木曜日, 2月 17

ニュータイプ3月号

今日は早出勤務。昨日が遅出だったので明らかに睡眠不足のうえ、新人研修の代理まで引き受けたせいで疲労度は通常の倍以上だった。それでもなんとか無事に終えて遅い昼食をとり、軽い仮眠でいくらか体力を回復させた後、D書店へニュータイプの立ち読みに向かう。
これがまたDOG DAYSノベライズ版という大物(←まぁ熟読するほどのモノとも思えなかったので流し読みで済ませたのだが、それでも)を片づけるのにかなりの時間と体力を消耗してしまい、読破した頃にはフラフラになってしまったけど。

F.S.S.のリブートという企画は、ゴティックメードで初めて永野護を知った若い世代がポロロッカして来るのを期待している側面もあるそうだが、果たしてそう上手く行くかね? F.S.S.どころかゴティックメードでさえ、今の若い世代に訴えるものがあるかどうか怪しい気がするぞ。

新作ラインナップは、例によって身内の作品であるデッドマン・ワンダーランド日常をトップに配置。アイドルマスターが最後尾という扱いなのは、ライバル誌であるメガミマガジンにツバ付けられたという事情ゆえだろうか?

キャラ人気投票は、いかにもNT誌らしくタクトが男性部門のトップに。2位の上条さんと合わせて、なんとか現行の作品の面目を保った形だな…どちらも2クール作品であって、冬クールが不作という事実は覆せないけど。
相変わらずルルーシュが居残っている(←おそらく女性の固定票であろうと憶測)一方で、京介が早くもランクを下げている(←こちらは男性ファンが、キャラ自体ではなく作品に投じた票だろうな)あたりが対照的。
また女性部門は、前月で特集された作品のキャラ(←今回はセイバー)がトップになるという、よくあるパターンを踏襲しつつ、こちらもけいおん勢が粘りを見せていた。

DOG DAYSノベライズ版は、無粋を承知でキーワードを抽出すると“日本とイギリスを股にかけた出自”や“ひたすら修行に打ち込む主人公”、そして“年上の幼なじみ”といった辺りにとらハ3との共通点が感じ取れる。まぁ異世界に召喚される次回以降が本筋であって、今回は単なるプロローグに過ぎないから、過去の自作の設定を適当に使い回して済ませればいいや~みたいな考えなのかも。

スタドラは今後、“リビドー”がキーワードになるとの事。本来の“性的衝動”という意味ではなく“青春力”みたいな感じに意訳すべき(←つまり“アプリポワゼ”や“銀河美少年”と同様)らしいが、さて最終的にそれが肯定(継続)される形で完結するのか、あるいは“青春時代が終わって大人になりました”という方向に持っていくのか?
本作とウテナの違いは“大人が存在するか否か”である…という指摘は既にされているけど、ウテナが物語の構造的に(いかにもセカイ系作品らしく)大人というものをネガティブなスタンスで捉えていたのに対し、スタドラではもう少し容認できる存在として描いている…という事だろうか。
日5作品が想定する主要なターゲットはティーンズ層のはずだから、スタドラを“かつてウテナを観た者たち”に対する補完あるいは続編と考えるのは妥当じゃないだろうな。両作品に差異があるとすれば、それは時代が変化したことを反映しているんだろう。

まどか☆マギカは、キャストインタビュー。「契約するとすれば、どんな願い事をする?」と問われて「魔法少女にはなりたくないです」と答えるあたり、この作品の本質を良く分かってるな(笑)。アフレコスタジオでも、キュゥべぇは畏れられているようだし。
Fate/Zero小山力也インタビュー。ドラマCD版からの継続となる主要キャスト陣について「洋画の吹き替えで主役をハるような豪華なメンツ」と評していたが、たしかに今どきのアニメとしては珍しい、重厚な布陣だな。これぐらい個性と演技力のあるメンツを揃えた作品が、もっと増えるべき(←萌えアニメは嫌いじゃないが、そればっかりというのもねぇ…)だろうに。
「お気に入りのキャラはライダー」という話には親近感が湧いたものの、大塚明夫がハマり役だという点については些か異議あり…俺的には、むしろその父親(大塚周夫)のイメージじゃないかと。キャラの年齢的には、両者の中間ぐらいがベストなように見えるけどね。

