土曜日, 9月 29

スワロウテイル序章/人工処女受胎

月末までの期間限定ポイントが約670ポイントもある状況では、選択の余地なし。しかしポイント倍率のほうは相変わらず、先々週から約2週間に渡って(恐らくは意図的に)各々のキャンペーンが断続的に実施された結果、いずれの時期でも6~9倍程度の倍率をフラフラするだけで、これでは大口の商品を購入しようと思えない。

そして実質的な最終期限となる今日を迎えたワケだが、今回の悩みどころとなったのは、まず<最大2,000ポイントプレゼントキャンペーン>
今回の購入候補(=キャンペーンの対象となる、発売済み商品)はアクセル・ワールドBD第3巻超訳百人一首BD第1巻なので、その合計金額は10,000円(税抜) から 19,999円(税抜)の範囲となり、獲得ポイントは700ポイント(注:これには、通常に獲得する1%分のポイントが含まれる)となる。
これを本来の獲得ポイント(107ポイント)で割ると、およそ6.54倍となり、そこに恒例の<週末の楽天カード使用で3倍(ツールバー検索でさらに+1倍)>を加えて、約9.5倍
倍率だけ見れば微妙なところではあるのだが、BDを2本も買うのだから、もうちょっとイロをつけて欲しいわけで、どうにも購入に踏み切れない…と、そこで目に入ったのが<スマートフォン限定!エントリーで全ショップポイント2倍というキャンペーン。
スマホと言うからにはiPhone限定かと思いきや、試しに楽天市場アプリをダウンロードしてみたところ、iPadでも普通に使うことができたので、これで注文して上記キャンペーンが適用されれば倍率10倍に到達するぜ!と喜んだものの、念のためキャンペーンの概要を読み直してみると
>iPad等のタブレット端末からのお買い物は対象外
の文字が…。

そんなわけで結局、BDの購入はあきらめて、またもや書籍でお茶を濁すことに…まぁ今月は豊作だから、まだまだ購入候補には余裕があるし。
で、それら数多くの購入候補のうち、どれを選ぶべきかという話なのだが、なるべく書店で購入するメリットの少ない──すなわち、図書券を使った際の実質値引き率が低い(=500円とか1000円に近い)値段の──品物を優先すべきとの判断から、これをチョイスした。



10/13読了。感想については、すでにネット上で色々と語られているし、それらと重複する部分も多いため省略…やはり「第1巻から読み直したい」と思う人は多いのね(笑)。
とりあえず、雪柳が(完全じゃないとはいえ)無事で良かった。しかし今回は、学園が主な舞台だったり挿し絵が付いたりしたことで「ラノベ寄りになった」という意見もあるけど、どう考えても最大の要因は雪柳だよな(笑)。つーか、風気質の設定そのものが、このシリアスな世界観な中で突出してラノベ的だし…ま、それが救いにもなっているワケだが。
その意味では、周防さんに出番が与えられないまま終わってしまったのは、ちょっと惜しい気がする…ただでさえ風気質、しかも占いスキルの持ち主ということで、実際に登場していれば、さぞかし──ぶっ飛んだ言動やら特殊能力やらを披露して──騒々しく盛り上げてくれただろうに(笑)。
あるいは、(終幕で少しだけ触れられた)揚羽が姿を消した後の五稜郭の顛末で、何らかの活躍をしたのかも…などと妄想してみたりして。柑奈がNF選挙の中断に異議申し立てをした際に、連理だけじゃなく周防も加わり、それをキッカケに3人が誼を通じることになったとか…風気質と火気質は相性が悪そうだけど、フルーツバスケットのマブダチトリオみたいな例もあることだし(笑)。
まぁ個人的に一番読みたいのは、もみっち(椛子閣下)が主人公のエピソードだったりするのだが(笑)…星界シリーズで、スポール閣下の若かりし頃を描いた外伝があったけど、ああいう感じで。

