日曜日, 12月 30

この空のまもり

月末までの期間限定ポイントは800ポイント弱なので、使わざるを得ない状況。しかしキャンペーンの方は、恒例の<週末の楽天カード使用で3倍に、<ポイント最大10倍キャンペーン>(←今は再びゴールド会員に格下げ中なので、最大で7倍)と<全ショップ対象ポイント2倍!パソコン・ケータイ両方でお買い物したらポイント4倍!>が加わって、ギリギリ10倍となる。
だが、購入候補であるおにあい第1巻は税抜き5180円という微妙な価格で、それ以外の候補としてはコミック類ばかりのため、どうしても合計金額は6000円前後(=倍率にして約5.8倍ぐらいか)となり、実際の合計倍率は10倍より下がってしまう。
<ダイヤモンド会員はポイント4倍、プラチナ会員は3倍>というのも実施されていたので、プラチナ会員だったなら何の問題も無かったんだけど、こういう時に限ってゴールドなんだよなぁ…。

そんなわけで今回は、期間限定ポイントの消化だけを目的として、書籍を購入して済ませることに。だが800ポイント弱となると、購入候補であるトラウマ量子結晶第5巻やちはやふる第19巻では追いつかない(←さすがに2冊まとめて買ってしまうのは、持ち札のムダ遣いだし)ので、ここはコレをチョイス。


作者の芝村裕吏は、やはり一般的には“ガンパレード・マーチを作った人”という認識なのかね? しかしSFマガジンで取り上げられた際には、もちろん“この本の作者として”インタビューを受けており、そこで語っていた作品論やクリエイター論に首肯できる部分が多かったことから──あくまで、それらに対する支持(お布施)として──試しに買ってみることにした。
無論、くだんの記事を読んで作品そのものに対しても興味を抱いたことは言うまでもないが、さて、期待を裏切らない内容なのかどうか…。

なお、どうせ全額をポイントで支払う以上は<週末の楽天カード使用で3倍に意味が無いので、期待薄ながらポイント失効の期限ギリギリまで粘ってみることにしたところ、今日になって<雨の日曜日はポイント3倍なるキャンペーンが実施されたことから、これ幸いと購入することに。
<全ショップ対象ポイント2倍!パソコン・ケータイ両方でお買い物したらポイント4倍!>と合わせて4倍と、いちおうは図書カード並の値引き率を確保できたことになるな(←実際は、端数切り捨てなので劣るけど)。

土曜日, 12月 29

CLAYMORE 第23巻

メガミマガジン娘TYPE立ち読みの代償として、V書店にて購入。


メガミマガジン&娘TYPE2月号

今日は休日。昨日と違って晴れ渡った、大掃除をするにはうってつけの日だったが、どうにもテンションが上がらず、けっきょくは昨日と同じように、日中は仮眠を取ったりiPadをいじって過ごすことに(苦笑)。
夕方になってからやっと家を出たのだが、これは今日に限っては裏目に出た…昨日の時点で図書券が残り1枚になってしまったので、自宅近くの金券ショップを回って補充しようとしたものの、そのうち1軒については、年末ということで通常より早く閉店してしまっていたのである! 他の2軒も同じく収穫は無かったため、このままでは値引き率の低い図書カードを使用せざるを得ない事態になるかも…。まぁ最近は、どの店に行っても品切れ状態が続いていたから、ある程度は覚悟していたけどね。
その後はO書店に赴いたが、こちらもメガミマガジン、娘-TYPEともにシュリンクされており立ち読みは不可。というわけで結局、スーパーで切り餅(←1.8キロで1000円)を購入してから、帰り際に立ち寄ったV書店に、昨日と同じくお世話になることに(苦笑)。

メガミマガジン表紙&巻頭特集は中二病だったものの、どちらかと言えば娘TYPE側での監督インタビューのほうが、読む価値があったように思える。
中二病からの卒業を極めて自然に描いた作品として赤毛のアンを挙げていたけど、あれは逆に中二病を卒業→恋愛という順番だったから、あまり参考にはならないな(笑)。
ところで、インタビューの「シリーズ構成と相談して云々」という文言を読んでふと思ったのだが、後半のシリアス展開が今ひとつに感じられたのは、ヒロインの心理描写が重要であるにも拘わらず、監督とシリーズ構成が両方とも男性だったから…という面もあるんじゃ無かろうか? せめて片方が女性だったなら、もう少し違った内容になっていたかも…まぁ、この点に関しては次作のたまこまーけっとが両方とも女性スタッフであることから、遠からず比較・分析できるだろう(←条件が微妙に異なるので、けいおんとの比較は妥当じゃないと判断)。

ガルパンについては、実際の人気を後追いする形になってしまったが(←なにしろ、この後に及んでも表紙や巻頭特集では扱ってないし…)、いちおう両誌とも記事を掲載していた。
しかしながら、みほの水着ピンナップ(←白ビキニといいポーズといい、安易なエロを売りにしないスタンスの作品としては、恐らく限界と思われるサービスぶり)を載せたメガミマガジンのほうが、美少女アニメ雑誌の本分を貫いているはずなのに、この作品に限っては、戦車や戦闘に関する記述がメインだった娘TYPEのほうが、正しいように思えてしまうので困る…でもまぁ考えてみれば、ストパン関連でも毎月、ウィッチの戦歴およびストライカーユニットの設定を掲載しているわけで、パンツや裸の画像を載せるばかりが美少女アニメ雑誌の在り方と決まっているわけでも無いか。
なおメガミマガジンのほうも、白黒ページのコーナーに載っていた4コマ漫画は、けっこう面白かった…VSサンダース戦で、通信を盗み聞きされていることに気づいた沙織が、撹乱のために恋愛ネタを話し始めたところ、アリサ自身が盗聴そっちのけで食いついてきたという(笑)。

商品紹介のコーナーによると、School DaysのBD-BOXが発売されるらしいけど、あんなの買う奴いるんだろうか? いや、ストーリーがどうのという話じゃなくて、画質の問題ね。
すでに当時からDVDメディア全般に対して、画質的に物足りなさを感じていたけど、とりわけSchool Daysはひどくて、明らかに他作品よりも画質が劣っていたんだよな…ちょっと再生して見ただけでも、放送を録画した映像に較べて著しく不鮮明だと分かったし。
なので、適当にアプコンして済ませる程度じゃ、とても見られたものにならない気がするぞ…まぁ仮に、目が覚めるようなハイクオリティの画質になっていたとしても、改めてBDを買い直すつもりなんて無いから、人柱の報告を(あくまで他人事として)楽しみにしておこう(笑)。

娘TYPEのコミック連載については、なのはForceが休載で、ココロコネクトは最終回。
後者については、原作の時点で(←いや、俺が見たのはアニメ版だけだが)いかにも打ち切り最終回っぽい強引なまとめ方だったのを、そのまま素直にコミカライズしており、その意味では最終回に相応しかったとも言えるか?

娘TYPEのピンナップに、イクシオンサーガDTのマリアンが含まれていたのは、驚かされた…そりゃあ胸は工事済みだし、「娘TYPEの“娘”は、男の娘の“娘”でもあるから問題ない!」とか言われたら反論する気は無い──むしろ大歓迎(笑)──けど、マリアンは“男の娘”というよりオカマ系だから、やはり違和感を拭えないんだよね。
また武装神姫については、やはり関節部分が気になって、素直に萌えられないという…(←キャラデザ自体は好みのタイプなのに)。可動フィギュアを愛好するような人間って、ああいうのは脳内処理して目に見えなくするスキルを会得しているんだろうか? それとも、むしろ関節を見て悦ぶという性癖の持ち主なんだろうか…奥が深いな。

金曜日, 12月 28

機動戦士ガンダムさん ここのつめの巻

アワーズ立ち読みの代償として、V書店にて購入。できれば先にトラウマ量子結晶第5巻を先に読みたかったところだが、どうやら売り切れたらしい。先日、アフタヌーンを立ち読みしようとして訪れた際には、何冊か入荷していたのを確認していたのだが…けっこう人気あるのかね?

予想通り、この巻でガンダム創世は完結。しかしニュータイプエースに掲載されたトミノ伝(←海のトリトンの話)は収録されていなかった事から、「新たなシリーズが始まって、それと一緒に次の巻で収録される」という一縷の望みが無いわけでも無い…と信じたい(苦笑)。
いや、今はガンダムエース本誌を立ち読みしていない(できない)から、状況も分からずに適当なこと言ってるだけだが、もしガンダム創世系の話が無いのであれば、これ以降の購入は打ち止めという事になるな。

アワーズ2013年02月号

今日は夜勤明け。雨がち&寒かったし、すでに年賀状も──今年もウェブポで──作り終えて、今年中にやらなきゃならない事は全て片付いている(大掃除? もうちょっと晴れて暖かい日にやるわ…苦笑)ため、夕方まで仮眠を挟みつつ、ネットとメールの確認を(←改めて、デスクトップPCを立ち上げずにiPadWi-Fiだけで済ませられる無線LANルータは偉大なり…相変わらずブチブチと途切れがちだけど)したり、ダラバーSPやら初音ミクLSPやらを漫然とプレイしたりして過ごす。
ダラバーSPは、レジェンドゼロの捕鯨で初めて2億を超えたりと、かなり好調。しかし初音ミクLSPの方は、レベル15になって、フロア拡張という目標を達成した時が絶好のタイミングだったのに、結局やめる時機を逸して、そのままダラダラとプレイ継続中だったりする(苦笑)。
日が暮れて、室内灯なしでは身動きが取れなくなった頃を見計らって家を出ると、通勤電車に乗ってV書店へ。アフタヌーンの発売日に訪れた際には、付録の四季賞ポータブルのせいでシュリンクされ、2ヶ月連続で立ち読みできないという苦渋を飲まされたワケだが、幸いアワーズ(と、メガミマガジンおよび娘TYPE)は立ち読み可能だったので、胸を撫で下ろす。
とりあえずアワーズを最優先で片付けることにしたけど、メガミマガジンも見本誌形式なので油断がならず、なるべく早いうちに読んでしまう必要があるな…いや、その前に(今日は雨なので行けなかった)O書店の状況を確認するのが先か。

ドリフターズ
表紙&巻頭カラー。といっても本編は、相変わらず巻末の定位置──「定位置は休載で、掲載されているのは例外だろ」なんてイヤミは言わないでおこう(笑)──に掲載されている。ならば巻頭には何が載っているのかと言うと、じつはHELLSINGのOVA第10巻に映像特典として収録された、ドリフターズの短編アニメについての特集でした。
なるほど、今の連載のペースでは、とても普通にアニメ化するのは無理である──とりあえず1クールで序盤の話だけ作って「俺たちの戦いはこれからだ」ENDにするぐらいしか思いつかない──以上、こういったショートアニメを作って、期待感を煽りながら時間を稼ぐ手法も、あながち間違いでは無いかもね。

トランスノイド(テルミン)
新連載。先月から始まった↓も同様だが、どうにも昭和のOVAみたいなSF系の作品が連発しているという印象…メインの読者層が、そういうのを望んでいるんだろうか? まぁ、なにしろ超人ロックが連載されている雑誌だし(笑)。
目次コメントによれば「宇宙やじきた道中」らしいけど、それを聞いても全然おもしろくなる気配が感じられなくて困る。

起動帝国オービタリア
前回はダメ人間と馬鹿にされていたのが、今回はロボットの開発に成功したことで、級友や学校にも才能を認められるというスピーディな展開…いや、確かに展開そのものは早いけど、とくに話が面白くなったわけでも無いから、あまり意味が無いな(苦笑)。
まぁROBOTICS;NOTESなんて折り返し点を過ぎて、ようやく少しは盛り上がってきたところだし、もう少し長い目で見守るべきなのは分かっちゃいるんだが、自宅でゆったりしながら好きな時に見られるTVアニメと違って、雑誌連載のマンガは立ち読みという一期一会の機会で評価されなければならない分、厳しいものがあるのは間違いない。いや「雑誌を買えば、いつでも読めるだろ!」と言われそうだが、それにはまずカネを払わなければならないワケで、本末転倒だし。

スピリットサークル
単行本第1巻には、先月号までのエピソードが収録されているのか…こりゃ購入も検討しなきゃならんかな?
さて今月は、現実世界(現在)に戻って状況を再確認する話。旧友たちや先生までが前世からの因縁だったのは、ちょっとビックリ。しかし(今さらだが)“前世”じゃなく“過去生”というワードには「アクエリオンかよ!?」とツッコミを入れたくなった…でも、こうして普通にiPadの辞書で変換できたし、検索しても普通にヒットするなど、どうやら一般的な単語らしい。俺が知らなかっただけか。
中世(つーか、どちらかと言うと古代か)の野蛮で蒙昧にしか見えない因習にも、それなりの理由があって、一概に否定して捨てることは出来ない…というのは、猫の地球儀を思わせるものがあったけど、こっちはHAPPY ENDで願いたいところだな。

天にひびき
昔は凄腕だったけど今は落ちぶれた老人を、なんとかして立ち直らせる…というエピソード。よくあるパターンだし、内容面でも手堅くセオリーに徹していたんだけど、近ごろのオレ自身が実際に、こういった心身の衰えと、それに並行して嗜好・行動の保守化を自覚させられているせいで、思ったよりもグサグサと心に突き刺さってくるものがあった(苦笑)。
コラムは、チェロに関する豆知識。エンドピンは楽器を固定するためだけでなく、振動を床面に共鳴させる効果もあるとか、音域がほぼ男声と一致することや脚で挟んで弾く姿が「(女性にとっては)はしたない」と思われたせいで“男性向けの楽器”というイメージが根強かったとか、なかなか興味深く読ませてもらった。

ソレミテ
なんかさぁ…逆に“霊なんて実在しないことを証明しようとする企画”になってないか?(笑)

裸者と裸者
こんなマイナー作品にまでサムゲタンのステマが!(笑)

ナポレオン~覇道進撃~
先月の皇帝即位に続いて、今月は元帥叙任の話。これまで未登場だった元帥たち(名誉元帥を含む)も描かれたワケだが、そのキャラデザに時間を食われたのか、いつもより作画が荒れ気味だったような…こんな事なら、いっそ車田正美作品のように、まだ本編での出番が無い連中についてはシルエットで済ませても良かったのでは?(笑)
この時点では、元帥杖を逃したことについて慰め合っていたジュノーとマルモンだけど、お互いの末路を知った後では、相手に対してどのような印象を抱くだろう…その辺りは描写されるだろうか?
ルフェーヴルの件については、ナポレオンの元帥たち-栄光を追い求めた二十六人で読んだから史実と知っているものの、それでも“いかにもこの作品らしい”イカれたエピソードだと思ってしまう(笑)。
あと、初めてスルトを見たとき、亡きドゼーの姿が重なって見えた…というナポの述懐は、史実に基づくものなんだろうか? (おもに性格の面で)両者の共通点と言われても、あまり思い浮かばないような気がするけど。

日曜日, 12月 23

ホビット ~思いがけない冒険~ 鑑賞

今日は休日。晩からは友人たちと忘年会の予定だったが、「それならば、ついでに」という事で、昼間のうちに希望者が集まり、近場のシネコンでホビットを鑑賞することになった。見に行くこと自体は以前から決まっていたんだけど、参加者のうち1人はカレンダーの通りにしか休めないため、ちょうど日曜日である今日ならば、忘年会と一緒に済ませられるから一石二鳥というワケだ。

そうしてスケジュールが固まった直後、ガンスリ第15巻の特装版を探してA書店まで遠征した際、ついでに立ち寄った金券ショップにおいて前売り券を簡単に入手。安く買うことができて、先月のヱヴァQを当日券で見てしまった仇が討てた(笑)と喜んだ半面、前売り券がダブついているらしい様子に、一抹の不安もよぎる。
実際に入館して周りを見回してみても、客の入りは思ったほどでは無く(←すでに冬休みに突入した後の、連休2日目の午後という好条件。しかも先週より上映回数を絞られたにも拘わらずである)、原作ファンとしては少し寂しいところ…まぁ、大半が3D版や字幕版に流れた可能性もあるが、そこまでは分からないので何とも言えない。
やはり日本では、欧米に比べて作品の知名度が劣るのは致し方ないのかね…。かく言う俺自身も、やはり“あの指輪物語が映像化された”というだけで満足し、多少の減点ポイントには目をつぶって絶賛したという面は否定できないわけで(←もちろん、非常に良くできていたのは間違いないけど)。
それが二回目となると、どうしても慣れてしまって初回のインパクトには及ばないし、おまけに原作のポテンシャルとしても──どれだけ追補編などからエピソードを持ってきて膨らませたところで──前作よりスケールが小さいという根本的なところは変えようが無い以上、なかなかロード・オブ・ザ・リングを超えるのは難しいだろうな。

