土曜日, 1月 23

ヤマダ電機ポイントカードまたもや改悪

帰り際、ヤマダ電機に立ち寄ってみる(←セール対象商品は、土曜日ごとに切り替わるので)と、スロットに何やら注意書きが。

※一般ポイントカードでのポイントマシーンの「ご来店・ご購入後ポイントプレゼント」は3月31日(水)をもって終了とさせていただきます。

来るところまで来たって感じだな…。とりあえずXデーまでに、日持ちのする洗剤やらレトルトやらを買って(←もちろん、割安価格であることが最低条件だが)できるだけ回数をこなすぐらいしか、対処法は思いつかないか。別にポイントそのものが消えて無くなるわけではないので、あわてて高値の商品を買う必要も無いし。

機動戦士ガンダム ハイブリッド4コマ大戦線

角川コミックスの発売はガンダムエース少年エースと同じ26日付のはずなのに、単行本だけフライングで発売されるのが謎…まぁアフタヌーン立ち読みの代償に充てられるので、なにも不満は無いけど。
トニたけマンガ第3巻という選択肢もあったけど、あちらが平積み4冊(←しかも、隣はオリジン第20巻だ!)だったのに対し、こちらは棚差しで2冊だけという不遇ぶりに同情して、迷わずこちらをチョイス。
そもそも角川コミックスは、過剰に刷って卸(あるいは小売?)に押しつける販売スタイルなのか、ちょっと待てばすぐ古本屋に新古本が並ぶわけだが、良いモノはキチンとお布施買いしてシグナルを送らなきゃ駄目だよね(←雑誌は立ち読みしておいて、なにをエラそうに…)。
キャンペーン実施中ということで、ユニコーンの栞1枚ゲット! だが絵柄を自分で選ぶことはできず、今回レジのお姉さんが渡してくれたのはユニコーンガンダム(ユニコーンモード)だった。ちょっと残念…いや、とくに何が欲しいというわけでもないので別に構わないけど、できればマリーダかクシャトリヤが良かった。それほど枚数が準備されているとは思えないので、なるべく早くトニたけマンガ第3巻を買って、今度こそマリーダかクシャトリヤを手に入れたいところ…いや、どうしても欲しいわけじゃないけどさ。

帰りの電車の中で、まず描き下ろしのユニコーン編から読み始める。ブンゴー出しゃばりすぎ(笑)、マリーダもジンネマンもいい味出してるな。ちょっと量的に物足りなかったけど、これからアニメ版が進んでいくに連れて、本誌のほうで新ネタが掲載されることを期待。
しかし文章媒体(そりゃ挿絵はあったけど)から始まった作品のキャラがビジュアル化されて、普通に会話しているのを初めて見たわけで(コミカライズ版の連載も今月からだけど、当然まだ見てないし)、何とも新鮮な印象を受けた…考えてみると、こういう「文章→ビジュアル」という順で知った作品は、俺個人としては他に思い当たらないんだよね。「アニメで存在を知って、原作にポロロッカする」というパターンばかりで。いきなり小説から読み始める作品なんてSF関連ぐらいしか無いし、その手の作品は映像化には縁遠いしなぁ…。

アフタヌーン3月号

昨日が遅出勤務で、ほとんど眠れないまま今日の早出勤務に突入したため結構キツいものがあった。勤務終了後、会社の仮眠室で2時間ほど眠って体力を回復したうえで、D書店へ。

そろそろ四季賞が来る頃かと覚悟していたけど、今月は結果発表のみで、作品が読めるのは来月とのこと。今月より来月のほうがスケジュール的には厳しいので、今月のうちに読みたかったのだが…。
今月は百舌谷さん逆上するも休載なのでいつもより楽なはずなのに、読み終わった時には限界近くまで消耗していた。