まじめな時間第2巻

アワーズ立ち読みの代償として、V書店にて購入。テルマエ・ロマエ第5巻が新刊コーナーに面陳列&2セット平積みされていたのに対し、こちらは1冊だけ、しかも発売から1週間にして、早くも既刊コーナーに流されるという不遇ぶり…(涙)。


アワーズ11月号

今日は夜勤明け。先日来の涼しさに身体をヤられて風邪をひいてしまい、昨日から今朝にかけては頭痛・鼻水・喉荒れに苦しめられながらの過酷な勤務となった。
なんとか仕事を終えて帰宅した後は、薬を飲んでおとなしく眠りにつく。それが効を奏したのか、目が覚めた夕方ごろには、どうにか短時間の立ち読みに耐えられる程度には回復したように感じられたので、出かけることに…今日は丸ごと回復に専念し、立ち読みは明日に回すしかないと(←最悪、アワーズが売り切れてしまう恐れも)覚悟していたから、これはラッキーだったと言えよう。
というわけで通勤電車に乗って、V書店でアワーズ(←いつも通り、棚にあったのは2冊…これなら明日に回しても問題なかったか?)を立ち読み。娘TYPEメガミマガジンもフリー状態という安定ぶりで、もうV書店だけでいいんじゃないかな…という気もしてきたが(笑)、リスク分散の観点からも、なるべく他の店にも頑張ってほしいところだ。

スピリットサークル
何だかんだ言っても中二病というのは、ひとつのネタでもあるし、陳腐化している分だけ慣れもあるのに較べて、この手の中世的な蒙昧さに対しては、なかなか許容し難いというのが正直な心境だな。
薔薇の名前レーズスフェントといった先行作品のパターンを踏まえるなら、こういう場合は“ガス抜き”として、読者が感情移入できるような、現代人的な価値観を有する(=それゆえに、その世界の“常識”からすれば異端な)感覚を持ったキャラを配することが有効なんだろうけど、この作品の場合は風太の視点を挿入することになるのかね? しかしまだ序盤であることを考えれば、このエピソードに関しては鬱ENDで終わらせる気なんじゃないかと不安…。

裸者と裸者
やってる事は前シリーズと大差ないはずなんだが、メインキャラが女の子に変わっただけで、えらく印象が違う(笑)。まぁ個人的に、あまりフリーダムだったりアバンギャルド過ぎるヒロインは好みじゃない(←例:ブラックラグーン)ので、これも俺の嗜好に合致する可能性は低そうだけど…メガネっ娘のハロウィン魔女コスは、おそらく今回限りだろうし(笑)。

天にひびき
ひとつの曲を自分のモノにするまでには、相当な労力を費やさなければならない…という話。

AGEHA
キノコと言えば。確かにスーパーマリオだわな…しかしプレイした事がないので、分からないネタが多いんだよ。

ナポレオン~覇道進撃~
ここしばらく断片的なエピソードが続いたので評価しづらいものがあったけど、ようやく事態が一点を目指して収束する傾向を見せ始めたことで、全体像が把握できるようになった感じ。
「カエサル(中略)とボナパルトの比較」の時点では時期尚早という様子だったが、今回の一件で(ナポたちの世論工作はあったにせよ)ずいぶんあっさりと帝政に賛成する声が大きくなったのね。
フーシェは相変わらず子煩悩で、息子の危機を救ってくれたスルトには素直に感謝するのかと思いきや、一方でひどい呪いをかけていたという…。そのプレゼントされた名画を見て、自分のボロ家や調度品とは不釣合いであることに苦悶するスルトは、これまで登場した元帥ズとは異なるタイプの変態だな(笑)。
その一方で、フーシェがビクトルを(顔は覚えていたのに)あっさりスルーしたのは意外に思えたけど、何やら意味深なセリフもあったし、後から回りくどい方法で復讐するつもりなのかね? ビクトル自身は、軍隊に戻るしか選択肢が無いという状況なので、これで第1巻(アウステルリッツ編)につながる下地は整ったようだが。
単行本第3巻のカバー下に続いて、本編でもサンソン親方が再登場…つーか、この頃でもまだギロチンの需要があったのか。
決闘で決着をつけようとするミュラがカッコいい。子供を守ろうとした前回から、なんだか高評価が続いているような…と思ったら、決闘の理由は(子供を殺されそうになった事じゃなく)自分のツラを潰されたことにムカついたからだとか、やっぱりダメだこいつ(苦笑)。

