土曜日, 10月 1

11月のコミック新刊発売予定

また不作に戻ったっぽいな…つーか、これが平常か。

11/18  ローゼンメイデン 6  PEACH-PIT  630
今度こそ、水銀燈の番外編エピソードは掲載されるんだろうな?(怒) それを抜きにしても前巻は酷かったので、そろそろ見切りをつける頃合いなのかも。

11/25 ドラえもん 16〔F全集〕 藤子・F・不二雄  1890
唯一の購入確定。

11/26  よつばと! 11  あずま きよひこ  630
半分以上は立ち読みできていない気がする。内容が確認できた分については、とくに面白い回は無かったはずだし…まぁ、こっちも最後のチャンスということで買ってみるか。

11/30 Kiss×sis 9  ぢたま 某  580
例によって、初回限定版としてOAD版が同時発売されるはず。前巻は完全にネタ切れでツマらなかったが、それを踏まえて今回は(TVアニメ版と同様)サブヒロイン連中を投入することになったらしいから、いちおう期待しておくか。

はいばねいしょん!

娘TYPE立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。
関係ないが、もうトニたけエヴァが陳列されていたのは意外だった・・・思わず「まさかヤングエースも発売されているんじゃないか?」と、雑誌コーナーへ確認に戻ってしまったわい(←もちろん、まだだった)。
角川コミックスのフライングぶりは相変わらずだな。いつも入荷が遅れがちのD書店も、角川系だけはガチだし。

絵柄とストーリーの古さから、CVイメージもエミリー:釘宮/榊さん:川澄綾子というベッタベタなものになってしまった(苦笑)。榊さんは初登場時の無感情キャラぶりが気に入ったのに、すぐ普通になってしまったのが残念。あと、男の娘キャラを登場させた意味が(作者自身も反省していたように)ほとんど無かったし…。
エロ系のシチュエーションで良かったのは、幼い日の初体験の回想ぐらいか。

メガミマガジン&娘TYPE

今日は早出勤務。最初のうちは相当キツい眠気を抱えていたものの、休憩時間の仮眠がうまくハマったようで、仕事が終わる頃には極めて快調なコンディションに。
そんなわけで、当初の予定(←帰宅して、食事&仮眠で体力を回復させた後、チャリンコでO書店もしくはS1書店に出かけてメガミマガジンを立ち読み)を変更して、D書店へ直行。
娘TYPEメガミマガジンどちらも立ち読み可能だったので、とりあえず見本誌形式だった娘TYPEを優先して片づけることに。

表紙&巻頭特集なのはピンナップなのはストパンがトップで、やはりアテにならない現行の作品(←自社コンテンツも含む)よりも2枚看板を前面に押し出す戦略を取ることにした模様…まぁ実際、夏クール作品のページを見ても、これといった物が無いんだよね。ほんとに今期(←もう終わったけど)は不作だった。
かといって秋クール作品の扱いも、公式サイトを見れば済むような必要最低限の情報が羅列されているだけで、これでは単なるカタログと変わらない程度。
唯一の売りと言えるのはピンナップだけど、特に目ぼしい絵も無かったし、なんか(←実際に比較することができない以上、単なる印象なのだが)枚数も昔に比べて減ってないか? 立ち読みに費やされる時間と労力、そして代償の購入に支払うコストもタダじゃないんだし、それに相当する価値が無いのであれば、もう見限ることを検討すべき時期なのかも知れないな。

で、そういった現行作品より優先されているはずの2枚看板についても、今月のなのは関連の内容は微妙と言うほかない…読むに値した記事は、劇場版A'sの宣伝のためTV版A'sが再放送される件とゲームの新キャラ情報ぐらい。
今後の新展開を練っている最中だろうとは言え、またもやForceは休載で、代わりに掲載されたスタッフインタビューは、やけに文字サイズが大きくてスカスカに見え、いかにも手抜き感が漂っているという…。

