木曜日, 9月 10

図書館でアニメージュを

今日は休日。アニメージュ読破を第1目標として、昼過ぎに図書館へ出かける。ただし発売直後なので他の人に読まれている可能性が高く、その場合は帰宅して、S1書店でアニメディアを立ち読み&その近所の床屋で散髪を済ませる…という2段構えの計画だったのに、あっさりアニメージュを読めてしまったので拍子抜け。
とくに気になる情報があったりアニメ雑誌を読みたい気分でもないのに、こんなに急いでアニメ雑誌を片づけようとするのは、来週は大型連休で書店/図書館が混雑することを嫌ったからである。

またもや「けいおん!」が表紙なあたり、編集部は本気らしい(人気投票でも4人そろってランク入りしてるし)。まあ今期どころか次クール含めても、けいおん人気を凌駕できる作品って見当たらなさそうだし、無難なチョイスと言えなくもないか…。
秋クール新作の紹介記事でトップを飾ったのが前回同様フェアリーテール…って、これも本気かよ編集部? それにしても秋クールは期待できる作品が少ないな。と言っても現状では「個人的に好みのビジュアル(要するにキャラデザ)じゃない」という第一印象レベルの話であって、実際の動きやストーリーを見れば評価が変わるのだろうけれど。まぁ今期と比較するのも酷かね…今期はGA、まにまに、狼と香辛料と、俺好みの絵がそろい過ぎだし。
紹介記事の中で目を惹いたのがサンレッド第2期の版権イラスト。“リアルタッチで描かれたサンレッドの背後に、でかでかと浮かび上がるヴァンプ将軍の顔”という、正統派の特撮ヒーロー物を彷彿とさせる構図と、おなじみのふざけたキャラ設定紹介の文面とのギャップが堪らない(笑)。

安彦コラムは、選挙直前に書いたとの事で、もはや「過去」の話になってしまっているな。何とか〆切りを遅らせて、選挙結果を踏まえた内容にすれば、少しは価値のある文章が書けたかも知れんのに…。まぁ本気で政治について語るほどの意気はなくて、こんな小さいコラムで愚痴ってる時点でダメダメなんだけどさ。
杉井コラムは、今月からピーエーワークスの社長が対談相手で、まずは富山にスタジオを構えたことについて語っていた。偶然だが「この人に話を聞きたい」でも、大阪に在住すると東京のように雑音(制作の裏事情)が聞こえてこないので、素直な気持ちでアニメを視聴できるという話だったな。
藤津亮太のコラムは、劇場版ポケモンについて。毎年放映されるタイプの劇場版は、主人公のドラマ(成長)を回避する=ゲストキャラのドラマを描くことで、シリーズの終焉を回避しているという指摘は確かに一理あるものの、ドラえもんのように映画とTV版を完全に別物と割り切っている例もあるし、クレヨンしんちゃんにしても「ヘンダーランド」ではしんのすけの成長という禁じ手を使ってしまった(まあこれは、本郷みつるの「やり逃げ」とも言えるけど)以降も、何事もなかったかのようにシリーズは継続してるわけで。そもそも、ポケモンってTV版からして主人公の成長(=シリーズの終焉に向かうこと)を回避してそうだけど…と、見たこともない分際で言ってみる。

水曜日, 9月 9

今月のニュータイプ&その他

今日は夜勤明けということで、例によって日が暮れてからD書店に出かけ、ニュータイプの立ち読み。閉店まで1時間しか無かった上に、日経TRENDYと別冊マガジンを片づけることを優先したため、最後の何ページかを読み残す…まぁ、それでも予想よりは早く読み進められた(単に、熟読するような記事が少なかったせいだけど)。
帰宅後はスーパーに遠征して、サンデー&マガジンを立ち読み。すっかり涼しくなった──朝と晩に限っての話だけど──ので、耐熱レベルを2段階引き下げた(=首に濡れタオルを巻くのをやめ、靴下をはいてサンダルから靴に換装)。残念ながら半額寿司は早々に売り切れてしまったようで、成果なし。

