金曜日, 1月 21

電撃大王ジェネシス2011 Vol.1

今日は休日。昨日は夜勤明けだったせいで集中力を欠いた上に、ギャラリーされた緊張感で失敗しまくった(←モードやゾーンの選択を誤るなどという、基本的なミスまで連発)ダライアスバーストACのリベンジをするべく、朝イチで通勤電車に乗って繁華街のゲーセンへ出かける。
ギャラリー不在のおかげもあってか、昨日よりマシだった──デュアルスピンの片割れを最初のカウンターで仕留められたり、イカのパターンが少しは把握できるようになったりと、全く上達していないわけでも無い──ものの、決して好調とは言えない状況のもと、アームとクレジットに頼った力押しのプレイで一気に突き進み、3千円近くを消費してどうにかGaiden Silver Hawkのエリアまで解放することに成功した。
しかし苦労させられた割に、Gaidenエリアは物足りなさ過ぎ。2ndは道中が4面、ボス3体と充実していたのに対し、こちらは道中なしでボス2体のみとか…しかもブラックホールボンバー2発(←うち1発は、開幕時に使用)で、あっさり瀕死状態になってるし。かくなる上はアップデートで、外伝バージョンのグレートシング(←もちろんBGMはSELFで)登場に期待するしかないか。

その後は再び通勤電車に乗り込み、職場の最寄り駅で下車。D書店で電撃大王ジェネシス(←アルファベットから片仮名に変わったらしい)を立ち読みして帰宅する。
余談だが、他誌紹介コーナーでgood!アフタヌーンが取り上げられており、その中で「女神さまっ最終章」と語られていたのは軽い衝撃だった。

百花のしるし(カネコマサル)
新連載。舞台となるニュータウンは開発が始まったばかりで、それゆえに住まう土地神(←当然かわいい女の子である)もまだまだ力が弱く、もっと力をつけるためには、特定のパワースポットに花を植えたり、困っている人を助けるという地道な努力を何年か続けなければならない…というわけで、主人公の少年少女コンビがささやかな奮闘をする話。キャラデザもかわいい──見た瞬間、あずまきよひこかと空目してしまったのはナイショだ(笑)──しストーリーも悪くないため、今後に期待。
ちなみに、もうひとつの連載──キャラメル☆スター(MATSUDA98×太田顕喜)──のほうは、途中で耐えられなくなり、流し読みに切り替えた。

妄想奇行~アドレッセンス・アバター~
部活として認定される最低限の人数を満たすため、アバターを別の生徒として登録したものの、もちろん本人とアバターは同時に存在できないわけで、大急ぎで入れ替わって誤魔化そうとする…って、ドリフの早着替えコントかよ!(笑) アイデアとしてはカビの生える古さだし、ほかに目を引くネタも無かったので、今回はハズレという評価。

やさしいセカイのつくりかた
学園祭の話。けっきょく平凡な学園(教師)モノ…という位置に落ち着いてしまったか。ジャンルはともかく、ストーリー的にも特筆すべき部分が無い以上、単行本の購入はムリというのが結論。

夢のクロエ
この作品に限らないんだけど、本格的に長期連載を想定して長編のストーリーを動かし始めたものの、面白くない…という傾向が見られるな。やはり季刊誌だと前回までの内容を忘れてしまうし、終わるまで何年もかかるような長話よりも1話でスパッと完結する話を読みたいわけで。

あしたの今日子さん
もう完全に勇者側がメインだな…しかも別に勇者である必要性もなく(←魔法使い役だけは例外だったが“現代社会で生活しているせいで、魔法を軽視する魔法使い”なんて今さらのネタだし)、ただの女子学生がダベってるのと変わらない。そして何より、つまらない。せめてマーリンさんに出番があれば…。

あかとき星レジデンス
弟になりすまして潜入調査中の主人公(←例によって宇宙人)。隣の父娘家庭との関係も良好だったのだが、ある日のこと失踪していたDQN母が帰ってきたことで修羅場モードに突入し、さてどうなる…というところで次回へ続く
連載陣の中では期待の高かったタイトルだけに、楽しいとは言い難い展開を見せられた上に1話完結じゃないというダブルパンチは痛すぎる…まぁ次回(結末)の評価によって、まだどう転ぶか定かではないが。

緋色のマリオネッタ
最終回。ピノキオキカイダーか、どっちの結末を迎えるのか気になったけど、なんとも曖昧な結末で誤魔化したような…まぁ今どき人間賛歌みたいなテーマを訴えるには、よほどパワフルな演出・構成力のある作者でなければ難しいし、これまでの展開からして、そんな取ってつけたようなハッピーエンドになるはずも無かったので、妥当な決着とは言えるか。作画・ストーリーとも俺のストライクゾーンから微妙に外れており、単行本の購入には至らなかったけど。

動研。~菜ノ花高校動画研究部~
こちらも最終回だけど、あっさり仲直りして終わるだけという、何の盛り上がりもない予定調和ぶりが、どうにも打ち切りくさく感じられてしまう…キャラデザは好みだったし、取り扱ったテーマにも興味あっただけに、思いっきり肩透かしを食らわされた気分だわ。

トカレフの危うい城
監視者は見逃してくれたし、話の分かる仲間もできて、すべてトントン拍子にうまく行き、これじゃ順調すぎて面白みに欠けるなぁ…と思っていたところで急転直下。じつは敵の掌の上で踊らされていただけだった!というラストには正直、やられた。
この作品も、作画・ジャンル両面において俺の嗜好とはズレがあるため、単行本の購入にはもうひと押し強烈な何かが欲しいところ。

