流し読みで済ませたところ、かなり短時間で読み終わってしまった。
今月でジャグリ(←読んでないけど)、そして来月はシャナヴァルハラが最終回を迎えるそうで、ますます読むものが少なくなりそうだ。
かなり急ピッチで紙面の刷新を図っているような雰囲気だが、そろそろ期待できる新作が始まってくれなければ、雑誌自体への関心まで失いかねんぞ(←ガンスリも終わりが近そうだし、そのうち“よつばとが載っているかどうかだけ確認して終了”なんて事になったりして)。

ダンボー写真集
よつばと本編は休載だったが、今月号で一番ウケたのがコレ。この哀愁漂う、ムダに芸術性を放つ写真の数々は何なんだよ!?(笑)


Rewrite:SIDE-R
オカルト研の部長、なかなかいい性格してるな(笑)。絵柄も舞台設定も似たり寄ったりの萌え系作品が並んでいる中で、けっきょく最後にモノを言うのは、こういう“会話劇の面白さ”に秀でている事なんだろうか。
ギャルゲーであれラノベであれ、それぞれのジャンル内における競争を経てマルチメディア展開を勝ち取った作品というのは、やはり他作品にはない素質があったわけで、その分だけコミックオリジナルの作品よりもアドバンテージを有している場合が多い…と。
まして、この作品は知名度のあるライターを多数そろえて制作されている(←だよな?)一方、近ごろの大王オリジナルは不甲斐ない作品ばかりという惨状だから、明暗が分かれるのも致し方なしと言ったところかね。

恋と選挙とチョコレートSLC
前回に引き続き、無感情系ヒロインがかわいい…でも次回からは、また選挙関連のエピソードに戻ってしまいそうでガッカリだよ。
前回と今回の分が掲載された巻だけ買うことも考えたけれど、ちょうど今月に単行本第1巻が発売されたということは、すなわち前回のエピソードまでが収録されている可能性が高いわけで、見事に分断されてしまったと…。望み薄だが、次回以降も面白さが持続する可能性に賭けるしか無いようだ。

灼眼のシャナ
人気とか関係なく、半永久的に継続を約束された(←大王のこち亀枠とでも言おうか)タイトルなのかと思いきや、よりによってアニメ第3期の制作が決定したこのタイミングで終了というのが、よく分からん…アニメ版と並行展開すると、こちらの遅さが際立ってしまうので、それを避けるために前もって退散することにしたとか? 
まぁ何にせよ、これで俺のヘカテーを見ることは叶わなくなったわけか。

ヴァルハラ
おのれの力量をわきまえない作者が、壮大な物語を展開しようとするも、手に負えなくなりアッサリ自滅…という極めて分かりやすいコースを、これ以上は無いというほど真っ直ぐ駆け抜けたな(大笑い)。

もっと To LOVEるーとらぶるー 第6巻【Blu-rayDisc Video】

月末までの期間限定ポイントは2202ポイント(←おそらく夏目BD-BOXの分だろうな)と、使わざるを得ない状況。またキャンペーンのほうも、恒例の<週末の楽天カード使用で3倍(ツールバー検索でさらに+1倍)>に加えて、<楽天イーグルスが試合に勝った翌日は全ショップポイント2倍、さらに<48時間限定、プラチナ会員は全ショップポイント3倍が実施されるなど、なかなか好調。
おまけに楽天カードの使用者限定で、10名に1名の割合(←抽選)でポイント3倍というお楽しみ要素もアリ…と、ここまで全て(ただしポイント数および日付は除く)前回のコピペで済ませてしまえるほど、状況が完全に一致しているというのが笑える。違うのは楽天ブックスのキャンペーンだけで、今回は全品ポイント5倍、ただし本とCDなら7倍である代わりに、前回あった<3つ同時購入でポイント3倍キャンペーンは無くなった。
というわけで合計は11倍と、なかなか悪くない倍率。