日経TRENDY
先日の通勤電車で拾い読みしたスポーツ新聞に広告が掲載されており、その中の「ガンダム狂想曲2009」という見出しに興味を惹かれて読んでみたのだが、上っ面を軽くなぞっただけで中身のない記事だった。

ぷあぷあ?
「ぷぎゅる」でヒサメが一番お気に入りだった立場から言わせてもらうと、この作者のキャラの魅力は白髪(=ベタおよびトーン無し)にあるわけで、長女および次女が黒髪(ベタ)の時点で駄作確定…というのは言い過ぎだけど、なんかテンポが合わないんだよね。間にもうひとコマはさんだら丁度いい感じ。
「ぷぎゅる」は普通に読めていたので、それ以降に俺あるいは作者のテンポがズレたか、あるいは(これが一番ありそうだけど)俺が読み急いだのだろうか。
そんな未来はウソである
「みなみけ」──と言うより、ヤンマガ自体──を読まなくなって久しい。少し前にたまたま電車内で拾い読みしたところ、相変わらずキャラデザ劣化&ページ真っ白(ベタおよびトーン皆無)のままだった。ネタのつまらなさについては言わずもがな。
さすがに新連載という事もあってか普通に描き込み(ベタ&トーン含む)はされていたものの、タッチを劣化以前の状態に戻すことまでは出来なかったようだ。ストーリー的な掴みはやや弱めで、通読している雑誌の連載だったならもう少し様子を見てもいいのだが、「新たに(雑誌ごと)通読スケジュールに加えよう」と思わせるほどのパワーは無かった。
じょしらく
「絶望先生」が数を撃ちまくるスタイルなのに対し、こちらは一つのネタで引っ張る様式。久米田としては、「絶望」1本分とするには弾数の足りなかったネタを、放出してリサイクルさせた…といったところ?
必然的にネタ密度は「絶望」より希薄な雰囲気だったけど、最後の「返せー!」(←人とか領土とか著作権とか)で一気に久米田カラーが出たな。しかし本来は“数あるネタの中に政治ネタも混じってる”ぐらいが適切なのであって、ここだけ突出してしまうとバランスが悪く感じられる。

ニュータイプ
付録で、ようやくヱヴァ破について大々的に特集が組まれたかと思いきや、過去の関連記事をまとめただけって…相変わらず制作側の情報規制は厳しいようだな。まぁネタバレ混じりの読者投稿が掲載されているあたり、完全にダメというわけでもなさそうだけど。
対してサマーウォーズのほうは、いかにも放映終了したので総括…という感じの記事。細田は自身の演出の方向性が“クール”だと述べていたが、「ウォーゲーム」はともかく「どれみ」のエピソードは思いっきりエモーショナルだったし、「時かけ」も──俺自身は共感できなかったけれど(←するような歳でもないし)──どちらかと言えばそうだろう。まぁ音楽その他の要素が加わることで、思いもよらない効果が生まれるのはよくある事だ。あと「隙のない3DCGよりも、隙のある手描き作画のほうがいいよね」という意見には全面的に同意。
都筑真紀のコラムが連載開始。内容は可も不可もなしと言ったところだが、なのは&フェイトのイラストが可愛かったので善し。
キャラ人気投票ではヱヴァ勢が軒並み後退し、代わりにハルヒ勢がトップに…ヱヴァの放映がピークを過ぎたのと、エンドレスエイトの火消しという分かりやすい背景が垣間見えるな。ネット上の騒音と角川の捏造ランキング、はたして現実の人気に近いのはどっちなのやら。
書籍コーナーでは、佐藤竜雄が「ハックス!」を薦めていたのが意外だった。“アニメ業界で注目”という本編トビラの煽り文句はホラじゃなかったのか…。

