土曜日, 12月 29

CLAYMORE 第23巻

メガミマガジン娘TYPE立ち読みの代償として、V書店にて購入。


メガミマガジン&娘TYPE2月号

今日は休日。昨日と違って晴れ渡った、大掃除をするにはうってつけの日だったが、どうにもテンションが上がらず、けっきょくは昨日と同じように、日中は仮眠を取ったりiPadをいじって過ごすことに(苦笑)。
夕方になってからやっと家を出たのだが、これは今日に限っては裏目に出た…昨日の時点で図書券が残り1枚になってしまったので、自宅近くの金券ショップを回って補充しようとしたものの、そのうち1軒については、年末ということで通常より早く閉店してしまっていたのである! 他の2軒も同じく収穫は無かったため、このままでは値引き率の低い図書カードを使用せざるを得ない事態になるかも…。まぁ最近は、どの店に行っても品切れ状態が続いていたから、ある程度は覚悟していたけどね。
その後はO書店に赴いたが、こちらもメガミマガジン、娘-TYPEともにシュリンクされており立ち読みは不可。というわけで結局、スーパーで切り餅(←1.8キロで1000円)を購入してから、帰り際に立ち寄ったV書店に、昨日と同じくお世話になることに(苦笑)。

メガミマガジン表紙&巻頭特集は中二病だったものの、どちらかと言えば娘TYPE側での監督インタビューのほうが、読む価値があったように思える。
中二病からの卒業を極めて自然に描いた作品として赤毛のアンを挙げていたけど、あれは逆に中二病を卒業→恋愛という順番だったから、あまり参考にはならないな(笑)。
ところで、インタビューの「シリーズ構成と相談して云々」という文言を読んでふと思ったのだが、後半のシリアス展開が今ひとつに感じられたのは、ヒロインの心理描写が重要であるにも拘わらず、監督とシリーズ構成が両方とも男性だったから…という面もあるんじゃ無かろうか? せめて片方が女性だったなら、もう少し違った内容になっていたかも…まぁ、この点に関しては次作のたまこまーけっとが両方とも女性スタッフであることから、遠からず比較・分析できるだろう(←条件が微妙に異なるので、けいおんとの比較は妥当じゃないと判断)。

ガルパンについては、実際の人気を後追いする形になってしまったが(←なにしろ、この後に及んでも表紙や巻頭特集では扱ってないし…)、いちおう両誌とも記事を掲載していた。
しかしながら、みほの水着ピンナップ(←白ビキニといいポーズといい、安易なエロを売りにしないスタンスの作品としては、恐らく限界と思われるサービスぶり)を載せたメガミマガジンのほうが、美少女アニメ雑誌の本分を貫いているはずなのに、この作品に限っては、戦車や戦闘に関する記述がメインだった娘TYPEのほうが、正しいように思えてしまうので困る…でもまぁ考えてみれば、ストパン関連でも毎月、ウィッチの戦歴およびストライカーユニットの設定を掲載しているわけで、パンツや裸の画像を載せるばかりが美少女アニメ雑誌の在り方と決まっているわけでも無いか。
なおメガミマガジンのほうも、白黒ページのコーナーに載っていた4コマ漫画は、けっこう面白かった…VSサンダース戦で、通信を盗み聞きされていることに気づいた沙織が、撹乱のために恋愛ネタを話し始めたところ、アリサ自身が盗聴そっちのけで食いついてきたという(笑)。

商品紹介のコーナーによると、School DaysのBD-BOXが発売されるらしいけど、あんなの買う奴いるんだろうか? いや、ストーリーがどうのという話じゃなくて、画質の問題ね。
すでに当時からDVDメディア全般に対して、画質的に物足りなさを感じていたけど、とりわけSchool Daysはひどくて、明らかに他作品よりも画質が劣っていたんだよな…ちょっと再生して見ただけでも、放送を録画した映像に較べて著しく不鮮明だと分かったし。
なので、適当にアプコンして済ませる程度じゃ、とても見られたものにならない気がするぞ…まぁ仮に、目が覚めるようなハイクオリティの画質になっていたとしても、改めてBDを買い直すつもりなんて無いから、人柱の報告を(あくまで他人事として)楽しみにしておこう(笑)。

娘TYPEのコミック連載については、なのはForceが休載で、ココロコネクトは最終回。
後者については、原作の時点で(←いや、俺が見たのはアニメ版だけだが)いかにも打ち切り最終回っぽい強引なまとめ方だったのを、そのまま素直にコミカライズしており、その意味では最終回に相応しかったとも言えるか?

