土曜日, 7月 31

メガミマガジン&娘TYPE

今日は昼のうち、図書館で借りたSFマガジンを少し読んでは仮眠を取り…をひたすら繰り返すなど、久しぶりの休日を満喫した。
ようやく動き始めたのは夕方からで、まずは自転車でS1書店へ。娘TYPEはシュリンクされて立ち読み不可、メガミマガジンぱふは立ち読み可能だったものの、代償となる品が見当たらなかったので、ひとまず保留。

次に訪れたのはLスーパーだが、その主要目的は、先ごろ寿命を迎えた折りたたみ傘の買い換えである。行きつけの百円ショップはいずれも取り扱わなくなっており(←中国の人件費上昇に伴って、折りたたみ傘も100円では割に合わなくなってきたのだろうか?)、このスーパー2階にある百円コーナーに最後の望みを託したのだが、あえなく轟沈…。
一応ついでに書籍コーナーも覗いてみたけど、アニメ関連雑誌そのものを扱わなくなったらしく、せいぜい模型誌ぐらいしか置いていなかった。

目的地のうち、自宅から最も遠く離れていたのがO書店で、事前にシャワーを浴びていたものの、やはり到着した時には汗をかいている状態。
そんな苦労にも拘わらず、メガミ、娘ともにシュリンクされて立ち読み不可…どうも最近は厳しい傾向だな。K1書店が寛大な方向に向かっているのとは真逆で、要するにプラマイゼロか。

けっきょく、帰り際に訪れたV書店でメガミマガジンを立ち読み。代償として、惑星のさみだれ第4巻を購入する(←次回で最終回なので、復習の意味合いもある)つもりだったんだけど、売り切れてしまっているという予想外の事態が発生! 以前にチェックした時は、全巻そろっていたのに…。

ピンナップが無いとはいえ、表紙&巻頭特集は当然、ストパン2(←さらに付録ポスターも)。スタッフ座談会では、やけにペリーヌが押されている気がしたんだけど、これは不人気を受けてのテコ入れですか?(笑) …いや、ペリーヌ好きの身としては嬉しいんだけどさ。(第3話が当番回だとしたら)もう目立った活躍はさせてもらえないのでは…と危惧していたんだが、どうやら空気化は避けられそうだな。しかし「パートナーがいなかったので、芳佳&リーネと組ませて3人編成にした」というのは、扱いヒドすぎる(笑)。
作品の方針としては、女の子を可愛く描くことが何よりも大切…との事で、あまりストーリーには重点が置かれないのだろうか? ネウロイの正体とか行動原理が明かされることを期待していたんだけど、望み薄かなぁ…けど、その後ろのページで福圓美里も「ネウロイが気になる」と発言してたし、少しは希望を持っておこう。まぁ全部ネタバラシされるのはシリーズ終了の時という気もするので、悩ましいところではあるが。

カンパネラBD版の特典として、3Dテレビ対応で揺れるおっぱいの映像を収録とか…相変わらず、売れ筋から微妙に逸れたポイントを突いてしまっている予感。

なのは劇場版コミカライズは、なのはの過去回想。フェイトの強い想いに対抗するには、同等のモノをぶつけないと説得力ないもんね。ようやく語るべきことを語り終え、魔力も尽きたようなので、次回で決着つきそう。
ところで、劇場公開が終わったら直ちに発売されると思っていた劇場版BDが、未だにリリース予定さえ発表されていないのは何故だろう? ほぼ同時期に公開されたマクロスFハルヒも同様で、早々と発売されたのはブレイクブレイドぐらいか。BD発売→すぐに違法コピーが流れて、価値が減じるのを防ぎたいとか?
マクロスは、後半のメドが立たないと発売に踏み切れない事情があるのかも…ちなみに吉野いわく「すでに脚本は完成している」と今月号に掲載。ハルヒはTV版のBD-BOXが発売されるし、その次かな? そしてなのはは、コミカライズの最終回と同時に発表する計画であり、連載が後半から妙に引き延ばし臭くなったのは、タイミングを合わせるためじゃないだろうか…と勘ぐってみる。

創刊11周年記念企画として、注目クリエイター11人への質問を掲載。これを読むのに時間を食われて、今日中にもう1冊読むのを諦めることになったわけだが、内容自体に特筆すべきものは無かった。
まぁ業界の先行き見通しにせよ、それに基づいて自身が温めている企画・アイデアにせよ、メシのタネになるものを安易に明かすわけもないわな。

明くる8月1日は遅出勤務。例によって少し早めの電車に乗り、出勤時間までD書店で立ち読み。期待通り娘TYPEは見本誌形式で立ち読み可能であり、さらにぱふも1冊だけ在庫ありという理想的状況。
代償としてセブン=フォートレスのリプレイ本を考えていたのだが、残念ながら見当たらず…昨日の書店めぐりでも発見できなかったし、本当に発売されているのか疑いたくなってきた(笑)。いや、アマゾンで確認したから滞りなく発売されたのは間違いないはずなんだが。

先月のヴィータにつづいて、表紙のフェイトが凛々しすぎる…歳いくつだよ(笑)。こうして見ると母親(プレシア)似だよね。
今月のなのはマンガは番外編で、4コマ主体のほのぼのした日常を描く…と思ったら別物で、その後ろに普通に本編も掲載されていた。まぁどっちも、どうでもいいんだが。デバイスのインフレは相変わらずだけど、そろそろ天井に到達するだろうし、そこから先はどうする気なんだろね?