とはいえ、前作を凌駕できる可能性があった唯一の切り札──言うまでもなくスマウグのことだが──をほとんど見せないまま次回に温存したのは「後になって振り返ってみると、手痛い読み違いだった」という事にならないか心配…。とくに欧米ほど原作の人気と知名度が浸透していない日本では、いかにロード・オブ・ザ・リングの実績があるにしても、本作だけ見て「前作より面白くないね」とか早合点されてしまっては、次が無いわけで。
前作における黒の乗手バルログのような、恐ろしげで魅力的な敵が登場せず、全般的に緊迫感が不足していると思えるのもイマイチ…まぁ、これは原作の“児童文学らしさ”を再現することを優先したとも解釈できるか…ゴブリンの王なんて完全にコメディ系で、怖がらせるよりも笑わせに来てるし(笑)。メリーピピンがいた前作と違って、今回はホビットがコメディを担当するわけには行かなかった…という理由もあるかね。
児童向けのように、コミカルな要素を前面に出した…というと、スターウォーズのエピソード1を思い出すな。どちらも“3部作×2のシリーズ構成で、第2シリーズの1本目”という共通点もあるし…って、そんな駄作フラグは勘弁(苦笑)。まぁ、あっちはファン層の若返りが主な目的だったらしいから、事情は異なるけど。

あと、前作では無理やりアルウェンの出番を増やしたことについて否定的だったが、今になってみれば仕方なかったと思えるな…今回なんて、前回よりもさらにヒドくて、ほんとに登場人物はオッサンとジジイばっかりだし(笑)。原作に無かったガラドリエルの出番を設けたのも、むしろ当然の処置とさえ思ってしまったり。
それにしても、主要キャラの個性が立っていない──そのくせ、数だけは前作よりも多い!(苦笑)──のは困りもの。前作のように種族のバリエーションが豊富じゃなく小人系ばっかりなので、まず見た目(身長差)で差別化を図ることもできないし。ただ1人、例外的に長身のガンダルフは、それ以前にキャラが立ち過ぎているうえに単独行動を頻繁に取るから、あまり意味が無いという…。
まぁ、これも原作準拠だから仕方ないし、やたら数の多いドワーフたちも、できるだけ体格や装備を多様化しようと努力はしているんだろうけど、一方で主人公格であるトーリンを目立たせる必要もあって、悩ましい問題だわな。

…と、自分の中で事前にハードルを上げてしまったせいで、辛口の意見になってしまったけれど、同伴した友人2人には概ね好評だったようだし、俺も次回には期待しているわけで、是非とも信頼に応えて欲しいところ。

火曜日, 12月 18

初音ミクLSP

ヒマつぶしのつもりで始めたのに、気がついてみれば誰よりも早く(←少なくとも、状況を把握できるフレンド30人の中では最速で)レベル11まで成長させてしまっていたという…(苦笑)。いや、でも課金はしてないから!(←制作スタッフとしては、迷惑きわまりない話だろうな。こんな事していると、ますます課金プレイヤーが優遇されるようなゲームバランスに偏ってしまうかも…)
まぁ、さすがに申し訳ないから、デフォルトの2曲でパーフェクトが取れたら、次の曲(有料)を買ってチャレンジしてみるかね。これがダラバーSPだったら、クロニクルモードの全星系で合計10万円ぐらい払っても惜しくないんだが(←実際、1ゲーム=100円として、それぐらいプレイしまくってるし…)、アップデートまだぁ?

ミクLSPに話を戻すと、べつにミク厨でもない俺がハマってしまったのは、“アクションゲームとしての”スペシャルライブの面白さに尽きる…鉄球を避けながら、ひたすらハートをキャッチするだけというシンプルな内容なんだけど、ティンクルスタースプライツの連爆のような、本能に訴える爽快感があるんだよね。見た目に反して、けっこう難易度は高いし(←今だにパーフェクトは1回しか取れていない)。

巡業ライブで見て回ると、非常にこだわりを持ってインテリアの配置されたライブハウスもあって、どうやら“楽しむ”ことを目的としているプレイヤーも多い様子。俺のように、“攻略”するという姿勢でこのゲームに臨んでいるのは少数派なんだろうか? まぁ、このゲームの場合は「レベルを上げたから偉い」というワケでも無いしな。
レベルを上げるには、スペシャルライブを開くかトレーニングするか。後者にはカネが必要で、そのカネを稼ぐためには、やはりライブを開いて客からチップを得るしかない…というわけで結局、“より多くライブを開いた者の勝ち=ゲームをプレイできる、ヒマな時間の多いプレイヤーが有利”という結論に行き着くんだよね(苦笑)。まぁ“課金最強”よりはマシなんだろうけど。

しかし、細かい方法については工夫の余地があり、そこが吝嗇家たる俺の本領を発揮できる部分でもある(笑)。基本的な攻略法については、ゲーム内のヘルプや他所のサイトを参照するとして、そういう定石から外れた“下品な”テクニックについて、幾つか書き連ねてみよう。

●得られるチップの額を、なるべく多くする。
・客1人あたりのチップの相場は“ごうかさ”によって決定されるので、できるだけ“ごうかさ”が上昇するようなインテリアを配置するのが基本だけど、あまり多く配置すると今度は、収容できる客のキャパシティが減ってしまうのでバランスを心がける。
・“ごうかさ”の上昇度はインテリアのカテゴリーによって決まっており、カテゴリーが同じならば、高級品でも安物でも上昇度は変わらない模様。だから、見映えなんて気にしないで(笑)なるべく安い品を数多く配置したほうが有利。
・フレンド登録したプレイヤーが巡業ライブに来てくれたり、こちらから出かけるとスクラッチカードをゲットできるが、その景品のうち、“ごうかさ”を大きく上昇させる物は配置し、それ以外は売却して資金を稼ぐ。上昇度が同じであれば、なるべく高値で売れる物から優先して処分するように。
スタッフは直ちに解雇する。ドリンクの配布しか能がない(←これって、客のボルテージを上げるだけなのかね? それなら別に、スペシャルライブを開けば普通に上げられるし)うえに、客1人分のスペースを無駄に食ってしまうので、むしろ邪魔。

●スペシャルライブで、ハートをキャッチしやすくする方法
・非常に重要なのは、曲の選択…正確に言うなら、背景に流れるミクのダンス映像の選択である。きめ細かくカットが切り替わったり、スポットライトの光が映り込んで眩しかったり、カメラの視点が激しく動き回ったり、あるいはミク自身が激しく動き回ったり、肌の露出している部分(←顔など)をアップで映し出すような映像が多く流れる曲は、なるべく避けるように。
これは、そういった映像が背景に流れていると、ハートが見えにくくなって、取りこぼす確率が上がってしまう為である。デフォルトの2曲で比較するなら、マージナルよりも荒野と森と魔法の歌のほうが、難易度が低い…でもダンス映像だけ見ると、個人的にはマージナルのほうが好きなので困ったものだ(笑)。やっぱりカットがビシバシ切り替わったり、カメラアングルもグリグリ回ったほうが、見ていて楽しいし。ダンスについても同じく、バリエーションが豊富でアクティブに動き回るほうが、そりゃ見ている分には楽しいに決まってるわな。
・同じ理由で、ミクのモジュール(衣装)についても、できるだけハートが埋没しないような物をチョイスする。まず肌の露出度に関しては、どの衣装も大差なさそうなので、決め手は布地のカラーリングということになるか…白や明るい色が多く使われている物は、着せないのが無難。そんなわけで俺は、“オリジナル”をそのまま使っている…べ、べつに衣装代をケチっているわけじゃないぞ!

日曜日, 12月 16

GUNSLINGER GIRL 第15巻 with Libretto!II (特装版)

ニュータイプ立ち読みの代償として、A書店にて購入。

そもそも最初に電撃大王を読み始めたキッカケは、よく覚えていない。現光景として思い浮かぶのは、当時(='98年秋クール~'99年冬クール)WOWOWで放送されていた鉄コミュニケイションのアニメ版に関する巻頭特集で、それからしばらくは、漫然と鉄コミを読んでいたはずだけれど、それが目当てというほど入れ込んでいたワケでもなかった(←当時としても、微妙な評価の作品だったし)。
一方、同じ頃に創刊された電撃ホビーマガジンも読んでいたが、ある時そこに──自社作品の宣伝企画として──掲載されていた榊さんのフィギュアと、本編4コマを何本か選りすぐった宣伝ページに興味を惹かれる形で、あずまんが大王を読み始めることになり、そのままズブズブと深みにハマっていった感じだな。
思えば、当時“電撃系のアニメはハズレばかり”というジンクス(←鉄コミ銀河戦国群雄伝ライなんてどーでも良かったけど、ブギーポップをあんな駄作にしたことだけは許せん…まぁ当時は、まだラノベをアニメ化するノウハウが手探り状態だったから、致し方ない面があったのは承知しているが)を最初に打ち破ってヒットを飛ばしたのが、あずまんが大王だったっけ。
それはさておき、あずまんが大王の連載終了とガンスリの連載開始が同時期であることから考えても、あずまんが亡き後の電撃大王を読み続けるうえで、最大の牽引力として存在したことは間違いないだろう。そして、電撃大王本誌を読まなくなった後も読み続け、この作品の終了とともに、俺の電撃大王との関わりも完全に終わったというわけだ。


ニュータイプ2013年01月号

そもそもの発端は、例のGUNSLINGER GIRL第15巻の発売日の件。けっきょく特装版も通常版と同じく、15日の発売らしい…と判明したのは、その当日になってから(苦笑)。
ところが、あいにくの空模様なのでO書店までチャリンコで行くのは難しい状況。しかも当日は泊まり勤務であり、V書店やK1書店が開店するよりも早く出勤しなければならず、こうなると最後の手段は、休憩時間を利用して仕事中に抜け出し、D書店に赴くしかない…のだが、残念ながら通常版しか見当たらなかった。せめて、どちらも売っていなかったなら「入荷が遅れているのかも…」という希望も抱けたのに(苦笑)。
さらにネット書店のほうも軒並み、売り切れ状態だったり…例によってAmazonでは中古品が、転売目的と思しきボッタクリ価格で売りに出されているし(怒)。

そんなわけで、明くる16日になってから、必死で探し回るハメに…まずは夜勤明けを終えて帰りの電車を途中下車し、K1書店とV書店をチェックしたものの、やはり売っているのは通常版のみ(←こうなるのは分かり切っていたはずなんだから、出版サイドも特装版をもっと多めに刷っておけよ!)。そして家に帰ると直ちに──選挙?そんなモンは後回しだ!(笑)──チャリンコに乗ってO書店に向かったが、結果は同じ。
こうなると、あとは馴染みがある本屋としてはK2書店ぐらいなのだが、望みは薄いし、位置的にも遠いうえに孤立している。それならば、駅前繁華街に居並ぶ大手書店を片っ端から見て回るほうが確率も高いだろう…と判断。振り返ってみれば、iPadを買おうと思い立ったとき以来、駅前繁華街に行くのも久しぶりだな。

ついでなので、残り3枚まで減ってしまった図書券を補充すべく、ルート上にある金券ショップにも立ち寄ってみたものの、あいにく成果なし。だが、目当てのGUNSLINGER GIRL特装版のほうは、2番目に訪れた繁華街最大クラスの書店(←今度いつ来ることになるか分かったもんじゃないけど、いちおうA書店と名付けておこう)にて、結構あっさりと見つけることができた。
で、「どうせ買うのなら、立ち読みの代償にしよう」と考えてアニメ雑誌コーナーに行ってみたところ、アニメディアはシュリンクされていたが、ニュータイプはフリー状態で立ち読み可能であり、読ませてもらうことにした…というわけだ。
なお、前日に訪れたD書店では、逆にアニメディアのみ見本誌形式で立ち読み可能だったけど、わざわざ読みに行くかどうかは、まだ決めていない。ちなみにO書店は、両誌とも立ち読み不可。K1書店とV書店については、ガンスリの事しか頭になかったせいで、アニメ雑誌をチェックするのを失念してしまい、不明(笑)。
あと、帰路につく前に、A書店と同じビルにテナントを構えている金券ショップを覗いてみたところ、図書券は無かったがホビットの前売り券を1290円で売っていたので、一緒に見に行く友人の分も含めて購入…これは想定外の収穫だった。

表紙&巻頭特集は、マギ。まぁ巻頭と言っても“幾つかある特集のうちのひとつ”みたいな位置づけで、編集部としても、どのように評価すべきか決め兼ねているのかも?
キャラ人気投票を見ても、今ひとつ伸び切れていない印象だし…とはいえ、上位にいるのはSAOゴティックメードといった角川系だから、実質的にはトップクラスなのかも知れないけど(そういう点も含めて)外様の作品としては、これが精一杯なんだろうか。

で、それ以外の巻頭特集としては、まず中二病たまこまーけっとという京アニ作品ペア…って、アニメージュと同じかよ!(笑)まぁ六花がキャラ人気投票で2位ということを考えれば、妥当な扱いではあるんだが。
ところで、氷菓先月から大きく順位を落としていたりするんだけど、まさか六花の躍進とバーターだったりしないよな? 制作会社で投票先を決めるような“京アニ原理主義者”みたいなのが、そんなに多数いるとは考えにくいし…つーか、考えたくねぇ(苦笑)。まぁFate/Zero勢も同じように、男女両部門において下位に後退しているから、恐らくはトレンドの変換期ということなんだろう。

ただしゴティックメード勢の上位ランク入りについては、そういうトレンドとは無関係だろ!(笑) こちらも相変わらず巻頭での特集が続いているけど、さすがに上映の始まった(←つーか、もう終わったのか? こちらが受け身でいる分には、まったく情報が入ってこないので、ほとんど話題になっていないように思えるんだが…)今月がピークだろうし、さほど人気が長続きするタイプとも思えん…とか言って、かつてのアニメージュランキングにおけるナウシカみたいに、アンタッチャブルで1位を占有し続けたりしたらどうしよう(笑)。
ちなみに今月は、謎の男(笑)と謎の女(笑)、そのほか約1匹の、中の人たちのインタビュー記事を掲載。どうやら(FSS世界とのリンクなども含めて)ネタバレ禁止を徹底されていたらしく、なかなか自分の演じた役や作品について語ることができずに、ストレスが溜まっていた模様…だからと言って、作品タイトルをはぐらかしたまま一方的に感想をしゃべって電話を切るとか、それじゃただの“怪しい人”みたいだろ!(笑)

新世界よりは、瞬の中の人──12歳バージョンと14歳バージョン──同士による対談。キャラクターの心理に関する解釈や演技プランを相談したり、出番が無いにも拘わらずアフレコに立ち会ってもらったりと、かなり気合いを入れて協力しながら、キャラを作り上げていったという感じだな。
そこまで入れ込んだ作品なのに、制作のゴタゴタによって作画・演出が足を引っ張るような形になってしまったのだから、同情を禁じ得ない(涙)。

来年の業界展望で興味深かったのが、
東京スカイツリーによって、東京MXだけで首都圏を幅広くカバーできるようになる

番組側としては、MX1局だけで済ませた方が都合がいいので、UHFの存在感が低下

これまでUHFに頼ってきた地方では、視聴できない作品が増加
…という経緯によって、地域格差が拡大するという懸念。
もっとBSデジタルでの放送やネット配信を前倒しで行なうことができれば、簡単に地域格差なんて無くせると思うんだが…そういう“誰でも思いつくはずの、簡単なこと”が、いつまで経っても実現されないという事は、それなりの理由があるんだろうなぁ。

イベントレポートで気になったのが、しろくまカフェのBD購入者を対象に開催されたイベント。掲載されている写真を見ると、思ったよりも多くの参加者が写っているんだよね…BDの売り上げ枚数から考えると、購入者に占めるイベント参加者の割合はかなり高いという計算になるわけで、ひょっとして買った人の大半は、このイベントに参加するのが目的で買った声優ファンなんだろうか? 俺みたいに、作品の面白さに対するお布施としてBDを買ったというのは少数派?
まぁ、そういう“イベント参加権をエサにしてBDの売り上げを伸ばす商法”も、喜んで釣られる者の存在があってこそ成り立っているのは事実だし、一概に否定はできないか(苦笑)。

金曜日, 12月 14

アニメージュ 2013年1月号

今日は有休。昨晩とくに何かしたワケでも無いんだが、目を覚ましたのは昼過ぎというスローペース。ただし起きた後は、無線LANルータの接続に成功したり、英雄伝説IIのラスボスに勝利してクリア達成したりと、先日からの懸案をまとめて解決。とはいえ、まだアニメ雑誌には全く手をつけてないし、そろそろ年賀状も作らなきゃならないし…で、忙しないことには変わりない。
にも拘わらず──無線LANの接続に成功したものだから──ついついミクLSPをやり込んでしまったりして、出かける気分になったのは陽が暮れてから(苦笑)。この時間からだと、図書館が閉館するまでにアニメージュを読み終えることができるか微妙だったし、先に書店でニュータイプアニメディアを立ち読みする方が確実ではあったのだが、どうせ後日GUNSLINGER GIRL特装版を購入するために再び赴かなければならないので、それなら二度手間になるのは避けるべきだろう…と判断。けっきょくアニメージュを優先することにした。
しかし、いざ読み始めたところ、なぜか疲労感から激しい眠気に襲われ、読む時間と眠る時間が半々というペースになってしまい、遅々として読み進められず、どうにか半分ほど読破したところで時間切れに。残り半分については、17日の休日に読了。

