土曜日, 8月 7

あきそら上巻と銀魂第4-12巻(初回限定版)をまとめ買い

昨日、半額セールに釣られてDMMでユニコーンBD第2巻を予約したばかりだというのに、今度は楽天ブックスのまとめ買いでポイント10倍キャンペーンに釣られて、あきそらOVA上巻銀魂DVD第4-12巻(初回限定版)を同時注文。
これで購入候補のストックが一気に減ってしまったな…もしも夏クール作品に当たりが来なければ、近いうちに買う品物が無くなってしまいそうだ。まぁ今回に関しては、またもや15日までの期間限定ポイントが1700ポイント近くもあったので、流してしまうわけにはいかなかったという事情があるのだが。

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合計で15倍だな。

金曜日, 8月 6

DMM半額キャンペーンでユニコーンBD第2巻を予約

DMMの半額キャンペーンを利用して予約。

それにしても(注文できる本数に制限があるとはいえ)太っ腹だな…対象商品のラインナップを見るに、特定メーカーの協賛というわけでも無さそうだし。
まぁ対象商品の種類が少なくて、選択の余地が無かったのは残念…けいおん第2期BDとかストライクウィッチーズ2BDのような高額商品が含まれていれば最高だったんだけれど、さすがにそこまで望むのは贅沢というものか。

ユニコーンとしては、第2巻が値上がりしたことで、売上げ枚数が右肩下がりにならないかという懸念があるけど、このキャンペーンが少しでも売上アップにつながって欲しいところ。

ドルアーガの塔 FLOOR.11

【FLOOR.11】
モンスターウィルオーウィスプ(すべての体力ポイントを失う)
トラップ振動音(合計回数が120回を超えると、ウィルオーウィスプが大量発生)
宝物①プレートメール(防具ポイント:2)
②レッドポーション(体力ポイントを原体力ポイントまで回復)
出現方法①中央の小部屋に入る
②南から2ブロック目の通路を、中央から西へ進む

ウィルオーウィスプ面である。原作では、面スタート時からウィスプが出現するのは21階以降なので、それに比べるとかなりの前倒しだな。
やはりここは「イシター」の早回しBGMを聞きながらプレイすべきだろうか。原作「ドルアーガ」はBGM早回しも無かったし(←容量の関係か?)、「ナイトメア」のように専用BGMも用意されてないけれど、よく考えてみれば、そうやって脅威を煽る必要があるほどの敵でも無いんだよな…マトックリングを使えば、簡単に無力化されてしまうわけだし。

そういう「当たらなければ、どうという事はない」的なイメージを再現しようとしたのか、本作におけるウィスプも、こちらから近づこうとしなければ、接触してアウトになることは無い…単純きわまりない設定と言えよう。
後年の「パンタクル2」では、時間経過とともに場所を移動する“水晶球”なんてのが登場したけど、さすがにこの当時は、あそこまで画期的なシステムは発明されていなかった…まぁパラグラフ数も足りないだろうからね。
そんな中で、原作の“ウィスプはギルを追い回すのではなく、特定の法則に従って動き回っているだけ”というルールの雰囲気を、限定的とはいえ何とか再現しようとしたのが、南西エリアにいる青ウィスプ。こいつは、東の方から接近すれば北に遠ざかって行くので、無事にレッドポーションを拾うことができる…という仕掛けになっているのだ。

なお、北東エリアにいるのは赤ウィスプであり、またタイムオーバー(後述)時には赤青ともに大量発生するものの、実際にギルと接触する際の処理は、やはり赤ウィスプのパラグラフが使われる。さらに43階で登場するのも赤ウィスプで…と、本作では「赤ウィスプ=勤勉青ウィスプ=役立たず」という印象があるな。
他シリーズでは逆に、総じて青ウィスプのほうが手強いというイメージ(←原作では、リングの通用しない42階&47階で出現する青ウィスプが最も厄介だし、「イシター」でも赤より青ウィスプの方が、呪文への耐性が強い)なわけで、これもファンの知識を逆手に取った、一種の引っかけなのかも。