メガミマガジンに許可を与えないことで独占掲載となったストパン2のピンナップだが、そこまでするような大した絵でもなかった。
そういえば同じ角川系である学園黙示録もメガミでは扱っていなかったけど、こちらも欲しいと思うような絵じゃなかったし…まぁこっちは、キャラデザもさることながら、血まみれの女の子を見て喜ぶような倒錯した趣味は無いから(笑)。

ストパン漫画は最終回ということで、サービスカット満載の温泉回。だから絵のヘタな奴に裸体なんて描かせたら、悲惨なことになると言ってるのに…まぁ入浴モードのペリーヌが判別不能なのは仕方ないけど(←髪も上げちゃってたし)。 いちおう単行本化されるらしいが、さすがにこんなのを見せられると、中古でも買おうという気になれんなぁ。

BD/DVD紹介コーナーで、あきそらの隣のページにけいおんを載せるというのは、嫌がらせレベル高いと思う(笑)。

金曜日, 7月 30

小麦色狂詩曲

アワーズ立ち読みの代償として、V書店で購入。
表題作は、田舎に帰省してイトコの女の子と…という、俺的にツボなジャンル。リアルだと不健康なイメージの強い日焼けも、2次元の世界では(これぐらいの色なら)アリだし。ただし高評価なのは最初の1本だけで、続編はイマイチだけど。
他の掲載作については、あまりパッとしないというか、いつもの作者らしい作品というか…そろそろ飽きが来たという事なのかも。基本的にヒロイン1人で複数の男を相手にするタイプは受け付けないし、男キャラが(設定年齢は低いはずなのに)ショタとして魅力に欠けるのもマイナス点。今回、この作者にしては珍しい女装子ネタも収録されているけど、やはり描いてる本人がその属性に対する嗜好を持っていて「こーいうのが好きなんだよ!」というリビドーが伝わって来ないと、読者の共感は得られないという事なのだろう。

アワーズ9月号

今日は夜勤明け。そして11日連続勤務がようやく終わった日でもある…と言っても疲労度は、いつもの夜勤明けと大して変わらんなー。ちょっと仮眠を取ったら、普通に立ち読みに出かけられるレベル。
というわけで仮眠後にV書店へ出かけ、アワーズを立ち読み。代償としてはメガミマガジンアルカディアを想定していたものの、結局どちらもスルーして、ネットで注文しておいたエロマンガを購入することに。
メガミは、ストパン2放送中ぐらいは買おうかと思っていたのに、そのストパン2のピンナップが付属してないとか…娘TYPEに抑えられたのだろうか?
一方のアルカディアは、ダライアスバーストACのスクープ記事が目的だったけど、期待したほどの情報は掲載されていなかったんだよね…ボタンの一つが方向転換用だと判明したぐらいで、あとは事前にネットで手に入った情報と大差なし。まぁ、あくまで第一報だから仕方ないか。

それでも町は廻っている
俺が推理モノあまり好きじゃない理由は、解けなかった謎は「こんなトリック、無理あり過ぎだろ」と反発する一方で、解けた謎に対しては「この程度か、底が浅いな」と思ってしまうわけで、これでは高評価のしようが無い(苦笑)。そんなわけで今回の事件も「妹と弟の共犯だろ、見え見えじゃん」とたかをくくっていたところ、見事に裏をかかれた…くそ、悔しいけど見事なオチだわ。
それにしてもアニメ版のキャスト、ハマり役すぎる千葉繁と、全く予想のつかない櫻井孝宏が両極端だな。

エクセルサーガ
要望の品を記したメモの「今月発売のブルーレイ全部」が、大ざっぱ過ぎて笑った。あとは特に…クライマックスが近い(←すでに突入してる?)雰囲気なのは分かるが、読んでる方の気分としては大して盛り上がらないんだよね。

惑星のさみだれ
まだ戦ってたのかよ(笑)。最後はレベル低い罵り合いになるあたり、ほんとにお前ら仲いいな。
ノイとの別れのシーンは予想してたけど泣ける。そしてムーとの別れも、予想外に(←最後に喋ることは予想ついたが、まさか女性だったとはね)泣けた。ノイが消えた後の日常の喪失感とか、お約束だけど切ないものがある。人生でいちばん充実していた時期が終わったことを自覚させられると言うか…。
クライマックスのサブタイトルに、作品タイトルそのものを使う手法も手垢が付いてるものの、作品自体が高評価だから許せてしまうな。
次回は巻中カラーで最終回か。増ページといっても、騎士メンバーのその後なども描くらしいから、主役2人についてはそれほど予想外の超絶解決とか無しで、手堅くまとまりそう…といっても、あの状況でアニマに何を願うのか思いつかないけど。つーか10年後の世界に、さみだれは存命なのか?

ナポレオン~獅子の時代~
なんか新しい敵──ほんとに魔法を使えるとは思えんが、見た目だけは充分アヤシイ(笑)──が登場したと思ったらアッサリ倒されたでござる。
この時点でナポは、ダヴーとは面識なかったのか。外伝で手合わせしたことは忘れた…あるいは外見──おもに頭頂部(笑)──が変わりすぎて、記憶と一致しないのか。なにしろ巻中カラーでこってり描かれるぐらい見事なハゲだしな。
ようやく登場したレザも、アウステルリッツ編とは全然ちがって痩身だったけど、これは単に奴隷として酷使されていたからか。
俺のいる場所がフランスだ!」ナポの名言に痺れました…でも状勢が不穏なので、イマイチ説得力がありません(笑)。