だが問題なのは「じゃあ何を買うか?」ということ。今のところ、夏クール新作の中で評価が高いのはロウきゅーぶ、クロワーゼあたりだけど、まだ購入確定レベルには到達していないし。
期待していた夏目は、原作にあったセリフが一部カットされているなど、細かい部分で微妙に評価を落としており、決定打を欠いたまま。ピングドラムに至っては、購入どころか視聴継続さえ危ぶまれる有り様という…。
もちろん銀魂は購入レベルに到達しているものの、今回は2000ポイント超という期間限定ポイントを使用しなければならない一方、楽天ブックスのポイント5倍キャンペーンは2000円以上の購入を条件としているため、価格の安すぎる銀魂では、これを満たすことができず、今回は見送りに。
同じく安すぎて候補から漏れてしまったのが、鉄人兵団DVD。原作を読んだら、「やっぱり映画版のほうが良いよなー」と、むしょうに見たくなったんだよね…。で、検索してみると、去年にドラえもん映画30周年記念ということで限定復刻されたバージョンがあり、しかも35%オフというお買い得なんだけど、今回はそれが仇となった形。
あとはシュタインズゲートぐらいか…最近は良エピソードを連発しているので、1本ぐらい買ってもいいかと思うんだけど、こういう“全体として、ひとつのストーリーを形成する”タイプの作品(←とくに2クールもの)は、ズバ抜けて面白い回があるというよりもトータルとして評価される面が強いわけで、いざ「どの巻を選ぼうか」と考え始めると難しいんだよな…さすがに全巻購入を決意するほどの高評価ではないし。

そんなわけで結局、過去の購入候補まで遡って調べたところ、ちょうど35%オフのセールを実施中だったコレに決定…できることなら、もうひと声(40%ぐらい)安くして欲しかったが、まぁ贅沢を言える状況でもないか。

水曜日, 7月 27

サンデー&マガジン

今日は早出勤務。昨晩は特に何か作業にかまけていたというわけでも無いんだが、普通に睡眠不足で、今日の仕事中は猛烈な睡魔と戦い続けなければならなかった(←正直、よく寝落ちせずに耐えられたものだと感心するレベル)。
だが仕事が終わった頃には眠気のほうも落ち着いたので、まずは会社近くのスーパーでマガジンを立ち読み。

そして帰った後は自宅近くのコンビニへ直行し、クレしんDVD、銀魂DVD第5-1巻、まどかマギカBD第4巻、IS第4巻をまとめて回収がてら、サンデーを立ち読み。
レジカウンターに行って用件を告げると、対応した店員が先に「○×様ですか?」と、俺の名前を出して本人確認してきたことに驚いた…クレしんDVDの受け取り期限がギリギリ今日までだったからか、あるいはあまりにも本数が多いので「こいつ何なんだろうなー」みたいに、店員同士の話のネタにでもされていたんだろうか?

だぶるじぇい
匿名を希望しておいて、「つまようじ関係の仕事を」って答えちゃダメだろ!(笑) クールな真田さんも、ご近所との人間関係という小市民レベルの悩みを抱えていたのは意外だった。本筋そのものは結末も含めてイマイチだったけど、“今週のオチ”と指摘された部分(←上記の「つまようじ関係の仕事」ってコマね)は面白かったので、いちおう作者としては想定内なんだろうか。

絶望先生
とうとう掲載位置が一番後ろに…作中でも「終わりそうなマンガ」とか自虐ネタかましてるし。現時点で単行本は第26巻まで出ているらしいので、改蔵(全26巻)を抜いたところで花道を飾るとか?
確かに今週の話もストーリー的には面白味に欠け、「これなら連載終了もやむを得ないか」と思ってしまうレベルだったけど、それよりも個人的には、アップデートされていない常識が結構あったことに絶望した! 歯を縦に磨いたり、蚊に刺された跡を爪で×つけちゃダメなのか!?

神のみ
新キャラはヤンデレ系か…いちばん不愉快な属性を投入してきやがったな。まぁ悪役として分かりやすい位置づけにするため、そういう属性に振ったという可能性もあるか。単にヒロインのバリエーションが尽きたというセンも濃厚だが(笑)。
そしてノーラは、旗色を明らかにするの早すぎだろ! せめてもうちょっと引っ張って、読者を悶々とさせるべきだろうに。

火曜日, 7月 26

藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん 3

ガンダムエース立ち読みの代償として、D書店にて購入。
恐竜宇宙開拓史大魔境の第1巻(620ページ)が1890円
海底鬼岩城魔界大冒険宇宙小戦争の第2巻(648ページ)も同じく1890円
なのに、なぜ鉄人兵団竜の騎士だけの第3巻(436ページ)が1785円もするんだ!?