スキマノスキマ
ペットフードの中身が変わってしまい、ペットが食べようとしない場合には、以前のものに少しだけ新しい物を混ぜ合て与えつつ、次第に新しい物の割合を増やしていけばいい…って、これじゃただのペット飼育How toマンガじゃねーか!(笑) まぁもともと、特に面白いと思っていた作品じゃないから構わないけどさ。

時の消失請負人
前回までの混乱した状況を、ひとまずリセットした形での新展開。画力がジェネシスでもトップクラスなのは分かっているつもりだったけど、ソバカス少女(←じつはジャンヌ・ダルクだったりする)の可愛さは絶品だな…キャラデザに関しては平均レベルが高いせいで、かえって「絵だけで購入決定!」と認定しづらい連載陣の中にあって、やはりこの作品(作者)は頭ひとつ抜けている感じ。
ストーリーも悪くはないんだけど、今回も村を丸ごと焼き払って虐殺・レイプ描写もあり…と、あまり見たくないシチュエーションが容赦なく描かれている点が、マイナス要素なんだよね。
ともあれ、今月末に一斉発売される単行本を買うか否か決める重要な回だったわけだが、けっきょく購入レベルに到達したのは、この作品だけのようだ。

安倍吉俊コラム
オレ自身は(さほど興味の無い事柄なので)他からの情報を全く得ておらず、いち個人の見解を鵜呑みにするわけには行かないが、ここに書かれている通りだとすると国産の電子書籍リーダーの将来は暗そうだな。
相変わらずユーザーの使い勝手よりも、メーカー側の利害関係が優先されたり、保守的な発想のせいで誰も得しない製品が出来上がるというパターンから抜け出せないのか。それにしても「ガラパゴスどこにも売ってない。本よりも手に入りにくいって何だよ!?」というのは笑えんなぁ。

とらい・ぶっきんぐ

電撃大王ジェネシス立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。

ネットでのレビューだけを参考に品定めして作者名を確認していなかったので、実物を見てはじめて猫玄の作品だと気づいた(笑)。俺がエロマンガ雑誌を立ち読みしていた頃から知っていた名前だから、相当なベテランだよな…ゆえに絵柄も、かなり古臭くて困るのだが。
内容に関しては、近ごろショタ系エロゲに没頭している影響もあって、友人の弟に手を出す話とか、クラスメイトの男の子を押し倒す話あたりが上位に来るだろうか…といってもキャラデザの古さに足を引っ張られて、なかなか厳しいものがある。
購入の決め手になったのはハニーブロンド娘(←そのまんまサブタイトルだったりする)の話だったわけだが、よりによって同じ日に立ち読みした時の消失請負人の中で、最上級のソバカス娘の絵を見てしまったせいで、こちらは霞んで見えてしまう(合掌…)。



ここしばらくキャンペーンの関係で楽天のリンクばかり貼っていたから、amazonは久しぶりだな。楽天は企業イメージの問題上、アダルトコンテンツは扱ってくれないのかねぇ…。

木曜日, 1月 20

こえでおしごと第5巻

ニュータイプ立ち読みの代償としてO書店で購入。掲載誌であるコミックガムを立ち読みしなくなった以降の回も収録されているわけだが、評価としては“可も不可もなし”といったところで、敢えてカネ払ってまで読みたいというレベルでは無いな…というわけで既刊ともども、本棚の奥に封印。当分は読み返すこともあるまい。

プラス要因としては、海津ママが登場して“好きな男の子の母親の前で、エロ演技をさせられる”という状況のシュールさが笑えたものの、直球で魅力的なラブコメ──あるいはラブラブ──描写があったわけでは無いので、さほど評価アップにはつながらず。
「収録がうまくいったらデートに」という条件提示で、絶対にデート回をやる伏線だと期待したのに、ファーストフード店で済ますとか信じられねぇ(涙)。
マイナス要因としては、次に演じる作品がSM系だったことか…「ソフトSM」とは謳っているけど、調教とかやってる時点で俺の守備範囲を逸脱してるんで。まぁ“イラマ●オ練習器”のバカバカしさは悪くなかったが。
どうでもいいけど、オビのショボさ──白地に黒字で、本編セリフの1フレーズが記載されているのみ──は、もう少し何とかならんのか? 目立たせようという意思が全く感じられなくて、これじゃオビの意味ねぇぞ!
あとがきによるとドラマCDやらアニメ版のOP/ED曲のCDやらが発売されたり、webラジオが放送されてたりと、俺が連載を追いかけるのやめてる間に、いろいろ発展してたのね(←まぁアニメ化されるぐらいだから当然か)。

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サンデー&マガジン

昨日は泊まり勤務。晩飯の買い出しついでに、会社近くのスーパーでマガジンを立ち読みする。

明けて今日。帰宅するとO書店から留守電で、こえでおしごと第5巻が入荷したとの連絡があり、ひと休みしてから買いに出かける。
その帰り道、ついでに自宅近くのコンビニにも寄ってけいおんBD第7巻を回収がてら、サンデーを立ち読み。

関係ないけど、けいおんのパッケージ絵やばくないか?
先月購入した第6巻。この時点では、本編のキャラデザに忠実だったのに…

最新第7巻。どうしてこうなった…

やはり毎日描き続けていないと、描き方を忘れてしまうものなのだろうか…「新しい作品に関わるようになると、そちらの絵柄に引っ張られてしまう」という話は聞いたことあるけど。
まだ第9巻に収録のTV未放送エピソードとか劇場版とか控えてるはずなのに、こんなことで大丈夫か?