もうひとつのウィスプの重要な特徴、すなわちタイムオーバーによって増殖するという性質については、時間経過をカウントアップ方式で累積していき、制限時間内にクリアできなければアウト…というシンプルな方法が採用されている。
基本的には「時間経過=移動距離」であることから、その計測を容易に行えるというメリットも踏まえて、この階のマップデザインは同心円状(もしくは入れ子構造)となっており、その東西南北の中心軸に沿ってドアが設置されている。この形状なら、どちらの方向にも等距離で移動できるため、時間経過の処理を手軽に済ませられるわけだ(←ドアを通って移動する場合だけは例外だけど、これは仕方ない)。

ところで、この階のスタート地点である最外周から見ると、カギが置かれている中心の小部屋は、内奥に位置することになる。老騎士の遺言にあった「奥のドアから見ること」とは、ドアを通って中心(奥)の方をめざせ…という意味なのかも。
中央付近の通路は、かなりパラグラフ移動が面倒くさく感じられるので、ここは思い切って壁抜けパウダーを使い、ショートカットを行うのも一手である。最初に手に入る6袋のうち、使う場所が決まっているのは3袋分だけなので、残り3袋は自由に使えるわけだが、そのうち2袋をこの階で、中央の小部屋とその南の通路との往復に使ってしまおうというわけだ。これで片道3パラグラフ、往復なら6パラグラフの移動を省略できる。
最後の1袋については、13階から10階へZAPした後、もう一度この階のカギを取りに行くときに同じルートで使ってもいいし、19階で使う選択肢もある(←詳細は19階で)。

ここで気になるのは、ZAPしてから再びここに来た際、もう一度カギを取りに行く必要があるのか?ということ。それぞれの根拠を併記してみると…
原作では、ミスもしくはコンティニューして同じ階をやり直す場合、そのたびにカギを拾い直す。
原作はカギの所有に関するデータ管理スペースが1つ分しか無いので、所有判定を行なえるのは、今いる階のカギについてのみ(=次の階に移ると、前の階の情報はリセットしなければならない)。これに対しゲームブック版では、そのような制限が無いのだから、拾ったカギは全て所有しているものとして対処可能。
本文中で「カギを抜いた」とか「持っていこう」などの記述が見られない以上、ドアに差しっ放しにして来たと考えるのが普通ではないか?
しかし「アドベンチャーシートから、カギの番号を消しておくこと」というような指示も無いのだから、そのまま持っていて再利用できるという解釈も成り立つ。
いや、再利用できるタイプのカギ(←銀鎖のカギや、第3巻に登場する鉄のカギなど)については例外的に、所持アイテムとして記載するようになっているわけだし、それ以外の普通のカギは、使い捨て方式と考えるべきでは?
だが現実の問題として捉えるなら、“何度も使うカギ”と“一度しか使わないカギ”の区別がつかない以上、せっかく拾った物をムザムザ捨てていくことは無いだろう。あとで使う機会があるかも知れないし、所持し続けることが億劫になるような大きさや重さでもない。
階段を上ると、大岩のシャッターが降りて戻れないようになるわけだが、ZAPして再び同じ階段にやって来ると、またシャッターが上がっている…このように階段の状態が初期化されるのなら、それと対になっているカギの状態も、同様に初期化されるはず。
仮にシャッターの仕掛けは機械的なもの(←29階のトラップドアと同じ)として説明できるとしても、カギが元通りの状態に戻るというのは、何らかの魔法的な作用が働かなければ有り得ないだろう。