せめて日本誕生も加えるべき…って、いや、やっぱりイラネ(笑)。むしろ逆に竜の騎士も削って、その分もうちょっと安く…とか思っていたけど、いざ読んでみると意外に悪くないな。
むかし劇場版を見たときには、それまでの大長編に比べてストーリーの牽引力が弱いような気がして、単に「ドラえもんを紹介役とした、隕石衝突説を解説するだけの話」としか思えなかったわけだが、今回はそういう物足りなさを感じなかった。
まぁこれは初見と二度目との差…という点が大きいか。初見の時は、これまでのように“悪い奴をやっつけて終了”じゃない話ということに面食らってしまい、落ち着いて咀嚼できなかったことは否定できないし。

逆に鉄人兵団のほうは、どうしても原作コミック版の評価が厳しくなってしまうなぁ…映像と音楽を駆使して盛り上げられる劇場版に比べると、やはり(ただでさえシンプルな藤子作品だし)マンガ媒体が見劣りしてしまうのは仕方あるまい。
コロコロ連載時はさらに酷かったらしく(←ページが足りなくて、地球に帰還したしずちゃんが事情を告げたところで終わりとか、そりゃブツ切り感がハンパないわ)、その原因を遡ると「最初ゆったり始めすぎた」のがマズかったそうな…単行本では、その前半を短縮するよう修正が行われたわけだが、どうせならこの本では“完全版”を謳って、修正前のバージョンも同時に収録してくれたなら、上記の値段に対する不満も多少は和らいだかも。
あとがきにかえてでは「残念だったのは、解決にタイムマシンを使ったこと。ちょっとイージーでした」との自己反省…まぁ確かに、夢オチと並ぶ禁断の荒業ではあったけど、あれだけ感動的なシーンに仕上げることができたんだから、別に許されるのではないかと。逆に、禁じ手を使わなければ倒せなかったことが、「ドラえもん映画史上最強」であった裏付けとも言えるわけだし。

巻末解説たかや健二宇宙開拓史から鉄人兵団までチーフアシを務めた人…というより、“プラコン大作の作者”と言ったほうが分かりやすいな。
そして何より“ザンダクロスをデザインした人”であって、そのあたりの経緯──ギリシャ時代の甲冑を参考にした事など──も詳しく記されており、非常に興味深い。なるほど、プラコン大作に描かれたメカやプラモに対する造詣の深さを見れば、ザンダクロスのデザインを任されたのも納得ではある。

扉絵コレクションを見ると、ザンダクロスのカラーリングは…
連載第1回:薄い金色(黄色?)。ジ・オぐらいの色合い?
連載第4回&てんとう虫コミックス表紙:アニメ版と同じ。白色をベースに、トリコロールのアクセント。
連載最終回:濃い金色。まんま百式…と言いたいところだが、むしろ身構えたようなポーズも相俟って、Gガンのハイパーモードみたいに見える(笑)。
…と、バラバラ。誰が色を指定していたんだろう? このあたりの事情も明かして欲しかったところ。

また原作コミック版においては、ディティールの描き込みはシンプルに済ませていたんじゃないかと思いきや、意外と緻密だったので驚いた。
間を持たせるために、謎のパーツやラインを加えるのは基本として、足に描かれたマーキング(矢印)なんかは、当時のガンプラがMSVを経て、ミリタリー系のリアリティ重視路線に向かっていたことを思い出させるな。

楽天アフィリエイト

毎度恒例、楽天オークションより、バナーを掲載するだけで3万ポイント山分けとの事。



最近、面白みのあるバナーを見かけないなぁ…あまり頻繁にキャンペーンやってるもんだから、担当者もネタ切れなんじゃねーか?(笑)