だぶるじぇい
カラー扉絵プラス2本立てという豪華仕様の1本目は、メルヘンチックな異色回。真田さんを慕う小鳥が、妖精の魔法で人間の男の子の姿に変身させてもらい、真田さんとひとときのデートを楽しむ…という、極めてベタな逆シンデレラ話である。
さんざん使い古されたシチュエーションだけど、それがどうした!? いいものはいいんだよ! このエピソードのためだけでも第4巻の購入は確定だよ! トビラ絵の真田さんもカッコ良すぎるし、まさに今週は真田さん無双と言えよう。
ちなみに2本目は、一同が着ぐるみを着用するに至った原因を思い出せないという話…言うまでもなく、俺も覚えてません(笑)。

絶望先生
懐具合に余裕のある者が、敢えて定価よりも多めの料金を支払うことにより、貧しい者が安い価格で買えるように…というカフェ・ソスペーゾの精神が今週のテーマ。
すいません、中学生じゃないのに立ち読みで済ませてます(笑)。俺のこの消費スタイルは生まれついてのモノなので今さら変えようも無いが、ほかの多くの買い手も同じことをやり始めてしまうと、売り手が利益率を維持できずデフレ状態になってしまうのは当然か…まといの言うように、安売りをやめれば顧客は他の安売り店へと移るだけだから、いつ果てることもなく安売りのチキンレースを続けるしかないという無限地獄。
まぁイマドキの消費者(オレ含む)は、こだわりのある分野についてはカネを惜しまないはずなんだが、それだけでは経済を回すのに充分じゃないんだろうなぁ…。
羅列ネタの最後だけ「DVDが売れないので4期が作られない」という、微妙にテーマから逸脱した本音が混じっていたのは笑えた。

神のみ
栞が書いてるのは時代劇でもSFでもなく、もっとベタベタな恋愛系の少女小説かと思ってたよ。その話のつづきを書き込む形で、間接的に筆談するやり取りが可笑しい…こういう攻略スタイルは新鮮じゃないか?(←いや、ハンディキャップ持ちは萌え属性のひとつだし、耳の聞こえないヒロインと筆談で会話するエロゲぐらい存在するか…) とりあえず、やはり栞が本作のヒロインとして最強ということは再確認できた(笑)。

ハヤテ
ボロアパートのボイラーが壊れたので銭湯に行くしかない…というお約束の展開。ネタについても、完全にストーカーな虎鉄を湯船に沈めるなど手堅くまとまっており、確実に及第点を取りに来た感じだな。

とくに関連は無いのだが、前回から時期が空き過ぎたのでモーションウィジェットを貼っておく

火曜日, 1月 18

ニュータイプ2月号

今日は早出勤務。実質4連休だった直後、久しぶりに復帰しての初出勤だったので、仕事のやり方を忘れてしまっていたよ…というのは半ば冗談だけど。
昨晩は(滅多に無いことだが)よく眠れたので、勤務中はあまり眠気に悩まされず、休憩時間にもVer.M/Wのマップデザインの下書きなどして過ごし、勤務終了後はD書店へ直行…期待通りニュータイプは立ち読み可能だったものの、やはり代償となるこえでおしごと第5巻は見当たらないことを確認し、そのまま帰宅する。
ちなみに明日は電撃大王GENESISの発売日であり、このままでは立ち読みの代償となる品が存在しないことから、帰宅後にネットでエロマンガを取り寄せ注文しておく。

念のため仮眠を取った上で家を出て、まずはスーパーへ。目的は、先日のコンタクト定期健診のついでに立ち寄った際に目を付けていた袋ラーメン(178円)とルマンド(97円)のまとめ買い(←しかも使い道のないまま放置されていた商品券を使うことで、さらにお買い得に)である。
そして、その先にあるO書店でニュータイプを立ち読み。代償となるこえでおしごと第5巻は、先日訪れたときに置いてないことを確認済みなので、店頭で取り寄せ注文の手続きをした。

今月の◎は放浪息子。確かに演出のクオリティは高かったかも知れないが、「(原作未読者にも)分かりやすい」という意見には激しく異を唱えたい。小学生編をスッ飛ばしていきなり中学生編からのスタート、しかもエピソードを詰め込みすぎのせいで、登場キャラの判別もつかないうちにドンドン勝手に話が進んでしまい、人間関係やその背景にある設定など全く把握できなかったぞ。あと、この手の性的に倒錯したキャラは女性の声をアテるのがセオリーなのに、敢えて男性──しかも上手いとは言えない──を用いた点も、マイナスとしか思えなかった…と、ショタ系エロゲで禁断の快楽の世界を味わっている俺が言っても説得力ないか(笑)。。
俺としては青い花と同様、見た目のジャンルとしては好みなのに、期待していたような内容じゃなかったわけで、原作者の作風そのものが合わないのも大きな原因のような気はするが。

GOTHIC MADEは、やたら映像クオリティの高さだけを喧伝しているあたり、近年のファイナルファンタジーやPS3が陥った過ちと同じ道を追っているようにしか見えん。
この作品自体には全く関心がないから正直どーでもいいんだけど、アニメ業界のリソースは有限なわけで、こんなのにムダに回したせいで他の作品の制作が悪影響を受ける…なんて事態は勘弁してもらいたいものだ。