ヴィンランド・サガ
表紙にデカデカと描かれているものの、本編には登場しない主人公…元祖ユルヴァちゃんには登場?してたのに(笑)。
ここ最近の展開が地味すぎたと反省したのか、久々にクヌートが登場し、スヴェン王亡きあとのイングランド情勢が語られる。じつはネタバレを我慢しきれず、最終的にクヌートが勝利をおさめるという史実は知ってしまったのだけれど、さいわい子細な過程までは書かれていなかったので、今後の展開を楽しむことはできそうだ。このままイングランド王との対決が続くのか、あるいは兄王子も絡んで三国志状態になるのか…?
それにしてもクヌートの顔が(泣)…戦慣れして、イイ面構えになったとも言えるけどさ。
ああっ女神さまっ
第2の門番は筋肉ムキムキのアニキ系…と思いきやおっぱいがありました。サクラ大戦で最初にクリアしたのがカンナだった俺が言うのもナンだが、誰得? 上述のクヌートの件といい、掲載作品の総力をあげて、俺に美しくない絵を見せつけようという編集部の陰謀か? 今月はアストライアの天秤やら和田依子の肥満ボクサーの話やら、あまり見たいと思わない絵がやたら多かった気がするし。
友達100人できるかな
ルービックキューブか…たしか2面しか揃えることが出来なかったよ(一度だけ3面できたっけ? 記憶が曖昧だな)。今になってみれば、揃えるためのコツというか法則性があったと見当つくけど、当時はそんなこと考えつかない(何事にも)視野の狭い子供だった。そんな子供視点から見上げればスゴイと言われるのが当然ではあるものの、それだけじゃなくキチンと努力しているのが主人公の主人公たる所以。だからこそ「本気で行くよ」のセリフがカッコよく感じられる。
あと「1周目では~」のセリフで、この作品がループものの一種だと今更ながら気づいた(←遅いよ!)。今の状況に不満があり、未来を信じられず、過去に選択を誤ったという潜在意識が社会に蔓延していることが、ループものの流行る原因である…なんて知ったふうなこと言っても仕方ないけど。宇野常寛あたりなら、この作品も「悪しきノスタルジー」呼ばわりしそうだな。
いもうとデイズ
受験の日に生理痛で苦しむ蓉子さまの描写を読んだだけでクラクラしたり、採血でも(注射針を刺される痛みとか、血を抜かれる感覚には耐えられるけど)抜かれた血が注射器の中に貯まっていくのを直視できなかったり…とにかく血はダメなんです! 毎月1回、大量に出血しなければならないなんて、想像しただけで気を失いそうになるよ。そういう生理や妊娠・出産の苦しみに対する適応として、女性が論理的思考能力を退化させルーズになったのは仕方ない…なんて納得できるか! やはりリアル女性はダメだな。俺は2次元美少女だけでいいや(笑)。
この手のリアルな話題が萌えオタの嗜好に沿っているとは思えない以上、そちらはスルーして下着の話題だけに特化したちゅーぶらは、企画意図としては間違っていないのだろうな(←ただしアレは、キャラのウザさと演出の古臭さで失敗してるけど)。
ハックス!
いい話だなー、青春してるなー。学生時代にロクな思い出のない身としては、せめてフィクションの世界で楽しい学園生活を送ることで、かつて手に入らなかったモノを少しでも取り戻したいんだよね。新しい物ごとを体験する新鮮さとか、仲間とワイワイ過ごす楽しさとか、限界を思い知った挫折感(←部長…)とか、この歳になるとなかなか味わえないわけで。

木曜日, 1月 21

藤子F全集・ドラえもん第4巻

ニュータイプ2月号とオトナアニメを立ち読みした代償として、S1書店で購入。候補としては藤子F全集しかなかった──先日の20%引きセールを利用して、古本屋でサンレッド第4巻を購入したものの、アニメ版よりもさらに絵が雑で読みにくかったため、新刊を買うのは躊躇われた──ので、あとは消去法で決定。
こういう大物を買うと図書カードの減りが激しいな…残り1400円ほどなので、また近いうちに金券ショップで補充しなければ。