娘TYPEのピンナップに、イクシオンサーガDTのマリアンが含まれていたのは、驚かされた…そりゃあ胸は工事済みだし、「娘TYPEの“娘”は、男の娘の“娘”でもあるから問題ない!」とか言われたら反論する気は無い──むしろ大歓迎(笑)──けど、マリアンは“男の娘”というよりオカマ系だから、やはり違和感を拭えないんだよね。
また武装神姫については、やはり関節部分が気になって、素直に萌えられないという…(←キャラデザ自体は好みのタイプなのに)。可動フィギュアを愛好するような人間って、ああいうのは脳内処理して目に見えなくするスキルを会得しているんだろうか? それとも、むしろ関節を見て悦ぶという性癖の持ち主なんだろうか…奥が深いな。

金曜日, 12月 28

機動戦士ガンダムさん ここのつめの巻

アワーズ立ち読みの代償として、V書店にて購入。できれば先にトラウマ量子結晶第5巻を先に読みたかったところだが、どうやら売り切れたらしい。先日、アフタヌーンを立ち読みしようとして訪れた際には、何冊か入荷していたのを確認していたのだが…けっこう人気あるのかね?

予想通り、この巻でガンダム創世は完結。しかしニュータイプエースに掲載されたトミノ伝(←海のトリトンの話)は収録されていなかった事から、「新たなシリーズが始まって、それと一緒に次の巻で収録される」という一縷の望みが無いわけでも無い…と信じたい(苦笑)。
いや、今はガンダムエース本誌を立ち読みしていない(できない)から、状況も分からずに適当なこと言ってるだけだが、もしガンダム創世系の話が無いのであれば、これ以降の購入は打ち止めという事になるな。

アワーズ2013年02月号

今日は夜勤明け。雨がち&寒かったし、すでに年賀状も──今年もウェブポで──作り終えて、今年中にやらなきゃならない事は全て片付いている(大掃除? もうちょっと晴れて暖かい日にやるわ…苦笑)ため、夕方まで仮眠を挟みつつ、ネットとメールの確認を(←改めて、デスクトップPCを立ち上げずにiPadWi-Fiだけで済ませられる無線LANルータは偉大なり…相変わらずブチブチと途切れがちだけど)したり、ダラバーSPやら初音ミクLSPやらを漫然とプレイしたりして過ごす。
ダラバーSPは、レジェンドゼロの捕鯨で初めて2億を超えたりと、かなり好調。しかし初音ミクLSPの方は、レベル15になって、フロア拡張という目標を達成した時が絶好のタイミングだったのに、結局やめる時機を逸して、そのままダラダラとプレイ継続中だったりする(苦笑)。
日が暮れて、室内灯なしでは身動きが取れなくなった頃を見計らって家を出ると、通勤電車に乗ってV書店へ。アフタヌーンの発売日に訪れた際には、付録の四季賞ポータブルのせいでシュリンクされ、2ヶ月連続で立ち読みできないという苦渋を飲まされたワケだが、幸いアワーズ(と、メガミマガジンおよび娘TYPE)は立ち読み可能だったので、胸を撫で下ろす。
とりあえずアワーズを最優先で片付けることにしたけど、メガミマガジンも見本誌形式なので油断がならず、なるべく早いうちに読んでしまう必要があるな…いや、その前に(今日は雨なので行けなかった)O書店の状況を確認するのが先か。

ドリフターズ
表紙&巻頭カラー。といっても本編は、相変わらず巻末の定位置──「定位置は休載で、掲載されているのは例外だろ」なんてイヤミは言わないでおこう(笑)──に掲載されている。ならば巻頭には何が載っているのかと言うと、じつはHELLSINGのOVA第10巻に映像特典として収録された、ドリフターズの短編アニメについての特集でした。
なるほど、今の連載のペースでは、とても普通にアニメ化するのは無理である──とりあえず1クールで序盤の話だけ作って「俺たちの戦いはこれからだ」ENDにするぐらいしか思いつかない──以上、こういったショートアニメを作って、期待感を煽りながら時間を稼ぐ手法も、あながち間違いでは無いかもね。

