金曜日, 8月 19

ナナマル サンバツ第2巻

アニメディア立ち読みの代償として、D書店にて購入。


アニメディア9月号

今日は休日。ただし臨時の手伝い(というか何というか)を充てがわれ、早朝から職場に赴くことに。
その用事を終えて一旦は帰宅した後、食事と仮眠を済ませて、ふたたび通勤電車に乗ってD書店へ。先日までに、O書店やS1書店ではアニメディアの立ち読みが不可であることは確認しており、けっきょくD書店に頼るハメになったわけだが、こうなると分かっていれば、先にアニメディアから読んでおくべきだったな(←後の祭り)。

とはいえ、いざ読んでみると、積極的に読みたいと思えるようなページも少ないため、こうして読むのが遅れても特に気にはならない。
もともと今期は注目作と言えるような作品が少ないことに加え、とくに今月号は興味のないジャンル(←カードファイト系など)の作品が比較的多めに取り上げられているような感じだし。

キャラ人気投票は、他誌に比べると旧勢力の粘りが目立った。トップの唯をはじめ、けいおん勢が今だに一大勢力を誇っている反面、イナズマ系は(読者投稿コーナーを見るかぎり、かなり人気はあるはずなのに)票に結びついていない等、アニメージュとは異なる層が票を投じているという印象を受ける。
このコーナーだけ見ると、最近はアニメディアよりアニメージュのほうが腐女子濃度が濃いんじゃないかと…一時期は「アニメージュNewtype化した」なんて言われたけど、今度はアニメディアのお株を奪いつつあるのかも?
いっぽうで青エクの人気やTIGER&BUNNYの伸び悩みなどは、どの雑誌にも共通していることから、かなり広汎な動向と解釈すべきなのだろうか? まぁ必ずしも、キャラ人気が作品自体の人気を測るバロメータになるとは限らないので、騒ぐようなことでも無いか。

木曜日, 8月 18

サンデー&マガジン

今日は夜勤明け。昨日の泊まり勤務では、長い休憩時間を利用してD書店でアニメディアを立ち読みする予定だったものの、あまりの眠気に早々と屈して、グッスリと眠り込んでしまった…(苦笑)。
そのせいか、今日は朝から全く眠気を感じることがなく、その後もまるで寝たいとは思えなかったので、仕方なく昼過ぎには通勤電車に乗ってトンボ返り…まずは図書館でアニメージュの残りを読み終える。

その後は再び家に戻り、市内の家電量販店を巡るべくチャリンコで繰り出す。目的は、先日うっかり壊してしまったPC用の電源タップを買うため…。
そんなモン、職場近くのヤマダ電機あたりで適当に買えばいいじゃん!というのがマトモな判断であって、このクソ暑い中をわざわざ出かけるなんて正気の沙汰じゃない気もするが、チャリンコに乗っていれば風を感じられるし、漕いでいる間は余計なことを考えずに済むので、じっと室内で暑さに耐えるよりマシじゃないかと…。
もちろん、今日のように曇天で直射日光を避けられるのなら、という条件に限った場合の話だけど。

まぁ単に、久しぶりに外に出たいと思っただけ…というのも否定できないな。職場近くにあるのとは別のヤマダ電機とか、その途中にあったホームセンターや繁華街の家電ショップなど、結構あちこち見て回ったものの、けっきょく最初にチェックした店──つまり職場近くのヤマダ電機が一番安かったわけで、要するに全部ムダ足だったわけだけど、それでも徒労じゃなかったと思えるのは、見て回った先で色々と面白い発見があったから。
まず驚いたのは、職場近くじゃない方のヤマダ電機を久しぶりに覗いてみると、DVD売り場が大幅に縮小されて、生活雑貨コーナーに様変わりしていたこと。PC環境が整ってネットで注文するようになるまでは、主要なDVD購入先として利用していたんだが、時代は変わったなぁ…そう言えば、ここより以前に利用していた繁華街のレコード店も、ずいぶん昔に潰れたっけ。安さと品揃えの豊富さで勝負できる大手ネットショップと、限定特典グッズを付けることでマニアを囲い込む戦略の専門店とに二極化されて、そういった特長で勝負できない中途半端な店は淘汰されてしまうのだろう。
もうひとつは、まるで時代の流れに取り残されたような古本屋と遭遇したこと。陳列されていた書籍の大半が、売れ筋どころか連載中ですらない文字通りの単なる“古い本”であり、しかもその半数近くは、長年にわたって陽に灼かれ続けたせいで背表紙がカスれており、売り物としての体をなしていない有り様…。もちろん古本ショップ大手の系列でもなく、どうやって店の経営を維持しているのか全く分からないという…この不況下では、明日つぶれても不思議じゃないだろうに、まるでそんな可能性など念頭に無いかのように平然と、昔ながらの経営スタイルを保っているように見えたのが謎すぎる。もちろん掘り出し物などは一切ナシ…ただ単に“懐かしいだけ”のマンガなら幾つかあったけど、カネ払ってまで欲しいとは思わないものばかりだった。