では、その「何らかの魔法的な作用」とは何か? そもそもこの塔は、アヌ神によって破壊された後、ドルアーガの強大な魔力によって修復されたものである。その魔力は今なお効果を及ぼしていて、塔を絶えず一定の状態に保ち続けているのではないか。ドルアーガが滅んでその魔法の効力が失われたからこそ、「イシター」で再び塔は崩壊してしまったわけだし。
でも本作において塔が崩壊する理由は、ドルアーガが作動させた自爆装置なんだよな。まぁこれは「自分が死んでから、魔法の効果が失われて塔の崩壊が始まるまでに若干のタイムラグがある。その間に、ギルに逃げられてしまうかも知れない」という、ドルアーガの焦りによるものだと解釈しよう…実際、自爆装置を使ったにも拘わらず、まんまと逃げられてしまうし(笑)。
さて話を戻すと、上述の「塔の状態を保ち続けようとする魔法の力」がカギにも影響を及ぼしており、持っていこうとしても、しばらくすると元の場所に戻ってしまう…というのが結論になる。だからZAPするたびに、中央の小部屋へカギを取りに行かなければならないわけだ。

この仮説を補強する材料として挙げておきたいのが、6階のカギが置かれている部屋についての「ホコリが積もっている」という記述。特に深い意味もなく書かれた、雰囲気を出すためだけの描写かも知れないが、実際の状況を考えてみると奇妙だわな。
順を追って確認していくと、まず原作と違って、本作においてはカギおよび階段の位置は不変である…階段の位置が変わってしまうとダンジョンの構成上の問題が生じる(例:2階→3階)し、メスロンが残した2階の地図などから、カギの位置も固定されていることは間違いない。
となると6階のカギも、ホコリの積もった部屋に置かれ続けていたはずなのに、ギル以前にカギを拾ったであろう侵入者たちの足跡が残されていないのはおかしい…ということになる。
先ほどの「塔を元通りにしようとする魔力」説を適用すれば、この謎をうまく説明することができる…つまりカギだけでなく、室内の細かい状況も復元されるので、足跡は消えてホコリが復活するというわけね。

中心にある小部屋では、カギと一緒にプレートメールも見つかる。ほかの防具が、選択肢を誤れば手に入らない可能性もあるのに対し、これだけは確実にゲットできるのだが、これは原作における、宝物の出現方法の難易度に準拠している…というのは考え過ぎだろうか?
アーマーは最下段にドルイドが出現すればいいだけなので、適当にプレイしていても偶然に出現する可能性がある。一方でガントレット(←レッドスライムの呪文を盾で受ける)やレッドラインシールド(←敵を全滅。ただし全滅させる前に、ドアを通過しておくこと)は運の要素なども絡んで、そう簡単には手に入らない。
また、それぞれの出現階に(1階ずつズレがあるとはいえ)相関関係があることも、これらの防具の配置が意図的に行われた証拠のように思える。
原作ゲームブック版
9  シルバーガントレット
10ガントレット 
11 プレートメール
12アーマーヘルメット
13レッドラインシールド 

ところでガントレットヘルメットと異なり、このプレートメールについては、どこにも色彩に関する記述が見当たらない。諸々の断片的な情報を手がかりに、推測を積み重ねてみると…
ガントレットヘルメットは”銀色”と明記されており、色彩を統一すべきではないか。
その場その場で現地調達した品々なのだから、むしろ統一されていない方がリアルだろう。
原作では緑→赤→青と、パワーアップする段階ごとに統一されていた。
それは防具に限らず、リングクリスタルロッドなど他の多くのアイテムにも共通する仕様なので、参考にならない。
マスクマンがギルを見て、ミラーナイトと勘違いした。
プレートメールが見つかる小部屋では、「ブルーナイトブラックナイトの物もある」と明記されているにも拘わらず、ミラーナイトの名は無い。となると、むしろミラーナイトアーマーではないと考えるのが妥当である。
「船」でブラックエルフの村に降りた際、ブラックエルフの一人がギルを見て、金色の鎧を着ていないことから、別人だと勘違いした。金色でないことは間違いない。
いや、27階から(ロープ無しで)26階へ飛び降りたときの「まるでトラのよう」という描写は金色をイメージさせるし、なにより20階でドルアーガに魅了されゲームオーバーになった時のギルの通り名が“ゴールデンナイト”であることから、金色以外はあり得ない。
と、明らかに矛盾する記述が併存している。この件に関しては「選択肢によってパラレルな状況が発生する」という、ゲームブックならではの事情だと納得するしかあるまい。