表紙&巻頭特集は、たまこまーけっと…って、これは意外すぎた。巻頭特集はともかく、これじゃまるで、今期は表紙を飾るに値する作品が無いみたいじゃないか! まぁアニメージュ読者的には、そうなのかも知れんなぁ…今さら黒子のバスケというのも体裁が悪い(←記事そのものは、今月も変わらず掲載されているけどね)だろうし、イナズマイレブンは近ごろ、あまりアニメージュ読者層には受けないような展開が続いている感じだし。
まぁ実際には、新作であるたまこまーけっと単体というより、現行作品である中二病と合わせて京アニの特集というのが正確なところであって、むしろ中二病のほうが多くページを割り当てられているものの、こちらも第11話の内容を見るに、手放しで賞賛できる雰囲気でも無くなって来たしなぁ…最終回で一発逆転できれば良いんだが。
まさか編集部は、中二病が失速すると見越して、新作のたまこを先行して取り上げたのでは?というのは、さすがに勘ぐり過ぎか。つーか、そのたまこにしても、個人商店だの商店街を題材にして、人間同士の絆を描く…なんてスタンスは、──少なくとも、現時点での情報を見たかぎりで受ける印象としては──二重の意味で(←普通の意味に加えて、すでに昭和ノスタルジーのブームは過ぎ去ったという意味においても)時代錯誤のように思えるんだが。まぁBGMに関する話の中で、「ノスタルジックな方向を志向するのじゃなく、あくまで現在の話として」と言っていたし、そこはキチンと考えているのかね。

劇場版イナズマイレブンVSダンボール戦機については、別冊付録にて大々的に特集。コラボ相手の人気を間借りする形とはいえ、ようやくダンボール戦機も、これほどのページをかけて取り扱われるようになったか…。
しかし──けっこう内容に関するネタバレも含んでいた(←まぁ、もう公開された後だから仕方ないか)──監督の解説によると、やはり相当数のキャラに見せ場を作りつつ話をまとめるという無茶な構成上、どうしてもキャラの言動やストーリー展開から、不自然に感じられる部分を完全に取り除くことは難しかったようで…まぁ、そういうのはイナイレで慣れているから、多少のことは大目に見るけどさ(苦笑)。

OVAレビューは、2本とも個人的には興味ない作品だったものの、テイルス・オブ・何たら──シリーズ多すぎて良く分からん(苦笑)──の最終巻では、珍しくあさりよしとおが☆4つだったり、おとボク2の第2巻では、あさり(☆3つ)よりも厳しい評価をつけたレビュアーがいたり…と、なかなか波乱に満ちた内容だった。
しかし“お嬢様学校なのに、安物のパイプ椅子を使っているのはオカシイ”とか、ツッコミのレベル高いなー(苦笑)。

キャラ人気投票では、プリキュア勢が大挙してランクインするという予想外の展開を見せた。もちろん作品そのものが面白い(←俺は見てないから、よく知らんけど)のは言うまでも無いとして、これまで毎月のように記事を掲載し、地道に布教を続けてきた編集部の努力が実ったという面もあるだろうし、多数派を占める腐女子勢に押されて散り散りの状態だった萌えオタ票が、ようやく行き場となる作品を見出して殺到したのではないか…とも考えられる。
まぁ何であれ、これで俄然おもしろくなってきたのは間違いなく、来月以降どのような展開を見せるのか楽しみだな。

英雄伝説II 終章

風ザナはI(全12章)からII(全6章)にかけて文字通り半減したのに対し、この英雄伝説シリーズは1(全6章)から2(全5章)なので、それほどボリュームがダウンしたという印象は受けないな…前作の地上世界をそのまま引き継いだうえに地下世界も加わったことで、むしろ空間的には増大しているとも言えるし。
改めて本作を振り返ってみると、ダンジョンがブロック単位に区切られていなかったり、異様に長い一本道や似たような構造の分岐を繰り返し登場したりと、正確なマップの作成を困難にさせようという意図が見受けられる。その影響もあって地下世界が広大に感じられ、また実際に踏破するのに相当の時間と労力を要したことから、少なくともボリューム面では満足すべき内容と言えるだろう。

ただし、そういった評価をもたらした地下通路も、この終章においては出番なし。また新たな街や住人も登場せず、ひたすら最終決戦の舞台となるグロストス城を攻略していくことになる。
城の内部は、部屋と通路を組み合わせたスタンダードなダンジョンや、それを見下ろす上層のキャットウォーク、城壁の上や中庭などバリエーション豊か。中には、イースサルモン神殿を彷彿とさせる造りも見受けられたが、次々と発生するサブクエストに翻弄されて各所を走り回らされた向こうに較べると、本作はシンプルな展開を見せる。

いちおうレジスタンスの侵攻(←陽動を含む)という背景に沿った形で進んで行くワケだが、何度も行ったり来たりする必要はあまり無いし、マッピングしなくても多少の試行錯誤を繰り返せば確実に先へと進める程度の複雑さ(←これはサルモン神殿や、その前のダームの塔以来の、ファルコムの良き伝統だな)なので、大して手こずったという印象は無い。

モンスターに関しては“普通に強い”と言ったところか。どちらかと言えば呪文を使ってくる奴が多いため、どんな特殊能力を持っているのかという点を期待していた身としては、あまり楽しめなかった(苦笑)。
しかも、ほんとに終章かよ?と疑いたくなるほど、出てきた連中は次から次へと眠りに落ちて行くし…中ボス(←出現位置固定、BGMもボス戦用)と思しきブラックナイトですら例外ではなく、ほとんど「もう聖なる杖だけでいいんじゃないかな」状態だったワケで、やはりこれはゲームバランス的に違和感ありと言わざるを得ない。

終始こんな感じだったならともかく、第3章が難易度的にピークだったというのは、どう見ても歪だろう。ここは“英雄伝説=ドラクエもどき”という原点に立ち帰って(笑)、ならば英雄伝説IIドラクエ2に該当するから、そのラストはロンダルキア並みに過酷な戦いを強いられるようにすべきだったのでは?
特殊能力で面白かったのは、せいぜいバイオレッドの眠り無効化ぐらいかね…で、上述したように聖なる杖があまりにも有効だったものだから、パーティ内で最も強さが低くすばやさの高い(←レベルアップ時におけるパラメータ配分は、デフォルトのまま弄らず)フローラに常備させるような流れになったのは、ある意味で必然だった。その結果、フローラ聖なる杖を使って、バイオレッドを眠らせる→すぐにバイオレッドが起きる→またフローラが眠らせる→またまたバイオレッド起きる…という、激しくもバカバカしい応酬が展開されたのだった(笑)。


マップ、モンスターともに、さほど手ごたえを感じられないまま進んでいくと、いつの間にやらラスボスの待ち受ける最深部までたどり着いてしまった…と、ここで中ボス戦をはさんだ後、アトラスが唐突に「ここから先は一人で行く」とか、ちょっと前に聞いた覚えのあるセリフを言い出したもので、思わず笑ってしまう…いや、本来こっちの方が先に制作されたことは分かっているけどさ(笑)。
しかし、アクション方式のイース風ザナならばともかく、本作のようなターン制コマンド方式では、ラスボスとタイマン勝負しても盛り上がらんだろ(笑)…ドラクエ1のVS竜王戦ぐらいが精一杯ではないかと。

…で、仲間たちの暖かい説得(笑)をあっさり受け入れて、やっぱり全員で攻め込むことにしたものの、これまでと違って、なぜかパーティーメンバー全員がゾロゾロと金魚のフン(←要するにドラクエ、もしくはグラディウスのオプション)状態で連れ立って歩くようになって「何じゃこりゃ?」と思ったら、渡っている途中に橋が崩れて、最後尾のシンディが谷底に転落するというイベントのための演出でした。

むぅ、これは落下した衝撃でシンディの仮面が割れる&記憶を取り戻す展開だな、きっと。ラスボス戦でパーティーが窮地に陥ったところに、絶妙のタイミングで駆けつけてくれるに違いない! …と思いきや、戦いが始まる前に早々と戻ってきちゃったよ(笑)。
つーか、シンディの正体って、あの白竜だったのか…確かに辻褄は合うな。クリアした後に改めて、直前のセーブポイントからやり直し、シンディの転落後に関係者への聞き込みを行なって、納得。とはいえ、じゃあ(シンディローという俺の説は、半ば冗談だったにせよ)途中でフェードアウトしたローは、結局どこへ消えたんだ? エンディングにも見当たらなかったし…俺が気づかなかっただけ?

さて…いよいよラスボス戦だが、さすがに初戦は第2形態の連続攻撃の前に、為す術もなく敗北。けれども、確かに圧倒的な強さではあったものの、どちらかと言うとラスボス戦用に貯め込んでいたビスナの実(←全員のMPを完全回復する効果)が、じつは戦闘中には使用不可だった…というマヌケな計算違いのほうが、苦戦の原因だったような気がするぞ(苦笑)。
ともあれ今のままで勝つのは難しいだろうし、もうちょっとレベルアップしてから再挑戦しようと考え、とりあえず城の最深部に近い場所を往来して、ザコモンスター相手に経験値を稼ぐことに。
そこで偶然、エリクサーがあった部屋に再び迷い込んだところ──普通なら一度開いた宝箱は空っぽになるはずなのに、この宝箱だけは特殊な仕様らしく──元どおりになっていて、もう一度エリクサーをゲットすることができた。
ひょっとして、こうして何度でも復活するのなら、持てる上限いっぱいまでエリクサーを回収し、それを利用してゴリ押しでラスボスを倒す…というのがデザイナーの意図なんだろうか?とも思ったが、あいにく仏の顔も三度までらしく、4度目に部屋を訪れた時には、件の宝箱は空のままになっていた。

仕方なく、エリクサーを3個だけ携えてラスボスに挑み、またもや全滅。しかし、その際たまたま苦しまぎれで使用したレストナキノコ(←全員のヒットポイントを500ずつ回復する効果)が、けっこう有効なのではないか?と思いついたことから、これを買えるだけ買い込んだうえで三度目のチャレンジ。
ラスボスが第2形態になった後は、オビスで即死させられてしまうリスクを回避するため、インパスダナムといった補助呪文を唱える手間も惜しんで、いきなりサイレスを使って互いの詠唱を無効果。
そのせいで与えられるダメージが少なくなり、ますます戦いが長引いてしまったものの、アトラスシンディの2人による攻撃力の総計は敵の回復力を上回り、確実にダメージを累積させてゆく。そして攻撃手段を持たないランドーフローラの両名が、キノコを用いた回復役に徹することで敵の猛攻を耐え切り、ようやく勝利することができた。

ストーリーを適当に聞き流してきたせいか、エンディングを見ても今ひとつピンと来ないというか、そもそも「ところで、こいつ誰だっけ?」みたいなキャラが多くて困る(苦笑)。(人間体としての)シンディが欠けた分の賑やかし役というわけか、いつの間にやらレジスタンスの娘──名前忘れた(笑)──が、ヒロイン2号みたいな位置づけに収まってるし。

ところで、アトラス“皇太子”ということは、あの後継者がいなかった王国は結局、アトラスの王国と合併して、帝国になったって事かね? 本編内でも──俺が覚えているぐらいに(笑)──しつこく言及して伏線が張られていたから、べつに唐突というワケでも無いんだけど、一般的には“王国が主人公サイドで、帝国は悪役サイド”というイメージが強いので、ちょっと違和感はあるな。


プレイを終えての総合的な評価としては、前作と同じく“凡作どまり”といったところか…まぁシステム面に関しては、RPG黎明期の作品と比較するのは酷だと思うものの、やはり先行作品との類似性が強いという印象は拭えない。ストーリーも凡庸だし(←この点については、もちろん時代性を考慮しなければならないけど)、風ザナソーサリアンのように──いささかゲームの本分からは逸脱するが──BGMの質と量が圧倒的であるというような、独自の強みを有するわけでも無い。
敢えて良かった点を挙げるとすれば…地下世界のマップが、それなりに手応えがあった事ぐらいかね。ワープや隠しドアといった搦め手に頼ることなく、普通の通路の分岐だけで、あれだけ眩惑させられたのだから大したものだ…この点では、ストーリーやBGMのような副次的な要素に依存せず、純粋に難しさを売りにしていた時代のRPGに近い位置づけの作品と言えるのかも?

火曜日, 12月 11

無線LANルータ購入

今日は休日。昨日が夜勤明け+残業というハードワークだったのに加え、英雄伝説IIをクリアしてしまおうと徹夜でプレイ──しかも夜食さえ摂らずに!──した煽りを受けて、目が覚めたのは正午を過ぎた頃。
けっきょくクリアできなかった事もあって(←ラスボス強すぎだろ! 今後かなりレベルアップを重ねなければ相手にならないだろうし、その単純作業の面倒臭さを考えると、気が滅入る)、まったくテンションが上がらなかったけれど、とりあえず起き出して朝食だか昼食だか分からない食事と入浴を済ませ、ATMで資金を補充した後、自宅近くの歯医者へ定期検診に赴く。
健診では特に大きな異常も見つからなかった事から、予想よりも早く終わってしまい、ジャイロゼッターが始まるまで半端に時間の余る状況に。O書店でアニメ雑誌を立ち読みするのも可能なほどだったが、あいにくチャリンコがパンクしており、足が無いんだよね…というわけで、近場の自転車屋まで出かけて修理してもらうことにしたのだが、どうやらタイヤ自体が寿命を迎えているため、丸ごと交換する必要があるとの事。

直るまで約15分かかると言われ、その間ずっと店内で待つのも退屈──何より、寒いし(笑)──だったので、近場の家電ショップまで足を伸ばすことにした。目的は無線LANルータの購入…すでに今日は、歯の定期検診とチャリンコの修理代を合わせて、およそ8千円の出費となっており、それなら財布のヒモを緩めた勢いに乗じて、さらに2千円ぐらい追加で払ってもいいという気分だったんだよね(笑)。
もちろん今日になってから唐突に思いついたワケじゃなく、夏場に節電を徹底していた頃から、もしもWebブラウジングとメールがiPadで可能になれば、電気代の高い時間帯に、バリバリと電力を食うデスクトップPCを立ち上げなくて済むな…とは考えていた。
しかしながら、それで節約できる電気代(←せいぜい月に数百円ほど?)のために、それよりも高い値段のルータを買うというのも気が進まず、せいぜいNTTのポイントと交換できる商品の中にルータが含まれており、ほかに目ぼしい品物も無いため、いずれポイントが貯まったら交換してもらおうか…ぐらいの気持ちだった。ちなみに今のペースだと、ポイントが貯まるのは再来年の夏ごろという、ほんとに気の長い話だったりするのだが(笑)。
とはいえ、冬にも節電を求められるような状況となって、また先日ダウンロードした初音ミクLSPがオンライン状態でのみプレイ可能という仕様──つまり、自宅では遊べない(笑)──だった事もあり、無線LAN環境を構築したいような雰囲気が俄かに盛り上がってきたんだよね。まぁミクに関しては、ゲーム自体は無料(←間違っても、この俺が課金なんて絶対するわけがないし)だったのと、当日の勤務が泊まりの待機シフトだったので、暇つぶしのために遊び始めたものであり、遠からず飽きるだろうけどね。

以上のような理由から、とりあえず家電ショップを覗いて、手頃な価格のモノが見つかったなら購入を検討する…というスタンスで臨むことにした。ちなみに事前のネット調べでは、ワゴン行きとなった型落ち品を2千円で手に入れたケースがあったらしいので、それを基準に…とか考えていたら、本当にそのまんまワゴン処分品として、2千円で売られてやがんの!(爆)
ここまで来れば間違いなく天の配剤だろうと、迷うことなく購入し、自転車屋まで戻って修理されたチャリンコを受領した後、これに乗って帰宅。

しかし改めて同機種を検索してみると、こっちの方が安かったり…しまった、早まったか!
しかし、相場を調べるついでに価格コムのレビューにも目を通したんだが、ロクなこと書いてねぇ! こりゃ地雷を踏んじまったかな…と、嫌な予感に襲われながらも接続手続きを始めようとしたら、なんとセットアップディスクが読み込めないという事態が発生! そこからかよ!?
まぁワゴンセール品だったし、けっこう長いこと売れ残っていたのかも…という覚悟はしていたが、この展開は読めなかったわ(笑)。コストを削減しようとして、バルクのCD-ROMに焼いたんだろうなぁ…セットアップディスクなんて最初に1回しか使わないだろうから、造ってすぐに売れてしまえば問題ないという見通しだったのかも。
まぁ導入ガイドには一応、CD-ROMを使わなくてもセットアップできる方法も掲載されていたものの、これがIPアドレスだのDNSだのといった良く分からない設定を直接いじくり回す玄人向けの作業で、はっきり言って俺にはチンプンカンプン…とりあえずセットアップガイドとネット情報を参考にして、いろいろと試してみたけど反応なし。
こりゃCD-ROMだけじゃなく、ルータ本体まで昇天しているのでは? ならば返品するのが妥当かと諦めかけた頃、封入されていた何枚かの説明書の中に“お問い合わせの前に”と書かれた物があるのに気がつき、そこに記述されている通り、CTUとPCの間にルータを配置してみたところ、ようやく繋がった!