GOSICKはアニメ版スタッフと原作者による座談会。原作者はアニメの出来を高く評価していたけど、リップサービスじゃないのかねぇ。
上述の放浪息子と同じくエピソードを詰め込みすぎで、“雰囲気を楽しみつつ真相を推理する”という、この手のミステリの醍醐味を味わうヒマなんて無いほど、矢継ぎ早にストーリーが展開してしまっているように見える。
C──なんだか似たようなタイトルが続いている気がするぞ(笑)──は「本職の経済や金融の専門家にも取材した」との事なので、少なくとも“シロウトによる勘違い妄想”みたいな論外な内容になる可能性は低いか。

キャラ人気投票、男性部門の1位がタクトだったことには一瞬驚かされたが、まぁ本来のNT読者層を考えれば妥当な結果ではあるんだよな…先月号の特集記事を反映しただけという可能性もあるけど。でもそうなると、あれだけ力を入れた腐女子向けの付録は、全くのムダだったということに…(苦笑)。
あとに続くのは京介上条さんといった秋クール作品の手堅いメンツ…しかしそらおとの主人公だけは、どうしても角川補正の疑いを捨てきれない(笑)。
いっぽう女性キャラ部門では、澪がトップに返り咲きするなど、まだまだけいおん勢が元気…って、それじゃますます先月のイカロス首位が捏造みたいじゃないか(笑)。また黒猫が桐乃を追い抜いて2位となり、イカ娘もランクインしているなど、おおむね予想通りの順位となったことに満足。
それにしても主人公は男性部門でトップ取ったのに、スタドラの女性陣が誰ひとり見当たらないというのは何とも…(苦笑)。まぁメインヒロインは地味だし、綺羅星十字団の皆さんは票数が分散して共倒れになっちゃったのかね?

坂本真綾コラムは職業病についての話。外人を見かけるたびに、どの声優が吹き替えを担当するか妄想してしまう…という程度なら、声優オタクには珍しくない症状かも知れないけど、スケジュールの都合がつかなかった場合の補欠候補まで考えてしまうというのは、さすがに本職というべきか(笑)。
それにしても、留守電にメッセージを吹き込んだ後「お相手は、坂本真綾でした」ってラジオ番組のエンディングみたいな言葉で締めくくってしまった…というエピソードは、さすがにネタだよな?

月曜日, 1月 17

カレイドスター

休暇の消化モードに入る→職場ではなく自宅で食事を取る機会が増える→“ながら見”をするアニメが、新作だけでは足りない…というわけで、予想よりもはるかに速いペースで消化してしまった。

俺的ランキングとしては、佐藤順一監督の最高傑作であり、渡辺はじめキャラデザ作品としても赤ずきんチャチャ、スクールランブルと並んで最高ランクに位置づけられる名作。
…なんだけど、観直してみると序盤はそらの言動が意外とウザい(苦笑)。もし放送されたのが今この時代だったら、かなりネットとかで叩かれてただろうなぁ…。そして早い段階での視聴打ち切りが続出し、DVDが売れないという…いや、本放送の当時でさえ、あまり受け入れられず、売上げも低迷したわけで(哀)。
まぁ基本的に熱血・根性モノだから、主人公の性格が体育会系の直球思考なのは当然ではあるんだが、やはり実力が伴っていない初期の段階で、あまりアレコレと出しゃばる姿は、どうしてもビッグマウスというか無責任に映ってしまうんだよね。
もちろん実力を発揮し始めて以降は、その行動力によって他のキャラたちに影響を与えていく描写が、爽快感に変わるわけだけど。ところが、それでようやく主人公として独り立ちできたかといえば、その頃には完全にレイラさんがオイシイところを全部持って行ってしまっているという(笑)…つーか、この作品って結局、レイラさんの生き様のカッコ良さが最大の魅力なわけで。第2部がイマイチな理由としては、もちろん作品の雰囲気がポジティブからネガティブに転じたことが大きいのだろうけど、レイラさんの出番の少なさも、無視できない要因の一つではないかと。
「カレイドスター」を楽天ショップで検索

さすがに古い作品だけあって、中古が目に付くな…しかし同じ監督の作品だからといって、うみものがたりだのたまゆらだの無関係な商品まで検索にヒットしてしまうのが、この方式の難点…いちおう検索除外機能は付いているものの、対象キーワードはひとつだけ(←つまり“うみものがたり”or“たまゆら”を除外することはできない)だし。
ちなみに第1クール(第1巻~第4巻)はベルベットケース入りの初回版を購入。第2クールは“幻の大技BOX”を購入。話がネガティブに転じた第3クール以降は購入せずにビデオ録画で済ませたものの、録画媒体が移行した後にCS再放送をDVDで改めて録り直した際「案外おもしろいじゃん」と再評価し、第4クールのDVD-BOXを中古で(かなり高値で)購入することに。

日曜日, 1月 16

#04 誰が殺したクックロビン

そんなわけで話をまとめると、パタリロの“クックロビン音頭”で片鱗に触れたものの、原型であるマザーグース“クックロビン”の存在や詳細な歌詞については、後のうる星やつらで知ることになった…という感じになる。
つまりVer.M/WのMはMother GooseのMであり、WはWho Killed Cock RobinのWだったのだ!