新作紹介において、落胆させられたのが神のみ2期とボトムズ新シリーズ。前者はハクアのキャラデザが駄目っぽいし、後者については手描きを標榜しているにも拘わらず、むしろSEEDの頃に退化したかのように、彩度の高い原色バリバリのCG絵に見える。

坂本真綾コラムは、回転寿司の話。普通に注文したつもりなのに、客や店員がいっせいに振り返ったので、なにか作法に反したのか?と不安になったところ、じつは単に声の通りが良すぎただけ…というオチ。
「演技の幅がせまい」だの「芸歴は長いのに上達しない」だの結構ボロクソに言われている彼女だが、腐っても本職といったところか。

水曜日, 2月 16

サンデー&マガジン

予定よりも早くアニメディアの立ち読みが終わったことで、30分ほど浮いた時間を利用し、勤務開始時間よりも早めに出勤。会社近くのスーパーで、本来なら明日以降に回すつもりだったマガジンの立ち読みを行う。
仕事を終えて帰宅後、けいおんBD第8巻を回収するついでに自宅近くのコンビニへ。幸いにして、まだ売れ残っていたサンデーも立ち読みすることができた。

ゼウスの種(飯島浩介)
ネギま
が休載で、またもや予想より早く読み終わってしまったところ、目次ページに新連載ありと記されていることに気づき、時間つぶしにちょうどいいと試しに読んでみた…のだが、そんな状況でなければ全く「時間のムダだった」と言うしかない、褒めるべき要素ゼロの作品だった。
絵柄はともかく、第1回の時点で笑えるネタのストックが1つも無いのだとすれば、まるで見込みナシなんじゃないか…? 敢えて“良かった探し”をするなら、こんな作品しか掲載できないマガジンにはギャグを描ける人材が枯渇しており、ならば当面だぶるじぇいは安泰なのでは…と期待できる事ぐらいだな。

カウントラブル(奈央晃徳)
同じく、時間が余ったので読んでみたが、こちらは宣伝のために出張してきた作品で、もともとは別冊少年マガジンに連載されているそうな。しかし絵柄やジャンルを見た限り、マガジン系というより電撃大王あたりが似合いそうだぞ。別冊少年マガジンってマガジンZの流れを汲んでいるから、全くの筋違いでも無いか。少なくともマジカノよりは絵のレベルも高いし…と思ったら、それは“月刊”少年マガジンの方だった(笑)。ええい、ややっこしい!
今回分のエピソードだけでは“可も不可もなし”という評価であり、本誌に連載されるのであればあと2~3回は様子を見たうえで判断するところ。しかし、わざわざ他誌に掲載されているものを読みたいと思えるほどのレベルでは無いし、今回限りの付き合いとなりそうだ。

だぶるじぇい
↑の2作品よりは面白いようなことを言っておいてアレだが、今回はハズレ(苦笑)。この先まだ職人バトル編が続くような話の流れだったけど、果たして面白くなるのかコレ?
それにしても(前回も述べたように)いきなりバトル編への路線変更という打ち切りフラグに加え、今回はムダ絵が部長ということもあり、まさか最終回では!?と少し焦ってしまったぜ。