いや…それは良いんだけど、ルータって本来はCTUと互換関係にある物じゃないの? こんな感じで。


CTUの後ろに、追加するような形で使うというのは、何か間違っているような気がするんだが…。ただでさえCTU、モデム、ひかり電話アダプタと、合わせて3つもの器具が並んでゴタゴチャしているのに、この上さらにルータ用の置き場所とコンセントまで用意しなけりゃならないとか…頼むから、もうちょっとスッキリさせてくれ!(泣)

そこで試しに──ほんとに良く分かってないので困る(苦笑)──AP(アクセスポイント)モードに切り替えて、CTUとPCの間につなぐのではなく、CTUの余っているLANコネクタから、PCとは別口のラインを引いてみることにした。

実際にやってみたところ、IPアドレスなどの厄介な設定をしなくても簡単に接続することができたし、これなら(間に挟んだ機器がボトルネックとなって、PCの通信速度が低下するかも知れないという)余計なリスクも避けられる。
また、ルータの電源が必要なのはiPadを使う時だけなので、コンセントの問題が解決するというメリットもあるな。iPadはPCの代替品という位置づけ(=双方を同時に使用することは無い)だから、もし必要ならばPC用のコンセントを抜いて、そこにLANルータのコンセントを差し込んで使えばいいワケだ。

日曜日, 12月 9

英雄伝説II 第4章

サクサクとシナリオが進行し、このまま順調に行けばクリアできてしまうのでは…なんて調子のいい期待が心の底に湧き上がってきた矢先に、またもや「待った!」をかけられた。皇帝によるレジスタンス狩りが行なわれた後、どのように行動すればいいのか分からなくなったのである。
とりあえず、残っている住人たち全員に対して念入りに聞き込みを行なった(←また前回と同じパターンである可能性も想定し、それぞれ2回ずつ会話を試みて、セリフが変化しないか確認した)結果、レジスタンスたちがベルンの収容所とやらに連れ去られたことは分かったけれど、その正確な場所に関する情報は得られないまま。
どうでもいいが、その過程においてモーガンのセリフには苦笑させられた。

その通りなので、なにも言い返せない(笑)

また、水路で遊んでいた子供から“秘密基地”について新たなセリフを聞かされたことから、もう一度グロストス城に侵入すればいいのかと考え、念を入れてマッピングしながら城内の区画すべてを巡ってみたものの、見落としていた部屋や通路などは無く、ムダ骨に終わった…多分この会話イベントは、本来ならば最初に城へ潜入する際のヒントとなるはずだったのだろう。ところが、俺が先を急ぐあまりワプの翼を使ってダイレクトに突入したせいで、すっ飛ばされたままになってしまい、それを今ごろになって回収したから、時系列を勘違いしてしまった…と。

さて、こうなると手つかずで残っている場所は、ウイルの街ぐらいしか無いはず…以前に訪れた際は、北門の近くまでしか進入できなかったんだよね。で、いちおう北門まで行って、どうにか進入できないものかと試したけれど、成果なし。途中、ランダムで歩き回っている街の住人のひとりが、たまたま画面内に入ってきたので戦士の笛を吹いてみたものの、やはり反応せず。
ならば、前章から存在を仄めかされていたウイルとの隠し通路を利用するのかと思って、その話題が出たキュベラに赴き、それらしい仕掛けを探し回った末に、ようやくベッドを横にズラすことで現れる隠し入口を発見。

なるほど、「もう治った」と言っている子供が、ずっとベッドに寝かされ続けていたのは、これを見つからないようにするためだったのね…なかなか巧い伏線だわ。

こうしてウイルの中心部に辿り着いた後、皇帝に背いて逃亡したというガードの隊長を探すため再び地下道に戻り、これを発見。そこからボス撃破までは、一本道のストーリーとなっていた。
ボス戦は、レスの呪文に加えて噛みつき攻撃による体力奪取まで行なうドラストゴースト2体を従えており、さらに毒攻撃も使用する厄介な相手。まずはダメもとでプアゾをかけてみたら、予想に反して有効だったという(笑)。おいおい、これで勝利とか拍子抜けだろ…と思ったら、やっぱり簡単に中和しやがった(怒)。それなら最初からレジストしろよ…ぬか喜びさせられた俺が、アホみたいじゃないか!
というわけで、第2章のボス戦で得た教訓に従い、インパスダナムを唱えて地味にダメージを増大させる戦法を用いたところ、さほど苦労することも無く勝利できた…やはり、第2章が最大の難関だったな。

一方、ザコモンスターについては、今までのところでは第3章がいちばん厳しかったという印象…とくに気功ウサギには苦しめられた。4章のザコ戦に関しては、攻略の総合的な難易度と似たような感じ…要するに、前半は余裕で後半は平均レベルという事ね。
妖魔火砲は、前半に登場する敵の中でも最大の打撃力を誇り(←そのくせ、なぜかレベルアップすると真っ先に経験値ゼロになるのが謎…MAGE系モンスターから得られる経験値の少ない、Wizからのインスパイアだろうか?)、ブラムナの呪文を連発する姿はインパクトがあるんだけど、実際には2~3発ぐらい連続で食らったとしても、ほとんどレス1発で簡単に治ってしまうんだよね。
しかも、こっちはパーティメンバー全員がレスを習得しており、そのストックが枯渇するよりも早いペースで再充填されるため、まずパーティが全滅することはあり得ないという…敵の視点に立ってみれば、無限の回復力を持つ相手と戦っているようなもので、さぞかしウンザリさせられているだろうな(笑)。
まぁ、この章からはパーティ側もようやくブラムナヒュドナを使えるようになるので、これまでの通常攻撃+回復呪文というワンパターン戦術からは解放される。その事を意識してか、後半に登場するモンスターの特殊攻撃には、これら全体攻撃呪文での対抗が有効というケースも多い…ニュートが産んだ子供はヒュドナで一掃できるし、エビューンの吐き出すバブル(←本体を攻撃しようとすると破裂して、パーティ全体にカウンターダメージを与えてくる)は、ブラムナを使えば安全に処理できる、という具合に。
正直なところ、べつに全体攻撃呪文に依存しなくても、これまで通りに通常攻撃+回復呪文でのゴリ押しで倒せないことは無いんだけどね…確かに全体攻撃呪文を使ったほうが早く始末できる半面、回復呪文に比べて再チャージされるまでの時間は長くかかるので、差し引きすればトントンなんじゃないかと。けっきょく、敢えて全体攻撃呪文をチョイスする理由としては、ズバズバとダメージを与える爽快感ぐらいしか見当たらなかったり(苦笑)。

木曜日, 12月 6

英雄伝説II 第3章

有休2日分を合わせて、実質的に4連休。この機会にできるだけ先に進めたいところであり、まずは地下にマッピング漏れが無いか確認するため、丸一日を費やして徹底的な再調査を行なうも成果なし。さらに、全ての街の住人に改めて聞き込みを行なってもストーリーが進展する気配は見られず、こりゃ本格的に詰まったかと諦めかけた深夜。
最後に、いちばん怪しいモーガンの家に戻って戦士の笛を吹いたり密造酒を使ってみたりと、思いつく限りの行動を試したのだが、じつは連続して話しかけたらアッサリ説得に応じてくれることが判明して、思いっきり脱力させられた…(苦笑)。
ともあれ、これで話が進む。モーガンが掘ってくれた穴からプロスの収容所に潜入して、囚人たちを解放。その中に含まれていたマスターたちが竜の卵を停止させる方法を教えてくれたので、さっそく実行することに…それにしても、竜の卵がモンスターの創造装置であるなど、古代から残る技術や遺跡が超科学文明の産物であることは仄めかされていたが、マップを閲覧できるヨシュア系のアイテムまでが、その一部だとは思わなんだ(笑)。

竜の卵から湧いて出るモンスター連中は強力だったものの、プアゾの呪文が比較的よく効いたのと、たまたまヌカッチから手に入れた回復のヨロイ(←これってユニークアイテムなんだろうか? できればフローラランドーの2人分は欲しかったところだが、Wizじゃあるまいし、レアアイテムだけを目的に大量虐殺する気にもなれなかったので、先を急ぐことにした)のおかげで、どうにか互角に戦うことができた。
こうして3つあった竜の卵を順番に停止させてゆくと、最後のひとつの内部で待ち構えていたボスと対決することに。さて第2章のボスよりも凶悪だったらどうしよう…という心配は全く不要で、一度も敗北することなく初戦で勝利をおさめることができた(大笑い)。



火曜日, 12月 4

1月のコミック新刊発売予定

予想どおりの不作ぶり…。

01/04 夏目友人帳 15 緑川 ゆき 420
購入確定。

01/04 小説・夏目友人帳 村井 さだゆき/緑川 ゆき 680
こんなのも出るのか…。アニメ版のシリーズ構成担当(←ただし第3シリーズ以降)だから、それほど原作のイメージから逸脱したモノは書かないと思うけど、さてどうしたものか?

01/23 リマスターズ! 1 みやざき 明日香
昇り調子に面白くなってきたし、不作の月ということもあって、いちおう購入確定。もうちょっと絵柄が好みならば、まったく躊躇しないんだけどね。

あと、ヤマモト・ヨーコの最終巻が2月に発売決定だそうで。

追記
01/26  のろガール! (2)  久遠 まこと  588
中古待ちが妥当なんだけど、不作だから買わざるをえないか?

べるぜバブ第19巻

先日娘TYPE立ち読みの代償として、K1書店にて購入。


日曜日, 12月 2

機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより― (2)

メガミマガジン立ち読みの代償として、V書店にて購入。


安彦良和がオビで絶賛…って、これじゃまるで、ほかの作品を全否定しているみたいにも読めるな(苦笑)。まぁ実際、安彦としては「Zガンダム以降は無いもの」という扱いなのかも知れんが。

そもそも雑誌での連載時から、掲載が不定期になりがちでページ数も少なかったりと、あまり制作状況が芳しくないことは伺えたし、あとがきで作者自身が
>色々あって、後半はちょっと詰め込んだ
と語っていることからも、かなりの難産だったのではないかと憶測。
とはいえ、その割には(急展開や尻切れトンボの幕引きといった)いかにも打ち切りと思わせるような雰囲気は希薄で、もし雑誌掲載時の状況を知らずに単行本を一気読みしていたなら、「普通にまとまっている」という印象を受けたかも知れない。
これは、もともと真相や黒幕に関して深く言及せず、煙に巻くような語り方をしていたおかげで、いざ風呂敷をたたむ段になっても、同じように適当に誤魔化すことができた(=正史における重要な事件や人物との関連性をガッチリと描かずに済んだ)ことが大きいのかも。

個別の評価としては、(やはり本家であるファーストガンダム関連が別格扱いになってしまうのは、致し方のないところだが)ミハルに関する話は当然として、マチルダとの写真撮影エピソードについての補完も、ポイントが高かった。
とくに後者は、「記録を残すということは(補給部隊の活動と同じく)戦時下において数少ない、生産的な行為である」という、いかにもマチルダの言いそうな言葉が、“ジャーナリストとしてのカイ”の原点となったという解釈で、かなり妄想の度合いが濃いにしても、いい話だと素直に思えるものがあった。

こうして単行本を読み終えたことで、ネタバレ回避のために──ガンダムエースを立ち読みできなくなって以来ずっと──封印してきた本スレを、ようやく読めるようになり、それによってバムロコウ・シュウゲンの名前の元ネタに関して知ることができた。
なお、前作(カイレポ)や第1巻には掲載されていた作者と編集者の制作裏話が今回は全く載っていなかった件に関しては、純粋にコスト(=ぺージ数)の問題だそうな。それなら仕方ないだろうけど、その代わりガンダムエース本誌のほうに掲載されたと知って、複雑な心境…さすがに、それだけの為に今さら本誌を読む気にもなれないし。


メガミマガジン&娘TYPE1月号

今日は有休。昨晩は眠り方が悪かったのか、身体のあちこちが筋肉痛を訴え、しかも疲れが取れていないという最悪の目覚めだったので、とりあえず二度寝。それで少しはマシになったものの、街宣車のがなりたてる大声で叩き起こされた(←そう言えば、正式な選挙期間は今日からスタートだったか…これから2週間は、落ち着いて昼寝することも難しそうだな)せいで、今度は気分が最悪に。
さすがに三度寝を試みるのも憚られたので、とりあえずウォーミングアップの代わりに、漫然とダラバーSPなんぞをプレイし始める…すでに先日、ハードランクをバースト封印してクリアしてしまった──ただしミッション8-1だけは例外(←つーか、あれは無理ゲーだ)──ため、もうスコアを伸ばすぐらいしか目標が無いんだけど、適当にプレイしているせいで、まだ伸び代は相当ある感じ。とはいえ今さら、突き詰めて攻略する気力も無いんだけど、ひとまずオリジンダークフレイム戦とアサルトG.T.戦でハイスコアを更新することができた。

それに気を良くして家を出ようとしたところ、なんと雨が降ってきやがった…そんなに俺を自宅に引きこもらせたいのか!?(苦笑) やむなくチャリンコでO書店まで行くのはあきらめ、一縷の望みを託して通勤電車に乗り込み、K1書店を覗いてみることに…ここは基本的に、大半の雑誌類がシュリンクされるのだけれど、なぜか全くフリーの状態で陳列されているケースが稀にあるんだよね。
ちなみに先日アワーズを立ち読みした際、V書店でメガミマガジンを立ち読み可能なことは確認できたが、娘TYPEは見当たらなかったし、D書店では両誌とも入荷していたものの、いずれもシュリンクされて読めない状態だったので、実質的にO書店が最後の希望、あくまでK1書店はダメもとで…というスタンス。
ところが、今日は色々とネガティブな出来事が積み重なったせいで幸運ゲージが貯まっていたのか、この賭けは見事に俺の勝利…メガミマガジンは見当たらなかったけれど、娘TYPEはフリー状態で立ち読み可能だったのである!

というわけで、さっそく読んでみたものの、むしろ読めなかった方が幸せ(←立ち読みの代償を購入せずに済んだ…という意味で)だったのでは?と思いたくなるような、スカスカの内容だった。
表紙&巻頭特集がSAOというのは、角川系としては極めて妥当なチョイスと言えるが、とくに読みごたえのある記事では無かったし。むしろ、巻末側に掲載されていた編集者の座談会
で語られていた話題のほうが、少しは興味を惹かれるものがあった…もともとSAOはwebで相当の文量が発表されていたので、いざ文庫化するに当たっては、不人気のために途中で出版が打ち切られるようなことの無いよう、あらゆる手立てを尽くしたとか。
ところで、ピンナップの露出度が下がっているような気がするのは、俺の錯覚か…? コンテンツのイメージダウンを避けるため上品に徹する必要がある中二病ガルパン、武装神姫などに限らず、そういった心配とは無縁なはずの作品まで、全裸じゃなく水着だったり、下着じゃなく着衣だったりと、妙に保守的な格好で描かれているケースが多かったような…。

なお立ち読みの代償については、カイメモ第2巻は陳列されていたのだが、図書券を補充し忘れていたことに気づいたので、購入は後日に先送り…まぁ娘TYPEメガミマガジンを、それぞれ別の店で立ち読みせざるを得なくなったのに対し、代償の候補が(今日のところは)1種類しかない以上、どちらか一方では購入を先送りするしかないワケで、その意味ではちょうど良かったと言えなくもない(苦笑)。
そんなわけで、いったん帰宅して図書券を補充。その後、ふたたび通勤電車に乗って今度はV書店に赴き、メガミマガジンを立ち読み。ついでにアルカディアも、新連載のダラバー4コマだけは目を通したものの、これは全く面白くなかった。
立ち読みを終えた後は近場のスーパーを巡回して、バーゲン品の洗剤と袋ラーメンを買い漁る。とくに袋ラーメンは、この冬を乗り切れそうなほど大量に買ってしまって、持ち帰るのが大変だった(苦笑)。

メガミマガジン表紙&センター大特集は中二病。ちなみに巻頭特集はリトバスだったけれど、ページ数や記事の充実ぶりから見ても、中二病のほうが重きを置かれているのは明白。
監督インタビューの「六花が中二病になったのは、父親の死が原因ではない」という話には違和感あったけど、これは現時点(=第9話まで視聴)での感覚であって、今後の展開を見るまでは何とも言えないか。第10話から、何やらスゴいことになるという情報もあるし(←NT誌のキャストインタビューだったっけ?)。

それ以外の作品に関しても、娘TYPEでは扱っていないタイトル(←ハヤテジャイロゼッターまで)も含めて、アニメディア本誌と同じで幅広く取り上げており、またピンナップについても、明らかにサービス度で娘TYPEを凌駕していた。
ただし新作については、まじかるすいーとプリズム・ナナだの、閃乱カグラだの、どうにも期待感に乏しいタイトルばかりという印象…まぁ、この点に関しては編集部の落ち度じゃなく、全て作品自体の問題だけどさ。