天にひびき
期待通りに引っかき回してくれて満足…と思ったのに、もう帰国しちゃうのか。まぁパワフル過ぎるキャラなので、作者が「常駐させれば持て余す」と判断したのかもね。
世話女房気取りなのに、相手には単なる幼なじみとしか思われてないとか、あまりにもライバルヒロインのテンプレ道を歩んでいて、この先の展開を想うと泣けてくる…いいキャラなのになぁ(笑)。
コラムは使用される言語について。やはり国際的な楽団ともなると、飛び交う言語も多様なのね…そもそもクラシックの成り立ちからして、イタリア語、ドイツ語、フランス語は必然だとか。ドイツ(←オーストリアを含む)は分かるけど、音楽用語の基本がイタリア語だというのは意外だったな。
この手の話になると必ず、「言葉は通じなくとも、同じ音楽を志す者同士、意志の疎通に不自由はしなかった」みたいなイイ話や、「ろくに言葉も通じない楽団を見事に指揮したスゴい人」みたいな武勇伝が聞けるので面白い(笑)。

ドリフターズ
単行本作業やら電撃GENESISの仕事やらあったせいか、ページ少なめ。

水曜日, 7月 28

サンデー&マガジン

今日はフルタイム日勤。出勤途中の電車内でマガジンを手に入れたので、下車までの時間に少しだけ読むことができた。残りは昼休みを利用して、会社近くのスーパーで立ち読み。
サンデーについては帰宅後、自宅近くのコンビニで、楽天から届いていたイヴの時間劇場版BDを回収がてら、立ち読み。かなり遅い時間だったにもかかわらず、2冊残っていたのでラッキー(←スーパーまで遠征する気力が残ってなかったし)。

生徒会役員共
久しぶりの当たり回。スズが今の気分を外の天気(=雨)に喩えたら「濡れ濡れか!?」と返されたツカミも悪くないけど、学園7不思議のラスト「ここで男子生徒が寝ると、得体の知れない何かがのしかかってくる」の正体は、先生だった…というオチが一番のヒット。

だぶるじぇい
自分を“可愛い猫”に喩えるつまようじさんの図太さが少し可笑しかったものの、全般的にはそこそこ。

絶望先生
「猫って可愛いから、許しちゃいますよね?」みたいな部分が、だぶるじぇいと共通してるような…何かあったのか? 
基本的には単なるダジャレネタの羅列──江沢民→倖田來未といたいいぼぢ→いとうのいぢがツボに来た…つーか、怒られるぞ、どっちも(笑)──なのだが、面白く見せるための加工のうまさは、さすがと言ったところ。

ネギま
前言撤回…やられたわ。まさか作品のメインテーマである「わずかな勇気が、ほんとうの魔法」のフレーズをここで使うとは。
ネギが気づいてるというのは予想通りだったけど、その後の展開は斜め上。例として見せられた木乃香の夢(←刹那とのラブラブ空間)の可笑しさも、いいアクセントになっているな…いっそ委員長の夢──ネギとの超絶ハーレム)を見てネギ卒倒──とかだったら、もっと愉快だったのに(笑)。
やっている事は「シュレディンガーのチョコパフェ」で描かれたアイデアと同じ(←元ネタをたどればビューティフルドリーマーとか、いくらでも遡れるんだろうけど)、各人の願望を充足させることで互いの闘争を回避できるというモデルだが、その思想的背景は真逆ではないかと。
ネギは「“わずかな勇気”によって、願望は現実にできる」という楽観的なスタンスに立っている。これに対し「チョコパフェ」は──「去年はいい年になるだろう」で作者が吐露したように──911テロをきっかけに生じた「人は(通常の方法では)決して闘争を回避できない」という悲観的なスタンスに基づき、それを打破する究極の非・現実的手段として提示されたものだ。
まぁ少年マンガと大人向けSFというジャンルの違いでもあるだろうし、エンターテイメントと割り切れば、ネギの言動は否定されるべきものでもないけどね。

ハヤテ
声優の中尾衣里って誰だよ? 誕生日どころか名前すら知らねーよ(笑)。本筋については、まぁこんなものかと。

ケイガク
読み切り。とりあえず4文字タイトル禁止!(笑)
熱意は有り余っているが、技能や判断力は未熟で、しかも相手の嘘を見破る邪気眼能力まで持つという、いかにもな主人公。警察官僚である父親に反発してエリートコースを外れたものの、警官になる夢は断ち切りがたく、警察学校に入って研鑽を積む優秀な相方。この凸凹コンビが紆余曲折を経て成長していく様子を描くわけだが、ストーリーとしてはベタで、ご都合主義の展開や作画演出など稚拙な点も目立つ。
しかし正統派のビルドゥスク・ロマンとして正面突破を図ったことが、読後に爽やかな印象を与えて、評価を高めることに成功しているな。警察が舞台となれば、リアリティ重視に描くべきであって、主人公の邪気眼設定は食い合わせが悪いだろう…と思ったのに、これが意外といい感じにバランスしてる。都合の良すぎる能力として描かず、あくまで主人公と相方が、自分の意志と行動で事態を解決しようとする姿勢を崩していないからだろうか? 
思い悩んだ相方が、主人公の邪気眼能力を知って、「自分は本当に警官になりたいのか?」と問い質すシーンは逸品。それにしても、むかし主人公を救った嘘つき警官の正体が、あのふざけたグラサン教官だったという衝撃の真相は、予測できなかったぜ。

火曜日, 7月 27

シスドリ

電撃大王立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店で購入。
事前情報からあまり期待していなかったが、やはり駄目だった…年上のお姉ちゃんが男の子に手ほどきするタイプの話は、もう描かないのか…? メガネの女の子を描かせれば一級品なのに惜しいなぁ。
幼なじみ同士で、保健の授業内容を確認しようとするする話も、シチュエーションはいいのに、ヒロインの言葉遣いがガサツすぎて×だわ。あと、カテーテルを引っ張るような残酷描写(笑)は見たくなかった。