原作プレイヤーなら誰しも、「リング」と聞けばウィスプを通過できるものと期待することだろう。だが18階でオニキスの指輪を手に入れた後、18もしくは19階でミスして10階にZAPし、指輪を所持した状態でこの階のウィスプと接触しても、何ら効力を発揮しない。
では原作プレイヤーを引っかけるフェイクだったのかと思いきや、43階のウィスプ相手には、しっかり効果を発揮する。ところがこのウィスプは経験値稼ぎの対象なので、それを妨害してしまう指輪はジャマ物でしかないという、なんともアマノジャクなアイテムだったりする。
素直に考えるなら、作者はオニキスの指輪を入手後にZAPされるという事態を想定していなかったのだろう。あるいは、後年の作品のように記号や英数字を利用した間接フラグチェック機能が実装されていない本作では、アイテムの所有判定を行なう際に「あなたはオニキスの指輪を持っているだろうか」みたいな直接的な表記をする以外に方法がないため、この時点でネタバレすることを避けたかったのかも知れない。
あえて理屈づけを試みるなら、オニキスの指輪は11階のウィスプには効果が無いものの、43階のウィスプには有効である…と解釈することになる。仮に11階で遭遇するのが赤ウィスプのみであり、43階にいるのが青ウィスプであったなら、「オニキスの指輪は、原作のグリーンリングに相当する効果(=青ウィスプのみ通過可能)を持つ」と説明することが可能だった──もちろん、赤と青が逆でも構わない(←その場合はレッドリングだということになる)──のだが、あいにく11階にいる赤と青どちらのウィスプにも効果が無かったので、この仮定には無理がある。
そこで思いついたのが「そもそも11階のウィスプと43階のウィスプは、別種の存在である」という大胆な仮説。オニキスの指輪は、43階のウィスプ(←以後、ウィスプ43と呼称する)には有効だけど11階のウィスプ(←同じく、ウィスプ11と呼称)には効果が無かったという解釈ね。
この説の根拠としては、ウィスプ11は接触すると全ての体力ポイントを奪われるのに対し、ウィスプ43は8ポイントのダメージだけで済むことが挙げられる。また本文中において、ウィスプ11は「火の玉」であると記されているが、ウィスプ43は「光の玉」と表記されている点にも注目したいところ。
ウィスプ43に効果を発揮した各種魔法や水の入った筒(聖水)が、ウィスプ11に通用するかどうかも興味のあるところだな。MAGNONAZLEについては、覚えたあとで「船」に置き去りにされて、1階からやり直せば検証できるはずなのだが(笑)。

木曜日, 8月 5

ぼくだって姉とセックスしてみたい!

ヤングエース、および先日の娘TYPEぱふ立ち読みの代償として、D書店で購入。

エロマンガ板を“ショタ”でスレタイ検索してヒットしたのが、この作者。確かに間違ってはいないけど、姉×弟限定だし、本スレや感想サイトでたびたび「絵がヘタ」と言及されていた事もあって、それなりに覚悟の上で注文に踏み切ったわけだが、やはり微妙な評価と言わざるを得ない…とりあえず「この作者の本を、もう1冊買おう」とは思えないな。

やはり絵のヘタさは致命的。いちおう最新巻を買ったはずなんだが、これより古いものは更にヘタクソだったりするのだろうか…桑原桑原。
通常会話パートは、どんなにヘタでも気にならない(←たまにギャグの崩し顔も混じっていたけど、何ら問題なかったし)けど、エロシーンの表情がきちんと描かれていないと、エロマンガとしての最低限の条件すら満たせないわけで…表情だけでなく、人物全体の作画や構図にも難ありとなれば、これはもうどうしようもない。
とどめに、合体シーンなどで断面図を多用するのは(画力の無さをごまかす為なのかも知れないが)ギャグにしか見えないため、著しくマイナス評価。