そんな有益だったのか無益だったのか分からない遍歴を終えて、帰り際に立ち寄ったスーパーでは、目当てだったレディボーデンの安売りセールがすでに終了してしまっており、これは間違いなくショックだった。
気を取り直して、コンビニでサンデーの立ち読み(←マガジンは在庫なし)と、ATMでの所持金の補充を済ませて帰宅する。
その後、夜になってからスーパーに遠征し、マガジンを立ち読み。あいにく寿司および刺身は、半額セールの始まる前に売り切れてしまっており、こちらも収穫ナシ。終わってみれば、実体を伴う成果は皆無だったな…。

銀の匙
前回あれだけ失態を重ねたので、かなりキツい鬱展開も覚悟していたのだが、思いのほかマイルドに収まってくれて安心した…それにしても“殴り合い”ならぬ、球を投げ合い/打ち合いながら本音をぶつけ、しかもそれが「甲子園に出場し、プロに入団。稼いだカネで農場を立て直す」なんて夢物語だったりと、いかにもベタな青春のワンシーンという感じで、恥ずかしくも微笑ましいものがあった。
いっぽう今回の笑いどころは、①調子を取り戻した八軒が、さっそく労働基準法だの子供の権利条約だのを、いたいけな子供たちに吹き込む。②再登場したときは轢死体になっていた、鹿の伏線のヒドさ。
鹿については、害獣と割り切ったうえで射殺するぐらいなら、なんとか躊躇せずに行えるかも知れないが、車で撥ねるのはカンベンだなぁ…相手が何であれ、衝突時のトラウマが長引きそうだし。

絶対可憐チルドレン
知性化された軍用のイルカと言えば、記憶屋ジョニイを思い出す…まぁ、こっちは麻薬漬けなんてヤバい設定じゃないだろうけど。

月曜日, 8月 15

アニメージュ9月号

今日は遅出勤務。明日も同じく遅出、しかも待機シフトなので余裕はあるのだが、あいにく図書館の閉館日なので、まず今日のうちにアニメージュを片づけておき、明日はアニメディアの立ち読みに回すのがクレバーだろう…と計画。
しかし昨晩はVer.M/Wの制作レポまとめに熱中してしまい、充分な睡眠時間を確保できないまま当日を迎えたことで、いきなり出遅れ…結局およそ3分の2ほどを読み終えたところで時間切れとなってしまった。残り3分の1を読み終えたのは、19日の夜勤明け。

表紙&巻頭特集はTIGER&BUNNY。赤と緑のどちらが主役か言い争う虎徹(ガチャピン派)とバーナビー(マリオブラザーズ派)…という水玉螢之丞の1コマ漫画が面白い。

イナズマイレブンは“本編を回想するフリしながら、内容の理不尽さにツッコミを入れる”という企画が、もはや定番になっているな。
しかし声優にとっては自分の出演作品だし、アニメージュ編集部としても雑誌の売り上げを支えている人気タイトルと、それぞれにとって大事なメシのタネだろうに、こんなに容赦なくケチつけていいのか!?(笑) 
とくにアニメージュは、後ろのページでガンダムAGE(←こちらも脚本は日野)を“期待の新作”みたいに取り上げておきながら、ひどい二枚舌という気がするぞ。