電撃大王9月号

今日は早出勤務。昨日が遅出だったのであまり睡眠時間を確保できなかったものの、やや休憩時間に余裕のあるシフトだったので、なんとか乗り切ることができた…それでも帰宅後に爆睡してしまったことを考えると、やはりまだ疲れは残っているようだ。まぁこれで月末進行のひとつ目のヤマは越えたわけで、次のヤマである30日までに体調を回復させればいいから、少しは気楽になったけど。

よつばと!
①エレベーターのボタンを全部押すと爆発する
②みうらはお姫様じゃなかった!
ダンボー死んでたー!!
次々と明らかになる衝撃の事実に、よつばの頭はパニックですよ…どうなる次回!?

GUNSLINGER GIRL
ペトラの死亡フラグが立ったと見ていいのかな? 大規模な放射能汚染が引き起こされる事態を阻止するため、普通の人間にはできない、被曝覚悟の任務を命じられることになるとか。

妄想大学1年生
1本目は風鈴が女体化する話で、まぁイマイチ。しかし2本目の、ネックピローが女体化→その娘のフトモモに頭を挟まれている状態→180°回転させて、股間に該当する部分の匂いを嗅ぐ…のアホらしさに大笑い。

こいこい★生徒会
ページ少ないわ、ヒネリも無いわというハズレ回。カルタが怪獣(の着ぐるみ)に弁当を差し出したら、いきなり本人のほうに食いついたところだけは、少し笑ったけど。

隣のフランちゃん
再び短期集中連載スタート。「今回はエロなしで」と指示されたらしいが、それよりもグロ成分が控えめになったように見えて、そこは個人的に好評価。
緊張せずヴァイオリンを弾けるようになる訓練のはずが、いきなり外国まで移動して実地で特訓することに…ところが普通に演奏するんじゃなくて、ヴァイオリンを武器にしたタッグマッチ(←どこのインチキ格闘モノだよ!?)だったというオチで、それなりに面白かった。

マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス
プロジェクトを円滑に進めるためにはスタッフの人間関係が大切…という上官のアドバイスを受けて、ツンからデレに移行しました(笑)。ようやく楽しめそうな要素が出てきたな…もともと絵柄は悪く無いんだから、ここからの巻き返しに期待。

百合星人ナオコサン
ドン→アップを怒られるまで繰り返しちゃ駄目だろ…いや、確かに笑っちゃったけどさ、やはりキワドさに欠けるネタが多く目に付くようになった気がするぞ。次回の重大発表がアニメ化決定だから、波風立たないよう大人しくしているとか? まぁkiss×sis生徒会役員共こえでおしごとまでがアニメ化されるご時世とはいえ、この作品は児童ポルノ系だから(笑)ヤバさは別次元か。

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対象となる候補は色々あるようだけど、エステとか論外なので、とりあえず無難なところで


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月曜日, 7月 26

こえでおしごと!第4巻(通常版)

少年エース立ち読みの代償として、D書店で購入。
柑奈の声、MAKOかよ…かみちゅが嫌いだからダメなのかと思ってたけど、スクラン宇宙かけでの声を聞いてもダメだったので、どうやらあの声自体が個人的に受け付けないらしい。

あとがきページでは、サイン会の舞台裏をレポート。
作者「サインだけじゃマズいでしょ、イラストが無いと…。ぼく、紙に絵、描けませんよ」
担当「相変わらず、マンガ家にあるまじき発言をしますよね」
というやり取りは笑った。そして参加者の男性率100%にも笑った。
つーかサイン会って、雑誌の編集部じゃなくて店側が企画するのね…俺も知らなかったよ。

少年エース9月号

今日も休日出勤、遅出勤務、早めに家を出て立ち読み…という昨日と全く同じパターン。違うのは読んだのが少年エース(と、ガンダムエースの読み残し)であり、場所がD書店ということぐらいだな。
立ち読みの代償としては、ネットで注文しておいたエロマンガ(←ちょうど書店に届くのが今日だった)を予定していたものの、新刊コーナーにこえでおしごと第4巻(通常版)が1冊だけ入荷しているのを見れば、こちらを優先するしかあるまい!…明日まで売れ残ってる保証は無いもんね。
毎日ずっと仕事してる割に身体のほうは絶好調だな…と安心していたら、きょうは仕事の途中から恐ろしいまでの睡魔に襲われてしまった。やはり無理しすぎか? といっても、まだまだ休日までは遠いので頑張るしか無いのだが。

RATMAN
オタクの天敵とも言える渋谷系のヒーローなんて登場させて、作者は何を考えているんだ!?と思ったら、けっこうコミカルだわ、バトル弱いわ、それでもヒーローに必要な心意気はしっかり持ってるわ…と、ドン底から一気に評価上昇の当たり回。

てんかぶ
海だ水着だ! 前半は三成メインで、幼児体型ゆえに光秀と貧乳同盟を結んだり、カナヅチを克服すべくサルに泳ぎを教わるお約束の展開。そうやってサルが三成の世話ばかり焼く様子を、気にいらないのが信長。後半は、そんな彼女が嫉妬と寂しさから、サルにワガママ言ったり三成との仲を妨害したり…と珍しく普通のヒロインらしい一面を見せる。
そんな恋愛未満の微妙なやり取りとは無関係に、我らが正宗は暗黒龍のせいで溺れそうになったりと、相変わらずなのであった(笑)。

R-15
吹音の可愛さだけがほとんど最後の頼みの綱なのに、それすらも作画が荒れて危うくなってきた。このままでは単行本の購入どころか、読み続けることさえ困難になってしまうかも。

未来日記
ご都合主義きわまりない「じつは生きてた!」展開を許容できるかどうかというのは、その作品(あるいはキャラ)への愛情を測るリトマス試験紙となり得るな。ヘタレ主人公やヤンデレヒロインにイマイチ感情移入できない身としては、ひたすら過酷な運命に抗い続ける9thこそがヒーロー(←ヒロインじゃなくヒーロー)のあるべき姿だと応援してしまうわけで…だから当然、許す!