絶望先生
背景描きで個性を発揮してしまったアシスタントもひどいが、個性的すぎる謝罪ポーズ個性的すぎるストーキング方法がツボに来た。そしてオチのネコ自殺は、この作品にあるまじき可愛らしさ…。先週に続いての良回連発であり、この調子であと2回ほど当たりが出れば単行本購入を考えなければなるまい。
生徒会役員共
先生が犬好きなのは、公の場所でチンチンと言えるから・・・というネタが、余りにもくだらな過ぎて笑ってしまった。
だぶるじぇい
本格的な伝統芸能を習得した萌えキャラが登場。作画レベルも安定しており、この作品の元来あるべき理想の姿がようやく見られる…と期待したのに、オチで大ハズレをやらかしてしまい、すべて台無し。

トラベルのバナー

15万ポイントを山分けだそうで…多分10ポイントぐらいだろうな。



ポケモンは見ていないのだが、とりあえずこのバナーにしておく。

月曜日, 9月 7

10月のコミック新刊発売予定

10/02  お釈迦様もみてる ウェットorドライ  今野緒雪 460
前巻?のマリみて短編集はハズレだったな…釈迦みてのほうは平均点といったところだけど、アンドレ先輩があっさり丸くなってしまったので、この先のストーリー展開がどうなるのかは気になるところ(下手すると一気にダメになる予感…)。

10/07  ナポレオン 12 ~獅子の時代~  長谷川 哲也  570
今月号のラストで買い確定…って、載ってるかどうか微妙だけど。まあ一連のネルソン大暴れシリーズだけでも、充分に元は取れるだろう。

10/16  ハヤテのごとく! 21  畑 健二郎  420
これも買い確定。でもよくよく考えると、見どころと言えるのはアテネとの再会シーンだけだったりして(笑)。

10/16  神のみぞ知るセカイ 6  若木 民喜  420
ハクア編パートⅡだけを目当てに買い。今の連載の調子だと、この巻で購入打ち切りになるな。
関係ないけど、金剛番長は連載打ち切りなのね…最終巻発売だそうで。

10/23  パーマン 3〔F全集〕  藤子・F・不二雄  1575
10/23  ドラえもん 3〔F全集〕  藤子・F・不二雄  1785

パーマンは原作の完全再現じゃない箇所があるとか、ドラえもんの単行本未収録エピは「小学1年生」誌に掲載されたものがメインでリーダビリティに乏しいとか、購入を踏みとどまらせるような情報が、ここに来て色々と入ってきた。当面は保留だな。

10/23  しゅごキャラ! 10  PEACH-PIT  440
アニメのほうは3年目決定したものの、実写パートで時間稼ぎと聞いては素直に喜べない…でもまぁ今期はトップクラスの面白さだったし、当分はBD発売が見込み薄となれば、こちらをお布施買いする以外にない。

10/26  機動戦士ガンダムさん 5  大和田 秀樹  588
かなり無理して来月号で完結させたとしても「ガンダム創世」が丸ごと収録されるという可能性は著しく低いよなぁ…途中まで収録するのか、それとも完結を待って次巻にまとめて収録するのか、その情報によって決めることになる。

10/27  とある科学の超電磁砲 4  冬川 基  578
ミサカのボケっぷりだけのために買えるか? 来月はけっこう豊作っぽいからなぁ…。

10/29  ゆびさきミルクティー 8  宮野 ともちか  540
10/29  ゆびさきミルクティー 9  宮野 ともちか  540

もう完全にどういう展開だったか忘れているのだが、もともと低空飛行の作画がいっそう荒れていたような記憶があるぞ。中古待ち、できれば立ち読み確認して決定したいところ。

あと、今月分の追加。
09/26 yom yom
「十二国記」の新作書き下ろしを収録。前作からあまり間をおかずに新作が出るのは嬉しいが、前作は期待したほどではなかった(ハードルを上げすぎたのと、短編だったので仕方ない面はあるけど)ので、今回はあまり期待せずに待つことにする。
しかし月末進行の最中に小説はキツイね…いや、あの長ったらしいユニコーンを毎月読んでいたわけだし、たしか前作が出た時はユニコーンと同時に読んだ(マガジンZとかも、まだ現役だったような…)はずなので、何とかなるだろう。
09/25 地球移動作戦  山本 弘  1995
連載は尻切れトンボで唐突に終わった印象。読みごたえがあったのは第1次探査クルーが全滅する回と、ヒロインVSバーチャルアイドルが討論する回ぐらいか。かなり加筆修正があるようなので、それで評価が変わる可能性もあるけど。月末進行(さらにSFマガジンも加わる)の時期に読まされるというのも億劫な話だが、まあ慌てて読まなくてもいいか。