ふくわらい石けん」や「変装服」など、低学年向きの話が予想外に面白かった。想定される読者に合わせて、ストーリーや道具のアイデアに凝るよりも一発ギャグや絵的なインパクトで笑わせる手法がメインになっており、ギャグマンガ(←正直、子供の頃はドラえもんをこう分類することに抵抗があった。やはりギャグメインの作品に比べると、笑いのパワーが違ったわけで…。大人になった今だからこそ笑えるネタも多いし)としても遜色ない。
大山のぶ代(巻末解説)に言われるまでもなく鉄板の「ぞうとおじさん」と「さようならドラえもん」→「帰ってきたドラえもん」に加えて、「オオカミ一家」あたりも泣ける話だな。泣かせ系じゃないけど、「夢まくらのおじいさん」や「りっぱなパパになるぞ!」も、この歳になると味わいの分かるようになる、しみじみといい話。とくに後者は、卒業する小学生(←初出が「小学6年生」3月号)に作者が送るエールでもあるんだろうけど、手放しに「大人になるのって楽しいよ!」ではなく「そんなに悪くないよ」ぐらいにニュアンスになってるのが、いかにも藤子F的と思える。
驚いたのは、俺の記憶にある絵(=てんとう虫コミックスに収録)と今回の絵(=小学館学習雑誌に掲載)が、かなり違っていること。「ポータブル国会」は無茶すると自動的に壊れるようになってる──しかも爆発音が「カイサン!」(笑)──とか、上述の「夢まくらのおじいさん」もコミックスでは1ページまるまるカットされてた──おじいさんが、息子(=のび太のパパ)が一人前になったとのび太から聞かされて喜ぶという、いいシーンなのに──とか。あと、スネ夫の一人称が「おれ」だったのも、ちょっと意外。
付録の年表(現実の歴史と藤子作品の歴史、そして作中の歴史を並列表記したもの)を見て笑ったのが、のび太の未来予告アルバム。

>1988年 就職できなくて、自分で会社を始める
 (中略)
>1995年 会社つぶれ、借金取り押しかけ記念

連載開始の時点から計算しただけの偶然の一致だというのは分かってるけど、バブル真っ盛りの時代に就職できないのび太はさすが! たとえ丸焼けにならなかったとしても、バブル崩壊で会社が潰れていたことは想像に難くないな。
全集2期では大長編ドラえもんも刊行されるらしいけど、初期の5本+桃太郎が収録された「映画大全集」を持っているので必要なし。

休暇と健康診断

今日は休暇なのに、始発電車で出社(笑)。確実に次の休暇を確保するためなのだが、休暇を使って次の休暇を取るというのも何だかなぁ…。まぁ年度末までに有給を消化しようとする連中が早朝から殺到する光景は、この季節におけるウチの風物詩みたいなもんだが。
今日は休暇枠が少なめで心配したが、申請者も少なくてギリギリ確保に成功。ひと安心して、再び電車に乗って帰宅する…こう書くと盛大に時間をムダにしているように聞こえるが、乗車中は爆睡していたし、仮に目が覚めていたとしてもSFマガジン──ブ厚い50周年記念号も、ようやく最後の「炎のミューズ」(シモンズ)まで来た。何本かは良作認定したけど、それぞれ感想を書くと長くなるので割愛。でも来月は第2弾(国内作家編)が控えているんだよな──を読むことになるので問題ない。駅と自宅は徒歩数分の至近距離にあるので、ほとんどタイムロスと呼べるものは無いし。

帰ってすぐひと眠りして、起きたのは午後を過ぎてから。食事や雑用を済ませて、午後4時頃にふたたび出社(笑)…今回は健康診断を受けるのが目的である。明日も行われるので、明日の仕事の合間に受診しても良かったのだけれど、勤務中の休憩時間は貴重でなるべく身体を休めたいから、余裕のある今日中に済ませてしまおうというわけだ。
夏の検診が本格的(←心電図、血液検査などアリ)なのに対し、冬のそれはスムーズに行けば合計10分もかからない簡易版。人件費うんぬんで給料を削るなら、こういう無駄としか思えない出費をまず全面廃止できないのかね?