ハルヒ
生徒会長の言動はいけ好かないものの、ハルヒを見事にあしらっている様子を見れば、こっちを応援してしまうよね(笑)。
トビラ絵の長門がちょっと可愛く描かれていたので期待したら、後ろのページではキョンの顔面が、それはもうひどい作画崩壊状態になっており、やはりツガノは駄目だと再確認。

イマの魔法使い
キャラデザは最先端と言い難いし、ストーリーに至っては“飼い猫が女の子の姿になって押し掛けてくる”という古典レベル。これでも、今月号に掲載されていた5本の読み切りの中では唯一の合格作品…といっても補欠合格なんだけど、残り4本が全て落第というひどさなので仕方ない。

日曜日, 7月 25

機動戦士ガンダムUC バンデシネ 第1巻

ガンダムエース立ち読みの代償として、K1書店で購入。
ガンダムエース連載時には掲載されていた補足情報ページが無くなっているため、やや分かりにくくなっている部分があるな…とくにシルヴァ・バレトなんて、かなり濃いガノタじゃなければ、どういう機体なのかサッパリ分からない気がするぞ。

ガンダムエース8月号

今日は休日出勤。午後からの勤務なので少し早めに家を出て、通勤電車を途中下車しK1書店に立ち寄る。昨日のV書店では影も形も見当たらなかったガンダムエースが、なぜか普通に平積みされており──でかい付録があるとか、立ち読み不可能なほど分厚いわけでもなく──立ち読み可能の状態だったので、やや拍子抜けしつつ読むことに。
ちなみにアフタヌーン少年エースはビニール袋に入って立ち読み不可…うまく棲み分け(というか何というか)されていたのは幸運と言うべきだろう。
いつも通り富野ですとコラムの一部を残して読み終え、ふたたび電車に乗って出社したのは出勤時間の30分ほど前。時間を食いそうなガンダムW小説が掲載されていなかったこともあり、かなり早めに着いてしまった…これなら残りも全て読んでしまえば良かったか。
代償としては、やはりこえでおしごと第4巻は在庫が無かったので、仕方なく(連載を読んだ勢いに便乗して)UCバンデシネ第1巻を購入することに。

オリジン
表紙を見て分かるように、今月の主役はジオングである。ギレン直轄で開発されていたり、MSではなくMAにカテゴライズされていたりと、細かいところがアニメ版と違ってるな。「あんなのは飾りです」の担当者が小者っぽいデブに変更されていたのは、些細なことだけど改悪だと思う。
ララァを失ったシャアがギレンに泣きつくという流れは納得できるし、そのギレンがシャアにチャンスを与えるのも勝者の余裕(←見え見えの没落フラグだけど)として分からないではない。しかしキシリアのニュータイプ部隊を否定しておいてジオングを開発していたとか、失敗続きでしかも腹にイチモツ抱えているに違いないシャアに敢えてチャンスを与えるとか、やはりオリジン版のギレンは肝心なところが抜けているという印象。
キシリアがドロスに直接乗り込んでワッケイン艦隊を撃滅するとは、相変わらずアニメ版に比べて連邦軍は厳しい状況が続くね。追い詰められたブライトは、途中で途絶したワッケインの遺言に従って──じつは間違って解釈していたらどーするんだ!?(笑)──ア・バオア・クー突入を指示するわけだが、明らかに戦術としてデタラメだよな…艦隊の接近は不可能という前提で、MS上陸作戦を行なうよう決定したわけだし。このままでは「味方が弱すぎるので、敵同士を仲間割れさせて共倒れにすることで、何とか勝利」というZZパターンか、そこまで行かなくてもギレンVSキシリアVS連邦残党による三つどもえ状態になるんじゃないのか?
やはりセイラは要塞に流れ着いたのね…捕らわれるにせよ逃げのびるにせよ、最終的にザビ家のどちらかと対面する展開なんだろうか? 間もなくジオングで出撃するであろうシャアとは、逢えそうにないけど。

安彦×恵子対談
実際に会って話すのは初めてらしい。安彦の解釈によれば、ララァの行動原理の根底には家族を養うことがあり、その象徴として家族の写真を大事に持っていたものの、フラナガン機関での日々の後にはその記憶も失われてしまう…というエピソードによって悲劇性を演出したかったそうな。
でもそういうのって(安彦本人は良い演出だと思ってるのかも知れないけど)後のシリーズの強化人間やら他の作品やらで、さんざん描きまくられ陳腐化してしまっているわけで、やらなくて正解だったと思うぞ。

ジョニーライデンの帰還
敵の黒幕らしき連中が描かれた事からすると、ようやくストーリーの方向性が定まったか? MS-06Gなんてマイナーな機体を登場させるとか、どこに向かってるのか分かりにくいけど、まぁお手並み拝見だな。