月曜日, 7月 25

チュー学生日記

アフタヌーンおよび少年エース立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。
直前に買ったものと作者が同じであることに気づかないで注文してしたのは、何ともマヌケ…(苦笑)。まぁこちらのほうがジャンルとしては穏やか&絵柄も好みだったので、評価としては比較的マシだったものの、やはり特筆するほどのモノは無かった。

ガンダムエース9月号

安彦×かわぐちかいじ対談
日本が大陸(あるいは南方)に進出しようとしたのは、ある種の帰巣本能に根ざした行動だった…という仮説は、ネタとしては面白いな。さすがに本気で言ってるのだとしたらドン引きだが。
まぁネタとしても、似たようなアイデア──人類の大移動は全て、南米(にあるモノ)を目指して行われてきた──をベースに書かれた新城カズマのラノベは少しも面白くなかったわけで、けっきょくは中身次第ってことなんだろうけど。

Zガンダム Define
カミーユと一緒にいたせいで、同じく連行されて身体検査(←もちろん性的な意味で)を受けたファ。そしてブライトも、カクリコンに「一年戦争の英雄と祭り上げられたことが気に食わない」と、どさくさ紛れにガンダムmk-IIで踏み潰されそうになるなど、「そりゃ積極的にエゥーゴへ加わりたくもなるよなぁ」と思える状況が次々と展開…先月号のインタビューで、北爪が語った通りだな。
それ以外では、レコアとサエグサが(シャアの活動をフォローするため)事前にグリプスへ潜入していたというのも、悪くない改変だった。もうひとりの同伴者が「聞き覚えのない名前だと思ったら、じつは内通者でした」という辺りは、じつにベタだったが(笑)。
これまでのところストーリー的には充分に及第点であり、こうなると逆に「絵さえマトモなら良かったのに」と、惜しい気分になってきた。

ガンダムさん
オリジン最終回記念ということで、大和田テイストなアナザー最終回。ギレンに「頭が痒いので掻いてくれ」と頼まれたキシリアが、適当な道具がなかったのでビームライフルで掻こうとしたら、つい手元が狂ってトリガーを引いてしまい…って、どう考えてもありえねーだろ!(笑)

ハイブリッド4コマ
ミネバに「知らない」と言われたことでヒット商品としてのプライドを傷つけられ、実家に帰ろうとするハロ。ダグザにおだてられて機嫌を良くし、フロンタルに攻撃中止を命じるミネバ。茶で歓待したのは「い彗星だから」とバナージに見透かされて狼狽するフロンタルなど、相変わらずユニコーン系の打率が高め。
それ以外のネタでは、血文字でダイイングメッセージを書くシロッコが面白かったぐらいか…「はんにんはカミーユ」には大笑いした。

ジョニーライデンの帰還
うーん、何だかよく分からんが、あまり俺好みじゃない設定に行き着いちゃったんだろうか? エースパイロットの資質(←もちろんNT能力も含む)みたいなものを抽出し、機械的に再現したりコピーしたりできる技術…という、デジタル的(あるいはゲーム的と言うべきか)な発想って、いかにもチープで好きになれないんだよね。俺の勘違いならいいんだけど。

ジオン公国幼年学校
“あこがれの先輩”だの、寮の自室が常にキレイに整頓されているだのという辺りに、女性が妄想する“理想(幻想)の男子”の限界を見た気がする…というのは偏見だろうか?

超超お父さんドズル~やらせはんぞう物語~
たとえ嗜好が近くても、他人の捨てたエロ本を拾って読もうとは思わんなぁ…だって匂いとか、ヘンなモノが付いてないかとか、気になるじゃないか(←ページ同士が貼り付いてたり、不自然なシワやめくれた跡があったりした日にゃ…)。
題材が下品なのはともかく、ギャグとしても普通に面白くなかったので、どうしようも無いな。