数少ない検査項目の中で、今回の懸案その1が視力検査。視力低下は勤務資格にダイレクトに関わってくるので、毎回気にしなければならないのは仕方ないものの、今回は直前に新しいレンズに交換したこともありパーフェクト達成!(=視力2.0) コンタクトセンターの検査スタッフの言葉どおり、視力それ自体よりもレンズの汚れ具合のほうが、矯正視力に与える影響は大きいんだな。
こういう会社向けの健康診断は病院ごとの入札方式なのか知らないけど、担当がコロコロ変わるのは勘弁して欲しいところ。変更していることが一番わかり易いのが視力検査で、昔ながらの検眼表──もちろん点灯式。さすがに指揮棒で指す方式は見かけない(笑)──を使う所もあれば、最新っぽい専用の検査機をのぞき込んで検査する所もあり。
それが単に方式が異なるだけならまだしも、検査結果までブレが生じてるような気がするんだよな…後者の方式を用いた検査結果は、前者のそれに比べて厳しい数値を示す傾向があるように思えるのだ。これは用いているシステム自体の差だけではなく、担当者の気構えの差でもあるのかな、と。前者の検査スタッフは、「一度でも正解したらクリア扱いにして次に進み、3回まちがえた時点で検査終了。ランクを戻しての再検査はしない」というような、甘い評価方式を用いることが多い。このようにブレた検査結果を与えられると、こちらとしてもどう対処すべきなのか判断がつきかねて困るんだよね。

懸案その2は尿検査。これまでは気にも留めなかったけど、外注でウチの会社に来てる清掃スタッフの1人(気のいいオッチャンである)から、正月に甘い物やら何やら食べすぎて糖尿の症状が出たという話を聞かされたり、先日亡くなった郷里大輔が糖尿由来の視力低下に悩んでいた噂などを聞くにつれ、ホットケーキやらアイスやら食いまくりの身としては他人事じゃないな…と。
まぁ結果は、他の項目も含め完全セーフだったので胸をなでおろしたのだが。考えてみれば、糖尿なんて食べ過ぎ(≒肥満)の人間が罹るものであって、毎回のように痩せすぎを警告される俺にとっては無縁の病なのかも。しかし運動不足や不規則な生活という要注意項目には当てはまるので、油断は禁物だな。

水曜日, 1月 20

だぶるじぇい第1巻

電撃大王GENESIS立ち読みの代償として、D書店で購入。
「けっきょく買ったのかよ!?」とツッコまれそうだが、“予想以上の反響で品薄状態”とネットで騒がれ、こりゃあ先日D書店で見かけた2冊も確実に売れてしまってるだろうな…と思いきや、1冊だけ残っている状況だったんだよね。これを素通りできないのがオタクの悲しき習性…って、ちょっと前にも同じこと言ってたような(笑)。

改めて読み直してみると、初めて読んだ時よりも面白く感じられた。なにしろ立ち読みで1回読んだだけなので、初期のエピソード(←キャラデザの固まってない作品は多いが、もっと根本的に作画スタイルから違っているような…)など、忘れていた話がかなりあって新鮮に楽しめたのが大きい。また雑誌掲載時は印刷や再生紙のせいで汚く見えた絵も、単行本の紙質のおかげか美麗に見えるようになっており、普通の美少女モノとしても通用するようになった事もあるな。
逆に残念だったのは、単行本の追加ページが少なかった点。野中の描いたヒロイン絵がもっと掲載されているかと期待していたのに、カバー裏の1枚だけだったのでガッカリ。そして「らぶのな」も、ページ少ないわ下書き(落書き?)レベルだわ、おまけにネタも大して面白くないというダメっぷり。あと、雑誌掲載時にあった最終ページの欄外ツッコミが無い(クロマティの単行本では残っていたのに…)のも痛い。あれも含めてのオチだと思うので、無いと物足りなく感じられるんだよね。