ハイブリッド4コマ
監視カメラ越しに、カンペを使って自分への投票を呼びかけるオードリー…キツい要求してるくせに照れているところが可愛い。学長権限を利用して水着コンテスト開催を画策するカーディアスのダメっぷりが素晴らしいです。今さらだが、バンデシネ本編の直後にUCネタだけ集中させる編成は破壊力でかいわ。
そして鉄仮面も、ベラの票固めに大わらわ…ちなみに「セシリー」は無効票らしい(笑)。うーむ「オードリー」も危なそうだ。

逆襲のシャア BEYOND THE TIME
自分でケーキを渡そうとするとか、意外と細かいなローレン。そういう事は部下に任せて、被験者を完全にモルモット扱いするようなタイプかと思ってたよ。
完全オリジナルキャラである被験者たちの個別エピソードまでやり始めたら、メインストーリーからの逸脱が加速しそうだ…CDAどころかエコール並みに脱線するんじゃないかと不安になってきた。

ギャグ シャア
後ろの方にまとまっている4コマ群と異なり、中ほどに独立して掲載されているだけあって面白い。ナナイの恐妻ぶりがハンパなくて、マジ最凶。

ガンダムさん
相変わらずガンダム創世を除いてはツマランな。そのガンダム創世は、ようやくガンプラブームが始まる(←偶然か、今月号では近藤もガンプラブームに関して、自身の体験を交えつつ描いている)一方で、イデオンが打ち切られたことに関連するエピソード。
スポンサーへのプレゼンを終えた後、まったく違う企画内容をスタッフに話す富野の図太さは突き抜けてるな。でも打ち切りに関する冗談を受けて、安彦とポカスカ殴り合うシーンは微笑ましい。

ジオン公国幼年学校
前回に引き続き、予想外にマトモな内容であることに驚かされた。宇宙における航法技術の土台としての物理とか、兵站を把握するための統計学とか、きちんと士官に必要な基礎学問を教えてるし…と褒めようとした矢先に、主人公の母親が教師相手に不倫とか。こんな昼ドラみたいなやり方でドラマを作ろうとしてしまうのが、女性の感性というものなんだろうか。
しかし、かつてGガンがそうであったように、“ガンダムとはこうあるべき”という固定観念に縛られて停滞しつつあるガンダムエース掲載作品の中に、全くの異分子を放り込むことによって新たな方向性を生み出そうという試みは評価されるべきだろう(←ちょっとだけ本気)。
それはともかく、ラストは戦争そっちのけで、真相を知った主人公が教師を殺しに行くドロドロ展開? でもって教師が死に際に「私を殺すことで、きみの人殺しとしての教育課程は修了する。そのために私は、きみの母親と寝たのだ」とか言い出したら、激しく萎える悪寒。

Gガンダム
100ページ超えということで気合いを入れて読もうと思ったら、そんな必要もなくスラスラと読めてしまったので脱力。最後の約10ページなんて、アニメの前期OPそのまま(歌詞付き)だし…同じ演出がオリジンで好評?だからって、真似しなくてもいいのに。どうしてもというなら、見開きページにまとめて歌詞を掲載する仮面ライダーSPIRITS方式のほうが、個人的には好きなんだけど。
原作通りに手堅く進めるのかと思いきや、いかにも島本らしくギャグ演出──爆弾入りのカバンを押しつけ合ったり、ピザで釣って自白させようとしたり──もふんだんに盛り込まれていて、かなりアニメ版とは印象が異なっている…と言っても本放送以来ノーチェックなので、記憶は曖昧なのだが。

カイのメモリー
インターミッションと言いつつ実際は、単行本作業のため1回休みだな。まぁ、ようやく単行本で読めるのは嬉しくはある。

残念!シャア少佐
ファースト第4話ネタ。ブライトの警告に対する反論として、後の作品におけるシャアのへっぽこぶりを皮肉たっぷりに語るワッケイン。しかもわざとスクランブルを外し、シャア本人に聞こえるようにして挑発するとは、なんという策士(笑)。

MS BOYS
俺たちはようやく登り始めたばかりだからな、この果てしなく遠いBOYS坂をよ…。なんという打ち切り臭。まぁどうでもいいや(笑)。

富野です
今月のお相手は、東京スカイツリーを設計した人。富野がこの業界について多少なりと語れるのは、等身大ガンダム建造に関わったからか。地震は当然として、高くなると風の影響も考慮しなければならなくなるのね…日本は地震と台風、両方の影響を受ける数少ない国だそうで。
初期のアイデア出し段階で提示されたという、数々の「SFさながらの珍妙なプラン」とやらを、ぜひ見たかった…社内資料なので公開はNGらしい、残念!

ドルアーガの塔 FLOOR.10

【FLOOR.10】
モンスターコボルト3匹(技量ポイント:7、体力ポイント:4)※
トラップ①女盗賊(縛めを解くと、全ての金貨・食料・ポーション・真珠貝のかけらを奪われる)
②バルコニー
(強風で転倒し、ポーションの瓶が全て割れてしまう)
宝物①フック付きロープ(特定の場所で、特殊な階移動が可能)
②銀鎖のカギ(10階の拷問部屋に捕らわれても脱出できる)
③情報
④金貨7枚
出現方法①老騎士の縛めを解く
②老騎士を助ける
③老騎士と息子を助ける
④老騎士の息子と女盗賊どちらの縛めも解かずに、コボルトの部屋を出る