カイのメモリー
まさか当分、このペースが続くのか…? 第2巻の発売は、いつになる事やら…それ以前に、買うかどうかも分からないけどね。

ガンダムAGE:山口晋(監督)×日野晃博(シリーズ構成)対談
ついつい歴代ガンダムのパロディ(←せめてリスペクトとかオマージュと言えよ!)をやりたくなるという日野に対し、ケロロ軍曹でオマージュネタは飽きるほどやり尽くした山口が、いいブレーキ役になっているとの事。
まぁ確かにオレ個人の印象としては、SEEDにせよユニコーンにせよオマージュネタなんて単にサムいだけだったが、でもガンダムAGEという企画のコンセプトとして(戦隊やライダーのように)親子2世代をターゲットと捉えているのなら、出戻りライト層の親世代を釣るために、敢えて露骨なほど安易なオマージュネタを乱発するというのもアリかも?と思わなくもない。

池田×土田対談
対談相手のネタが尽きたのか、実質的に身内とも言うべき土田を出してきたか…と思いきや、当人は「自由な立場で文句も言いたいので、DVDなどは自分のカネで買って見ている」と主張し、まるで身内意識など無い様子。また「以前に見た芸能人の声の演技が余りにもヒドかったので、自分は声優の仕事を受けないことにしている」という点は評価できるな。
一方で「自分はオタクじゃないし、そういう姿勢でガンダムに関わっていることについて批判されている事についても、知ったこっちゃない」とぶっちゃけてしまった辺りは、ムダに敵を増やしている気がするぞ…まぁすでに敵だらけだから、今さら恐くないのかも知れんが(笑)。

残念!シャア少佐/大佐
今回は少佐編と大差編のダブルヘッダー…ただし後者はハズレで、やはり急に「本数を増やせ」と言われても、そう簡単に面白いネタがポンポン出るわけじゃないんだろうな。
スレンダーからの報告で、ガンダムの容貌が自分に似ている(←「2本ツノ」はともかく「引き締まったアゴ」というのは無理があるだろ!)と知って「悪くないんじゃないか」と満更でもないシャア。「戦いは2手3手先を読め」と言われてジオンの敗戦まで先読みしてしまったドレンなど、少佐編は順当に笑えるネタ多し。

少年エース9月号

今日は夜勤明け。近ごろ睡眠不足&就寝時間が荒れ気味なので不安だったけど、昼過ぎからの仮眠が思いのほか上手くハマったのか、極めて良好なコンディションで目覚めることができた。
その勢いを駆って、まずは自宅近くのコンビニへ。「クレしんDVDの回収がてら、ガンダムエースを立ち読みできればラッキー♪」との魂胆だったが、あいにくヒモで縛られており不可能でした…とりえあず帰り際、ずっと放置したままだった用事──郵便局での通帳記入と、歯医者での定期検診の予約──だけは済ませておく。

というわけで次は、通勤電車に乗ってD書店へ。ほかの立ち読ミストの手中にあったガンダムエースは後回しにして、まずは少年エースから読み始める。
読み切りと新連載は全てハズレ(←というか、今月はレギュラー陣も含めて全滅)だったが、数だけは多かったせいでムダに消耗してしまい、思ったほどガンダムエースを読み進められなかったのは残念…これを教訓に、今後も向上/回復の見込みナシと判断したしなこい/残念博士と、
すでにアニメ版のほうも視聴を打ち切ったBLOOD-Cは、もう見切りをつけることに決定。

トラウマ量子結晶
今まで戦わなかった火縄が、チートな戦闘能力の持ち主(←無闇に戦えなかったのは、お約束の病弱設定ゆえ)を発揮して、とりあえず危機を脱出…って、RATMANも同じだったが、今回はストーリーの消化だけで手いっぱいという感じだな。まぁ前回の高評価があるので、単行本第2巻は買うつもりだけど。
そう言えば、SFマガジンの書評ページで紹介されていたことを思い出した。まぁ、あそこは“面白いかどうか”よりも“SFであるか否か”という基準のほうを重視する傾向があるから、べつに取り上げられたからスゴいというわけでもないけどね。
その際に知ったのが、この作者は以前、マクロスF(少年エース版)のコミカライズを手がけていたという事…言われてみるとヒロインの描線の、信じられないようなタイミングの取り方なんかは、確かに少年エース版シェリルを思い起こさせるものがある。