電撃大王GENESIS 2010 WINTER

まだニュータイプも手付かずなのだが、まずはこっちを優先することに。先月の電撃大王の付録でお預けを食らって以来、期待して待ってたからねぇ…昨日が発売日だということは忘れてたけど。

まず全体の印象としては、萌え(という名の過剰サービス)は控えめだが、美少女率が低いわけではなく、むしろ作画クオリティは総じて高い…季刊なのだから当然とも言えるけど。昨今の萌え(という名の以下略)爛熟傾向に飽きたとか、対象年齢低すぎてソリの合わない作品(←ラノベ原作に多い?)が多いと感じていた俺にとっては、かなり理想的な編集方針だけど、果たしてこのターゲット層がマーケットとして成立するのかどうか?

次に個別の作品の感想…と行きたいところだが、なにしろ創刊号(=全作品が新連載)なのでまだタイトル名と中身が一致しないため、公式サイトの情報などを手がかりに、何とか思い出そうと努力してみる(←間違っていたら大笑いだな)。
こんな苦労をするぐらいなら「立ち読みで済ませずに大人しく買え」と言われそうだが、確かに「購入してもいい」と思えるレベルなのは間違いない。何しろ季刊誌だからストックが貯まって単行本化されるまでに最低1年以上かかるだろうし、それまでに雑誌が休刊してしまう恐れもあるし(←その場合も、他誌に移籍して連載は継続するだろうけど)。まぁ一番ありがちなのは、熱が冷めるなり作品のクオリティ自体が低下するなりして、単行本が出た頃には買う気が失せているというパターンだな。可及的速やかな単行本化が望ましいとはいえ、焦ったせいでクオリティが低下してしまっては元も子もないので、じっくり待つしかないか。

妄想奇行~アドレッセンス・アバター~(森山大輔)
巻頭を任されたぐらいだから業界内での評価は高いのだろうけど、個人的には今回のメンツの中ではあまり好みの絵柄ではない。第1話ということでまず設定語りを行なったものの、その中身が凡庸で魅力に欠けたのもマイナス。具体的なエピソードが展開するであろう今後で、巻き返せるかどうか。
緋色のマリオネッタ(茜虎徹)
先行小冊子で途中まで読んだときに抱いた予想通りの印象。先を読ませたいという“引き”は強いけど、最後まで読んでしまえば、ありがちな話だったという。作画と演出のレベルは高いけど、それだけで押し切れてしまうほど圧倒的なわけではない。こういうのが、単行本を買うかどうか迷うんだよね。
夢のクロエ(流圭×ほた。)
同じく、ありがちなストーリーを作画&演出レベルの高さで補うタイプの作品。こちらの方が評価は上なんだけど、これは単に俺の好みの問題か。ただし「なんかスゴいデザインの衣装」が全くそのように見えない点だけは、擁護のしようが無い(笑)。
スズログ(FLIPFLOPs)
お宝データが眠るサイバースペースの迷宮にダイブし、セキュリティ相手にバーチャル・バトルを繰り広げるという、なんとも懐かしい香りのする電脳モノ…2010年の作品とは思えん(笑)。人の住まなくなった地球上のサーバーに軌道上からハッキングを仕掛けたら、乗ってた宇宙船がスペースデブリと激突してさぁ大変って、恥ずかしくなるほど正統派のストーリーだわ。登場キャラ全員がいい人で最後はハッピーエンドというのも俺好みで、掲載作品の中ではイチオシ。
あかとき星レジデンス(犬上すくね)
このメンツの中では比較的シンプルな絵柄で、見た目の勝負は捨ててる──付録のイグナクロスには敵わないけど(笑)──感じ? 感情を抑え気味な(=何でも言うこと聞いてくれそうな、男に都合の良い)ように見えるヒロインは個人的に嫌いじゃないよ。読み切りで終わらせても良かったと思うんだが、予想に反して続くとか…今後の展開が全く想像できないぞ。地球を飛び出して星々を巡るSFファンタジーになるのか?
動研。~菜ノ花高校動画研究部~(松沢まり)
ハックスをもう少し全般的に(作画レベルとか、読者受けしそうなキャラとか)アップグレードしてみました!…で合ってるのかね? あちこち寄り道してる感のある(←それが悪いわけじゃないけど)ハックスに対し、こちらはキャラとエピソードを絞って、いちばん面白い部分だけ抽出して見せてくれるのではないかと期待。
御縁がありますように(稲井稲井)
人同士の縁が見えるようになるメガネと、それを切ることのできるハサミ…というアイデアは別に目新しくもないけど、縁を切ってまわる犯人の追跡劇というスタイルを取ることで、「読ませる」ことに成功している。しかし、せっかくの演出・構成力を台無しにして余りあるのが、キャラクターの作画のひどさ。ずっと笑みを浮かべたまま表情の変化に乏しいため、一刻を争う状況のはずなのに全く緊迫感が伝わってこない。
時の消失請負人(ともぞ)
この手のタイムトラベルものは、ディテールを子細かつ正確に描けるかどうかが重要だけど、これは当たりらしい。真相を理解するのに少し手間取ってしまったが、これは作者の不手際じゃなく俺の脳が衰えただけだろう…多分。
あしたの今日子さん(いわさきまさかず)
シリアス成分多めなラインナップの中で、貴重なコメディ要員(若干の萌え要素もあり?)。ケメコの作者だけど、あちらに比べるとクセは無く読みやすいし、ネタも手堅くまとまっている。タイトルからするとヒロイン(3代目勇者)が主人公なのか? 魔王のほうが笑わせてくれたのに。