※1対3ではなく、1対1の戦闘を3回行なう

拷問部屋である。「イシター」でいえばNo.109のTORTUNE CHAMBERで、これは当然ノーマルBGMが流れるのだが、本作においてはドラゴンのBGMのほうが雰囲気に合っている気がするな…切迫感があるというか、長居は無用の場所というイメージがある。
ここは第1巻の折り返し地点となる階であり、第二のセーブポイントでもある。マップデザインとしては、不可逆の強制イベントが連続するという構成上の要求もあって、壁抜けパウダーの効果がない石壁で内壁を囲み、さらに各部屋をつなぐドアも、バネ式のカンヌキによって後戻り不可能にするなど、徹底して一方通行を強いる形になっている。

まず冒頭の、マジックロックされたドアについて。6階のドアは明らかに、メスロンがモンスターの侵入を妨げるために施したものだろう。今回は逆に、塔側が侵入者を遮断しようとして設けたものだと考えるのが妥当か。
ごく一部の例外をのぞいてモンスターたちは呪文を使えないようだから、9階より下にいる連中はここから先に進むことができず、これによって所属が分かれていると推測される。その違いが、ギルが捕らわれたときの連行先の違いにもなっているんだろうな。
しかし、モンスターの生態や社会のバックグラウンドが描かれ始めるのは主に9階以降であることを考えると、この階ではなく9階で分断したほうが、より整合性が増したような気もするぞ。ここで分断してしまうと、9階の連中は(14階あたりからの)食料その他の補給を受けられないんじゃないか…という疑問が生じてしまう。
もうひとつツッコミどころとしては、魔法は苦手だと言っていたクルスが、ここをどうやって突破したのかという点。やはり壁を壊したのか(笑)。でも石壁って、外壁と同じ構造なんだろ? 「ナイトメア」のギルも外壁は壊せなかったわけで…。

最初の部屋には老騎士が捕らわれている。ここでのベストチョイスは「縄を解いてやる」で、アイテムを2つともゲットできるわけだが、このうちフック付きロープは絶対に必要というわけでは無かったりする…12階の謎解きで正解ルートを選べば、何も使わず普通に14階へ上がることができるし、20階から21階へ上がる際にも、カーテンで代用できると記述されているし(←じゃあ、それをそのまま持ち越せばいいのでは?というツッコミは不許可なんだろうな。そもそもフック無しで、どうやって上の階に引っかけるのかも疑問だけど)。そして27階から26階へ降りる時に、改めてハメルーンからロープをもらえば良いというわけだ。
まぁ、持っていて困る物でも無いんだけど、もうちょっと多様な使い道があれば、手に入れる意欲も沸いてくるだろうに。例えば…

①「船」に置き去りにされそうになった時、飛び乗ろうとする際の成功率がアップ
②32階の泉で溺れそうになった時、命綱としてタウルスに投げられる
③51階の吊り橋の間に渡して、ショートカットが可能

などなど…って、どれも第1巻の範囲じゃないな(笑)。あとはメスロンかタウルスに頼んで、40階のバルコニーと42階のバルコニーの間をロープでつないでもらう(←ゴルルグとの対決はどーすんだよ!?)というのも考えついたんだけど、本文を読み返したところ「ロープは届かない」って、しっかり言及されていた。

もう一つのアイテムである銀鎖のカギは、ほかの場所で捕らわれたり死亡することが無いとしても、13階で経験値稼ぎを行なう場合に必要となる。
具体的な用途までは分からなかったはずなのに「手首につけておく」という正しい使い方ができたのは、いささかご都合主義という気もするが、まぁ許容範囲か。次の部屋を調べ回った時に、カギ穴のサイズが合うと分かったので、こんな事もあろうかと使い方をシミュレートしておいたんだよ!…とか、脳内補完しておこう。

老騎士が臨終間際にくれるヒントのうち、11階のものが良く分からない…「奥のドア」とはどのドアで、何を「見る」のだろう?
12階については、初プレイ時にはアッサリ読み流してしまったんだけど、何気なく正解が語られていたんだな。そして重要なのは“どれが正解ルートなのか知っている”ということは“残り2つのルートが不正解だと知っている”ことも意味するということ。
どうやって知ったのか?という具体的な方法としては、息子と2人がかりで探索できるという状況をうまく利用したのではないだろうか。つまり…ドルアーガのメッセージから、3つの道のうち2つがハズレだと知った彼らは、脱出口が開いても直ちに出ようとはせず、まずは1人だけが先行して様子を見に行ったのである。
2人のうち1人だけが部屋を出た場合、出口が閉ざされるのかは不明だが、仮に閉ざされたとしても、室内に残っていた者がもう一度おなじ出口を開けば、出て行った者は簡単に戻って来られるだろう。これを3回くり返し、それぞれの行き先が“1階まで帰る通路”、13階へ上がる階段、14階へ上がる外階段…であることを確認したうえで、ドルアーガのメッセージと照合すれば、正しいルートが判明するというわけだ。
こうして14階へ上がることに成功したものの、けっきょく彼らは敵に捕らわれてしまった。老騎士の素行からすると、ネズミ取りの罠にかかったとは思えないので、たぶんレストランにいたトロール2人組の手に掛かったのではないかと推測。
混戦のさなか、まず息子が捕まり、降伏しなければ殺すと脅された…と仮定すれば、息子がギルに言った「自分が一緒では足手まといになる」というセリフに、うまくリンクするのではないだろうか。

老騎士が捕らわれていた部屋からの出口は2つ。何らかの情報(←この場合は「言い争う声」)がある方へ進むべし…というセオリーに従って北のドアを開けると、押収品の分配をめぐって対立している3匹のコボルトの姿が。
スケルトン3匹にボコられた記憶も真新しいような状況では、この場に飛び込んで戦うのを躊躇してしまうのも致し方ないところ。だが実際には、奇襲による混乱と直前までの対立が影響して、3匹の足並みは全くそろわず、余裕で各個撃破できてしまう…同じ3匹が相手でも、スケルトン戦とは完全に真逆の、かなり楽な戦いなんだよね。