水曜日, 9月 26

英雄伝説II

前作から間を置かずにプレイを開始したワケだが、非常にスムーズに移行できた…なにしろmapデザインや街の住人などは、ほとんど前作のままだし。その一方でグラフィック面は格段に向上しており、色数が増えたり、陰がついて立体感が強まったことで、同じmapでも見違えるようになった。

左が前作、右が本作

mapの流用に関しては、“ゲームを攻略する”という意味においてはマイナス要素のような気もするが、まぁ前作の時点で、アイテムを使えば簡単にmapを閲覧できる仕様だったことを考えると、さほど問題でもないか…せいぜい、新鮮味に欠けるという程度だな。
そもそも今回は、最初からワプの翼を使い放題というシステムなので、とくに外世界の移動については、最初に1回だけ(次の街に行くために)通るだけ…というのが実際のところであり、これは前作を回想させて作品世界に没入させる手法としては、なかなかに巧い。

いざ敵の本格的な侵攻が始まった後も、この方式のおかげで、前作からの欠点──出現する敵のバリエーションが乏しく、ひとつの地域ごとにせいぜい2~3種類しか存在しない──がフォローされているし…つまり、地上世界全体で考えれば、登場するモンスターは合計で十数種類に達するので、それなりの多様性は確保されているんだよね。で、これらの中から、現時点における自分たちの強さに釣り合った敵を見極めて、戦いを挑むことになる。
種類が少ない代わりというわけでも無いだろうけど、戦闘時における敵の攻撃手段は、かなり多彩。単純に強力なダメージを与えてくる(←前作にもあった、仲間と共鳴することでダメージを増強するなど)ものばかりではなく、長すぎる腕が絡まって攻撃できなくなるという自滅タイプ(←パーティーを組んでいる別のモンスターが、それを解除するというのが微笑ましい)やら、空中に浮き上がって(←この時点で、こちらの近接攻撃は当たらなくなる)から落下して大ダメージを与えるはずが、場合によってはそのまま飛び去ってしまうなど、コミカルなものも多い。

まぁ話が進むと、そんなに笑ってばかりもいられなくなって、とくに回復や蘇生(←仲間の召喚も含む)能力を持った連中には悩まされる。事前に多少の(=回復しようとしない程度の)ダメージを与えておいたうえで、こちらのターンが回ってきたら一気に──回復する隙を与えずに──集中攻撃して仕留めるのがベターなんだけど、それには適切なコマンド入力が必須であり、とてもオート戦闘には任せておけない。
つまり、(前作から引き続き)オート戦闘モードは当てにできないわけだが、あまり何度も何度も戦いを繰り返していると、コマンド入力そのものが面倒臭くなってきて、こうなると「少しばかり戦いが長引いてもいいから、オート戦闘に任せよう」という気分になってくる。その意味では、オート戦闘モードを実装したことは正しいのかも知れないが、そもそもCRPGのキモであるはずの戦闘を「面倒くさい」と思わせている時点で、何か間違っている気がしないでも無い(苦笑)。
またオート戦闘への賛否は別としても、最終的に「こう対処するのが最善」という攻略パターンが完成してしまえば(いかに敵の攻撃バリエーションが多彩とはいえ)以後は単なる作業ゲーと化してしまうわけで、やはり登場するモンスター自体のバリエーションが乏しいという根本的な問題は、前作から改まってないんだよな…。