金曜日, 11月 30

乙女心は恋の色

アワーズ立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをV書店にて購入。
ほかの購入候補としてはカイメモ第2巻という手もあったが、そちらは今日の時点で3冊も残っており、これなら後日メガミマガジンを読んだ場合でも充分に買えるだろうと判断した。


アワーズ2013年1月号

付録のフィギュアがパッケージングされているせいで、どこの書店でもアフタヌーンが立ち読み不可能に…ということで、今月は何も読まないまま今日まで至ったワケだが、最早ここまで来ると“月末進行”でも何でも無いな(苦笑)。まぁ別にマンガ雑誌を読まなくても、他にやりたい事orやらなきゃならない事は色々あるし、読めなくても大して困らないよねー…って、そりゃマンガも売れなくなるわ(爆)。

それはさておき、今日は早出勤務。仕事中やたら眠くて少しヤバかったりもしたが、何とか無事に乗り切った…のは良かったんだけど、休憩時間は睡眠を最優先して食事を十分に摂らなかったせいで、むしろ眠気よりも空腹に悩まされることに(苦笑)。
なので、ひとまず帰宅して食事と仮眠を済ませ、コンディションを回復させたうえで立ち読みに臨む…という選択肢もあったのだが、ヘタすると心が折れて再び家から出る気になれず、そのまま先送り→翌日に赴いたものの、すでにアワーズは売り切れていた…という最悪のケースに陥らないとも限らないため、ここは鉄の意志に基づいて帰りの電車を途中下車し、V書店での立ち読みを断行。
ところが、いざ訪れてみるとアワーズは平積み&在庫が3冊に昇格しており、これなら明日に先延ばししても大丈夫だったかも…と、ちょっと拍子抜け。いや、安定感が増したのは喜ぶべきことなのだが。
ただし──メガミマガジンはフリー状態だったものの──娘TYPEが見当たらなかったのが不安要素だな。とりあえず、他店も見て回ったうえで判断することになるだろうけど。

起動帝国オービタリア(大井昌和)
巻頭カラー&新連載。このタイミングだと、どうしてもロボティクス・ノーツとカブって見えるな。異世界うんぬんというところはデュアル!ぱられルンルン物語あたりも思い出すし…と、あまり建設的でない物言いは控えておこう。まだ導入部だし。
だが少なくとも、キャラやメカのデザインが「続きを読みたい」と思わせる魅力に欠けるのは事実…せっかくの巻頭カラーなのに(←いまどき、CGじゃなく塗料を用いたアナログな塗り方をしていたのが、アワーズっぽいと言えなくも無いけど)。
煽り文句を信じるなら、ジャンルは──“本格SF”の部分はともかく──“ジュブナイル”らしいが…ほんとに文字通りの意味なら、アワーズの中では浮いてしまいそうだ。

スピリットサークル
表紙で大々的に来月発売の単行本を宣伝しているものの、とりあえず第1巻は保留だな。
本編のほうは、捨てられた赤ちゃんを育てるという展開に「すわ光源氏か!?」と少し焦ったが、さすがにそんな不健全な方向には進まなくて安心した(でも内心では、ちょっと残念…笑)。
石に頭をぶつけて死ぬという呆気ない最期とか、走馬灯が駆けめぐる中で人生に満足しながら死んでいくあたりは、いかにもこの作者らしいテイスト…と思いきや、かつて殺した“魔女”が全くの冤罪だと聞かされて暗転するに至り、どうも今回は前作(惑星のさみだれ)より毒気が強いらしいということを、改めて突きつけられた。

それでも町は廻っている
ひどい夢オチだ(笑)…いわゆる“夢オチ”とは違うけどね。このエピソードって今回で終わりじゃなく、次回に続くのか? 歩鳥の捏造する“真相”とやらを聞いてみるのも面白そうだが(笑)。

天にひびき
たまには気分を変えるために、学内やオケという狭い内輪の世界から離れて、普通に人たちと交流するのも大事…という話。そりゃまぁ、病院を慰問するのに黒い服はマズイわな(苦笑)。そして子供の心を掴むために、最初はジ◯リ系などのポピュラーな曲を選択するのがベター…と、さすがはプロだけあって的確なアドバイス(←こういう場合は、JASRACの心配しなくていいんだっけ?)。
良回だったのは確かだけど、メインヒロインの登場しないサブエピソードのほうが面白いというのも、ちょっと問題のような気がするぞ(笑)。

ソレミテ
今回の第1候補だった東京タワー(←それなりに心霊スポットらしい)は、ちょうど企画の当日にバブル期を回顧するイベントが行なわれており、ジュリアナの姉ちゃんたちが踊ったりの大騒ぎだったそうで、とても霊が出る雰囲気じゃなかったとか(大笑い)。
そして第2候補の増上寺(←タワーの近くにあり、こちらも心霊スポットとの事)も、その日は盆踊り大会で(以下同文)…って、おまえら、ワザとやってるんじゃないだろうな!?(笑)
そもそも東京タワーを選んだ理由が「小野寺を困らせるため(←描くのが大変だから)」とか、しょーもない理由だし(笑)。しかし、ことごとく計画が狂ったからといって、将門の首塚にまで手を出すのは、さすがにシャレにならんだろ。こんなフザけた企画で、祟られても知らんぞ…。

AGEHA
本編のほうは、いきなり小学生になって何事かと思ったら、漂流教室ネタでした。巻末に掲載された、コミックス第1巻発売の告知ページにおけるインタビューによると、作者としては、この作品のアイデア元はゲームブックなのかね?(←火吹き山とかソーサリーとか、懐かしいタイトルが…) てっきり「次はループものでもやってみるか。いま流行ってるみたいだし~」みたいな、安易な発想で始めたのかと(笑)。

裸者と裸者
お姉さん×男の子のシーンが、ノルマとして毎回描かれるようなら、大喜びで単行本を買うんだけど(笑)。

ナポレオン~覇道進撃~
ようやく皇帝即位。しかし、そこまで至る経緯を普通に描写するだけではなく、画家ダヴィッドが戴冠式の絵のモチーフを見出す過程にスポットを当て、そこからナポの本心につなげる構成が巧い…んー、でも“本心”というよりは“理想”というのが近いか? 実際には、他者に何かを与えることに喜びを見出すよりも、自分のやりたいようにやってるだけだし(笑)。まぁ自己の保身と栄達が、フランスの繁栄とイコールで、しかもそれに成功しているうちは良かったんだろうけどね…。
最近は──勿体ぶるのをやめたのか──普通に出番の多いサン・ジュストだが、とうとう今回は(直接的には、ダヴィッドに対する助言という形とはいえ)ナポの栄光を飾り付ける手伝いをしたことに…いいのかそれで!? 今回の話だけ読むと、ただのツンデレにしか見えんぞ…なんつーか、前章では敵だったキャラが、味方になる前触れであるかのような。まさかねぇ、ハハハ…。

土曜日, 11月 24

GA 芸術科アートデザインクラス Blu-ray BOX、超訳百人一首 うた恋い。 三【完全生産限定版】【Blu-ray】、機動戦士ガンダム ハイブリッド4コマ大戦線 IV、べるぜバブ第14巻&第15巻

前回は強気の姿勢でパスを決断したものの、とくに根拠があったはずも無く、じつは内心かなり不安だった(苦笑)わけで、今回こうして無事に、ほぼ同等の状況が巡ってきたことに胸をなで下ろしているというのが、正直なところだったりする(笑)。

前回と異なる点としては、まず<ハッピー検索デー 楽天ツールバーのウェブ検索利用でポイント2倍キャンペーンが無くなって、代わりに<全ショップ対象ポイント2倍!パソコン・ケータイ両方でお買い物したらポイント4倍!>が実施されていること…まぁ名義が変わったけど、ポイント倍率が2倍であることは同じだ(笑)。
次に、今回は<11月12月新作予約DVDブルーレイポイント5倍キャンペーンが実施されるため、<「楽天ブックス」と「楽天市場の対象ショップの中古品」両方のお買い物でポイント5倍は利用しないことにした…もちろん利用すれば更なる倍率アップを達成できるわけだが、その条件となる中古コミックの購入候補にも限りがあるので、今後のために取っておこうというわけだ。

これに、毎度おなじみの<週末の楽天カード使用で3倍と、まとめ買いによる<ポイント最大10倍キャンペーン>(←今回はプラチナ会員に戻ったわけだが、倍率はゴールドと変わらず、引き続き最大7倍となる)が加わる。
後者について正確に計算しておくと、今回の購入候補であるGA 芸術科アートデザインクラス Blu-ray BOX超訳百人一首 うた恋い。 三【完全生産限定版】【Blu-ray】、さらにガンダム ハイブリッド4コマ第4巻をまとめ買いすると、合計で21257円(税抜きで20245円)となり、<ポイント最大10倍キャンペーン>1400ポイントが得られる。うち、通常ポイントは201ポイントなので、1400/201=約7倍という計算に。
というわけで今回の倍率は合計約13倍となり、高額のBOXを購入するにも充分なレベルとなった。

なお超訳百人一首には、さらに<アニメキッズ DVD/ブルーレイ/CD ポイント2倍キャンペーンも適用される(←キッズ…なのか? いや、もらえるモノは何でも頂戴するけどさ…笑)。
それにしてもハイブリッド4コマは、ずっと買う機会に恵まれないまま、そのうちリアル店舗では品切れ状態になってしまい、どうしたものかと悩んでいたところだったけど、結果的には上手いところに収まってくれたものだ(笑)。



…と、ここまで書いた直後に、ちょうど日付が改まったので購入手続きを行おうとしたところ、事態は急変。なんと、以前に買い物かごに入れた際には“3-5日以内に到着”扱いだった超訳百人一首が、今は“3-7日以内に到着”(=キャンペーンの対象外)に変わっていたのである! こういった、キャンペーンの条件を成立させないための嫌がらせについては、ネットでも激しく非難されているところだが、とうとうこっちにも被害が及んだか…。
状況が好転する可能性に賭けて、夜まで粘り続けた(←逆にGA BD-BOXまでがキャンペーン対象から脱落してしまうリスクもあったワケで、なかなか胃の痛くなる1日だった)ものの、あいにくと無駄骨に終わり、いよいよ選択を迫られることに。

待っている間も無為に時間を過ごしたわけではなく、いちおう代替となる購入プランも検討し、超訳百人一首を劇場版のけいおんもしくはストパンに差し替える(←この場合、まとめ買いキャンペーンのボーダーラインとの兼ね合いから、ハイブリッド4コマを買わなくて済む)という案が浮かび上がった。
しかし前者は基本値引き率が22%しかない点に足を引っ張られ、後者はジャケ買いのリスク(←まだ中身を見てないし…)を払拭できなかったのに対し、この4日間限定である新作ポイント5倍キャンペーンのアドバンテージが決め手となって、結局は超訳百人一首を購入することに決定。
ただしGA BD-BOXハイブリッド4コマだけでは、合計15973円という中途半端な金額となってしまい、まとめ買いキャンペーンで獲得できるのは700ポイントだけ。これを倍率に換算すると、700/151≒4.6で、わずか4.6倍となり、ほかのキャンペーンと合わせた最終的な倍率は、GA BD-BOX11.6倍超訳百人一首9倍ということに…。
これでは購入の基準となる10倍(BOXなら12倍)に届かないため、先日はスルーした<「楽天ブックス」と「楽天市場の対象ショップの中古品」両方のお買い物でポイント5倍を復活させ、倍率の底上げを図ることにした。

相変わらずジョニー・ライデンの帰還第5巻が購入できない状況なので、最新の第18巻がけっこう面白かったべるぜバブを、未購入分を遡って第14巻と第15巻セットで買うことにする(←500円以上なら送料無料となるため、1冊だけ買うよりも2冊まとめて買ったほうが得なんだよね)。
また、1冊あたりの価格320円から、この中古本ショップ限定で賦与されるポイント(←プラチナ会員なら6倍)と<全ショップ対象ポイント2倍!パソコン・ケータイ両方でお買い物したらポイント4倍!>、そして<「楽天ブックス」と「楽天市場の対象ショップの中古品」両方のお買い物でポイント5倍、さらにスマートフォンアプリ限定!エントリーで全ショップ対象ポイント4倍も加わって(←このキャンペーンを適用させるため、わざわざiPadに楽天市場アプリをダウンロードして、そちらから購入手続きを行なう…ちなみに楽天ブックスは、このキャンペーンの適用対象外)、合計で14倍のポイント分を引くと、実質的な価格は320-3×14=278円となった。
もし自宅近くの古本屋で20%引きセールの日に買うとすれば、300円の20%引きで240円となることが想定されるので、差額は240-278円×2冊=76円のマイナス。しかし一方でGA BD-BOX超訳百人一首については、上記の倍率に<「楽天ブックス」と「楽天市場の対象ショップの中古品」両方のお買い物でポイント5倍が加わることにより、それぞれ15.6倍および13倍となるため、中古本のマイナス分を埋め合わせてもなお、充分に購入条件を満たすことができる。



それにしても今回は特に、キャンペーンの概要について混乱した記述が目についた。

もう、何が何だか…(苦笑)。けっきょく“iPadで楽天市場アプリから購入した”場合には、対象に含まれるのかどうかサッパリ分からん。
あの手この手でキャンペーンの対象に例外を設けて、なるべくポイントの賦与を避けよう…というセコい魂胆なのだろうけど、あまりに条件を複雑化し過ぎて、自分で自分の首を絞める結果になってるような。

火曜日, 11月 20

ちんちこちん こあくま

ニュータイプアニメディア立ち読みの代償としてネット注文したものを、V書店にて購入。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q鑑賞

そろそろネットのネタバレ回避に気を回すのも疲れてきたし、さっさと見てしまうことに決めた。昨日が早出勤務で今日は遅出勤務だから相当の空き時間があり、この間にじっくりと体調を整えることができるだろう…という計算もある。
というわけで、いつもなら翌日が遅出もしくは休日の場合は、夜食にホットケーキを焼いて食べるところを(上映中に腹痛になったらシャレにならないので)我慢し、万全の態勢で臨んだ…はずなんだが、なぜか当日は強烈な眠気に襲われ、なかなか布団から抜け出せなかった(苦笑)。おかげで、余裕を持って出かけるつもりが遅れ気味になってしまい、ちょっと焦ることに。

上映が始まる前に、まずはV書店に立ち寄って、先日ネットで注文しておいたエロマンガを回収。それからチケット売り場に向かったわけだが、職場でもらったタダ券は、このシネコンでは使えなかったため、やむなく自腹で当日券を購入。
そのせいで財布の中身が寂しくなり、パンフを買えなくなったものの、幸か不幸か、どちらにせよパンフを買うことは無かった…要するに──本編を鑑賞した際には把握しきれなかった設定やストーリーをフォローしたいとか、スタッフ&キャストの話を聞きたいと思わせるほどには──評価できなかったという事ね。

まずは同時上映の巨神兵東京に現わるについて。基本的には良くできていたと思うけど、その上でマイナス点を挙げるなら、まず巨神兵がいきなり空中に出現したのは唐突すぎた。やはり伝統的に(笑)、地割れの中から現れて這い上がってくるのが理想的だけど、せめて地上で起き上がるか、空から落下してきて地面に激突する過程を見せるべきじゃないかと…まぁ、そこまでの予算は無かったのだろうから仕方ないか。
それから、巨神兵の口腔内に備えられた砲塔が、せり出してくる方式だったことに違和感がある…ああいう機械っぽいギミックが仕込まれているのなら、純正の有機体ベースではないということになり、ナウシカ本編における描写と矛盾するのでは?(←体内に機械的な器官を備えたサイボーグ的な存在ならば、それらも骨と一緒に残りそうなものだが、劇中では骨しか描かれていなかった)。とはいえ、俺が最後にきちんとナウシカを見たのは、もう何年前だったのか覚えていないワケで、誤った記憶に基づいて見当違いなことを言っている可能性もあるか…。
最後に、林原のナレーションは不要に思えた。本気で“巨神兵”と“東京”の整合性を取ろうとするなら、それこそ映画を丸ごと1本作れるだけの設定とストーリーが必要であって、わずか5分程度の短編に収めるのは不可能…にも拘わらず、中途半端に取り繕おうとしたせいで逆効果になってしまった感じ。ここは敢えて余計なことをせず、映像の力だけを信じて正面突破を図ったほうが良かったんじゃないかと。“火の7日間”に関するフレーズだけは悪くなかったが、これはナレーションじゃなく文字だけを挿入する形だった事と、“東京”とは関係なく本来の“巨神兵”が有する設定だったから…というのが理由だろう。