てんかぶ!
最終回。信長が秀吉を意識するような描写など、少し前から終わる予兆は感じられたので、それほど衝撃は無い。でもコレって正統派のストーリーマンガというわけでもないから、その気になれば終了決定から1~2話あれば簡単に仕込める程度の伏線なんだよな…と、打ち切りの可能性を疑ってしまうのは、いつの間にか“秀吉がハーレム主人公みたいな立ち位置にいて、誰とくっつくかによって諸勢力の雌雄が決する”みたいな状況になっていたことが、さすがに唐突すぎると思えたから。
まぁひとつだけ言えるのは、単行本購入レベルに到達しなかったのは間違いないということだ。

40センチの初恋
同じく最終回だが、こちらはまとめ方に失敗して、一気に単行本購入レベルから転落してしまった…「年上ヒロインのほうがお気に入りだったのに、最後にフられたせいで購入意欲が失せた”という共通点がCanvas2(アニメ版)のイヤな記憶を思い出させたけど、話の内容は全く違うし、さすがにアレよりはマシか。
問題は“主人公が自分の(マンガに対する)想いを封印して、売り上げ至上主義に基づいて描いた作品でも、幼女ヒロインの心には届いていた”という点の描写で、それだと“心がこもっていない傑作というのも、存在し得る”という、なんとも夢のない結論になってしまう。まぁ、ある意味で「大人として正しい」スタンスなのかも知れないけど、その対象がよりによって幼女ヒロインというのは矛盾しているというか、「無垢な子供を騙しただけじゃねーの?」みたいに胡散臭く思えるんだよな。
ヒロインじゃなく主人公のほうに力点を置いて、“売り上げ至上主義に徹した作品を描いたつもりでも、どこかにマンガを愛する心が残っており、それが作品に表れてヒロインまで届いた”みたいな方向性で描かれていれば、何とかなったのかも。

日曜日, 7月 24

アフタヌーン9月号

昨日は早出勤務…それも一番早いシフトだったので、始発電車で出勤する必要があったにも拘わらず、その前の晩は遅出勤務から帰宅したあとVer.M/Wのmap制作に入れ込んでしまい、ほとんど眠らないまま朝を迎えてしまった(苦笑)。
まぁ出勤時間が早い代わりに休憩時間も多めのシフトであり、前半の仕事さえ終えてしまえば後はゆっくり休めたので、とくにミスをやらかす事もなく何とか凌いだけど、帰りの電車の中で耐えられなくなって眠りこけ、終点まで乗り過ごしてしまったのはご愛嬌…しかも帰宅後は限界を越えたのか爆睡してしまい、目が覚めたときにはV書店の閉店まで1時間を切っていたという。

こうして結局その日の立ち読みを諦めるハメになったにも拘わらず、その晩またもやVer.M/Wの作成に没頭してしまい、強烈な睡眠不足状態のまま今日の泊まり勤務を迎えるという学習能力のなさ(笑)。まぁ苦労の甲斐あって、なかなか歯ごたえのあるmapが出来上がったから、別にいいか…ただし当初のコンセプトから、少し離れた内容になってしまったのはナイショだ(笑)。
そんな際どい状況を、日中の休憩時間を全て仮眠に回すことで辛うじて乗り切り(←食事も取らなかったが、空腹なんてしばらく放っておけば、そのうち何も感じなるから堪えるのは簡単だし)、晩飯時の比較的長い休憩時間を迎える頃には、かなり良好な状態まで回復。
というわけで満を持して、アフタヌーンを立ち読みすべくD書店へ。さすがにガンダムエースはまだ入荷しておらず、一方でアフタヌーンも見本誌1冊しか残っていないという、一刻を争うような状況…全くノーチェックだったけど、どうやら『ああっ女神さまっ』大当たり降臨DVDなるシロモノが付録だったのが原因らしい。

ああっ女神さまっ
ヒルドの退場が呆気なさ過ぎる…明らかに「死んだフリして、じつは密かに何かしていた!」という伏線だな。
新作アニメ関連情報では、新キャラである女神2人のキャスティングが発表。悠木碧南條愛乃って、イマドキの声優の中でも若手の部類に属すると思うんだけど、レギュラー陣との年齢差が凄いことになるんじゃないか? 出演の心意気について「子供のころ見ていた作品なので」とか、スタッフも「新キャラとして若い女神を~」とか、地雷発言だらけなんだが(笑)。