もうひとつ問題点を挙げておくと、(遭遇した敵が、オートでは対応しづらい相手だった場合などで)戦闘中にオート戦闘からマニュアル戦闘に切り替えたいと思っても、すぐに戻すのは難しいということ。どうやら(敵であれ味方であれ)ひとつのコマンドが終了してから、次のコマンドを処理し始める合い間の短い時間しか、中断ボタンの入力を受け付けていないらしい…。
で、確実に入力しようとしてボタンを連打すると、中断は受け付けるものの、その直後に(連打されたボタンによって)中断処理そのものがキャンセルされてしまい、またオート戦闘に戻ってしまうという事故が多発するのである(怒)。これはダライアスバーストにおいて、設置バーストを使ったつもりでボタンを2連打したのに、なぜか単打(×2)として処理され、通常バースト+そのキャンセルで終わってしまった時に通じる腹立たしさと言えよう。
キャンセル全般はBボタンで行なうという前提なのだから、オート戦闘の中断にはAボタンを割り振って、バッティングしないようにすれば済む話だと思うんだが、前作から改善されていないところを見ると、当時この点を不満に感じたユーザーはいなかったのかね?

戦闘に関する仕様で前作と大きく異なるのは、敵を倒した際にゲットできる経験値の量が、こちらのレベルアップに伴って漸減し、ついにはゼロになってしまうこと…ハイドライドIIと似ているが、本作では経験値だけじゃなくゴールドも対象になる点で、いっそうタチが悪い。
今回の舞台は、上述したように前作の地上世界も含まれるとはいえ、地下世界がメインなんだよね。で、その地下世界は、ひたすら長くて幅の狭い通路が続くような構造になっており、そこを徘徊しているモンスターと遭遇する確率は、非常に高い…通路が長すぎて、歩行速度でチンタラ進んでいたら、目的地に到達するまでに恐ろしく時間がかかるため“衝突事故”を覚悟で全力疾走せざるを得ないのだ。
回避するのが困難で、経験値も金も全く手に入らないとすれば、ますます戦闘に対する意欲は低下するわけで、これによってオート戦闘への依存度は、さらに深まることになってしまった。

また、魔法に関するシステムも変更されている。どの呪文にも使える普遍的なMP…という概念は廃止され、各キャラごとに選択した7つ(←同じものを重複して選んでもOK)の呪文が、おのおの時間経過にともなって一定の速度でチャージされてゆき、ゲージが満タンになった時点で使用可能…という方式が採用された。
チャージ終了までにかかる時間は呪文ごとに異なり、基本的には強力な呪文ほど長くかかるのだが、体力を回復するレスの呪文については──なぜか前作とは逆に──ほかの呪文よりも速いペースで充填されるようになっている。まぁ、どっちにしろ近接攻撃(プラス、疲弊した時の回復呪文)がメインで、わざわざ攻撃や補助系の呪文を使うのはボス戦ぐらい…ということに、変わりは無いんだけどさ(笑)。
雰囲気としては、これもハイドライドIIに近いだろうか? つまり、戦闘によるダメージが蓄積してきたら回復呪文を使用し、ふたたび戦闘に戻る→またダメージが溜まる頃には魔力も充填されているので、回復呪文を使用…を繰り返しながら、ゲームを進めるわけだ。
レス以外でザコ戦に使用する呪文としては、サイレスぐらいかね…これは上述したような、回復や蘇生(仲間の召喚も含む)といった鬱陶しい能力を持つ敵には極めて有効なんだけど、本作では、呪文以外の方法で体力を回復するようなインチキ野郎まで出てくるから、始末が悪い(怒)。