もう1枚の看板であるストパンのほうは、いつも通りの外伝コミック連載と、あとは劇場版の制作状況に関するスタッフインタビューのみで、こちらも量的には少し物足りないか。
インタビューは主に、ヨーロッパへの慰安──もとい取材──旅行に関する話題…って、また行ったのかよ!(笑) まぁ一応、当時の兵器の見学やらロケハンやら、取材らしい事もやっていたようだけどね。しかし、それらの写真の中に一緒に写っている宮藤のSDフィギュアが、なんとも微妙な表情をしているんだよな…もうちょっとかわいいフィギュアは無かったのか?(笑)
それにしても「映画は時間が足りないので、登場キャラ全員をしっかり描くのは無理」と、早くも弁明モードに入っているのは気に入らない…確かに言ってることは間違いじゃないけど。実際、この手のキャラの多さを売りにするタイプの作品にとって、時間制限がキツい映画という媒体は不向きなのだろう…つい最近も、ネギまといういい(悪い?)例があったことだし。

メガミマガジンについては、3日になってからO書店で読破。ここ最近はメガミマガジンでさえシュリンクされている状況が続いていたので、あまり期待していなかったのだが、この日は遅出勤務で午前中は余裕があったので一応行ってみると、久しぶりにフリーで立ち読み可能状態だった…という次第。

表紙&巻頭特集はアイマス…こっちも手堅いチョイスになってきたな。まぁ実際(娘TYPEよりは幅広い作品が取り扱われていたものの)、やはりコレといった目玉の見当たらない状況では、自分たちのプッシュしているタイトルをアピールしておくのが無難ではあるか…一定の支持は、確実にあるわけだし。
秋クール作品についても、WORKING'!!イカ娘といった続編モノを最初に掲載するなど、「どんな作品が人気を得るか見極めがつかないので、とりあえず無難なチョイスで逃げを打った」という感じ。
俺としては、今この時点で第1話の視聴を終えた作品の中では(下馬評通りで意外性に欠けるけど)やはりFate/Zeroが抜きん出ているものの、それは飽くまで“男たちの物語”としての面白さであって、メガミマガジン読者が望んでいるものとは違うだろうしなぁ…。
そろそろ、萌えだけをアテにした作品がメインの時代も限界に近いという気はするんだけど、もし仮に“骨太な物語と、普通に(=腐女子に媚びるのではない)カッコいい男キャラ”が主流になるとしたら、この手のビジュアル系美少女アニメ雑誌って、どうなるんだろ?
たとえばシュタインズゲートの最終回は“オカリンが主人公の物語”としてキレイにまとまっており、メガミマガジン今月号の記事もそれに沿った内容だったわけだが、でもそうなると“普通のアニメ雑誌”と変わらないんだよね。逆に“普通のアニメ雑誌”でも、ピンナップが付いてるのは当たり前だし。

でもまぁアニメファンのパイ自体は意外と大きいから、需要に応じて細分化された、様々な雑誌が群雄割拠するという状況は変わらんかな。
べつにそのことを確かめる為とかじゃなく、単に予想より早くメガミマガジンを読み終わって物足りない気分だったので、たまたま目の前の棚に陳列されていたオトナアニメディアを手に取ってみた。
巻頭特集はピングドラム。どちらかといえば女性向きで、ウテナ世代というオトナがメインターゲットの作品であることを考えれば、妥当な選択か。巻末とはいえNo.6が特集されていたのも、オトナの腐女子向け雑誌としては極めて正しいし。
もちろんTIGER&BUNNYも扱われていたが、これは必ずしも腐女子狙いのチョイスというわけじゃ無く、虎徹はオジサン世代にも強い支持(←つーか、共感?)を得ていたそうな。
一方でイナズマイレブンが全く載ってないのは、オトナというカテゴリーに外れるから(笑)か、あるいはアニメージュに押さえられているせい?
そして、ここでも取り上げられていましたギルティクラウン…どれだけ注目されて、もとい宣伝費をつぎ込んだのやら。けっこう主人公はヒドい目にも遭うとの事だけど、あまり鬱展開っぽいのはカンベンだなー。





金曜日, 9月 30

3・11の未来――日本・SF・創造力

アワーズ立ち読みの代償として、V書店にて購入。
執筆者の顔ぶれを見れば確実に“買い”であることは分かるんだが、なにしろ値段が値段なので、できれば事前に内容を確認しておきたかったんだよね。ところが(マイナー出版社の悲しさか)どこの店にも入荷していなかったせいで、そのままずっと放ったらかしになっていたという…。
今回ようやく現物を発見し(←よく見ると第2刷だったので、後から追加発注された分なのかも)、ざっと中身を読んで買う価値アリと再確認。晴れて購入と相成った。