では改めて、Ver.M/WのLevel.2の解説に戻ろう。先述の通り、前半エリアはWizⅣの地下9階を模した作りになっている。元ネタで魔法陣が描かれている場所には商店街があり、ここで装備をパワーアップすることになるだろう。
そしてさらに上に昇ると、塔が見えてくる。元ネタではメイン通路の角にあたる各所に、2×2ブロックの小さな塔が設置されていたわけだが、数が多すぎて完全再現するのはスペース的に無理だし、似たような塔がムダに多くても飽きるだけだろうと考え、必要最低限の2つだけを設置することにした。
元ネタでは、ここには色々なモンスター(警備兵)が配置されていたけれど、日本人になじみのある名前となると、なかなか少ない。CORPORAL(伍長)とかLIEUTENANT(少尉)なんて、英名を見てもピンと来ないだろうし。SERGEANT(軍曹)あたりは比較的なじみがあると思われるものの、あいにくリーダー扱い(=単体での登場)なので、グループメンバー全員の名前としては適用できないんだな。
というわけで個別のメンバー名(階級)を使うのはあきらめて、無難にパーティ名であるTOWER GUARDを採用することにした。こういう汎用性の高い名前なら、ほかの場所で遭遇しても違和感が少なくて済むだろう。

この塔の奥には食料庫がある。これは元ネタで登場する敵グループ“士官の食事会”をアレンジしたものであり、元ネタでは名前だけだった“食事”を、実際に登場させることにした。
アレンジした理由は(まだ単なるアイデア段階なので最終的にどうなるか不明だけど)Wizに準拠して、SHOPではFoodを販売しない方針で行こうかと考えているため。そうなると現地調達(←なんだかWizというよりRogueシリーズみたいだな)が基本となるわけで、せっかく“食事”と名の付いたイベントが存在するのだから、うまく使わせてもらおうというわけだ。
元ネタでは、実際に登場するのは戦闘要員のみだけど、こちらでは逆に、厨房の関係者を登場させることで食料庫らしい雰囲気を出すことにした。
問題は、厨房係の英名をどうするか? 元ネタのBUSBOY(ウェイター)はしっくり来ないし、person in charge of kitchen(厨房係)では説明的すぎる(しかも長い!)など、どうにも適切な名前を思いつかない。仕方ないので、暫定的にFood Managerという(ファンタジー世界の雰囲気にそぐわない)俗っぽい名前を採用。
こいつ自身がFoodホルダーであり、登場する部屋にも大量の食料を配置しておく。

外世界をさらに進んでエリアの中央までたどり着くと、そこにはマリネラ王宮が建っており、その横にはOnion Head(不確定名)が佇立している。これは王宮の入り口を守る衛兵という設定だが、ゲーム的には、あたりを飛び回っているVULTUREが遠くへ逃げ出さないようにするためのストッパー役も兼ねている。
王宮の入り口(と出口)は床面から3ブロックの高さにあり、通常の2段ジャンプでは届かない。進入するためには、このVULTUREを踏み台として利用する必要があり、勝手に逃亡されては困るんだよね。


こんなヒネくれた構造を採用したのが、この王宮の主その人であることは言うまでもない(笑)。

Onion Headは第1グループの不確定名であり、倒すと第2グループのOrder of Onion(確定名)が、これも倒すと第3グループではより強力なBlack Onion(黒タマネギ)が登場する。
Black Onionは、最初に遭遇した時点では勝てないようにパタメータを強化しておいた。これは元ネタに準拠した面もあるが、こいつが倒されてしまうと、第4グループではいきなり名前が別ネタ(上述のWizⅣネタ)のTOWER GUARDに変わってしまうのを、バレないようにするため…というのが最大の理由である。
なぜ異なるネタを混在させなければならなくなったのかと言えば、モンスターの枠が足りなくなったから…単発のネタごとに枠を確保できない以上、グループ数が半端なネタ同士を合併させて、枠の節約を図るしか無かったんだよね。
また元ネタのタマネギ部隊は害意のない善良な連中なので、カルマ持ちに設定しておく。途中でカルマモンスターであることに気づいて倒すのをやめてくれれば、TOWER GUARDが登場せずに済む…という計算もあるけど、これはあまり効果を期待できそうにないか。
【Order of Onion/TOWER GUARD】
ID名前所持アイテム
0Onion Head(Spectacles)
1Order of Onion(Spectacles)
2Black Onion(Mushroom)
3TOWER GUARD(Gold)









ちなみに英語版Wikipediaによれば、タマネギ部隊はダイレクトに“Tamanegi”と記述されているのだが、無理があるのを承知で(本来は“騎士団”を意味する)“Order”を充てがった。
これは個人的な嗜好として、韻を踏んだ名前(←この場合は頭文字O)にこだわりたかったのと、TRPGサプリメント“蓬莱学園の秘密!!”を読んで以来、そこに登場した秘密結社O∴O∴L(Order of the Orient Library;東方図書館騎士団)のようなネタをどこかで使いたいという念願──完全に厨二病ですな(苦笑)──を叶える良い機会だったからである。
所持アイテムのうち、Spectaclesはタマネギの変装用メガネのイメージで、Mushroomは“タマネギとキノコは形が似ているから”という、極めてテキトーな理由(笑)。

グラフィックについては、ヒューマノイド系のモンスターの中から、タマネギ部隊の特徴であるタマネギ頭に近いデザインを持つものを探したところ、目に留まったのがDark Knightである。
しかし、どうみても悪者っぽい(←黒タマネギとしては、むしろ好都合のはずなんだが、何か違う…)点と、剣と盾で武装している点に違和感を拭いきれず、けっきょく不採用に。頭の形だけ見ればYuan Tiが最も近いことになるけど、さすがに論外(笑)。
そして結局、顔つきが微妙にタマネギに似ているように見える(←目玉が2つあるから、そう見えるだけ?)Duergarを選ぶことにした。まぁ、これもかなり無理のある選択だとは思うが…。
  

王宮の正面中央にあるメッセージSHOPは、VULTUREを踏み台にしなくても入れるため、まずはここで情報を聞くことになるだろう(←システム的に無理なので別々に処理されているが、本来このメッセージは、脇に立っているタマネギが発するセリフという解釈である)。
【MALYNERA PALACE】 (マリネラ王宮)
Please enter at
the ENTRANCE of
the RIGHT side
if hoped for
an audience to
His Highness.
The LEFT side is
the EXIT.