呪文のストックが尽きてしまった場合には、ワプの翼を使用して街まで戻れば、あとは適当に街の中を散策──モンスターから入手したゴミアイテムを換金するために、店に行くとか──しているうちに魔力のチャージが完了するので、ふたたびトライすればいい。
その点では気楽と言えるものの、全般的な戦闘の難易度については、現時点で前作を上回っている印象…まぁ前作は、ほかの面も含めて初心者向けを意識していたようだから、当然と言えば当然か。
とりあえず第3章から地上世界に出現した新手のモンスター群に関しては、どう見ても勝てない前提で設定されているようなので保留するとしても、ボス戦の難易度が、第2章の時点で明らかに前作のラスボスを凌駕しているのはどうかと…。第2形態に移行した後は、こちらの攻撃(呪文を含む)は高確率で無効化されるわ、あっちは逆に一定の確率で即死攻撃を放ってくるわで、まったくシャレにならない。
とりあえず何度か戦って試行錯誤を重ねた末、あたかも詰め将棋のごとく各キャラに最善の行動──ボスが第1形態でいる間に、戦士系の2人は、ある程度(=回復を行おうとする直前)までダメージを与えておき、呪文系の2人は、敵の敏捷性および防御力を下げる(←攻撃力については、どちらにせよ即死攻撃が来たら無意味なので、放置)補助呪文を優先的に使用。これは、ボスが第2形態に移行した後では無効化されてしまう可能性が高いためで、移行後は味方の攻撃力を上げる呪文に切り替える──を見極め、その上さらに即死攻撃を食らわない幸運にも恵まれることで、ようやく勝つことができた。
第2章でこれだけ苦戦させられたのだから、この先のボス戦を想像すると、気が重い…って、その前に手詰まりになったんだけどな(苦笑)。
しかし今になって気づいたんだけど、あらかじめ気付けぐすりを大量に用意しておき、即死攻撃を受けるごとに直ちに使用していれば、パーティー全員が気絶する前に押し切ることができたのかも? 今まで、気付けぐすりはゴミアイテムという扱い(←戦闘が終われば、気絶してしまったキャラも勝手に起き上がるんだから、敢えて使う必要も無いだろう…との考えに基づく)で、入手してもすぐに売っ払ってカネに換えていたのだが、ボス戦では役に立つのか…。

で、現在は第3章に突入したものの、街の住民すべてに聞き込みをしてもストーリーに進展が見られなくなったことから、どうやら手詰まり状態に陥ったらしいと判断。とりあえず打開策として思いつくのは、まだ未発見の街(←住民との会話から、存在することは分かっている)に行けるという可能性に賭けて、もう一度地下世界を徹底的に調べて回ることぐらいかねぇ。
前作のダンジョンが、マップ閲覧アイテムを何回か使うだけで全容を見渡すことができたのに対し、本作の地下世界は(少なくとも最初のうちは)やたら長い通路ばかり続くような構造で、マップ閲覧アイテムを使っても全体の把握が困難だったことから、正確な位置関係を記したマップの作成は諦めて、分岐の方向だけをメモする簡易マッピングで済ませていたんだけど、それゆえに(とくに奥のエリアまで進んだ後は、けっこう分岐も増えて構造が複雑化したので)どこかに見落としがあったのかも知れないし。
しかし、すでに踏破した地域を再び丹念にチェックしなければならないことに加え、その過程で幾度となくモンスターとの戦闘(←しかも上記の通り、パーティーのレベルが上がってしまったことで、経験値もゴールドも全く得られないというのが、いっそう徒労感を強める)をこなさなければならないと想像すると、やる気が湧いてこないんだよね…。
というわけで、ここはひとまず中座して気分転換を図ろうと、同じく行き詰まった状態で放置していた風の伝説ザナドゥに、再び攻略の矛先を向けることに。

最後に、仮面の戦士シンディの正体について、現時点における推測を記しておく…俺の大胆な推測によれば、その正体は魔術師のローではないかと(笑)。
前作で語っていた「俺は魔法しか取り柄がない」というコンプレックスをバネとして肉体改造に努めた結果、あのムキムキボディに生まれ変わったんだよ! 本作の序盤では、街で見かけたはずなのに、いつの間にか姿を消したのも怪しいし…ただ、シンディが登場するのと、どちらが先だったか覚えてないのが痛いところなんだよなー。まぁ、答え合わせは先の楽しみに取っておくことにしよう。