敢えてよかった探しをすると…たまに(本当にたまに)可愛く描かれた顔が見つかるものの、これは個人的な好みの問題であって、本質的な作画レベルの低さはフォローしようが無い。
またストーリー(あるいは、お姉ちゃんの性格)のバリエーションは豊富なので、各人の好みに応じたタイプが、どれか一つぐらいは見つかるのではないか…と思われる事ぐらいだな。

ヤングエース9月号

日付が変わってしまったけど、4日の分。
もともと6日と7日は連休だったのに、どちらも休日出勤を言い渡され、またもや連続11日勤務に従事する羽目になってしまった。
こうなってしまうと、泊まり勤務とはいえ待機シフトで時間的に余裕のある今日(4日)のうちに、用事を済ませておきたい…というわけで、夕飯の買い出しついでにD書店へ足を伸ばし、ヤングエースを立ち読み。

大好きです!!魔法天使こすもす
巻頭カラー新連載。ページも多く与えられたことで、「能力を授かって変身し、初仕事」という、魔法少女モノにおける第1話のテンプレ展開を手堅く描き切ったものの、良くも悪くもただそれだけ。
そらおとの作者だけあって、お兄ちゃんが下着ドロの変態だったりするなど、周りの大人キャラ全員が素行不良な点は特徴的なので、そっち方面がクローズアップされるのであれば、少しは面白くなるか?

シュガーダーク 埋められた闇と少女
これまでじっくりと雰囲気を描き込んでおいて、じつは悪魔や怪物など悪い奴をやっつけるだけ…なんて底の浅い話にはならないと思うが、どうなんだろう?

O/A〔オー・エー〕
特にキッカケとなるエピソードも何もなく、ただ単に迎えに行った/来ただけで関係修復とか、さすがに芸が無さすぎて擁護不能だわ…2ヶ月ムダに引き延ばしたかっただけだろ。
これだけ引っ張った以上はハードルが上がりまくってるわけで、これで次回に披露されるネタがツマらなかったりしたら、当然ながら単行本購入は見送ることになる。

パンティ&ストッキングwithガーターベルト
新連載。アベノ橋とかフリクリを作って迷走していた頃のGAINAXを思い出すな…少なくとも俺には、ついていけないセンスだわ。奇矯なビジュアルと刺激的(←要するに下品。下ネタとも呼べない)なネタを並べれば珍しがってもらえるんじゃね?という程度の小賢しさしか感じ取れない…まぁ分かる奴には分かるのかも知れんが。

絶対少女聖域アムネシアン
何も考えずに読めば、バトル物としては「可も不可もなし」といったところ…間違っても「単行本買おう」なんて思わないけど。
封印が解けてしまって関東が壊滅…というのはサクラ大戦のパロディか? 俺の脳裏をよぎったのは、さらに古いブラックエンジェルスだったりするんだが(笑)。

廃人様のエンドコンテンツ
数多くの下僕プレイヤーを従えたお姫様キャラという、新たな廃人ゲーマー登場。「追い出したつもりが、同じ狩り場で敵味方なかよく一緒に」というコマだけは笑ったけど、他のネタはハズレで、評価は下がったまま安定。

もぎたて☆アイドル人間
オチや他のネタはイマイチだった(←ドリアンヘルメット連発とか、本気で笑わせるつもりだったんだろうか?)けど、最初の洗濯バサミ勝負だけで、面白さのノルマ達成には充分だった…顔の左半分だけ攻めるとか、ブスに見えるポイントを狙いつつ鼻と口もふさぐとか、絵的なインパクトも加わって爆笑させられたわ。
この手のバラエティ番組は基本的に見ない(←さすがに熱湯風呂対決だけは知っていたが)んだけど、ひょっとして他の勝負も、実際のバラエティ番組にあるネタの流用なんだろうか? だとしたら、アイデア的には手放しで評価できないのかも…まぁ俺自身が楽しめたからいいんだけどさ。