The symbols of
dominion are cape,
scepter and CROWN.

"Who killed
Cock Robin?"
殿下への
謁見を
希望されるなら、
右側入り口から
お入りください。
左側出口
なっております。

王権の象徴は
ケープ、王錫、
そして王冠です。

クックロビンを
殺したのは誰でしょう?



















ここで王宮の中にCrownが存在することを匂わせると共に、そこに辿りつくためのヒントが提示される。
その指示に従って王宮の中に入ると、マザーグース“クックロビン”に登場する鳥たちが4種類、相次いで現れる。ここの基本的なコンセプトは「ルート拡張型のアイテム4種類を、正しい順番で使用することによって目的地に到達できる」というシンプルなもので、その“正しい順番”を示すヒントとして、クックロビンの歌詞を用いようというわけだ。
【Small Bird】
ID名前所持アイテム出現する順番
0Sparrow(Mattock)3
1Lark(Key)1
2Linnet(Ladder)2
3Thrush(Acid)4









と、このようにマザーグースの歌詞の順(=アイテムを使用する順)にIDを割り振った。この際、ほかに思いつくであろう順序──アイテム名および各アイテムに割り振られたアルファベットの順番はもちろん、それらを所持するモンスター名のアルファベット順および登場する順番──の正順および逆順と重複しないよう、確認を徹底しておく。あくまでクックロビンのマザーグースに基づくか、さもなくば全ルートを総当たりする以外に正解へ辿りつけないようにしないと、意味が無いからな。
というわけで、ここで塔内における配置を決めておくことにする。まずは“Acidを入手した部屋ですぐに使う”と勘違い(←実際、俺のmapでは多いパターンだし)されてもいいように、ThrushAcidホルダー)を4番目の部屋に配置した。そしてその部屋の周囲4方向のうち、下側は塔の出口であり、左側は今さっき通った部屋なので、上側と右側を空き部屋にしておく。
また最初の部屋には、KeyホルダーであるLarkを配置。これはMattockもしくはLadderホルダーを配置した場合、それらのアイテムだけを手に入れて、先に進まず他のルートへ向かってしまう可能性を考えた上での対策である。
残った2種については、正解と重複しないことを考慮しつつ適当に。

グラフィックに関しては「“凶悪なモンスター”というより“単なる小鳥”なんだから、トレーニンググラウンドに登場したカモメみたいな鳥はどうだろう?」と考えたものの、ちょっとイメージが違う(←翼が長すぎる)ので却下した。
というわけで、前項で“空飛ぶ足場”役の候補だった鳥型モンスターの中から、改めて選考する。
   
左から順に、カモメ(?)、BOOBRIE、Achaierai、Kelkedorl

Achaieraiは脚が大きすぎるし、逆にKelkedorlは頭でっかちで、どちらも“小鳥”のイメージとしてはバランスが悪い。いっぽうBOOBRIEは面構えが凶暴そうなことを除けば、全体的なシェイプのバランスは悪くないと思えたので、これに決定した。

この小塔を抜けると、これらのアイテムを使用する区画へ。4種類のアイテムを順番に使うわけだから、組み合わせは4×3×2×1=24通りとなる。
もちろんバカ正直に全ての分岐を構築しようとすると、とてもスペースが足りなくなるので、まず最初の2つのアイテムの組み合わせ(4×3=12通り)の分だけを構築し、それらの終端に塔への入り口を設置。塔内で、残る2つのアイテムの組み合わせ(3+2+1=6通り)に基づいてルートを統合したうえで、ふたたび外世界に戻ってそれらのアイテムを使用するための地形を構築した。
これで何とか、容量ギリギリに収まるだろう…という見通しは、全くもって甘かった。外世界には多少の予備スペースを残すことができたものの、塔内のほうは(徹底的に効率化を図ったにも拘わらず)この方式では部屋数が足りなくなったのである。
想像以上に影響が大きかったのは、やはりAcidだ。使う可能性がある部屋1つごとに、その上・左・右の3部屋で対応を考慮しなければならず、しかも使うタイミングの選択肢がいくつもある以上、相当な数の部屋を用意しなければならなかった。