銀魂は、まともな新八フィギュアを出してもらえないことに対する、阪口のボヤキ。ほかの人気キャラのフィギュアとセットにして、パーツ単位で抱き合わせ販売するとか、せこいアイデアが列挙されてるし(笑)。
文字通り盾となって銀魂を守ってくれた東Pの異動は、やはり少なからぬショックだったようで。まぁ新しいPも銀魂は好きとの事だから、たぶん大丈夫と思いたいところ。
もうひとつ気がかりなのは、原作を消化するスピードの早さだとか…いつ終わっても悔いが無いよう生き急いでいるようにも見えて、一抹の不安が漂うのは確かだな。
しかし、ラブプラス編に関して原作者に直談判したというあたりは、まさにダメ人間(←褒め言葉)の真骨頂だわ。少し気が早いけど、アニメ版がDVD化された際には、その辺の裏話をオーディオコメンタリーで──阪口×杉田×空知の組み合わせで──ぜひ語ってもらいたい(笑)…って、こういう要望はDVD第1巻の購入者アンケートに書き込むべきだったか。

イカ娘2期は、横手による特別レポートを掲載。もっと暴走するような面白さを追求した方がいいのでは?と考えることもあったそうだが、その具体例として揚げられた“巨大化”とか“5人組”というのも、夢オチのような一発ネタなら許されそうな気もする…でもまぁ、この作品の魅力は絶妙なバランスの上に成り立っている面があるから、迂闊にイジると簡単に崩壊する恐れもあるな。
横手いわく、ミニイカ娘の話をやった頃から手加減が分かってきたらしいので、そこは期待しておこう。

ジブリ作品であるにも拘わらず、巻頭で特集してもらえないどころか、カラーページすら貰えないコクリコ坂って…。アリエッティの時は、もう少しマシな扱いだったような記憶があるのだが。
時代背景を強調するような宣伝の影響で、中高年の観客が多くなったとか、おっさんキャラのイメージは宮崎駿と高畑勲だとか、けっきょく「昔は良かった」だの「先代は偉大だった」だのといった懐古的なスタンスに縛られてしまっている印象。

キャラ人気ランキングは、イナズマと青エクの2大勢力が拮抗…という状況になりつつあるのかね? 今のところランクインしているキャラ数ではイナズマ勢が圧倒しているものの、青エクは主人公が首位の座をガッチリ押さえ続けていることに加え、それ以外でランク入りするキャラも次第に増えているなど、決して見劣りしていない。
まぁどーでもいいんだけど、あまりにも萌え系が不甲斐ないのは、見ていて寂しいものがある。

日曜日, 8月 14

#11 Witch Wants Magic Materials

EVIL EYESがくれるヒントのうち、ここからは後半(2軒目のメッセージSHOP)の部分となる。
【EVIL EYES】  (イビルアイズ)
One equipment
appears after six
are completed,
but not yet exist!
装備のひとつは、
6つがそろった後に
現れる。今はまだ
存在していない。







元ネタでは、「4つの開放クエストのうち3つを終えるまで、4枚目のカードは見つからない」ということが示されており、その原文から“not yet”や数字に関する部分を引用する形で、適切な内容に改変した。
「まだ存在していない」とは、これから造られることを意味しており、その材料となる“6種類”のアイテムを“そろえる”必要がある…というわけだ。
これはWizⅣの地下4階における、魔女のイベントが元ネタ。本家WizⅣのコズミックキューブが合計3面(地下1階~地下3階)であるのに対し、本作では合計4面(Level.6,7,9,10)が用いられる。だからというわけでは無いのだが、こちらでは地下4階の魔女イベントも、コズミックキューブの中に(サブクエストとして)含むことにしたのである。

では、具体的な流れについて解説しよう。まずコズミックキューブ前半の某所(←例によって具体的な場所は未定だが、前半の分岐のうち、いわゆるハズレルートの約半分ほどを、ここに収束させるつもり)にある塔の入り口に重なるように、DELFの出現ポイントが設定されている。
【DEMONIC FIGURE】
ID名前使用する魔法所持アイテム
0LIVING LEGENDDALTO(Deg-Thunder)(Crystal)
1DELFDALTO(Deg-Thunder)(Crystal)
2A GreaterDevilTILTOWAIT(Deg-Tilte)(Holy Bible)
3THE ARCHDEVILTILTOWAIT(Deg-Tilte)(Holy Bible)