ヱヴァについては、最初の30分ほどがピークだったな──ヤマトの第一艦橋を想起させる、戦闘ブリッジへの移動シークエンス。大塚明夫ボイスでしゃべる、新キャラのブリッジ要員のおっさん。どこかで聞いた覚えのあるBGM──って、ナディアν-ノーチラス号が発進するシーンのセルフパロディかよ!(笑)
ヤシマ作戦もそうだったけど、ほんとに庵野は、この手の“段取り”の描写をやらせたら抜群に巧いね…だから腕は衰えてないと思いたいところだが、それにしては以降の展開がダメすぎた。
とりあえず“ロボットアニメとしての”エヴァの最大の面白さは、使徒の能力特性と、それに対抗する手段のアイデアにあるんじゃないかと思う──だからこそ、それらが数多く描かれたは、非常に面白かった──んだが、今回はそういうタイプの戦闘が少なくて、大半がエヴァVSエヴァ…しかも(旧劇場版における弍号機VS量産機軍団のような)近接戦闘メインではなく砲撃が主体なので、アクションとしても見ごたえに乏しく、目新しいアイデアも盛り込まれていなかったし。
にも拘わらず次回予告では、またもやそのエヴァVSエヴァのシーンが描かれており、今回だけでなく次回までも全く期待感を抱けないというあたり、ほんとに救いようが無い…言うまでもなくQのBDを買わないのは確定として、次回の上映についても──今回を教訓として、人柱から充分に評判を聞くまでは──見に行くのを控えるつもり。

敢えて“良かった探し”をするなら、新キャラの鈴原妹が可愛かったぐらいか(笑)。CVは沢城みゆきだし…兄妹そろって、方言の演技は微妙だったけど(苦笑)。
あとは、声優陣の演技について──とくにミサトの声の劣化や、ゲンドウがマダオになってしまわないか──心配していたが、この点については杞憂で済んだ。ただしアスカは(通常の演技は問題なかったものの)声を張り上げるところで、ちょっと重みというか厚みが足りないように感じられたような…。
細かいところでは、リツコがミサトの側についたのが意外だった…旧版の思考だったら──たとえ裏切られようと殺されようと──最後まで絶対に、ゲンドウの側から離れなさそうだが。あるいは、ひょっとして髪を短く切っていたのは、ゲンドウと別れたことを表現していたのだろうか?(←ミサトなども容姿に多少の変化が見られたことから、普通に時の流れを表現しただけかも知れないけど)

土曜日, 11月 17

ニュータイプ&アニメディア12月号

今日は休日。昨晩は風の伝説ザナドゥ2をクリアするために徹夜し、日中は(天気も悪かったから)その感想をまとめて過ごしたのだが、夜になると雨もやんだようなので、チャリンコでO書店へ出かける。それにしても、一気に冬と思わせるような冷え込み方だな…まぁ雨上がりというのもあるんだろうけど、セーターの上からコートまで着込まなければ、とてもチャリンコに乗れたモンじゃなかった。
ところが、せっかく寒さを堪えながらやって来たのに、アニメディアは売り切れ、ニュータイプもシュリンクされた1冊しか残っておらず、しかも立ち読みの代償として考えていたハイブリッド4コマも見当たらない…という踏んだり蹴ったりの状況。

それで仕方なく引き返したのだが、帰り際にダメ元でV書店に立ち寄ってみたところ、(発売から1週間以上が経過しているにも拘わらず)3誌ともに見本誌形式で立ち読み可能という好条件が、奇跡的に保たれているのを発見…この機を逃すまいと、大急ぎで読んでしまうことにした。
なお、こちらでもハイブリッド4コマは売り切れてしまったようなので、とりあえず後日、ネットで適当なエロマンガを注文して埋め合わせようと決め、今日のところは手ぶらで退散。
ところで、V書店のすぐ近くには映画館があるため、ヱヴァQを観終わった客がやって来てネタバレ会話をしないかと心配だったけれど、これは杞憂だった…2人組のオタク(あるいはカップル)が、しゃべりながらアニメ雑誌や模型誌のコーナーに近づいてくる毎に、ヒヤヒヤさせられたわ(苦笑)。

ニュータイプは今月も、ゴティックメードが表紙&巻頭特集。しかし、せっかく公開直前でありながら、今回はスタッフによるコメントぐらいしか載っていないという、いささか寂しい状況…ここ数ヶ月ずっと特集し続けてきたせいで、もう語れる内容が無くなってしまった(←まぁ、あまり事前に明かし過ぎても、実際の鑑賞に差し障りがあるのは間違いない)のかも知れないが、これって本末転倒じゃね?(苦笑) そもそも、身内による褒め言葉なんて何の参考にもならないしなぁ…とりあえず、最低でも富野ぐらいには見せて感想を訊くべきじゃないかと。
ちなみに、巻末のほうに掲載されている009 RE:CYBORGの記事でも今回は(偶然?)同じようなスタイルが取られているものの、こちらは作品と直接関わりのない業界人が幅広くコメントを寄せており、比較的──少なくとも、関係者自身の言葉よりは──客観性が高いように思える。

009 RE:CYBORGの記事では、それ以外にも神山監督と、3D作画を担当したサンジゲン側による対談を掲載。
3DのCG作画は、作業の全容を把握しなければ手が付けられないため、途中で担当者を交代させるのは効率的じゃなく、2D作画のように仕事内容を細分化することができないとの事。なので、スケジュールが押し迫ってから一気にカットが上がってくるような形になり、またサンジゲンとしては今まで経験したことがないような長編の仕事だったこともあって、ひょっとすると完成が間に合わないかも知れなかった…と、冗談半分に語っていた(苦笑)。
また、今回の制作で築き上げたノウハウについて公開・共有することを肯定するような発言も。まずは3DCG関連技術の総合的な底上げを優先すべきであり、それに貢献したい…という理想論は分かるけど、中韓あたりに技術をパクられた挙げ句の果てに、仕事までも奪われる…なんてオチは勘弁してくれよ。現状まだまだ日本のアニメが圧倒的に先行していると余裕があるのか、それとも作品の面白さの本質は小手先の技術じゃないと考えているのか知らんが、製造業に続いてコンテンツ産業までもが追いつき追い越されるような事態になったら、救いようがないぞ。

ガンダムUCは、ミネバの制服姿は初公開なのかね? 最近はガンダムエースを読んでいないので分からん。それ以外は、とくに目新しい情報は無し…発表時には遠い未来のことに思われた第6巻の発売も、次第に近づいてきた感があるし、そろそろ何か動きを見せて欲しいものだ。
あまり関係ないけど、クリエーターのコメント欄においてことぶきつかさが、カイメモの連載は先月で終了していると述べていた…おいおい、次の巻で完結って、そんなに簡単に収拾がつくようなストーリーだっけ? まさか、まとめきれずに投げ出したんじゃないだろうな…コメントの文面からは何となく、不完全燃焼だという心情が伺えるようにも思えたのだが、気のせいか?

ロボティクス・ノーツは、野村和也監督のインタビュー。ロボットアニメとしては魔神英雄伝ワタルの世代らしいが、そう言われるとメカデザインが龍神丸っぽく見えてくるので困る(笑)。

キャラ人気投票は、前月からの変化が少なめで、今ひとつ盛り上がらなかった…とくに男性部門の上位陣は「動かざること山のごとし」という感じ。一方の女性部門も、氷菓が順位を落とした分、それ以外のメンツが1ランクずつ繰り上がっただけという状況。
秋クール新作からは、六花マギ勢が初のランク入り。とくにマギからは──いずれも下位ながら──アラジンに加えてアリババと、さらに女性部門でもモルジアナがランクインするという、なかなかの健闘ぶり…ニュータイプの主要読者層を考えれば意外という感じだが、萌えオタやショタ好きまで取り込んだという事だろうか?
逆に先日読んだアニメージュでは、最大勢力である腐女子票の大半が、これまで通りイナイレ、黒子の2強にとどまってマギに流れなかったことから、かろうじてアラジンが下位に食い込んだだけ…というのも予想外だったワケで、両誌の主要読者層から想定されたのと正反対の結果になったのは、皮肉な話だ。


これに対してアニメディアは、表紙&巻頭特集がマギという“いかにも”なチョイスだけど、その一方で、他誌では取り上げていない作品(←イクシオン・サーガジャイロゼッターなど)まで幅広くカバーしているあたりも、相変わらず。
しかし意外だったのは、今期作品の中では評判の良さげなガールズ&パンツァーを、今月号ではアニメディアだけしか取り上げていなかった事…見た目が萌え系っぽいから──いや、実際にそうなのだが──娘TYPEのほうで扱うべきという考えなのかね。

またしろくまカフェも、巻頭のクリスマス特集──版権イラストで、トナカイのコスプレ(?)をしているラマさんが笑える──だけでなく、声優特集でもペンギンさんの中の人のインタビュー記事が掲載されているなど、今になって露出度が高まってきた? まぁ一見したところ地味な作品だし、遅咲きで人気が出たとしても驚くには当たらないか…その意味では、じっくり4クール放送して正解だったかもね。
ちなみに神谷はアニメージュのほうでもインタビューを受けており、あっちでは手堅く受け答えしていたのに、こちらでは「人間ならケンカになってる。そろそろパンダは嫌な奴だと、はっきり言うべき」とか盛大にぶっちゃけているのが可笑しい。

キャラ人気投票では、黒子のバスケ勢が総じて先月よりも順位を上げている一方で、まだマギ勢や六花がランク入りしていない等、(集計期間の関係か)全般的に他誌から半歩ほど遅れている感じ。
まぁ、今だにニャンコ先生妖狐×僕SS勢が踏ん張っているあたり、もともと現実世界とは時間の流れ方が異なるかのように、緩慢なペースで推移しているという印象はあるな。

風の伝説ザナドゥII 第5章~終章

前章のラストで、リュコスが重傷を負って脱落。ランディスも何か思うところがあるらしく、独自の行動を取ろうとしてパーティーを離脱。そしてダイモスは、いつも通りお留守番(笑)。
こうして男性陣が一人残らず抜けてしまった一方で、ピュラーは引き続き残留し、そこに同じく前章のラストで合流したメディアメルティナが加わって、見事に“アリオス以外は全員が女性”というパーティー編成になってしまったという…またハーレムかよ、いいかげんにしろ! しかも前作のハーレムには(いちおうメスとはいえ)アルゴスが含まれていたわけで、その意味では前よりさらにひどいと言えよう。

これなんてギャルゲ?

…と、ネタっぽい書き方をしてみたが、実際には(そういう色気のある会話を含めて)キャラ同士の掛け合いは殆んど無いまま進むんだよね。なにしろ脇道イベントどころか本筋でさえ、必要最低限の内容しか描写されないし。
というわけで第5章が始まって早々に、悪の親玉から「じつはお前を騙していたのだ」とカミングアウトされたマーカストさんは失意のドン底に叩き落とされ、アリオスと戦って死ぬことで過ちを償おうとするのだった…って、いくら何でも唐突すぎ。
あのさぁ…じっくりとエピソードを積み重ねて、プレイヤーに愛着を抱かせるような下準備もしていない脇役が、いきなり悲劇的なシチュエーションに襲われたところで、感情移入なんてできるわけ無いだろ! この点では前作の兄貴のほうが、まだマシだったな…少なくとも“こちらが呆れ返っているのとは裏腹に、画面内だけで勝手に盛り上がっている”というような疎外感を覚えることは無かった。
まぁ、もし仮に本作をリアルタイムで──つまり、もっと若い頃に──プレイしていたとすれば、本気で腹を立てていたかも知れないが、この歳になると──幸か不幸か──そんな経験も幾度となく味わって来ているわけで、冷ややかにスルーするぐらいの耐性は身につけているつもり…と言いつつ、こうやって愚痴をこぼさなければ気が収まらないんだけどさ(苦笑)。
安っぽいお涙頂戴エピソードのたぐいで、特にひどかったものと言えば、エウレカセブンでランバ・ラルの劣化パクリのオッサンが死ぬ話や、ガンダムAGEの視聴を打ち切る決め手となった、序盤で艦長が死ぬ話などが思い浮かぶ…この手の、まったく共感できないような展開をやらかすスタッフ連中の、仕事に対する姿勢が──「感動的な話が書けた」と悦に入る独りよがりタイプなのか、それとも「こういう話にすれば、客は感動するだろ」とか自覚したうえで、ベタな悲劇系プロットを適当に流用して済ませるような手抜きタイプなのか、どちらにせよ──作品を通して透けて見えることが、腹立たしさを倍増させるんだよな。

第5章の舞台となる水晶渓谷の旧採掘場は、本作に収録されているダンジョンの中では、もっとも難解な部類に属する。塔や城のような人工の建造物は基本的に、直線的な通路と部屋の組み合わせなので(実際に紙に書くにせよ、脳内で済ますにせよ)マッピングしやすいのに対し、こういった天然の洞窟は、通路と部屋の区分やカベの方向が曖昧なので、正確にマッピングするのが難しい。
加えて、“とりあえず上を目指す”や“カベを伝って進む”といった、この手のダンジョンを攻略するのに有効なはずのセオリーを逆手に取ったかのような作りになっており、普通ならば正解であるはずの道が袋小路だった…というような心理的トラップも。

また、地形に紛れて見分けがつきにくい、細い通路も散在しており、思いがけない場所に通じていたりするので油断できない。

その難関をようやく突破すると、上述したようにマーカストとの対決となる…なるほど、そりゃあマニュアルのボス一覧には載せられんわな(笑)。
しかし戦ってみると意外に歯ごたえが無かったのは、負けて死ぬつもりであるという設定のためだろうか? 対戦格闘ゲームのいわゆる“待ち”のように、飛び込んでところを反撃するような姿勢に徹して、相討ち覚悟で着実にダメージを与えていくと、さほど苦労せずに勝つことができた…なにしろストーリーに嫌気が差していたところなので、「たとえ理不尽な強さであっても、さっさとゴリ押しでクリアしてやろう」と思っていたのに、なんとも肩透かしを食わされた格好だわ(苦笑)。

そのマーカストを、「お前はもう用済みだ」と始末した(←お約束だなー)敵の親玉が第6章のターゲットなんだけど、こいつが潜んでいるダンジョン(海底の洞窟)は、前章の水晶渓谷に較べて、なんとも淡白な印象。
見た目は地味だし、マップのデザインや仕掛けにも、思わず感心させられるような巧妙さは皆無(←スイッチを押すことで進路が開けていく方式なのだが、適当に何度か試しただけで普通に先へ進めるという、複雑さや難解さとは無縁の単調ぶり)で、手抜き感ばかりが目につく…。
初めてマニュアルを読んだ時から薄々と感じていたし、ショップで買える装備の多さや早すぎるマーカストの退場から、展開が急ぎ足だという感覚は強まる一方だったが、ここにきて確信できた…間違いなく本作は、充分な時間を与えられずに制作されたんだな。まぁ当時はPCエンジン時代の末期だったらしいから、発売が遅くなれば、その分だけユーザー数も減少してしまうような状況で、とにかく早めに完成させる必要があったのだろう。あるいはユーザーの側も、そういった“時代の終焉”を実感しており、内容が薄かったことに対しても意外と反発は少なかったのかも?