実際の作業では、いきなりエディタを使うと混乱しそうだったので、まずはチラシの裏に図面を引き、あーでもない、こーでもないと丸一日近く悪戦苦闘した末、どうにか8×8のスペースに収まる配置を完成させることができた…と思ったのも束の間、エディタに転写しようとしたところ、複数のルートを見落としていたことが判明し、完全に行き詰まる。
仕方ないので妥協案を検討。外れルートの終端では、外世界で4つ目のアイテムを使用→塔の入り口→塔の出口→外世界の行き止まり(全ルートで共有)という処理を行なうつもりだったんだけど、このうち“塔の出口”以降をカット。塔に入った最初の部屋を行き止まりにすることで、そこが終端という扱いにした。
さらに、間違った場所でAcidを使った時につながるハズレ部屋は、もともと完全に独立した行き止まりだった(←ハズレであることを分かりやすくするため)のだが、これを上述の終端にあたる部屋と一体化させる。
これらの処理によって、外世界の方はさらに余剰スペースが増えたわけで、塔内との配分を見誤ったことは明らかだな。塔内はAcid使用に伴うルート分岐の処理だけに徹し、それ以外の分岐における処理は全て、外世界で行なうべきだったか…。まぁ結果論に過ぎないし、さすがに今から作り直すだけの気力も無いから、これで納得するしかあるまい。
とにかく、これらの処置によって、ついに塔内を64部屋まで圧縮することには成功した。一部のハズレルートで“終端への到達が唐突”という印象になってしまった感は否めないものの、プレイヤーが迷うことなく正しい道を選択してくれるなら、何の問題もない…その場合は、合計24パターンに及ぶルートのつながり全部を検証した苦労も全くのムダになることを意味するから、複雑な心境ではあるけどね(苦笑)。

なお、Acidを使って進入できる部屋の多くにはモンスターが配置されているが、その大半はCREEPING COINである(←ほかの大部分のモンスターは外世界にも配置されているため、バランスを考慮)。
グラフィックは当然、GOLDのものを流用。ただしコピペした際にわずかなズレが生じてしまったらしく、プレイ画面上では左右に微妙にアニメーションするという予想外の事態が生じた。しかし、これはこれで“擬態し切れていない”という絶妙な味わい(笑)が感じられたため、敢えて修正は行わないでおくことに。
ちなみに塔内の各所──とくにAcidを使ったときに開く通路など──には、どちらに進むべきかを示す目印としてGOLDが配置されており、それと混同する効果も見込んでいる。そのため、なるべくバレないよう本体には移動能力を与えず、攻撃もDeg-Needleの魔法(←元ネタであるブレスの代わり)を使って行わせることにした。
よって必然的にUNは6(=移動しない)に決定。この場合、IDの0と1のグループは魔法を使えないことから、2にSMALL OBJECT(不確定名)、3にCREEPING COIN(確定名)を割り振るという、かなりアクロバティックな処置となった。
一方、その前半グループに割り当てられたのはINSECT(不確定名)とRHINO BEETLE(確定名)である。こいつらも元ネタでは“金貨に似た外観”という設定だから、GOLDのグラフィックを共有するには、非常に都合がいい。しかも、どちらも地下2階に出現するという点まで類似してるし。
ただし、こいつらはCREEPING COINと違って元気に動き回るので、“GOLDの姿をしたモンスターがいる”というネタバレを回避するためにも、出現回数を絞り込んでおく。登場するのは後半になってから、それも正解ルートのみに限定した。
【COIN?】
ID名前使用する魔法
0INSECT(なし)
1RHINO BEETLE(なし)
2SMALL OBJECT(Deg-Needle)
3CREEPING COIN(Deg-Needle)









このようなモンスターたちが王宮の中に棲息しているのも、ひとえに王宮の主の“小銭をこよなく愛する”という趣味に沿ったものである。

こうして正しい道を進むと、ようやくマリネラ王宮の主であるPatalliro
に謁見(笑)が叶う。
グラフィックについては、元ネタの体型に近いDretchClay Golemが候補に上がり、衣服のデザインは後者に軍配が挙がるものの、顔の色に違和感があったことから前者を選択した。
  

UNは、ゴキブリ走法のイメージに近い3にしようかとも思ったんだけど、他のモンスターにも多用されているパターンだから新鮮味に乏しいだろうと考え直し、タイムワープのイメージで7にすることに決定。ただし魔法は使用せず、また攻撃も行わない(STR=0)ことにした。
ヒットポイントは“パタリロ8世”のシャレで80800に決定。もちろん実際に殺すには1億ポイントぐらいのダメージを与える必要があるはずだが、あくまで“昏倒させるのに必要なダメージ量”という解釈である…劇中でも不死身ぶりを発揮していたパタリロだけど、殴り倒されるシーンはけっこう頻繁にあったからな。

蛇足だが、せっかくモンスターIDが余っているので、この部屋へ来る途中にダミー分岐を設け、そこにはPatalliro 7th(パタリロ7世)とPatalliro 10th(パタリロ10世)を配置することを考えたものの、あいにく部屋数の不足は深刻であり、机上の空論に終わってしまった。
またWizⅣ区画の塔内にある食料庫に配置されていたFood Managerとも、グラフィックを共有させる。イメージとしては、XANADUシナリオⅠに登場したFOOD SHOPの店主のおっさんだ(笑)。
 

王宮の入口で語られたヒントのとおり、パタリロは王権の象徴としてケープ(Mantle)、王錫(Rod)と王冠(Crown)を所持している。
これらの3品が究極のアイテムであるという話は、リフトウォー・サーガでマクロスが語っていたんだっけ? ともあれ、セプターとクラウンという組み合わせはVer.Dのドラゴンバスター面で使ってしまったネタなので、何か違う要素を加える必要があったんだよね…と言っても単なる思いつきだったので、Mantleをどうしたものか持て余している状態。うかつな場所で使用されると簡単に謎を解かれてしまう恐れがあるので、なるべく早いうちに使わざるを得ない状況を作っておく必要があるな。
【FAT MAN】
ID名前所持アイテム
0Food Manager(Food)
1Patalliro(Crown)
2Patalliro 7th(Rod)
3Patalliro 10th(Mantle)