日曜日, 9月 6

月末進行・8月編(VSヤングエース)

早出勤務の終了後、D書店にて立ち読み。レギュラー陣だけを手早く読んで済ませるつもりだったが、付録(1冊まるごと貞本義行大特集! 永久保存版100P読本「お貞本2009」)や読み切り、新連載などあって予想よりも時間を食ってしまい、あやうくハガレンの放送開始時間に間に合わなくなるところだった(←いや、別にあわてる必要は無いのだけれど、何となく…)。

エヴァ
アスカ覚醒直前のシーンは、アニメでは限界ギリギリまで焦(じ)らす演出が効果をあげていたが、さすがにコミックでは再現しないか…もし実行したら、やれ冗長だページ稼ぎだと批判されただろうけど。
そういうページ稼ぎが無かったこともあって、あっという間に読み終わってしまった(…いや実際、短いんだけれども)。覚醒後のアスカが複雑な表情をしていたのに妙な違和感を感じたのだが、この先またアニメ版と違った展開があるのだろうか?
アルカイック スマイル
付録に掲載されていた、貞本の読み切り作品。新規の描き下ろしだったなら、エヴァのページが少なかったのも仕方ないと諦めがつくだろうけど、過去作品の再収録だし…。だがまぁ、けっこう面白かったので善しとしよう。
重要な用事よりも仏像鑑賞という個人的趣味を優先させる主人公…お前は、どこのロサ・ギガンティア・アン・ブゥトンだ(笑)!? こうして見ると、エヴァのように深刻ぶった登場人物よりも、この作品のように肩に力を入れず生きてるキャラのほうが、貞本のタッチには合っているような気がしてきた。
趣味に没頭している主人公は、ヒロインの魅力に気づかない。プライドを傷つけられたヒロインは主人公を振り向かせようと画策するうち、やがて主人公が気になりだして…というストーリー展開はテンプレ通りなんだけど、これって“モテないオタク男の妄想”そのまんまだよなー(苦笑)。
戦国ヤンキー
大和田の新連載。「ヒデキが描きたくて描きたくて描きたかった《織田信長》をついに描く!!」…ってホントかよ? 今の時点で量的にもかなりハードワークだろうし、ガンダムさん(ガンダム創世を除く)の苦しさとか見ると、かなり疲れていそうなんだけど。
本編は、デコトラならぬデコ馬(←これって史実なのか? もう何も信じられねぇ。つくづくBASARAの罪は重いな)を乗り回すステロなイメージの信長…と思わせて、じつは小便ちびってたという新解釈。しかし戦国モノ&信長モノが巷に溢れかえっている現状で、そこに埋もれないほど魅力的な作品となるかは未知数。
サマーウォーズ
先月のアニメージュでネタバレ食らっていたせいで、婆さんが倒れたことに驚けなかったのは残念。
侘助のような道の間違え方をする奴の気持ちも、それに憤る婆さんの気持ちも、どっちも分かるんだよな。その意味ではキャラをしっかり描けているわけで、これなら終盤がまんま「ぼくらのウォーゲーム」だとしても、それほど非難しなくてもいいんじゃね?と思ってしまう。
新世紀革命伝 エバンゲリオン
レギュラー陣がそろって不調だった今月号の中で、意表をついて高評価だったのがこの読み切り。作品世界のお約束にツッコミを入れつつ、話が脱線していく…という、パロディ物にありがちなパターンなのだが、リアルタッチで描かれたキャラ(パイロット3人プラス冬月という組み合わせは珍しい)とネタのバカバカしさとの落差が、うまく笑いにつながっている。