重要なアイテムがある場所への侵入を防ぐという、いかにも中ボス的な役回りであることに加え、そのために期待される“入り口をふさいで動かない”という行動パターン(すなわちACT=0)が、元ネタにおけるDELFの“悪魔を象った石像”(画像左)という設定にも合致したことが、採用の決め手となった。
この事から、そのグラフィックにARCH-DEVIL(XANADU版;画像右)をチョイスするのは極めて妥当な選択と言えよう。
  

問題は、このグラフィックのイメージに合致するようなモンスターが、ほかに見当たらなかったこと…とはいえ、後半グループをARCHDEVIL(Wiz版)に決めたのは、単に「名前が同じだから」という苦し紛れのダジャレだけではなく、そこには「GOLD PLATE +5というWizⅤ最強のARMORホルダーだから」という、れっきとした理由がある…そう、ここでDELFおよびARCHDEVILが守っているのは、XANADU最強のArmorであるBattle Suitsなのだ。
そして、ここにはもうひとつ符合がある。WizⅣで魔女が調合してくれるアイテムの名はBLUEBLOOD SPECIALすなわち<B.S.>であり、いっぽうBattle Suitsの略称もまた<B.S.>であることは言うまでもない。
【Witch Wants Magic Materials】 (魔法の材料を求める魔女)
you see an old
witch stirring
a large cauldron:
You must have some
of my famous <B.S.>.
If you have the
Makings,I'll forge
a batch! Let's see
now what parts
君は大きな釜をかき回している
年老いた魔女に出会った。
「おまえさんには、わしの有名な
<B.S.>がいるだろうて。
もしおまえさんが材料を
持ってきたら、ひとつ作って
やるんじゃがねえ。さてさて、
何を持って来てるのか、
見てみようかね」
A:Odin's Spear(Disrupt Mace)600000-Gold
B:Bunny's Weapon(Vorpal Weapon)1000000-Gold
C:Ox Leather(Deg-Corrosion)600000-Gold
D:Papyrus Paper(Deg-Tilte)1000000-Gold
E:Oak Board(+6 Large Shield)600000-Gold
F:Platinum Plate(+7 Small Shield)1000000-Gold




















XANADUのシステム上、アイテム同士を交換することはできないため、必然的に“Aアイテムを売却し、その収益でBアイテムを購入する”という間接的な方式を用いざるを得ない。
SHOP数を節約するためにも、できれば同じSHOPの中で一括処理したかったところなのだが、メッセージの量が多すぎたのと、売却側と購入側に分離しているほうがプロセスとしても分かりやすいだろうと考え、このように2軒に分割することにした。
【Witch Wants Magic Materials】
(魔法の材料を求める魔女)
If you have all of
the Materials of
witch's recipe,
She'll be happy
to forge.
材料を
全部そろえて
きたら、
彼女は
作ってくれる。
A:<<B.S.>>(Battle Suits)3200000-Gold










まずBattle Suitsの定価を(XANADUCLONEのプログラム上で許される上限ほぼギリギリの値である)320万ゴールドに設定。CHR=100では25%の値引きが適用されるので、実質240万ゴールドが必要となる。
そしてこの金額を、魔女が要求する6アイテムの売却益の合計に等しくなるよう、各アイテムの価格を割り振った。まずはWeapon、Scroll、Shieldの3系統に80万ゴールドずつ配分し、それぞれの強弱2種を、30万:50万の比率に分割して終了。
なぜこの3系統かと言えば、Armorは重量の概念があるのでSHOPでしか入手できないし、マジックアイテムは実用性が高いので換金アイテムとしては不向きだろう…という判断である。
ランクとして準最強クラスの物を選んだのは、これらの装備は充分に強力であるため、簡単に入手できない&なるべく早く手放さなければならないような状況を(不自然じゃない形で)作りたかったから。