月曜日, 9月 24

ナナマルサンバツ第4巻

アフタヌーン立ち読みの代償として、V書店にて購入。

購入候補に不自由しないという、非常に珍しい状況ではあったが、やはり発売日の古いものから順に押さえて行くべきだろうと判断。しかし一番古いGA第5巻が見当たらなかったことから、今回はこちらをチョイス…まぁGA第5巻については、D書店で平積みになっていたのを確認済みなので、恐らく問題はあるまい(←近ごろは、初版かどうかの拘わりも薄らいで来たし…とは言え、もちろんオビ付きに関しては譲れないので、こういう発売から1ヶ月ほど経過してしまった商品については、ネットで注文する気にはなれないけど)。


アフタヌーン11月号

ようやく涼しくなってきたので、あまりHDDの熱負荷を気にせず、昼間からPCを連続使用できるようになった。そんなわけで昨日も、夜勤明けで帰宅すると直ちにPCを起ち上げ、そのまま英雄伝説2をブッ通しでプレイ…もちろん途中で仮眠を取ったり、友人との飲み会に出かけて中断することはあったものの、それ以外の時間は全て攻略に費やし、なんとか第2章のボス戦まで到達。
ところが、このボスが強いのなんの…補助呪文で味方の攻撃力と防御力を上げまくるなど手を尽くしてみたが、一向に倒せる気配が無い。上述したようにHDDの熱不可を心配しなくても良くなったので、9時ごろまで粘った(←ちなみに夏場は、深夜電力モードが終了する7時に切り上げていた)ものの、そこで断念して布団に倒れこんだ。
で、目を覚ましたのは、午後3時を過ぎてから。新たな戦術を思いついたので、さっそく試そうとPCを再起動してチャレンジしてみたが、やはりうまく行かず、その後もアレコレと試行錯誤を繰り返した末、ようやく午後5時ごろに勝利。しかし、そろそろ出かけなきゃヤバい時間なので、ちょっとだけ見るつもりで歩き回った第3章は、とんでもない事になっとるな…パーティーメンバーが半減している状況とはいえ、そこいらを徘徊している雑魚モンスターにさえ丸っきり歯が立たないとか、一体どーすりゃいいんだ!?

それはさておき、立ち読みの計画についても別の問題が…。先日おこなわれたiOSのアップデートに伴うアプリの不具合なのか、DraftPadに打ち込んでFiles XTで変換した文章を、i-FunBoxtxtファイルとして開くことが出来なくなったのである…Wi-Fi環境のない我が家では、iPadからケーブルを直結──すなわちポメラ方式──でPCに文章を送っていたのだが、それを封じられてしまったワケだ。
こうなると“D書店で立ち読みを終えた後に、帰りの電車内で文章を打ち込む”という従来のスタイルを用いることができないため、やむなく今回は、代わりに自宅近くのV書店でアフタヌーンを読むことにした。

げんしけん
最後まで鼻毛ネタで貫き通すあたりが、班目らしいと言うか、あるいは限界と言うべきか(笑)。まぁ気持ちもスッキリしたうえに、滅多に見られない咲さんの乙女モードまで鑑賞できたんだから、満足すべき結果だわな。

天地明察
もうね、ページをめくるごとに「ああ、建部のジィさんが亡くなるんだな」という感覚(←それは“予感”ですらなく…でも“確信”と言うほど強固なモノでもない、穏やかなうちに少しずつ死を受け入れていく、ある種の悟りとでも言うべきか)が次第に強まって、読み進めるのが辛かった…(合掌)。
しかし「約束である1年を過ぎても、待っていてくれるような気がする」というのも、依存ギリギリの信頼だなぁ…エンタメとしては美しいが、リアルだったら怒られそうだ(笑)。
それと、新たな設問はいつの間に完成したんだよ(笑)…もうワンエピソードぐらい、考えるor思いつくまでの描写を挟むかと思ったので、意外だった。まぁ問題の中身とセットで、実際に出題される時に描かれるのかも知れないけどね。