げんしけん 二代目
想像以上の修羅場になってるー! 読みながら、イヤな汗が流れてきたよ(苦笑)…げんしけんというより、本来の木尾士目作品っぽい雰囲気というべきか。まぁ一触即発の事態を回避できたのが、ハトの「総受け」発言のおかげ…というあたり、ギリギリ何とか踏みとどまった感じだけど。
斑目本人はショックを受けて様子だが(←そりゃそうだ)、読者としては“遠い昔のネタ”という感覚であって、それを今さら引っ張り出してくるというのは、やや新鮮味に欠ける解決策だったと思わなくもない。

臨死!! 江古田ちゃん
さまざまな冷却用アイテムを全身にくっ付けて「いま死んだら、変態プレイの最中だったと思われるだろうな」と、戦々恐々の江古田ちゃん。すき焼きを食って、肉が薄いくせに高価なのは「すき焼き業界の陰謀だ!」と激昂するサム。寄り道してクジ引きをやった挙げ句に、特賞の巨大ぬいぐるみを引き当てて身動き取れなくなった姉…と、なかなか笑えるネタが多かった。

天地明察
解答ならぬ解だ!…って、久米田マンガのネタみたいだな(笑)。
なまじ才能に恵まれたことで、さらなる向上や挑戦を放棄し、挫折や苦悩を回避してきたことに気づいた主人公が、初めてライバル(と、勝手に認定した相手)に挑もうと決意する…という、なかなか清々しい展開。
来月は単行本作業のため休載だそうで、さて購入すべきか判断に迷う…今のところ“可も不可もなく、当落線上ギリギリ”という評価なんだけど、第1話の時点でハードル上げちゃったせいで、その後の伸び悩みが足を引っ張ってしまってるんだよね。
原作者近況によると冲方は、いま現在6社で9つの企画を動かしているそうで、その優先権を賭けて、それぞれの担当が公開のポーカー勝負をするとか(笑)。それだけ忙しければ、そりゃあマルドゥックの盗作マンガの件になんて拘わる時間ももったいなくて、早々に幕を引こうともするか…「才能ある人間は、雑事にかまけているヒマなど無い」ってね。

チャイルドプレイ(交田稜)
読み切り。「全くの新人が初めて描いて、この出来はスゴい」と、やたら持ち上げられているだけあって、確かに面白かった。
約束どおり久しぶりに再会した幼なじみ同士のバカップルぶりを、ニヤニヤしながら眺める作品かと思いきや、じつは互いの父親と母親による不倫現場を目撃してしまったせいで“汚れた大人になること”を拒絶しようと誓い合い、必死に子供のように振る舞おうとする(←これがタイトルの由来ね)姿が痛々しくもオカシい。
まぁ紆余曲折を経て、最後は「成長してしまった事を、あるがままに受け入れてメデタシめでたし」という手堅い結末に行き着いたわけだが、読後感は極めて爽やか。

イコン
石板を手に入れて主導権を握ったラスボス(自称)がゲームを取り仕切ろうとしたことで、すっかり影の薄くなってしまった主人公(笑)…おかげで少し面白味が低下したかに見えたが、どっこい「愛などの余計なしがらみを切り捨てることでこそ、強くなれる」と主張する自称ラスボスと、「愛こそが最も尊い(←ただし俺を愛さない奴は殺す)」と唱えるもう一方の悪役が、それぞれ──なぜか主人公に向かって(笑)──おのれの価値観を語りながら最終決戦に臨むシーンが最高すぎる(←主人公を含めた三者の価値観が対峙する状況は、なんとなくZガンダムの最終回を彷彿とさせた)。
こりゃ単行本買うしかないわ…と新刊コーナーに向かうも見当たらず、思いっきり肩透かしを食らう。同じ日に発売された他のアフタヌーンコミックスは陳列されていたので、速攻で売り切れたか、あるいはハナから入荷しなかったのか(←だとすれば担当者は見る目が無さ過ぎるぞー!と、ひどい難癖をつけてみる)。