コボルトを始末したら、老騎士の息子を解放することで、彼ら親子のバックグラウンドと12階の謎解きの補足情報を得ることができる。数字ではなくアルファベット3文字を探せ…との事だが、見落としがちなのが“意味のある言葉”という部分。3文字の候補としてはDIEDEDの2つがあり、確率2分の1でバクチを打つしかないように見えたけど、一応ここでヒントが提示されていたんだな。といっても「ソーサリー」の3文字呪文と同じく、基本的な英単語の知識が無いと意味不明なわけで、小学生プレイヤーにとってはちょっと厳しかったんじゃないかと。
ところで、彼らの目的は奪われた王冠を取り返すことだったわけだが、その保管場所は15階の宝物庫と考えるのが理にかなっているだろう…つまり、目的達成まであと一息というところで力尽きたわけで、じつに惜しい。足手まといになるからと離脱してしまったけど、もうちょっと我慢してギルに付き合えば、王冠奪回の念願もかなっていたかも知れないのに。

女盗賊の侵入経路については、いろいろと考えられる。なにしろ盗賊なので、塔の外壁を(40階でタウルスがやったように)よじ登ってくればいいわけだし。いちばん手っ取り早いのは「10階のバルコニーから潜入して、その場で捕らえられた」というパターンだが、さすがに間抜けすぎるか。
コボルトの諍いの元になった金貨については、老騎士の息子がわざわざ持ち込んだとも思えないことから、女盗賊から巻き上げたものと推測するのが妥当だろう。
でも息子は離脱するとき、金貨を全て持って行ってしまうんだよなぁ…ま、まぁ大事な王冠を奪われて取り返すこともできず、しかも父親が死んでしまったとなれば、祖国に帰ったあと彼を待ち受ける運命は決して楽なものではないだろうし、せめてもの餞別にくれてやっても惜しくはないんだけどさ──こっちは、取りあえず必要な分(←テローダスのムニエルを注文できる金貨6枚)は持ってるからね。
話を戻すと、女盗賊の金貨の出どころについて普通に考えるなら、塔に入ってから適当な場所で盗み出したものだろうし、そこから「彼女は、それなりに塔内のあちこちを探り回った末に捕まったのではないか?」という仮定が成り立つ。
もっと上の階から潜入したという可能性は低そうだ…そうであれば、15階の宝物庫からもっと価値のあるお宝を盗み出しているだろうし、どの階に何があるかという正確な情報がない以上、あえて高い階まで外壁を登る意味は無かったはず。
となると、これより下の階という事になるが、これまで見てきたように、下の階にはバルコニーの類は無く、せいぜい5、6、9階に窓が開いていた程度である。窓の大きさについては言及されていなかったので、人が入り込めるぐらいの大きさだとしても問題は無いか。
さもなければ最後の手段…すなわち、ギルと同じように1階の正面入り口から入って、順番に階段を上ってきたという事になる(笑)。
“下から上がってきた”説の場合、8階の壁抜け区画と、10階のマジックロックが障害となりそうだ。そこで立ち往生しているところを捕まったのかもしれないし、ずっと気配を隠して待っていて、やってきた他の誰か(←モンスターもしくは侵入者)と一緒に通り抜けたのかも。あるいはギルにNAZLE(←だよね?)の呪文を唱えたぐらいだから、マジックロックは自力で開いた可能性もあるな…。
それにしてもギルは、しょっちゅう魔法で眠らされてる気がするぞ(笑)。37階のドッペルゲンガーゴルルグはもちろん、47階でもドルアーガの変身体に食らわされるし。まぁ全フロアを通しても18階と20階、それに50階でしかグッスリ眠れないわけで、きっと疲れが溜まっていたんだろう。
実際、塔に入ってからここまで徹夜で進んできた(←バルコニーのところで、夜明けが近いと描写されている)んだから、サイコロを振る余地もなく眠らされても仕方ないか…けっして女に鼻の下をのばして、油断したわけではない。塔に来たのもカイを救うためなんだし、他の女性にうつつを抜かすわけ無いじゃないか!

あと気になるのが、女盗賊に眠らされた場合、目が覚めた時には息子のほうも姿を消していること。ゲーム的な観点で見れば、息子が女盗賊に警戒するよう忠告する記述と矛盾しないための処置なんだろうけど、実際はどんな経緯があったのか想像してみると…
息子が自力で縛めから抜け出せたとは思えないので、やはり女盗賊が解放してやったと考えるべきか? ギルを身ぐるみ剥いでしまうあたり情け容赦ない性格のように見えるものの、じつは義侠心に篤い義賊で、息子の身の上話を聞いて同情したとか。
あるいはもっとシンプルに、息子に好意(←おもに性的な意味で)をもって連れて行くことにしたとか(笑)…まぁ息子は質実剛健な性格みたいだから、たとえどのような運命が待ち受けていようと、任務を放棄して盗賊のもとに身を寄せるよりは、素直に帰国して主君の裁きに従う道を選ぶだろうな。
いっそ両者が協力して塔に再挑戦し、めでたく15階の宝物庫に到達。息子は王冠を奪還し、女盗賊は財宝をガッポリ手に入れ、それぞれ幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし…というのも面白いかも知れん。居眠りしてたギルは全くいいとこ無しだけど(笑)。