臨死!! 江古田ちゃん
ほんの冗談であっても、イスラムをネタにするのは危険すぎると思うのだが…果たして作者は大丈夫だろうか?
それ以外にも、今月は秀逸なネタが多かったな…「その話、前にも聞いた」ネタなんて、つい昨日の飲み会でリアルに体験したばかりだし(苦笑)。
この作品としては、やや異色という印象を受けたコスプレネタは、あまりにも怪しげな見た目(←顔面に網タイツとか、全身に黒タイツとか…笑)のバカバカしさに、思わず大笑いしてしまったよ。それに対し、見た目のインパクトで笑わせる点では共通しているものの、表情筋ネタ──とくに3コマ目の顔──は“いかにも江古田ちゃん”と思えるダメっぷりで、こちらも可笑しい。だが、電車が満員であることにかこつけて股間を見せつけようとするエア痴漢は、イヤすぎる(泣)。

ヴィンランド・サガ
奴隷生活のせいでトルフィンの勘が鈍ったのじゃないとすれば、これまで出会った相手の中で一番ということは、つまりアシェラッドやトルケルよりも強いって事かよ…どんだけー!?

今日のユイコさん
単行本発売記念として、巻中カラー。色を塗った経験なんて、あまり無さそうなのに(←根拠のない憶測)ずいぶん手堅くこなしたように見える…キャリアが長いにも拘わらず、一向に上達する傾向が見えない某ベテラン少年マンガ家や、並みの少女マンガ家(←これまた、大して知らないのに偏見)よりも、明らかにマシだし。
ところが色塗りに問題がない分、キャラデザの粗さが悪目立ちしてしまったのは、痛し痒し…(苦笑)。キャラ作画に関しては、どちらかというとモノクロページのほうが安定しているように見えたけど、普通は(印刷スケジュールなどの関係で)カラーページから先に手をつけるから、時間的に余裕をもって描けるんじゃないの?

リマスターズ!
前回に引き続き、ライバルチームとの対決。(じつはヘタクソなのがバレないように)演奏とは無関係の方法で勝負しようと持ちかけた挙げ句に敗れる──敗因は、股間にギターの先端部を仕込まれた事…って、ぜんぜんクールじゃないだろ(笑)──とか、ひたすら機械的な正確さだけを要求される音ゲーは、本気で音楽を志す人間にとっては意外と不向きなのかも…とか、今月も絶好調で、この展開に持ち込んだのは大正解だったと言えよう。

勇者ヴォグ・ランバ
ここまで来ると、SFというより政治シミュレーションの要素が色濃いな…まぁ、そんなこと言い出したら、銀英伝あたりも“スペオペの皮をかぶった政治・軍事シミュレーション”ということになるけど。
いろいろ言いたいことはあるが、一言でまとめるなら、(人間の所業として不可避的に生じるであろう)失敗・欲望・怠惰さといったマイナス面を有する不確定要素について、過小評価しているのでは無いかと…もちろん、この手のシミュレーションは基本的に理論──悪く言えば、机上の空論──に終始しがちなモノではあるものの、今の(とくに、311後という)時代にあっては、そういった要素を無視して、巨大な近代社会システム全体を管理・調整できると期待するのは、いささか能天気というか、リアリティに欠けるというか…。
まぁ虐殺器官ハーモニーの結末、そして本作のペインフリー体制は、現代社会への諷刺あるいはアンチテーゼとしてのディストピアを描けば良かった(←言うなれば、現政権を批判するだけで済む野党のような無責任さ)のに対し、今回ここで議論されているのは、そのディストピアの到来を阻止するための対案であり…それは必然的に、政権を担う政党としての責任を伴う(=耳触りの良い野党案に対抗できるだけの説得力があり、なおかつ具体性・実現性も有する)ようなモノでなければならないから、大変なのも仕方ないけど。