アワーズ11月号

今日は休日。ぱふが休刊状態とはいえ、月末進行のピーク日であることに変わりは無いのだが、やや眠気と疲労を引きずり気味なことに加え、Ver.M/Wの制作に入れ込んだ(←Level.11の作成がトライアル&エラーを繰り返しつつ着実に前進しており、またここで中断するとアイデアを忘却してしまう恐れがあるため、一気に完成まで突き進んだ)こともあり、それほど積極的に立ち読みを行なう気分になれなかった。

それでも一応のノルマということで、V書店に出かけてアワーズだけは片づける。またメガミマガジンもフリー状態であり、ちょっと体力的にキツいが一気に読めないことも無かったのだけれど、立ち読みの代償に関して他店の状況もチェックしておく必要があったことから、今日のところは切り上げた。

リュウマのガゴウ(宮下裕樹)
新連載。トライガンナウシカ…ってところかと思ったが、主人公は不死身じゃないことが判明したので、ややトライガンの要素は薄まった。
まぁ何にせよ「どこかで見たような」という印象は変わらないわけで、あとはストーリーの面白さか、演出のパワーで押し切るしか無さそうなんだけど、それを悠長に期待して読み続けるほどの気力は持ち合わせていないんだよね。

ナポレオン~覇道進撃~
すぐに権力へ手が届くと知った途端に冷静さを失うあたり、カルノーも人の子だったんだな(笑)。タレイランやフーシェが、本気でカルノーに権力を与えるつもりだったのか、あるいは傀儡にしようという魂胆だったのか気になるところ…制度上は、第一執政は圧倒的な権力を有していたはずだが、実際のところはどうなんだろ?
前フリが長かった割に、ドゼーが死ぬシーン自体はずいぶん呆気なかったので拍子抜け…まぁ今回は“クレベールと同じ日に亡くなった”という部分がキモで、クレベール側の描写にもページを充てる必要があったから、やや駆け足の展開になってしまったのは仕方ないか。

エクセル♡サーガ
ネタで言ったことが現実になって、シャレにならない事態に…って、銀魂みたいだな(笑)。さすがに今月はドリフターズが掲載されていたので、ひと安心といったところだろうか。

木曜日, 9月 29

サンデー&マガジン

楽天から届いた藤子F全集・ドラえもん第15巻を回収する必要もあったので、できれば昨日(←泊まり勤務)の出勤前に、自宅近くのコンビニで読んでしまうつもりだった。しかし結局、睡眠を優先したことで時間が足りなくなり、計画を断念。
そして今日(←夜勤明け)、やや遅めの帰宅&疲れていたことから、昼寝を終えて目覚めた時には、もう夕方になろうかという時間になっており、これは既に売り切れ(←とくにサンデー)の可能性が高かろうと思いつつも訪れたところ、幸いにしてまだ(←サンデーは1冊だけ)残っており、読むことができた。
なおドラえもんは、書籍だしダンボール袋に封入されているものと思い込んでいたが、なんとBDと同じくダンボール箱に入れられていた…まぁサイズがデカいからな。

ハヤテ
1話完結の各キャラ個別エピソード、今回のメインは3バカ娘…のはずなのだが、とくに約1名、誰だか分からんぐらいにキャラデザが劣化しちまったせいで、話の内容なんかどうでも良くなった(苦笑)。

一路平安!(小林尽)
そんなハヤテの惨状を見かねて「安心しろ!オレの方がもっと作画劣化してるぜ」とばかりに、他誌から応援に駆けつけたのがコレ(←ウソです)。まぁ実際、スクラン末期のヒドさに比べると幾分マシになったような気が…いや、当時の記憶が薄れて勘違いしているだけかも知れんし、あるいは単に、この作品の本来の掲載誌は別冊少年マガジン(←つまり月刊誌)だから、スケジュール的に余裕があっただけ…という可能性もあるか。

絶望先生
はいはい、また休載ね(笑)と思ったら、まさかホントに病気とは…。

火曜日, 9月 27

楽天アフィリエイト

またまた楽天オークションから、バナーを貼るだけで3万ポイント山分けだそうな。



しかし企画する側もマンネリというか、ネタ切れ感に襲われているんじゃないだろうか? 適当に選んで貼ってるだけの俺でさえ、バナーの候補が前回とほとんど同じだと思ってしまったぐらいだし。