トランスノイド(テルミン)
新連載。先月から始まった↓も同様だが、どうにも昭和のOVAみたいなSF系の作品が連発しているという印象…メインの読者層が、そういうのを望んでいるんだろうか? まぁ、なにしろ超人ロックが連載されている雑誌だし(笑)。
目次コメントによれば「宇宙やじきた道中」らしいけど、それを聞いても全然おもしろくなる気配が感じられなくて困る。

起動帝国オービタリア
前回はダメ人間と馬鹿にされていたのが、今回はロボットの開発に成功したことで、級友や学校にも才能を認められるというスピーディな展開…いや、確かに展開そのものは早いけど、とくに話が面白くなったわけでも無いから、あまり意味が無いな(苦笑)。
まぁROBOTICS;NOTESなんて折り返し点を過ぎて、ようやく少しは盛り上がってきたところだし、もう少し長い目で見守るべきなのは分かっちゃいるんだが、自宅でゆったりしながら好きな時に見られるTVアニメと違って、雑誌連載のマンガは立ち読みという一期一会の機会で評価されなければならない分、厳しいものがあるのは間違いない。いや「雑誌を買えば、いつでも読めるだろ!」と言われそうだが、それにはまずカネを払わなければならないワケで、本末転倒だし。

スピリットサークル
単行本第1巻には、先月号までのエピソードが収録されているのか…こりゃ購入も検討しなきゃならんかな?
さて今月は、現実世界(現在)に戻って状況を再確認する話。旧友たちや先生までが前世からの因縁だったのは、ちょっとビックリ。しかし(今さらだが)“前世”じゃなく“過去生”というワードには「アクエリオンかよ!?」とツッコミを入れたくなった…でも、こうして普通にiPadの辞書で変換できたし、検索しても普通にヒットするなど、どうやら一般的な単語らしい。俺が知らなかっただけか。
中世(つーか、どちらかと言うと古代か)の野蛮で蒙昧にしか見えない因習にも、それなりの理由があって、一概に否定して捨てることは出来ない…というのは、猫の地球儀を思わせるものがあったけど、こっちはHAPPY ENDで願いたいところだな。

天にひびき
昔は凄腕だったけど今は落ちぶれた老人を、なんとかして立ち直らせる…というエピソード。よくあるパターンだし、内容面でも手堅くセオリーに徹していたんだけど、近ごろのオレ自身が実際に、こういった心身の衰えと、それに並行して嗜好・行動の保守化を自覚させられているせいで、思ったよりもグサグサと心に突き刺さってくるものがあった(苦笑)。
コラムは、チェロに関する豆知識。エンドピンは楽器を固定するためだけでなく、振動を床面に共鳴させる効果もあるとか、音域がほぼ男声と一致することや脚で挟んで弾く姿が「(女性にとっては)はしたない」と思われたせいで“男性向けの楽器”というイメージが根強かったとか、なかなか興味深く読ませてもらった。

ソレミテ
なんかさぁ…逆に“霊なんて実在しないことを証明しようとする企画”になってないか?(笑)

裸者と裸者
こんなマイナー作品にまでサムゲタンのステマが!(笑)

ナポレオン~覇道進撃~
先月の皇帝即位に続いて、今月は元帥叙任の話。これまで未登場だった元帥たち(名誉元帥を含む)も描かれたワケだが、そのキャラデザに時間を食われたのか、いつもより作画が荒れ気味だったような…こんな事なら、いっそ車田正美作品のように、まだ本編での出番が無い連中についてはシルエットで済ませても良かったのでは?(笑)
この時点では、元帥杖を逃したことについて慰め合っていたジュノーとマルモンだけど、お互いの末路を知った後では、相手に対してどのような印象を抱くだろう…その辺りは描写されるだろうか?
ルフェーヴルの件については、ナポレオンの元帥たち-栄光を追い求めた二十六人で読んだから史実と知っているものの、それでも“いかにもこの作品らしい”イカれたエピソードだと思ってしまう(笑)。
あと、初めてスルトを見たとき、亡きドゼーの姿が重なって見えた…というナポの述懐は、史実に基づくものなんだろうか? (おもに性格の面で)両者の共通点と言われても、あまり思い浮かばないような気がするけど。