そんなワケだから、マーカストに続いてランディスまでが死に急ぐような展開についても、あきらめて受け入れるしかあるまい…とはいえ、敢えて揚げ足を取らせてもらえるなら、登場した直後には不必要に団体行動していたくせに、なんで今回にかぎっては独断専行するんだよ!と(笑)。

ボス戦は、ほとんど即死に近い大ダメージを与えてくる極太レーザー(?)魔法がいちばん厄介な攻撃だが、それよりもプレイヤーの精神に打撃を与えてくるのが、戦いが始まる前の長ったらしい前口上…せっかく、前作からの数少ない改善点のひとつ──まぁ、これまでのボスはしゃべれない怪物ばかりだったからなんだけど(笑)──だと思っていたのに、また聞かされることになるとは。しかも今回は、途中でスキップすることもできないし(怒)。
その鬱陶しい長セリフを二度と聞かずに済ますためには、もはや手段を選ばず確実に勝利するしかない…というわけで、あり余る資金にモノを言わせてプロテアを上限の99個まで買いまくり、正真正銘のゴリ押しでクリアしようと、ウイングを使って街に帰還したところ、ショップに売られていたプロテアの価格に衝撃を受ける。

8000ジェムて…前に見たときは、確か300ジェムだったはずなのに。どうやら本家ザナドゥ(シナリオI)におけるKeyのように、レベルアップに伴って値段も上昇する仕組みらしい…まぁ回復するヒットポイントの量も比例して上がっているようなので、ぼったくり仕様というわけでは無いのが救いかね。
ともあれ上記の作戦を実行し、けっきょくプロテアを30個あまり消費して、ボスを撃破。

いよいよ…じゃなくて“早くも”終章という気分だったが、とりあえずスタート地点の付近を当てもなくうろつき回っていたら、遭遇したザコモンスターが強すぎて、いきなり殺されるという波乱の幕開けとなる(笑)。さて、この場合どこで目を覚ますのかと思ったら、船内の寝室でした…前章で、こちらを追って洞窟内に向かうと話していたのを、すっかり忘れてたわ(笑)。
この船が、街の代わりになるという事か…地形からすると、停泊している場所はスタート地点から大して離れていないだろうと目星をつけ、改めてスタート地点のセーブデータからやり直したところ、ほどなく見つけることができた。
それにしても今回、ダイモスは完全に留守番役だな(笑)…まぁ冒頭しか出番の無かったヌースよりはマシだけど。メディアも当番が終わって、この章ではベッドの脇から一歩も動かない回復役に徹しているし。シナリオの量が少ないうえに新キャラまで登場したことで、そのしわ寄せを押しつけられた旧キャラたちに同情を禁じ得ない(涙)。

しかし一番悲惨なのは、ダイモスが連れてきた行商人たちじゃないだろうか? 完全武装のアリオスでも苦戦するような、凶悪きわまりないモンスターが数多く徘徊している洞窟の中に、テントひとつで踏ん張っているとか、どんだけ商魂たくましいんだよ! ダイモスたちは、安全な船内に引き篭もっているのに(笑)。
前作の終章に登場したショップと同じく、ここではエリクサーを購入可能…なにしろ所持金は腐るほどあるため、装備をひと通り新調したうえで、さらに20本ほど買いまくることができた。
このように資金は軽々とMAX(100万ジェム)を超えるハイパーインフレ状況である一方、ヒットポイントの方はせいぜい10万どまり…そのせいで開始早々に、ザコモンスターに瞬殺されたワケだが、だからこそ「案外、まだまだ先は長いのでは?」と、わずかな期待を抱いてしまう。ひょっとすると前作のように、最終ダンジョンは31階に及ぶボリュームがあったりして…。

…などといった甘い話があるはずも無く、けっきょく最終ダンジョンは、たったの8階で終了。しかもマップデザインは大ざっぱで、迷う要素なんて皆無に等しいという、ある意味で本作の総括としてふさわしい手抜きっぷりだった(泣)。
もちろんモンスターは強いし、あちこちに設置されているトラップによっても多大なダメージを被るため死亡率だけは高いものの、それゆえに、死ぬ→蘇生を何度も繰り返すことになり、ヒットポイントは大幅に上昇。さらに、ここまで持ち越してきたマッシュルームをまとめて使用したところ、あっさりとMAX100万に到達してしまった。
また、ダンジョン内で見つけた最強の盾を鍛える(←この過程で、またもや死にまくったワケだが)ことで、どうにかモンスターと互角には戦えるようになったとはいえ、まだ無傷とは行かない状態。あるいは見落としている場所に、最強のヨロイも隠されているような気はするけれど、探すのが面倒なのでラスボスとの対決を急ぐ(←クリア後のプレミアムモードで“とりあえず、最強になろう”を選択したところ、やはり最強ヨロイが存在していたことを確認。また同じく“イベントアイテムを持ちたい”を選んでみると、アーマーペンダントシールドリストレットなどの隠しアイテムもあったらしい…まぁ今さら、どうでもいいけど)。
なおドラゴンスレイヤーの熟練度も完全ではなかったが、(これも持ち越してきた)パワーリングを使いまくって、一気にMAXまで引き上げる…とにかく、早く終わらせたい一心であった。

そんな焦りを嘲笑うかのごとく、ラスボス戦はひたすらダラダラと長かった…なにしろ第5形態まであるし(失笑)。人間型が多かったように思える(←だからこそ余計に「何度も同じような事するな!」という気分にさせられた)のは、やはり対戦格闘ブームの影響だろうか?
せめて各形態のデザインなりシチュエーションなりに連続性があれば、ひとつながりの連戦というイメージを持てたかも知れないが、あいにく“それぞれブツ切りの戦いを何度もやらされた”という印象しかない…まぁそれでも、まともに操作もできないまま落下ダメージを累積されてストレス溜まりまくりだった前作のラスボスに較べれば、許せてしまう(←あれは本当に最悪だった…)。
初戦はエリクサー24本を用意して挑んだものの、最終形態で力尽きて敗北。またやり直すような気力は残っていなかったので、2度目にして最後の挑戦は、万全を期して行なった──初戦時の経験から、ある程度の攻撃パターンや弱点は見極めがついたので、見切れる攻撃が来たときにはゴリ押しをやめて回避を優先。またエリクサーに依存するだけでなく、敵の攻撃の合間などを利用してステータス画面に切り替え、プロテアをコマンドで使用して小まめに回復するなどの工夫を凝らした──結果、なんとか勝つことができた。

これで次は、いよいよ手詰まりの英雄伝説2に戻ることになるな。年の瀬も迫ってきたので、年内のクリア達成は難しいだろうか…。

木曜日, 11月 15

アニメージュ12月号

今日は泊まり勤務の待機シフトという、余裕たっぷりの状況。で、そろそろアニメ雑誌に手をつけるべき頃合いだと考え、出勤前の空き時間を利用することにしたのだが、あいにくと天候は不安定。おまけに──例によって昨晩の夜食にホットケーキを食したことで──腹の調子まで不安定だったことから、今日のところはリスクを冒すべきではないと判断。早めに家を出て、図書館でアニメージュを読むことに。
出勤時間の約25分前という、かなりベストに近いタイミングで読み終わったため、職場に向かう途中でスーパーに立ち寄ってみたものの、とくに成果を得られないままの出勤となった。

ここ最近はコンスタントに記事を掲載されていたプリキュアだが、編集後記によると今回が初めての表紙&巻頭特集だそうな。まぁ俺は観てないので適当に流し読みで済ませたけど、なにやらプリキュアが巨大ロボ化する一方で、悪の幹部連中は人間化したり、はたまた両者とも幼児化したりと、かなりブッ飛んだエピソードが続いているらしく、傍目にはずいぶんと楽しそうに見えた…初代ミンキーモモ赤ずきんチャチャのように、“巨大ロボが単発ゲストで登場する(広義の)魔法少女アニメは名作の法則”とかあるのかも(笑)。
とはいえ実際に視聴したとすれば、恐らくテンポの遅さや演出の幼稚さ(←もちろん、児童向けアニメとしては極めて正しいのだろうけど)に耐えられず、早々に拒絶反応を起こす可能性が高いと思われる(苦笑)。良くも悪くも、オタク向け深夜アニメの文法にドップリと順応してしまってるんだよなぁ…。

その次に特集されていたのは中二病。初期の構想では、モリサマーはコメットさんのメテオさんポジションだったのか…少なくとも昨日の話を見た限りでは、今の立ち位置にして正解だったと個人的には思うのだが、ネットを見るとシリアス展開については賛否両論なようで。
序盤までしか見ていない段階では、アピールポイントが「六花かわいい」だけの作品と思えてしまうのも無理からぬところで、その意味では、今月のキャラ人気投票でランク入りしたのが六花のみというのは、妥当な結果と言えよう。順位が下位どまりというのも、まだ始まったばかりという点を考慮すれば致し方ない気はするけど、問題は今後、順位が伸びる&サブヒロインもランク入りするほどの人気が得られるかどうか…とりわけ、腐女子票が強固なアニメージュの牙城に食い込むのは難しそうだ。

そのキャラ人気投票では、イナズマイレブン勢と黒子のバスケ勢の二強が、今月も激しい争いを展開。
順位では、霧野がトップを押さえるなどイナイレの優勢。ただし人数の面では、実質的にアニメには未登場の赤や紫の人までがランク入りしている黒子側に軍配が上がる。
イナイレの関連記事では、今月は(恐らく来月も?)当然ながら劇場版イナイレVSダンボール戦機が取り上げられていたけど、その後はどうなる事やら…ランク入りしている人気キャラって、すでに本編では当番エピソードを終えてしまったか、最後まで当番が回って来なさそうな奴だけという気がするので、記事の組み方に苦慮しそうだ。
一方の黒子のバスケは、当分の間はBDの発売が続くため、そこに収録されているエピソードを振り返るだけで済むから楽そうだな(笑)。というわけで今回は緑間と、その良き相方である高尾の中の人インタビューを掲載。しかし緑間よりも高尾のほうが(掲載位置こそ後ろながら)文章量としては多かったのが、意外だ…。
その鈴木達央いわく「デビュー作もバスケアニメだったので思い入れがある」というから、てっきりSLAM DUNKの事かと思いきや、検索してみるとDEAR BOYSなる作品だとか…ごめん知らない(笑)。つーか、そもそもSLAM DUNKさえ見たことが無いんだよね(爆)。

それ以外の動向としては、劇場版の公開と先月号で表紙&巻頭特集だった効果を受けてか、TIGER&BUNNYの主役コンビが、いずれも上位に食い込み。
なお、今のところ秋クール新作でランク入りを果たしているのは、上述したように六花ぐらい。ただし(秋クール作品では無いものの)ニューフェイスとしては、SAOのキリトさんも下位に顔を見せていた…これも推測が難しいな。単純に腐女子票と考えない方がいいかね…今どきの男が憧れそうなヒーロー像ではあるし(笑)。

絶園のテンペストは、真広役の豊永利行インタビュー。どちらかと言うと舞台がメインの役者ということで、舞台とアニメそれぞれにおける演技の違いを比較した話が、なかなか興味深かった。
ある程度の時間をかけて演技プランを練ることができる舞台に対し、アニメは極めて短期で“本番”に臨まなければならないわけで、本番中に台本を見られることもあまり助けにはならないとか(←長セリフなどでは、ついそのまま読んでしまって、演技がおろそかになる危険があるそうな)。

PHYCHO-PASSは、関智一と石田彰インタビュー。とはいえ、自分の演じるキャラおよび作品の全貌が明らかにされていない現状では、どうにも掴みどころのない話に終始せざるを得なかった感じ。つーか、まず作中に散見される世界観や脚本上の不合理な点は、制作側によって(あの社会体制が抱える矛盾として)意図的に設定されたものなのか、あるいは単なるポカなのか…が判然としないため、こちらとしても評価の軸が定まらなくて困ってるんだよね(苦笑)。
とりあえず、“刑事ドラマ”と言っても特捜最前線などのように、リアリティのある事件や登場人物を描くことに重点を置いたタイプじゃなくて、西部警察のようなエンターテイメント性を最優先するタイプと見なすべきなのかも。その意味では、前回のアバターなりすましエピソードは悪くなかったが、でも「結局は攻殻機動隊の亜流になるのか」という気がしないでもない。

水曜日, 11月 14

風の伝説ザナドゥII 第3章~第4章

謎の男2人のうち黒いヨロイを着た方は、新たな仲間のランディスでした。もう1人の、緑色のヨロイを着た方もランディスの関係者らしく、どうやら“兄貴が生きていた!”パターンの線は消えたようだ…つーかランディスについては、そもそもマニュアルに掲載されてるじゃん!(苦笑)
しかも同じページには、メルティナまで仲間キャラとして紹介されていたという…うーむ、ひどいネタバレを見てしまった

こうして見ると、なんかナコルルみたいだな…というのは禁句なのだろうか?(笑) まぁ本作が発売された頃は対戦格闘ブームの真っ只中で、サムスピがシリーズ化されてナコルルも人気キャラとして定着していた時期だろうしな。
ボス戦で、やたら味方キャラのコマンド技が充実しているのも、対戦格闘ゲームの影響か…まぁ当時から関心の無かった俺としては、本作でもコマンド技を使いこなすより、ゴリ押し主体の攻略に徹しているわけだが(苦笑)。

話を戻すと、この第3章から協力してくれることになったランディスさん、いわゆる“黒がイメージカラーの仲間キャラ”のイメージに反して、ツッコミ放題の振る舞いをしてくれるので困る…(笑)。
街にあるという秘密の地下街を探すために協力することになったのはいいが、それは「この街は広すぎて、ひとりで聞き込みするのが大変だから」という理由だったはずなのに、なぜか彼を含むパーティー全員が一緒に行動して、街中を聞き込みすることになってるし。おいおい…前作では、この辺りはキチンと描写されていた(←こちらが聞き込みをひと通り終えるとフラグが立って、別行動していた仲間たちの方に進展があるとか)だろ。なぜ後発である本作のほうが手を抜いてるんだよ?
そして聞き込みの結果、老人から入手した錆びたカギを使って、いよいよ地下街に通じる入り口の扉を開けようとした際に、最大のツッコミどころが到来…なんと、錆びついていて開かないドアを、一刀のもとに切り捨ててしまうのである(笑)。だったら、最初からカギなんて必要ねーじゃん!…ここは普通に“カギを使ったものの、ドアが錆びついており半分ぐらいしか開かなかったので、ランディスが体当たりでこじ開けた”という流れにしておけば、問題ないだろうに。

地下街の中は、イースII以来の伝統である“水路とキャットウォーク”の2重構造ダンジョンになっている。これがイースIIや、前作(風の伝説ザナドゥ)最終ダンジョンに登場したものと比べても、かなり難解な印象で、思わずマッピング無しでの攻略を断念しかけたほど。

あるいは他作品と比較して水路の幅が広くデザインされている分、見通しが良くないのが原因だろうか? しかも、例の“死ぬまで殴られて防具を鍛える”を実行すると、当然ながら宿屋まで戻されてしまうわけで、そうすると再び最初から、うろ覚え状態で彷徨うことに…を何度も繰り返すハメになってしまった。こんな事なら、素直にマッピングするべきだったかも。

ボス戦は、グラディウスIIのクラブ…というより、パロディウスだ!ちちびんたりかの方が近いか。脚は2本だけだし。

その脚に踏みつけられないよう注意しつつ、隙をついて間に潜り込み、真上にある胴体を狙って攻撃すれば、けっこう楽に倒せた…まぁプロテアを4個ほど消費してしまったけど、ちょうどこの章で入手した分だけを使って±0という計算になったので、難易度としては極めて妥当と言えるか(笑)。それに──少なくとも今のところは──所持金には相当の余裕があるので、簡単に買い足せるだろう。

そして次の第4章は、新大陸でも最大規模という街が舞台に。なにしろ最大なので、街のマップもひとつのエリア(←任意スクロールで移動できる範囲)に収まらない…いや、それは構わないんだが、問題はこの街いちばんの金持ちで町長でもあるダイソンさんの屋敷もまた、シャレにならんほど広いということだ(笑)。
しかも無数の部屋が廊下でつながっているため、正確な構造を把握しづらいという…前章の地下水路は自力で踏破した俺だが、今回はあきらめてマッピングしようかと思ったほど(苦笑)。まぁ何とか、屋敷の主人であるダイソンさんとその家族には会えたものの、どこかに見落としがあるかも…と、少し不安。
ダイソンさんはこの地方のフィールドマップを提供してくれたけど、むしろこの屋敷のマップのほうが欲しかったわ(笑…えねぇ)。

この章の目的地であるファグス山の内部(ダンジョン)と、そこに至るまでのフィールドは長い一本道のデザインになっているため、防具を鍛える過程でHP=0になって宿屋に戻されると、ふたたび同じ場所まで進むのが非常に面倒くさい。そこで、街には帰らず先へ進むのを優先するよう、方針を改めることにした。
幸い、ダイソンさんの屋敷内にあった宝箱から無断で拝借してきた──RPGのお約束とはいえ、いいのだろうか?(笑)──おかげで資金には相当の余裕があり、高額なほうの装備一式を買い揃えるのにも大して苦労しなかったし、同じくダイソンさんの豪邸をうろつき回った際に入手できた分を含めると、プロテアも合計で50個近く貯まったので、1個や2個使ってしまっても問題なかろう。
というわけで最新の防具とプロテアを装備しつつ敵に殴られ、たまにHP=0まで追い込まれては復活…を2回ほど繰り返して防御力を鍛えつつ、山越えを敢行。

それにしても、さすがにファルコム作品だけあってBGMのレベルは総じて高いのだが、このファグス山のBGMは、その中でも特にいい曲。
おどろおどろしい低音が響くイントロは、いかにも“暗い洞窟”という雰囲気でありながら、その後は高音でノリの良いメロディに一転する。この美しさと清涼感を兼ね備えた旋律は、なんとなくアルプスやマッターホルンをイメージさせるものがあり、思わず「ヤッホー!」とか叫びたくなる(←我ながら、とてつもなく頭の悪い表現だな…苦笑)ほどで、“山中の洞窟と外側の山道を、交互に登って行く”というシチュエーションに、見事に合致しているんだよね。

そんなBGMを口ずさみながら進んで、ようやくたどり着いた山頂において、一挙に話が進展。いきなりメディアは現れるわ、しかも前作で最強の武器だったドラゴンスレイヤーを携えて来るわ、おまけに例の緑色のヨロイの男まで飛んできて、これまで集めてきた謎の石5つとドラスレを寄越せと脅すわ、彼の人質になっていたメルティナを奪い返そうとして奇襲をかけたリュコスは、返り討ちにあって瀕死の重傷を負うわ…。
ストーリーが陳腐なのはともかく、数多いツッコミどころ──リュコスが重傷を負ったにも拘らず、回復アイテム(←プロテアどころか、この時点ではエリクサーさえ入手しているのに)を分け与えようとしないアリオスの冷血ぶり(笑)とか、一刻を争うならウイング使って街に戻れよ!とか──に気を取られてしまったせいで、その過程における「このまま引き返すよりは」というセリフを見落としてしまったのが運の尽き。