あかとき星レジデンス

少年エースニュータイプエース立ち読みの代償として、D書店にて購入。

雑誌で立ち読みした時には分からなかった(←なにしろ季刊誌なので、前回の話を覚えておくのは無理)けど、改めて一気読みしたら、別のエピソードのキャラ(シチュエーション)が、あちこちでリンクしている仕掛けに気づいた。
しかし、読んだのが職場の食堂でメシを食いながらだったので、ニヤニヤ笑いと涙を同僚に見られないようにするのが大変だったという…。

少年エース11月号

今日は遅出勤務。早めに家を出て、出勤時間までにD書店で立ち読みを済ませるという恒例のパターンを踏襲。念のため途中下車してK1書店に立ち寄ったものの、電撃大王がシュリンクされており立ち読み不可だったのは予想通り。
そしてD書店も同じく立ち読み不可だった事も、なんとなく予想していた、というか納得した…さすがに4誌まとめてD書店に依存するという事態は、無理があり過ぎるからなぁ。
というわけで今日のところは、後回しにしていた少年エースを立ち読み。そして、いちおう電撃大王が読めることを想定してスケジュールを立てており、まだ時間に余裕があったことから、ついでにニュータイプエースを(トミノ伝のみ)読むことにした。

ビッグオーダー(えすのサカエ)
新連載。また前作(未来日記)と同じく厨二な異能力者バトルか…主人公の能力は幽遊白書のテリトリーを思い出したが、いろいろ応用が効きそうなので、作者のアイデアに期待したいところ。
ヒロインがバイオレンスなのも前作と同様だけど、あっちは完全にイカれていたのに対し、こちらは、まだ少しはマトモな部分が残っている可能性があると信じたい。協力して死線をくぐり抜けるうちに主人公への誤解も解けて、やがて(普通に)相思相愛に…というベタな展開を望む! もうヤンデレとか、お腹いっぱいだから(苦笑)。
役割分担も“主人公が考えて、ヒロインが戦う”という前作のスタイルを受け継いでいるのかね? ヒロインの能力が不死なのは、いかにも戦闘向きという感じだが(←相討ちOKで、罠にかけるパターンを多用しそうな予感)。

まほマほ(児玉樹)
こちらも新連載。「キャラデザだけは一級品」という評価の作者なのに、今回の主要キャラは全般的にイマイチと、いきなり黄信号が灯ってしまった。おまけに主人公(♂)が魔法少女に変身するという基本設定も、すでに妄想奇行~アドレッセンス・アバター~という前例があるわけで、べつに斬新でも無いし。
次回よっぽどストーリーが化けるか、強烈なキャラが追加でもされない限り、早々に見切ってしまいそうだ。

トラウマ量子結晶
ほんとに当たりハズレの激しい作品だな…今月は(またもや、この回だけのために単行本第3巻を買ってもいいやと思わせるほどの)当たり回だったが。
まず前回からの流れで、ムダな時間を過ごすことがパワーアップの秘訣と判明したため、久音の発案で、穴を掘っては埋めるという作業をひたすら繰り返すことに…その、あまりの不毛さにキレたリコ(←またギャル化してるし)が食ってかかり、あっさり論破される久音(←デフォルメの泣き顔がかわいい)。
そしてリコの出した代案により、男性陣がファッションに走る(←「モテる」という魔法のキーワードに反応してしまうところが、まだ人生を捨てきれていない半端者という感じだけど、その未練がましさこそが能力の源泉なのかもね)ことになり、さっそくリコのデザインした衣装を真水の能力で具現化し…って、なんで聖闘士星矢なんだよ!?
それは作者が、ジェミニのサガ(のフィギュア?)の完成度の高さに感激したからでした…って目次コメントに書いてあった(笑)。まぁ直撃世代としてはツボにハマって大笑いさせてもらったが、こういう安易なパロディはあまり多用しないように(←って俺が言っても説得力ないけど)。
ラスボスが唐突に(しかも非常にしょーもない理由で)襲ってくるというオマケまでついて、最後まで大笑いさせてもらったわ。

トミノ伝
さすがに、西崎ヨシノブの素行について具体的に言及することはしなかったか(笑)。オレ的に海のトリトンは最終回のドンデン返しがあってこそなので、前半だけの総集編である映画版は、評価できないんだよな…まぁ主要なファン層は女性だったらしいから、“キャラとしてのトリトン”が大画面で見られただけで、満足したのかも知れんけどね。