魔女の提示するアイテム名が曖昧なのは元ネタ準拠だが、ここは──かき混ぜ器(BLENDER)ことBLADE CUSINART'には及ばないにしても──なるべくトンチの利いたものを…ということで、無い知恵を絞って考えた。
まずBUNNY'S WEAPONWizBUNNYといえばVORPAL BUNNYなのは常識であって、すぐにVorpal Weaponを連想するはず。
そして残る5種については、よく見れば頭文字がOとPばかりだと気づくだろう。上記のように、2番目がVorpal Weapon(すなわちPキーに該当する武器)であることから、ほかの品物もOもしくはPキーに対応するアイテムを示しているのではないか? という考えに到達すれば、あとは何とかなる…と思いたいところ。
まぁメッセージウィンドゥに商品名が表示されるバージョンでプレイしていれば、全く悩むことも無いんだけどさ(苦笑)。

いちおうヒントを提示するメッセージSHOPも、べつの場所に設置する予定…ただし優先度は低いため、今後もしSHOPの数が制限をオーバーしてしまった場合には、ボツとなる可能性も排除できない。
【Preparing for Party】 (パーティの準備)
Please Put
a Plum Pudding on
the Pretty Plate.

Please Pick
a Pork Pizza or
a Pumpkin Pie
on the Plates.

These Plates are
Plated in
Precious metal.

Please Play as
Politely as Possible
in the Party Place.
その小さな皿に、
プラムのプディングを
載せてください。

それらの皿に載っている
ポークピザか
パンプキンパイを
選んでください。

それらの皿は
貴金属で
メッキされています。

パーティ会場では、
できるだけ礼儀正しく
ふるまって下さい。



















…いかにも「目的と手段を混同してしまって、我に返ったときには収拾がつかなくなっていた」というパターンだな(苦笑)。これだけPを連呼すれば、イヤでも気づいてもらえるだろうと思う半面、かえって本来注目すべき単語(←ここでは“Plate”)が埋没してしまうのでは…という懸念もある。
ファンタジーRPGで“Plate”といえば、ヨロイのPlate Armorを指すのが普通だけど、魔女が求めているのはソッチじゃなく、お皿の“Plate”のことだから勘違いしないでねー…というのが、このメッセージを作成した目的。そのために“Party”や料理の名前といった、少しでも皿と関係ありそうな言葉を羅列しまくった結果、このクドすぎる文章になってしまったわけだ。
まぁOdin's SpearBunny's Weaponがそのまま武器を示す一方で、“Plate”がヨロイじゃないというのは確かに混乱を招きかねないため、これぐらいのヒントは必要だろう。
同様に“Ox Leather”も、これだけではLeather Armorのたぐいと勘違いされそうに思えたので、“Ox Leather Scroll”と表記すべきか悩ましいところ…あまり具体的過ぎると、今度は推理する面白味に欠けそうだし、さじ加減が難しいんだよな。

魔女が要求する6アイテムのうち、すでに述べた+6 Large Shield(←ORC LORDが所持)を除く5種の所在については後回しにするとして、話題を魔女の居場所に戻そう。
上記のように、魔女がいるSHOPへと至る塔の入り口は門番役のDELFにより塞がれており、これを倒さなければ入ることはできない。
厄介なのは、まず魔女が求める品目を知るためにSHOPを訪れる際、すでに一度この門番を倒してしまっていること。そして以降、材料を揃えて魔女のもとに向かおうとする毎に、門番を倒さなくてはならない。
必要な材料を一発でコンプリートできていれば、第2グループのDELFと戦うだけで済むため何とかなるだろうが、もし材料が間違っていてやり直さなければならない場合、後半グループのTHE ARCHDEVILが門番として立ち塞がることになる。
こいつはWizⅤARCHDEVILに準拠して最強のモンスターという扱いであり、全てのパラメータがほぼ上限近くに設定されている…というか「XANADUのルール的に、単体のモンスターとして表現できる強さから逸脱しているため、実際には単体のモンスターである(←だから名称も、敢えて“THE ARCHDEVIL”と表記した)にも拘わらず、便宜上、出現数を9体(固定)とする”という、前代未聞の処置をすることになった。
つまり“ヒットポイント約250万のARCHDEVILが9体”いるのではなく、“ヒットポイント約2250万(←約250万×9)のARCHDEVILが1体だけ”いるという扱いなのだ…骨ガルシス(HP500万)を軽く凌駕するトンでもない数値だが、まぁWizⅤARCHDEVILも、パラメータだけ見ればソーンより圧倒的に強いわけで、その点では元ネタに沿った処置であると言えよう。
このバケモノに勝つのは至難の業である以上、出現してしまう前に(=最初の1回で確実に材料を揃えて)魔女のクエストを完遂し、戦いを回避するのが最善の策となる。
ちなみに戦闘中の行動パターンはUN=8(魔法を唱えながら、一直線に向かってくる)に設定したが、これは上記の“じつは1体である”というイメージに近づけるためであり、こうすることで9体がひとつのまとまりのように動いて見えることを期待したもの。
なお、DELFはUN=7(ワープ攻撃型)とした。UN=6(動かない)のほうが、本来の“悪魔を象った像”というイメージを忠実に再現できるものの、「UN=6の前半グループは魔法攻撃ができない」というプログラム上の問題がネックとなり、断念せざるを得なかったのである。
所持アイテムについては、DELFは元ネタでCRYSTAL of EVILを所持していることから、迷うことなくCrystalに決定。問題はTHE ARCHDEVILのほうで、まさか元ネタどおり最強のヨロイ(=Battle Suits)を持たせるわけにもいかない──というか本作において、SHOP以外でArmorを入手するのは厳禁だし──ため、とりあえず適当に“そこそこ強力なアイテム”を持たせることにした。