サンデー&マガジン

今日は休日。一昨日は泊まり勤務で昼夜逆転状態になったものの、昨日(夜勤明け)は昼間あまり眠くならずに済み、おかげで夜に熟睡することができた。なので今日は目覚めスッキリ、気温が春並みということも手伝って、朝から外出してしまうという健康ぶりである。
目的地はD書店だったが、開店より少し早く着いてしまったので、先にコンビニで週刊誌を片付けることにした。天気予報によれば夜には下り坂となり、スーパー遠征が不可能になる恐れがあったので、安全策を採りたかったという側面もある。

ハヤテ
目次コメント、他の作家たちの多くが「ジャンプ」と答えた(←サンデーの部数が減少傾向なのに、編集部ずいぶん余裕だな)のに対し、ためらうことなくベーマガログインの名を挙げる作者は、さすがだと感心(笑)。そんな世代も嗜好も近しい作者の作品としては珍しく、今回のパロディについては共感できなかったり…いや、昭和ライダーは知ってるけどディケイド見てないからさ。
神のみ
さすがに人格入れ替わりなんて手垢の付きまくったベタ展開をそのまま描くようなマネは避けたか…だからと言って、「お約束」を知り尽くしたキャラが淡々と事態を受け入れてやり過ごす姿を見ても、別に面白くはないわけで。その一方、桂馬ボディ(←中身はお嬢様)の挙動不審をいぶかしむ母に対し、「ゲームのやり過ぎでおかしくなった」のひとことでごまかすエルシィひでぇ(笑)。

だぶるじぇい
単行本第1巻は想像以上に反響が大きく、一部では品薄になっているとか。単行本から入った新規読者は今週号から読み始めるわけで、その意味では重要な回…などと言って特に力を入れてネタ作りするはずもなく、いつも通りのテイストが炸裂していた。ネット関連ネタは初めてじゃないのに、なぜか今回の話はネット番長を思い起こさせるものがあるな。しかし士郎正宗でカエルねぇ…? 知性化した蜂なら読んだ記憶があるような気がするのだが…