月曜日, 9月 26

天体戦士サンレッド第13巻

アフタヌーン立ち読みの代償として、D書店にて購入。

全般的に不調。面白かったのは、
①ヴァンプ将軍が酔っぱらう話。
②通い先の病院でオバァチャンたちにモテモテなデビルネコが、女子校生たちにモテモテなウサコッツに嫉妬する話。
③サンレッドが怪人たち相手に新兵器(←2千万度の火の玉やら、ブラックホールやらを発射するという物騒きわまりない代物)を威力を試そうとする話。
…ぐらいか。

アフタヌーン 11月号

今日も昨日と同じく、予備シフトに待機勤務を充てがわれており、気力・体力ともに万全の体勢。勤務を終えると直ちにD書店へ赴き、まずはアフタヌーン(←まだ2冊とも残っていた)を片づけ、次にガンダムエースの残りを読み終える。
比較的早めの時間だったせいか、ライバルとなる立ち読ミストは皆無…その代わりに3人連れの女の子たちが、アニメ関連の雑誌をまとめ買いして行った(笑)。
耳に入ってきた話し声によるとタイバニのファンらしく、「やはり女の子は皆、腐女子予備軍なのかー!?」とか思っていたら、ロウきゅーぶの話題に触れていたのは意外だった…萌えオタ向けのエロサービスも、あの程度なら許容範囲なんだろうか? いちおうスポーツ物だし、ヒロインたちと近い年頃だから、それなりに親近感が抱けるとか?

零崎双識の人間試験(原作:西尾維新/画:シオミヤイルカ)
新連載。いかにも西尾維新らしい内容といったところで、客観的に見ればエンタメ作品として及第点なのは間違いあるまい。しかし主観的には「カネを払って買いたい」と思わせる何かが、今ひとつ物足りない感じ…まぁまだ第1話だし、しばらくは様子見だな。
絵柄についても、特に好みだとか売れ線というわけでも無いのだが、なかなか好印象。ヒロインをかわいく描けているのは、大きなアドバンテージだな。

げんしけん 二代目
なんで男の新キャラばかりゾロゾロと…と思ったら、男装妹でしたの巻。うーん、「男装女子と女装男子じゃ正反対なんだから、両方いてもいいだろ!」と言われそうだが、やっぱりダメだわ。この手の性別倒錯属性キャラは、ひとつの作品につき合計1人で充分。
もともと旧シリーズは、オタクといっても平凡な連中がメインだったからこそ、あの独特のバランスと空気感が成り立っていたわけで。昨今のラノベみたく属性の立ちまくったキャラだらけ…というのは、なにか違うだろうと。

冒険エレキテ島(鶴田謙二)
アベノ橋魔法☆商店街以来の登場」という惹句に、時の流れを感じざるを得ない…。そんな長いインターバルを経て掲載された作品だが、いつものごとく、とくに話も進展しないまま終了。「緻密な風景描写に、多くのコマを割いた」と言えば聞こえは良いけど、そのせいで話が遅々として進まないというのは、少なくとも俺の性には合わない。

いつも、ふたりで 後編(冬目 景)
鶴田に比べればマシとはいえ、こちらも色々と新たな作品を手がけては無期限休載に陥るパターンが多いという印象なので、こういう風に読み切り(←正確には前後編だけど)形式で確実に終わる作品のほうが安心して読めるわ。
…と思ったら今度は“話が短すぎて必要最低限のストーリーの流れしか描かれておらず、盛り上がりに欠ける”という欠陥が浮上(苦笑)。「イマジナリーフレンドとの縁を切り、現実の人間と関わることを決意した主人公の成長を描いた話」という要約を、そのままマンガに起こしただけなんだよなー。

天地明察
ここのところ停滞気味で不満だったけれど、一気に話が進んで面白さが戻った。それは良い事なんだが、まさか算術対決と測暦の指令が同時に来るとは思わなんだ…てっきり関さんとの勝負(前座)を終えてから測暦(本筋)に入るものとばかり。
さて次回、勝負の行方はどうなるのか楽しみ…とりあえず納得のいく結果に終わって、満足しつつ旅立てるのか。あるいは心残りのある結果となって「必ずや無事に帰って、改めて勝負を」みたいに、生きる目標になる展開もアリだな。