以前にも述べたように、コズミックキューブに登場するモンスターの出現ポイントは、基本的に幅9ブロックの区画の中央に設置されているため、モンスターを全滅させたあと一旦その区画から離脱しなければ、次のグループは出現しない。
だがDELFTHE ARCHDEVIL)は例外的に、中央からズレた位置に出現ポイントが設置されており、プレイヤーが望めば、全滅→スクロールアウトを繰り返すことで、離脱することなく連続して次のグループと戦うことができる。
これはTHE ARCHDEVILの脅威を警告するための措置であり、同じ区画で戦いつづけた結果として勝ち目のない強敵が出現したとなれば、イヤでも危険性に気づく(しかも区画を移動していないので強制SAVEも行われておらず、簡単にリセットしてやり直せる)だろう。

そしてDELFTHE ARCHDEVIL)の代わりに、区画の中央に出現ポイントを設置されているのが、DELFの付属物とも言うべきDELF'S MINIONである。
【GAUNT FIGURE】
ID名前使用する魔法所持アイテム
0GAUNT FIGURE(なし)(Gold)
1DELF'S MINION(なし)(Gold)
2CARRIER(なし)(Fake Poison)
3LIFESTEALERMAHALITO(Deg-Fire)(Spectacles)









グラフィックとしては、当初は“動く石像”というイメージから、ストレートにRock Guardian(画像左)で行こうかと考えたのだが、ほかの候補が思い浮かばなかったし、後ほどアースエレメンタル系のモンスターとして採用する可能性も捨て切れなかったので、ひとまず保留扱いとして別の案も検討してみる。
  
そしてクラシック版ではガイコツの絵(画像右)が充てられていたことから、「Level.2ZombieおよびROTTING CORPSEと同じようにDopplegangerを採用してはどうか?」という考えが浮かび、結局その案で行くことに決定した。

また、これによって「Doppleganger(画像左)の絵とイメージが合致する、白っぽい痩せ型のWiz系アンデッドモンスターを、後半グループに充てればよい」という見通しが立ち、それに沿う形でCARRIER(画像中央)LIFESTEALER(画像右)が選ばれた…この手の連中は、Rock Guardianのゴツい体格だと違和感があるので、その意味でもちょうどいい。
    

所持アイテムについては、どちらも元ネタでは実入りが良くない印象があるため、安物アイテムを適当に割り振る方向で…ただしCARRIERは麻痺性の毒を有しているという設定から、Fake Poisonを持たせることにした。
なお、基本的にコズミックキューブの塔内では、モンスターは出現しない(←これは現在位置を把握する手がかりを、与えないための処置である)のだが、DELFおよびTHE ARCHDEVILが立ち塞がる入り口と、魔女SHOPのある区画を結ぶ塔内通路には、例外的にDELF'S MINIONが配置されている。まぁこれは、入り口の時点で特殊な場所ということがバレバレだから、今さら問題なかろうとの判断だ。