日曜日, 12月 23

ホビット ~思いがけない冒険~ 鑑賞

今日は休日。晩からは友人たちと忘年会の予定だったが、「それならば、ついでに」という事で、昼間のうちに希望者が集まり、近場のシネコンでホビットを鑑賞することになった。見に行くこと自体は以前から決まっていたんだけど、参加者のうち1人はカレンダーの通りにしか休めないため、ちょうど日曜日である今日ならば、忘年会と一緒に済ませられるから一石二鳥というワケだ。

そうしてスケジュールが固まった直後、ガンスリ第15巻の特装版を探してA書店まで遠征した際、ついでに立ち寄った金券ショップにおいて前売り券を簡単に入手。安く買うことができて、先月のヱヴァQを当日券で見てしまった仇が討てた(笑)と喜んだ半面、前売り券がダブついているらしい様子に、一抹の不安もよぎる。
実際に入館して周りを見回してみても、客の入りは思ったほどでは無く(←すでに冬休みに突入した後の、連休2日目の午後という好条件。しかも先週より上映回数を絞られたにも拘わらずである)、原作ファンとしては少し寂しいところ…まぁ、大半が3D版や字幕版に流れた可能性もあるが、そこまでは分からないので何とも言えない。
やはり日本では、欧米に比べて作品の知名度が劣るのは致し方ないのかね…。かく言う俺自身も、やはり“あの指輪物語が映像化された”というだけで満足し、多少の減点ポイントには目をつぶって絶賛したという面は否定できないわけで(←もちろん、非常に良くできていたのは間違いないけど)。
それが二回目となると、どうしても慣れてしまって初回のインパクトには及ばないし、おまけに原作のポテンシャルとしても──どれだけ追補編などからエピソードを持ってきて膨らませたところで──前作よりスケールが小さいという根本的なところは変えようが無い以上、なかなかロード・オブ・ザ・リングを超えるのは難しいだろうな。

とはいえ、前作を凌駕できる可能性があった唯一の切り札──言うまでもなくスマウグのことだが──をほとんど見せないまま次回に温存したのは「後になって振り返ってみると、手痛い読み違いだった」という事にならないか心配…。とくに欧米ほど原作の人気と知名度が浸透していない日本では、いかにロード・オブ・ザ・リングの実績があるにしても、本作だけ見て「前作より面白くないね」とか早合点されてしまっては、次が無いわけで。
前作における黒の乗手バルログのような、恐ろしげで魅力的な敵が登場せず、全般的に緊迫感が不足していると思えるのもイマイチ…まぁ、これは原作の“児童文学らしさ”を再現することを優先したとも解釈できるか…ゴブリンの王なんて完全にコメディ系で、怖がらせるよりも笑わせに来てるし(笑)。メリーピピンがいた前作と違って、今回はホビットがコメディを担当するわけには行かなかった…という理由もあるかね。
児童向けのように、コミカルな要素を前面に出した…というと、スターウォーズのエピソード1を思い出すな。どちらも“3部作×2のシリーズ構成で、第2シリーズの1本目”という共通点もあるし…って、そんな駄作フラグは勘弁(苦笑)。まぁ、あっちはファン層の若返りが主な目的だったらしいから、事情は異なるけど。

あと、前作では無理やりアルウェンの出番を増やしたことについて否定的だったが、今になってみれば仕方なかったと思えるな…今回なんて、前回よりもさらにヒドくて、ほんとに登場人物はオッサンとジジイばっかりだし(笑)。原作に無かったガラドリエルの出番を設けたのも、むしろ当然の処置とさえ思ってしまったり。
それにしても、主要キャラの個性が立っていない──そのくせ、数だけは前作よりも多い!(苦笑)──のは困りもの。前作のように種族のバリエーションが豊富じゃなく小人系ばっかりなので、まず見た目(身長差)で差別化を図ることもできないし。ただ1人、例外的に長身のガンダルフは、それ以前にキャラが立ち過ぎているうえに単独行動を頻繁に取るから、あまり意味が無いという…。
まぁ、これも原作準拠だから仕方ないし、やたら数の多いドワーフたちも、できるだけ体格や装備を多様化しようと努力はしているんだろうけど、一方で主人公格であるトーリンを目立たせる必要もあって、悩ましい問題だわな。

…と、自分の中で事前にハードルを上げてしまったせいで、辛口の意見になってしまったけれど、同伴した友人2人には概ね好評だったようだし、俺も次回には期待しているわけで、是非とも信頼に応えて欲しいところ。