イコン
主人公が再び戦う決意を固めるために必要な過程だから、お約束なのは仕方ないとして、オヤジまで“むかし愛した女性(故人)を回想”なんてベタな死亡フラグを立てていたのには、イヤな予感しかしない…やはりクライマックスは、何のヒネリもなく正面突破を図るつもりなのかねぇ。

放課後のSとM(藤嶋マル)
四季賞デビュー作家による読み切り第1弾。“強気な女の子と弱気な男の子”という属性は嫌いじゃないんだけど、イジメや暴力というレベルまで行くとウンザリさせられるわけで、直接(←ビジュアル的な意味で)そういう描写をしなくても済む、ラノベとかエロゲに向いたジャンルなのかもね。あるいはラブコメの範囲に収まるような、あくまでギャグとしての暴力にとどめるか。

今日のユイコさん(秀河憲伸)
同じく四季賞デビュー作家による読み切り(←サブタイトルには“第1話”って書いてあったけど、読み切り。アンケートの結果が良ければ、続きを描くという意味かね?)第2弾。
どちらもラブコメ、しかもヒロインは強気属性と、カブりまくりなんだが…編集部レベルで事前に調整つかなかったのか?
こちらのヒロインは↑に比べるとかなりマイルドで、典型的なツンデレの範疇。その意味では安心なんだけど、アフタヌーンに掲載する作品としては大人しすぎる気も。
そして難点は、作画レベルの面で↑よりも大幅に見劣りしていること…例えるなら、鬼頭莫広のクセのある絵柄をさらに(悪い方向へ)強調したような感じ。習作ならともかく、これでカネを取ろうというのは無理がある…要練習。

日曜日, 9月 25

天地明察第1巻

ガンダムエース立ち読みの代償として、D書店にて購入。
サンレッド第13巻と、どちらを先に買うか迷ったけど、あっちは山積み状態だったのに対し、こちらは(同じ平積み扱いでも)2冊しか残っていなかったので、優先的に確保することに。

ガンダムエース11月号

今日と明日は予備シフトで、その両方に待機シフトを充てがわれるという、これ以上は望めないほど最高の巡り合わせ…しかも今は、月末進行の真っ最中だし。
しかし問題は“読む雑誌が存在するか?”という事で、昨日のうちに訪れたV書店とK1書店では、3誌いずれも立ち読み不可という厳しい状況…とくに、ここのところ寛容だったV書店が(付録のせいだろうけど)アフタヌーンをシュリンクしていたのは、手痛い誤算だった。

そんなわけで「最後の砦たるD書店でも3雑誌すべてを読める可能性は低いだろうし、でもまぁ最近は、そこまで必死に読みたいというほどの意欲も湧いてこないから、このまま縁を切っても別に構わないか…」とか思っていた矢先に、これまた予想外なことに3誌とも立ち読み可能(←少年エースおよびガンダムエースは見本誌形式)だったというオチ…うーむ、あまりD書店ばかりに集中するのは望ましいことじゃないんだけど、今回ばかりは仕方あるまい。
で、立ち読みフリー状態とはいえ2冊しか残っていなかったアフタヌーンも気がかりだったが、まずは大物を優先ということでガンダムエースに狙いを定める。ほぼ最高のコンディションで臨んだこともあり、Wガン小説を除く全ページを読破することができた。リタイアしたのは、体力よりも先に集中力が途切れたからだし。

ユニコーン関連情報
古橋監督のコメントが、これまでになくネガティブなものであった事に驚いた…ハードルを下げる効果はあるかも知れないが、戦う前から敗北の言い訳をしているようで、正直あまり良い印象じゃないな。
制作期間は長かったし、自分にできる最善は尽くしたものの、100%満足のいくものにはならなかったと言うなら、作画や演出のクオリティじゃなく、ストーリーの方向性の問題なのだろうか?
掲載されていた旧ジオン系MS群のデザイン画は、いい感じなんだけどな…アニメ版で新たに加わったマラサイは、あのデザインだからジオン系にペイントされても全く違和感ないし。逆に一般連邦カラーに塗られたネモも、けっこう馴染んでる。ハイゴッグがズゴックに変更されたのは「メジャーな機体のほうが、より広い層のファンに受ける」という計算ゆえ?