当初の予定では、Crown以外の“王権の象徴”アイテムは、このように他のパタリロ一族に所有させるつもり(←ちなみに7世と10世の基本パラメータは8世に酷似しており、所持アイテムだけが異なる)だった。
つまりPatalliro 10thからMantleを手に入れたとしても、その時点でハズレルートに足を踏み入れているので、せっかくのMantleも正解ルートへ戻るために消費するしかないというわけね。
ところが部屋数カットの影響でPatalliro 10thの出番も無くなってしまい、MantleRodは、Patalliroのいる部屋に無造作に置かれていることになってしまった…という次第。いっそ“王権の象徴”云々のメッセージは削除して、登場するのはCrownだけにするのが無難だろうか?

アニメージュ2月号

今日は実質4連休の3日目。昨晩はVer.M/Wの制作やらで徹夜に近い状態だったため、もうフラフラ…そのせいでコンタクトレンズを嵌めそこなって落としてしまい、あやうく失くしかけるところだった(汗)。おかげでスッキリ目が醒めてしまったよ。
しかし眠気は遠のいても体力的に疲労しているのは間違いないし、天候の問題(←なぜかセンター試験の日って、雪の降ることが多いというイメージがあるな)もあったので、書店での立ち読みは早々に諦める。というわけで先にアニメージュを片付けようと、朝から通勤電車に乗って図書館へ出かけたものの、やはり体力の消耗が集中力にも影響を与えたのか、半分ほど読み終えたところで挫折し、帰宅する羽目に。

表紙&巻頭特集は戦国BASARA劇場版で、ほかにも(銀魂の再開告知はともかく)Starry☆Skyあたりが前のほうで扱われるなど、やはりどちらかといえば腐女子寄りのシフトだな。

ジブリ関連記事は、新作のコクリコ坂について。宮崎駿いわく「映画監督は2本目が大切。1本目はビギナーズラックで当たることもあるから」との事だが、ジブリのブランド名で騙しただけであって(←騙された方もアホとしか言いようがないけど)、べつに幸運とかそういう話じゃないだろ!(笑)…まぁ“(バケの皮が剥がれたから)次の作品が正念場”という点では間違ってもいないか。「ダメだったら解任することもあり得る」という言葉が、見せかけのポーズかどうかだな…「この映画は企画が中心であって、監督が中心ではない」とか言ってるのは、さっそく逃げを打っているようにも見えるし。

Cは、新作でどんなテーマを扱うべきかスタッフにヒアリングしてみたところ、「金がない」「将来が不安」といった答えが多かったことから始まった企画らしいけど、それは時期的にリーマンショック直後だったからというワケでもなく、アニメ業界で働いている人間ならいつでも同じ答えが返ってきそうだぞ。

新作紹介特集の途中にあった編集部員の座談会で「今年はオリジナル作品が多い」との指摘…言われてみればその通りだな。
そしてそれゆえに、先の見通しが立てにくい…ヘタすると壊滅状態になる可能性も否定できないわけで。「枯渇しつつある」と言われ続けて久しい原作モノではあるが、供給過剰な市場での生存競争を勝ち抜いた実績は一概に否定できないし、少なくともアニメ業界人の立てた大半の企画よりはマシなんじゃないだろうか…などと思ってしまうのは、アニメノチカラの末路を見てしまったせいだろうか?

「この人に話を聞きたい」は上江洲誠サンレッドの脚本にはアドリブが多かったけど、一応その部分にも、尺を計るための会話を書いておいたとか。
School Daysは「話題作にしてくれ」とのオファーがあって、バッドエンドにすることは事前に決定しており、具体的にどうするかを考えるのが仕事だったとの事。原作ゲームよりスケールの大きいグランドフィナーレを作ろうということで、なんとか全員殺すルートを考えたそうな(笑)。
その評価を踏まえて、「危険なアニメを作るなら上江洲である」という理由でクェイサーの脚本に指名されたらしいけど、その当人がエロ要素には興味ないとは、意外にもほどがある。
刀語は、一見さんでも楽しめるよう、主人公2人のイチャイチャ道中記にしたとの事。西尾維新の名を冠した企画で、原作に無いようなアレンジをすべきでないという判断は的確だったな…その一方で、アニメは各話ごとにクライマックスを作って盛り上げるという、半ば矛盾する要素を両立させているのは見事。
作品じゃなく商品を作りたい」というのは、純粋な意味でのクリエイターの姿勢じゃない気もするが、よく話を聞いてみると正確には「ユーザーが望むものを的確に判断し、供給したい」と言っているわけで、それも業界人として有用な資質のひとつではあるか。

キャラ人気投票は相変わらずけいおん、薄桜鬼、デュラララ、イナズマイレブンといった常連の顔ぶれが安定。秋クール作品のキャラからはタクト(12位)が最高で、その後にイカ娘(23位)と黒猫(28位)が続く。

OVAレビューはユニコーン第2巻とレールガン。しかしUCが星2つって、あさりは相変わらず厳しすぎだな。「主人公のセリフが作意的」って、そりゃ企画コンセプトが“俺の見たいガンダム”なんだから当然なワケで、そこを批判したら話が始まらないだろっていう。


雑誌に関しては、テキストリンクだと余計な商品まで拾い過ぎてしまう傾向があるので、直接絞り込める画像方式のほうが相性いいな。