その直後の「山を降りて」という部分だけが目についてしまい、それに従って、これまで登ってきた道を引き返したのだが、当然ながら話は進まず、途方に暮れてあちこちを行き来するうちに時間を浪費してしまった。
ようやく、戻らず先へ進めばいいことに気づいたものの、この件で忍耐力が消し飛んでしまったため、ボス戦は超テキトーに、いつも以上のゴリ押しでクリア(苦笑)。本来なら冷凍弾は、後退して仲間キャラを盾にして防ぐべきなのかも知れないが、そうするとボスとの間合いが離れすぎて、ただでさえ少ない攻撃の機会がほとんど無くなってしまうし、ボスのもうひとつの攻撃(ローリングアタック?)はジャンプしても回避不可能らしいので、避け方を考えるよりも多少のダメージは覚悟で速攻撃破したほうが、試行錯誤に費やす時間もダメージも少なくて済むだろう…との判断による。

木曜日, 11月 8

風の伝説ザナドゥII 第2章

些細な変更ではあるものの、意外とストレスに感じられたのが、武器や防具を買ったときの装備状態。前作では、新たに購入したモノを自動的に装備する仕様だったので、そのまま隣にある買い取り屋に行けば、要らなくなった方の品が売却候補リストに挙がっており、すぐに売り払えるという親切設計だった。
ところが本作では仕様が変更され、購入した後に手動で装備を交換しなければならなくなったという…いや、「本来なら、それが当たり前だろ!」と言われたら全くその通りなんだが、前作で敢えてプレイヤーの利便性を優先する方式を採用したのだろうに、それを今回わざわざ旧来の形に戻したというのが意味不明。
初めてプレイした際はこの変更に気づかず、買ったばかりの新装備を、そのまますぐ売りに出してしまったんだよね(←バカ)。

また、前作で特徴的だったヒットポイントがゼロになったら霊体化してしまう設定は、本作では廃止された。蘇生のために、いちいち自力で教会まで戻らなければならないのが「面倒くさい」と不評だったのか、あるいは逆に、霊体になるとモンスターや地形を無視して先の状況を偵察できてしまう点が、ゲームの進行に問題を来たすと考えられた?
それに加えて本作では、回復と蘇生を行なう場所が“教会”から“宿屋”に変更された事もあり、ますます“HP=0すなわち死亡”というイメージが薄らいだように思える。まぁ
①ボコられることで防具の熟練度が上昇する。
②回復ポイントと蘇生ポイントが隣接しており、半端に負傷した状態で撤退するよりも、死んだ方が早く復帰できる。
の2点を前作から踏襲している以上、防具を鍛える過程でHP=0になるのは「ゲームの仕様として織り込み済み」と考えるべきなのかも。だとすると、むしろHP=0すなわち死ではない(かも知れない)ので、それほど深刻に受け取らないように…とボカす方向にシフトしたのは、演出としては正しいのかもね。

またボス戦でHP=0になる事態が頻発することも、ヒットポイントの概念について違和感を覚える理由のひとつだな。
例えば今回…つまり第2章のボス戦では、地面から根(?)を伸ばしてくるという、グラディウス外伝の7面ボス第2形態みたいな攻撃には何とか対処できたものの、ヒットポイントが半減した後に始まる特殊攻撃で大ダメージを食らってしまい、けっきょく勝利するまでにプロテアを2つ消費することになったんだよね。で、今のところ(ショップでは購入しておらず、宝箱から回収した分だけで)19個のプロテアを所持しており、そのうち2つぐらい消費するのは想定の範囲内だろうと判断、そのまま先に進むことにした…本音を言えば、例によってボス戦をやり直すのが面倒だったワケだが(苦笑)。
俺がヘタクソだからゴリ押しクリアしているというのも強ち否定できないけど、(MAX HPの低い序盤においては、実質的に蘇生アイテム扱いである)プロテアがダンジョンのあちこちに配置され、また1個300ジェムという安値で売られており簡単に入手できる点から考えても、やはりボス戦で何個か消費することを想定した難易度設定であると見なすべきだろう。
終盤のボスならば、強さを演出するために「蘇生アイテムに頼らなければ、とても勝てない」と設定するのは分からなくもないが、それは本来の蘇生アイテムであるエリクサーの役割であって、序盤のうちから「何度も死んでは生き返って、ようやく倒せた」というのでは、パワーインフレーションの観点からも興が冷めるというものだ。
やはり“HP=0になるとオートで全回復”というゆとり仕様ではなく、本家ザナドゥRed Potionなどのように“マニュアル操作で回復、ただしHP=0になってしまった後では効果ナシ”とするのが妥当で、ゲームバランス的にも適度な“やり応え”を感じられたんじゃないかと。

さて、上述したように本作では、HP=0になると自動的に宿屋まで戻される(つまり前作のように、あらかじめウイングを装備しておく必要が無くなった)。だから本作ではウイングの存在自体も廃止されたのかと思いきや、第2章になってから登場…マニュアルに載ってるだろ!とツッコまれそうだけど、こちとらマニュアル見ないでプレイし始めたもので(苦笑)。
しかし、そのマニュアルの記述が謎…
いや…だから装備してなくても、HPがゼロになったら普通に宿屋まで戻されるじゃん。スタッフの勘違い?
ともあれ、装備として使う機会がなくなったのは事実であり、そうなると、あとは普通に街まで帰還したい時──情報確認やフラグ立てのために街の住人と話したいとか、ジェムが貯まったので装備を買い換えたいとか──に使用するぐらいしか、使い道は無さそうだ。

ここに来て新たに不安を感じ始めたのが、シナリオのボリュームについて。
まず第一の根拠として挙げられるのは、武器および防具のランクアップするペースが、前作に較べて早いように思えること。前作では、1章(=ショップ)につき1~2段階ずつランクアップしていった(←これはアイテム名の一部を、本家ザナドゥから引用したことにも関係しているのだろうか? つまり武器・ヨロイ・シールドは、いずれも本家ザナドゥと同じく全部で17種類ずつあり、それらが全12章に配分されたので各章ごとに1~2種類とか…いや、確かめてないので全くの憶測だが)のに対し、本作では各章ごとに武器・ヨロイ・シールドいずれも2種類ずつ用意されており、もし全部で17種類だとすれば早々に最強ランクまで到達してしまうのではないか?と懸念される。
第二の根拠は、マニュアルに記載されているボスの数が、たったの5体である点…どう考えても少なすぎなので、まだまだ隠し球が存在するのだろうとは思うけど、もし仮にこれで全部だとすれば、第4章で話が終わってしまうことになるな(笑)。
そして第三は、ストーリーの構造が単純で、1章ごとの厚みが極めて薄いように思える点。前作では街とフィールド、そしてダンジョンを何度も往復してフラグを立てなければ話が進まなかったのに対し、本作では今のところ、街からフィールドを経由してダンジョンまで、ほとんど一方通行か、せいぜい一往復するだけで、ひとつの章が終わってしまうようなケースばかり。
確かに前作は、フラグを立てるための“お使い”が長々と続いてウンザリさせられた(←明らかに、話を引き伸ばすためとしか思えないようなサブクエストを押しつけられる事もあったっけ…)けれど、少なくともシナリオのボリュームは充分だったし、(面白さや独創性の面ではともかく)バリエーションが多様だったので退屈することは無かった。
一方の本作は──この点だけ見ると、まるで初心者向けに立ち返ったかのごとく──陳腐で平板な一本道のシナリオが、それもアッサリと終了するので、まるで手ごたえが無いんだよね。メインストーリーについても、現時点では“新大陸の探検”という漠然とした目的しか与えられていないこともあり、どうにも気合いが入らないという…。いちおう話の横糸として“アリオスの嫁選び”という要素もあるようだけど、それこそ個人的にはどーでもいいし(苦笑)。
ただひとつ気にかかっている要素としては、謎の男の正体ぐらいだな…ありがちなパターンとしては、前作で死んだはずのアリオスの兄貴が、じつは生きていた!という展開とか? 手詰まりで放置している英雄伝説2のシンディと、どちらが意外性のある正体なのか(笑)、ちょっと楽しみではある。

月曜日, 11月 5

風の伝説ザナドゥII 序章~第1章

クリアした後でまとめて感想を書こうとすると、文章量が膨大になって時間も相当かかってしまうため、区切りの良いところで小まめに記述するよう変更することにした。
…というわけで前作をクリアした流れに乗って、そのまま風の伝説ザナドゥIIに挑戦。これまでに、序章から第1章までの攻略を終えたところである。

まず最初に触れておかなければならないのは、マニュアルのショボさ。

前作は、ヒント集も付いてフルカラー48ページという豪華な仕様だったのに…


本作では半減して24ページ(しかも表紙以外はモノクロ)に劣化しているという…。

まぁ発売時期を考えると、前作はファルコムにとって初めてのPCエンジン(しかもCD-ROM方式)の作品ということで気合いが入っていたのに対し、本作がリリースされたのはPCエンジン時代が終焉を迎える頃だったそうで、なるべくコストをかけずに済ませようという方針だったのかも?
あるいは続編ということで、操作系やパラメータ、アイテムなど基本的な部分の多くは前作を踏襲しているため、改めて詳細に記述する必要を認めなかったという面もあるかもね…実際、マニュアルを読まずにプレイし始めたけど、ほとんど困らなかったし(笑)。

ゲーム本編で気づいた点を列記していくと、まず敵の攻撃アルゴリズムが変わったのではないか?ということ…前作では、いったん接触して交戦状態に入った敵はそのまま攻撃を継続してくるので、こちらは棒立ちしているだけでタコ殴りされて、どんどん防具の熟練度を上げることができた。
ところが本作の敵は1発こちらを殴ると、それだけで満足したかのように離れてランダム移動モードに戻ってしまうため、またいちいち敵を追いかけてはダメージを食らう…という作業を繰り返さなければならず、やたら熟練度を鍛えるのに手間どったのである。まぁ、これはまだ序盤だからであって、今後は積極的に攻めてくる敵が増えるのかも知れないが。

ステータス画面は、前作よりも整理されて見やすくなった。とくに武器や防具を交換した際に、わざわざ画面を切り替えなくてもパラメータの増減を確認できるようになった点は、素直に評価できる。

システム設定の切り替えスイッチが、相変わらず1画面に収まらなかったのは残念だが、これは許容範囲内だろう。まぁ最大の評価ポイントは、無意味かつ鬱陶しいアリオスの顔アップが消えたことなんだけどね(笑)。

謎解きに関しては、(少なくとも今のところでは)前作より難しくなったかも…という印象。つーか、上甲板のカギが見つからなくて、あやうく(また)序章で手詰まりになるかと思った…続編だからといっても、一度開けた宝箱をもう一度閉じたら隠し通路が現れるとか、最初からヒネり過ぎじゃね? まぁ、それだけRPGに慣れたプレイヤーが増えたということなんだろうか。
だとすれば…第1章における砂漠の遺跡への進入方法は(前作の最終ダンジョンなどと同じく)ぎりぎりマッピングしなくてもクリアできる程度の絶妙な複雑さだったけど、この先もっとややこしくてマッピング不可避なダンジョンが登場する可能性も考えられるな。

サイドビューモードについては、幾つかの点において前作から改善されているものの、根本的な問題は解決されないまま。
とりあえずムダな前哨戦が削減され、ザコ敵や地形でジワジワとダメージが累積するストレスが無くなったのは喜ばしい。またボス様の前口上が省略され、すぐ戦闘が始まるようになったことも好感できる。あとは…最初から仲間が付いてきて、しかも事前に誰を連れて行くか選べるようになったのだが、これは今のところ、あまりメリットが感じられないな。
何にせよ、ボス戦そのものが大雑把で爽快感に欠けるという、前作における最大のマイナス要素は大して変わっていないようだし。序章はともかく、第1章のボスはひどかった…アーケードゲームの“2面ボスは初心者殺しの法則”じゃあるまいし(苦笑)。
こちらの動きが遅すぎる(←つーか、ボスの動きが早すぎ。先読みして狙い撃つのさえ難しいとか…そもそも、行動パターンが読めないのでデタラメに撃ちまくるだけなんだが)うえに、特殊技がチャージされるまでの時間も長くて、なかなか効果的な攻撃ができない。
いいかげん腹が立ったのでステートセーブを使いまくり、こちらの攻撃が1発ヒットするたびにセーブ、ダメージを食らったらリセット…を繰り返して、ようやくクリアすることができた。

ほかに細かいところでは、街の住人がウロチョロと動き回るようになったせいで、話しかけるのが難しくなったような気がするな…まぁ代わりに、前作におけるストレスの一因だった“日が暮れて、眠っている間は会話できない”という仕様は廃止されたので、ドッコイドッコイといったところか。

土曜日, 11月 3

12月のコミック新刊発売予定

11月が超絶的な不作だった反動か、なかなかの豊作ぶり…って、ここ数ヶ月というもの、振り幅が激しすぎだろ! もうちょっとバランス良く配分してくれよ(泣)。

12/04  べるぜバブ 19  田村 隆平  420
購入確定。詳細はこちら

12/04  CLAYMORE 23  八木 教広  420
こちらも購入確定だが、なにしろ豊作なので、実際に買う優先順位としては後回しになるかも。恐らく翌月からは、また不作に戻るだろうし…。

12/13  ちはやふる 19  末次 由紀  450
購入確定。アニメ2期のネタバレを避けるため、封印された単行本だけがどんどん積み上がっていく…(苦笑)。ゆえに、これも後回しの可能性が高そうだ。

12/15  GUNSLINGER GIRL 15  相田 裕  599
とうとう最終巻か…感慨深いな。もちろん購入確定だけど、特装版を確実にゲットするためには、アニメ雑誌を立ち読みするタイミングを慎重に擦り合わせなきゃならんな。

12/26  トラウマ量子結晶 5  青木 ハヤト  588
購入確定。オビには“アニメ化決定!”の文字が…って、それは無理か(笑)。

12/26  機動戦士ガンダムさん ここのつめの巻  大和田 秀樹/サンライズ  588
これまた購入確定。ガンダム創世は、この巻で完結(=購入するのも、これで終わり)かね?

木曜日, 11月 1

ジャンプ&マガジン

今日は早出勤務。帰宅してからしろくまカフェの放送開始まで、30分ほどの中途半端な余裕があったので、F全集・ドラえもん第20巻の回収がてら、自宅近くのコンビニで立ち読みして時間を潰すことに。

例によってサンデーは売り切れていたけれど、まったく“残念”と思わないのは、先週の水曜日にATMで資金補充を行なうため別のコンビニを訪れた際、ついでにサンデーを読んだものの、まるで面白くなかったから…とくにハヤテはヒドかった。
毎週欠かさずに読んでいたならば、あの絵にも慣れてそれほど違和感がなかったのかも知れないが、しばらくインターバルを置いて忘れたころに改めて見ると、なかなか衝撃的だったのである(←でも逆に、リメイク後のドラえもんや栗田ルパンなどは、ほぼ1年に一度しか触れる機会がないからこそ、さほど違和感を覚えないようにも思えるし…うーむ、よく分からんな)。
それはともかく、今のマガジンの陣容(←要するに生徒会役員共賭博覇王伝 零)だけでは5分も持たなかったことから、時間稼ぎのため久しぶりにジャンプも読むことに…まぁ通勤電車内に放置されているのを、たまに拾って読ませてもらう事はあるんだけどね。

SKET DANCE
こういう“たまに読むだけ”という読者としては、一話完結型のエピソードはありがたい。中身のほうは“ささやかな手違いや勘違いが積み重なって、どんどん状況が悪化していく”というベタなパターンだが、ネタのセンスが突っ切っている(←“金色の宇宙人”とか)ため、力技で笑わせられる感じ。
「再びアニメされる可能性は無い」との想定に基づき、単行本を買ってもいいか…とも思うんだが、賛否両論なシリアス編の存在がネックなんだよね。かと言って、単行本を購入するかどうかを事前に判断すべく、毎週欠かさずに連載をチェックする…というのも本末転倒だし。

べるぜバブ
第18巻はけっこう内容も良かったし、続きが気になるような“引き”だったので、次の巻も買うことは確定しているのだが、それゆえにネタバレは自重すべきでは?と、躊躇したのも一瞬、あっさり読んでしまった(笑)。まぁ幸い、次のエピソードが始まっていたらしく、直接的なネタバレを食らうのは避けられたものの、さて今やってるこの話は、どう評価したものか…。
またもやヒルダが愛妻モード(←勝手に命名)になってしまったのは、俺としては嬉しいものの、あまり乱発されると「安易な人気取りに走っているのでは?」という危惧の念も抱いてしまうわけで。そもそも今回のエピソード自体が、カップリングを連発するような流れになっているわけで、これまた個人的には歓喜しつつも、かなり露骨なテコ入れ、さもなくば(最悪のケースとして)連載終了への布石ではないか…などと不安に思ってしまう。まぁジャンプを継続的に読んでいない以上、実際に打ち切られるリスクがどの程度か?なんて知るよしも無いんだけどさ。