安彦×新海対談
たとえキャラや社会が空疎(←つまりセカイ系)であっても、風景そのものに、観る者に訴えかける力があるはず…という意図で制作されたのが、秒速5センチメートルだそうな。
一方の安彦は、アリオンの放映がナウシカの直後だった(←ガキの頃だから覚えてないや…)という巡り合わせの悪さには、同情を禁じ得ない。また宮崎駿や庵野のように、徹底的にこだわって作り込む連中には敵わないと悟ったことが、アニメ業界を引退するキッカケになったとか、興味深い話が多かった。

Zガンダム Define
リック・ディアス隊と鹵獲されたmk-II、そしてブライトとファを乗せたランチがグリーンノアから離脱。これを追おうとしたティターンズ艦隊だが、「2手、3手先を読んで」いたクワトロの指示で隠れていたモンブランの奇襲を受け、アレキサンドリアとサチワヌは追跡の続行が不可能という事態に。残ったのはジャマイカンの乗るブルネイのみ…って、アニメ版と正反対の状況だな。
まぁ仮に、レコアを大気圏に降下させる際の戦闘が行われるとして、2(アーガマ、モンブラン)対2(ブルネイ、ボスニア)なのに原作どおりモンブランが沈められるというのも格好が悪いし、カミーユの両親死亡~エマの脱走イベントも消化しなければならないので、遠からず修理されて再び合流するんだろうけど。一時的にせよ艦の数を減らして、作画の負担を下げようという魂胆だろうか…と勘ぐってみる(笑)。
カラーページには北爪によるZガンダム関連のイラストが掲載されていたが、フォウのヌードポスターやLDのジャケット絵を、DVDジャケ絵と一緒に載せるなよ! 劣化ぶりを隠しようが無いだろ(笑)。

ガンダムさん
MMRならぬGAMRなる新シリーズが、いつの間にか始まっていたけど、これまた全然おもしろくない…他には女医のセイラさんだし、やっぱりガンダム創世が終わったのは大きいな。
そのガンダム創世の特別編であるトミノ伝(←海のトリトン映画化の秘話を描いたそうな)は、ニュータイプエースに流れちゃったし…いちおう“特別読み切り”という扱いらしいけど、そう言いつつ連載として向こうに定着したりして(笑…えねぇ)。

ハイブリッド4コマ
スズメ取りの罠を仕掛けるIGLOOザクとか、デフォルメ顔がかわいいミネバとか、いいネタも散見されるものの、いかんせん絶対数が少なくて、不振という印象は拭えない。今月号は、他のギャグ系作品も総じて不調…というか、数自体が少なかったような。

ガンネタ選手権
一方こちらは笑えるネタが多かったものの、今月で最終回だそうな。やはり北爪ゼータでの続行は無理か…(←そりゃあねえ)。
お題は、大地に立ったガンダム(←もちろん、元ネタではセリフ無し)に、セリフを追加するというもので、「次はどこの展示場?」という等身大ガンダムネタから、「mk-IIにゴーカイチェンジ」、「じつはジオン派」、お約束の「俺たちの戦いはこれからだ!」などなど。

逆襲のシャア BEYOND THE TIME
最終回。魂の遍歴を終えたナナイに突きつけられたのは、この妄想世界にとどまるか、過酷な現実世界へ戻るかという選択肢だった…という展開はありがちだけど、どちらかと言えばガンダムよりもエヴァっぽい。
だがその後、サイコフレームの力によって死んだ者たち(←クェス、ギュネイ、そのほか本作のオリジナルキャラ)と共感するというのは、いかにもガンダムらしい。クェスに対して“男のそばに、居場所を得られなかった”者としてのシンパシーを感じるあたりは、なかなか巧いと思えたものの、そこで作者の描きたいことは終わってしまったのか、エピローグが不完全燃焼と言うか、曖昧なまま投げ出されたように見える…まぁナナイの消息について公式に言及されていない以上、やむを得ない面もあるか。

超級! 機動武闘伝Gガンダム
デスアーミーは、Gガンでは数少ない“比較的まともなMSっぽい”デザインだから好きなんだけど、描線がナマナマしい(と言うか、荒い)島本の絵では、その魅力がスポイルされてしまってるな…。超級覇王電影弾みたいに「ハッタリを効かせてナンボ」の演出は、どうやってもアニメ版のほうに軍配が上がるし。