水曜日, 8月 4

サンデー&マガジン

今日は泊まり勤務なので、スーパー遠征は不可。泊まり勤務といっても待機シフトなので、昼休みに抜け出して会社近くのコンビニで読むという手もあったのだが、ちょうどボトムズ幻影篇BD第4巻の引き取り期限が間近なので、その回収がてら自宅近くのサークルKまで立ち読みに出かける。

神のみ
アニメ版の歩美は、目玉が異様にデカくてケロン人(あるいは大運動会OVA版)みたいだな…これは放映前に修正が必要だろ。
つまらない女神探索シリーズよりも、新手のヒロイン攻略に希望を見出したいと思っていたので、この展開には期待してしまう…身だしなみに気を使わない&ちびっこという属性も好印象だし。それにしても生物部の所属で「ロボではなく人間を創造したい」とは…フランケンシュタイン? よし来週までの仮名は“メアリー・シェリー”ちゃんに決定だ!(笑)

ハヤテ
タマ主役のエピソードにハズレ無し!…のはずなんだけど、ヒナギクが絡んでくるとラブコメ方面に振られそうで不安だな。この手の話は、ギャグに徹してくれたほうが面白いのに…。

絶望先生
小学校のプールに入ろうとする前田くんは、普通に犯罪者だな。「河童の登場する作品に当たり無し」って原恵一のことかっ!? アレの敗因は河童じゃなく、野原一家がいなかったことだと思うけどね。

ネギま
じつはリア充だと言い当てられて狼狽える千雨が可笑しい…そりゃネットアイドルとして成功してる時点で、非リア充失格だわな。

だぶるじぇい
やはり「オチが見え見えなのに笑ってしまう」というパターンは最強だぜ。わざわざタンスを用意するヒーローと、律儀に待ってる悪役がスバらしい。

月曜日, 8月 2

9月のコミック新刊発売予定

盆休みの影響で前倒しになったのか、やけに早い。

09/04    O/A 2    渡会 けいじ    588
もう出るのか。いちおう買うつもりだけど、最近は失速気味なので、これが最後になるかも。

09/17    ローゼンメイデン 4    PEACH-PIT    630
購入確定。でも正直、惰性になりつつあるな…そろそろ大きく話が動いて欲しいところ。

09/24    少年SF短編集 1    藤子・F・不二雄    1470
09/24    大長編ドラえもん 1    藤子・F・不二雄    1680

以前に述べたように、どちらも買う必要が無いんだよね…大長編じゃない方のドラえもんを毎月出してくれればいいのに。

09/25    イヴの時間 1    太田 優姫    540
そのままコミカライズしただけの内容なら、買うまでも無いか…いちおう確認待ちだな。絵柄が好みであれば再考の余地あり。

09/25    天体戦士サンレッド 11    くぼた まこと    540
購入確定。

09/25   ストライクウィッチーズ 公式コミックアラカルト    コンプエース編集部   630
アンソロジーだとすればクオリティにムラがあるだろうから、基本パスの予定。

09/下    夢幻戦士ヴァリス 3    ZOL    580
懐かしいタイトルだな…と言っても特に思い入れがあるわけでも無いので、当然パス。しかし今どき、この絵柄は無いだろ(笑)

日曜日, 8月 1

ぱふ9月号

巻頭特集は最終回を迎えたハガレン。さすがにアニメ雑誌とは力の入れようが違っていて、ページも多く内容も充実している。
作者インタビューによると、ホムンクルスの死ぬ順番や死に方については、事前に決めていなかったとのこと。またマスタングに感情移入しすぎて、危うくエンヴィーをあのまま焼き殺させてしまうところだったとか…気持ちは痛いほど分かるが、さすがにそりゃダメだろ(笑)。
作者自身のエピソードとしては、稼ぎに比して支出が少なすぎたせいで、税務署から裏帳簿の存在を疑われたそうな…大金を使って豪遊するような行為には不慣れだろうから、やはり手堅く家を建てるのが正解だろうね。