超超お父さんドズル~やらせはんぞう物語~
Q.面白かった?
A.ミネバちゃんが可愛かった

…になりつつあるな(笑)。ハモンさんが最後の1コマだけしか登場しなかったのは残念…まぁ“ミネバがボーカルをやらされる”というストーリーの都合上、仕方なかったんだろうけど。

ガンダムAGE関連情報
敵の外観がモンスター系なのは序盤だけで、すぐに人型(←つまりMS)がメインになるようだな…まぁ、別のジャリ番に登場しそうなデザインよりは、そのほうがガンダムっぽいのは確かだけど、商品紹介ページに掲載されていた敵フィギュアの変形を見てしまうと、「これはこれでアリかも」と思ってしまった。
デスペラードに付けられた「敵か味方か?」という煽り文句がオカシい…あれが敵だったら、むしろビックリだわ(笑)。

砂漠のU.C.0079(葛木ヒヨシ)
次回から連載が開始されるガンダムAGEコミカライズ版の作者による、読み切り…つまり、お披露目ですな。これを読んだ限りの評価としては、
①陳腐なストーリー。
②読み切りでページ数に制約があるとはいえ、主要キャラクターが死んだのに盛り上がりに欠ける(主人公の感情が伝わってこない)稚拙な演出。
③作画レベルは中の下といったところだし、ターゲットが不明確(←ディープなガンダムファンを満足させられるような腕じゃないのはもちろん、AGEというコンテンツにマッチした、子供向けの絵柄というわけでもない)。
…と、なぜ選ばれたのか分からないレベル。まぁ本気で子供に向けたコミカライズ版については、他の雑誌で、より適切な絵柄の人間によって描かれているだろうから、こっちは飽くまで「いちおうガンダム専門誌という立場上、何もやらないわけには行かない」というオトナの事情による企画なのかもなぁ…どうせアニメの放映が始まれば、あっという間に追い越されるだろうし。

ジョニーライデンの帰還
敵と相打ちになり、ともに乗機が損壊して不時着(または漂流)。極限状況に追い込まれた両者は、やむなく協力することに…というお約束のパターン?
それにしても、オフィシャルで「ジョニ子」呼ばわりはどうよ?と思ったら、すでに先月号の時点で呼ばれていたのか…この作品の女性キャラって、こんな扱いばかりだな(笑)。前作ギレン暗殺計画は硬すぎたので、もうちょっとファン層を広げたいという意図に基づくものだろうか。

富野です
今月の対談相手は、モリタポの発案者である竹中直純。不安定な電気信号に依存しているコンピューターは信用ならん、大してセキュリティの高くないインターネットでカネのやり取りをするなんて正気の沙汰じゃない…という富野に対し、そういったハードやソフト自体は信用できないが、それらを作った人間については(今のところ)信用できる…という姿勢の竹中。
原発事故を経験した後では、富野の言い分が正しいように聞こえるものの、竹中の言う信頼性とは(たとえばジョブスのような)天才的な個人に対するものであって、マイクロソフトのような多人数による合議制では失敗する…つまりコンピューター(ネット)関連については“善良な独裁”のほうが、うまく行っているという主張が面白い。

THE MSV(近藤和久)
冒頭ページのコマ割りが4コマ漫画状態に! オリジン完結に伴って誌面のリニューアルを急いでいるのか、やたら終わりを迎えるページが多い(←そういえば松戸アングラーも最終回だったな…)中で、この作品も編集部から打ち切りの可能性を仄めかされ、手っ取り早く人気を確保するために4コマ漫画へと路線変更したのかと思った(←そんなわけねー!)。
しかし、これまでは無名の将兵やオレ流アレンジした兵器をメインに描いてきたにも拘らず、ここにきて急に黒い三連星とその愛機であるMS-06R-1Aなんて既存の人気キャラ&機体にスポットを当てるあたり、人気取りのために日和ったと見えなくもない。
また内容面においても、ジェットストリームアタックの誕生に至る経緯が(やや強引ではあるが、まぁそれはJSA自体に無理があるわけで、致し方あるまい)語られており、いつものような“状況を淡々と描写するだけで、ストーリー性が欠落している”というパターンとは一味ちがっている印象。