その次は、宇宙モノホラー漫画の特集。後者は夏の定番ということなのだろうけど、興味ないので軽く読み流し。問題は前者で、クローズアップ(←作者インタビュー含む)されている2作品は、お互い正反対に近い方向性を持つものの、俺が“宇宙モノ”に抱く期待に反しているという点では共通している。
まず宇宙兄弟は、実際の宇宙開発の状況を踏まえて描かれており、良く言えばリアルだけど、悪く言えば地味なんだよな。
莫大な予算や、僅かなミスも許されない緻密な整備点検を積み重ねて、それでも選ばれた一握りのライトスタッフしか宇宙に行けないという厳しい現実を突きつけられ、宇宙開発がこの程度の進捗状況で停滞しているなら、とてもじゃないが本格的な宇宙進出なんて近い将来──少なくとも、俺が生きている間──には実現しそうにない…と、絶望的な気持ちにさせられる。
この現状を打ち破る革命的な(それでいて実現可能性のある)技術の発見と、それによって飛躍的な進歩を遂げた宇宙開発の状況を描く…というのが、俺がこのジャンルの作品に望む内容なんだがなぁ。
「じゃあプラネテスはどうだったんだ?」と言われれば、あれもドラマとしては悪くは無かったんだけど、宇宙モノとしてはやはり同様の物足りなさを感じていたわけで。

もうひとつの土星マンションは、地球を取り巻く軌道リングという魅力的な舞台を題材にしておきながら、サブジャンル的な土台はあくまでファンタジー寄りであり、SF考証を最初から放棄しているという困った作品。
作者いわく「細かい考証で、がんじがらめになるのを嫌った」との事。中国のSF小説業界ほどではないにせよ、同じような無言の圧力が存在していて、クリエイターに窮屈な思いをさせているのだとすれば、日本のSF業界も反省しなきゃならんかな。とは言うものの、やはりここは逃げないで、きっちり考証を突き詰めて描いて欲しかった。
まぁ、あさりよしとお作品で紹介されているのがアステロイド・マイナーズじゃなく宇宙家族カールビンソンという時点で、本格SFの枠組みにとどまらず、もっと幅広い意味での“宇宙モノ”を取り上げる方針なのは明らかだったんだけどさ。

同人誌における人気ジャンルについては、男性向きは東方が圧倒的で、他は小粒ばかりだそうな。うーん、アニメDVDの売り上げランキングだけ見ていても、全く把握できない世界なのだなぁ…と、改めて思い知らされる。
まぁ仮に東方がアニメ化されたとしたら(ネギまのような失敗をやらかさない限りは)大ヒット間違いないだろうけど。これだけの大勢力に成長して、またコミケで問題にならなきゃいいが…つーか、大きなトラブルが発生する前に、そろそろ切り離すとか対策を考えた方がいいんじゃないのかね?
女性向けの人気タイトルはデュラララ薄桜鬼と、こちらは比較的DVDランキングに近い顔ぶれ。
忍たま乱太郎REBORNイナズマイレブンと、頭身低めでソフトタッチの作品に人気が続いた反動で、頭身が高くシャープなキャラデザのデュラララがヒットしたのではないか…との分析。

今月号で最も興味深く読んだのは、“内語”をキーワードにしたNARUTOの解説。正義の主人公と巨大な悪とが戦うシンプルな二元論の構造ではなく、善でも悪でもない小集団同士が生き残りをかけた戦いを行なっているというのはゼロ年代的な状況であり、その中で、信用できるか分からない相手と対峙した時の心情を描写するのに“内語”の技法が多用されている。そしてこのような要素を描くには、忍者モノというジャンルは非常に適している…という分析。
そもそも連載を読んでいない身なので、この作品がいわゆる“ゼロ年代”に属していたということ(←連載開始は'99年)が、まず意外だった。てっきり、もっと早くから連載されていたものと思い込んでいたけど、ONE PIECEでも'97年開始、BLEACHに至っては'01年開始と、完全にゼロ年代の作品なのね。