絶望先生
中盤あたりまでストーリー進行に専念してギャグが全く無かったことから、ハズレ回かと落胆していたところ後半で一気に化けた。
“男女間の痴情のもつれ”というありがちな動機を、「じつは愛し合っていたのはA(男)とC(男)なのです!」という腐女子妄想全開で異次元の彼方に吹き飛ばした藤吉と、たわしを凶器に用いた殺害方法を例示する(←この辺は絶望というより改蔵っぽいな)千里が強烈すぎる。
あまりの荒唐無稽ぶりに、被告が「本当のこと白状するから、そのストーリーだけはカンベンしてくれ」と言うオチまで見事に決まり、かなりの高評価。

ナポレオン獅子の時代 第15巻

アニメディア立ち読みの代償として、O書店で購入。
カバー裏に、単行本では削除されてしまったロベスピエールの処刑後のモノローグが復活掲載! …いや、単行本が増刷(=復活)されるメドが立たない以上、このまま何もしないよりは百倍も良いんだけど、やはり処刑シーンからの流れを踏まえてこそ真価を発揮するセリフなわけで。こうなったら自炊して、このシーンだけを差し替えるか…とか、スキャナも持ってないくせに言ってみる(笑)。

アニメディア3月号

立ち読みの代償となるのがナポレオン第15巻だけという状況だったせいで、その発売日である今日まで身動きが取れず。せっかく昨日まで、実質3連休だったのに…まぁ代わりに、少しはVer.M/Wのmap制作が進んだけどね。
そんなわけで、ようやく発売日となる今日は遅出勤務のため、①ナポレオン第15巻が入荷している。②アニメ雑誌が立ち読み可能。③(自転車の撤去リスク、書店側の陳列作業などの諸条件を踏まえて)午前中に行ける…などの要件を全て満たしているO書店へ。

アニメディアNewtypeどちらか立ち読み可能なほうを片づけ、残った方はD書店で…と考えていたんだけど、どちらもO書店で読める状態だったのは望外の幸運と言うべきか。
とりあえず、より短い時間で読破できそうなアニメディアを選んだものの、今クールの不作ぶりもあって熟読したい記事は皆無に等しく、想定したよりもはるかに短い時間で読み終えてしまった。

トップページはONE PIECE。原作、アニメともに見ていないので本来はスルーするところなんだけど、クローズアップされていたキャラのCVとして古川登志夫のインタビューが掲載されていたため、目に留まったのである。
俺が最後に古川ボイスを聞いたのは恐らくオリンシスだったけど、あの時は少し呂律が怪しかったような…まぁその後、ドラゴンボールZ改で存分にリハビリできただろうから、心配することも無いか。
演じがいのあるキャラクターに出逢うことは役者にとって無上の喜び…というのは真理だろうけど、ベテランになると仕事そのものが減って、なかなか難しそうだ。

巻頭特集は、この雑誌の十八番である時候イベント系の企画。2月なので当然バレンタインなわけだが、まどか☆マギカだけ見事に浮いてるな(笑)…まぁそういう意図も含めて企画された作品なんだから、まんまと踊らされているのも分かってるけどね。

アニメ制作の実際の工程を紹介するコーナーでは、今回はビデ編について。パカパカ対策の処理って、デジタル化が進んだ今でさえ、実際に作った画面を見たうえで行なっているとは知らなかったわ。
そういった演出処理ソフトは、ガイドラインに基づいた光量や点滅速度の上限を遵守するよう事前に設定されており、自動的に計算や補正を行なってくれるものと思ってたんだが、そこまで便利じゃないのね。現場のスケジュールの過酷さを考えると、いつの日か処理されないままの映像が放映されてしまうケースが発生するんじゃないか?という気もするぞ。

歴代ガンダムシリーズ紹介のコーナーでは、満を持して(?)SEEDが登場。いかに中身がスカスカとはいえ、DESTINYと合わせて2年分の話を4ページにまとめるのは無理であって、上っ面をなぞっただけの記事になってしまったのは仕方ないところか…まぁそれを言い出せば、この企画そのものが無謀なんだけど、「なんとかしてガンダムの存在を今の若い読者にアピールしたい!」という編集者でもいるのかね?

だがページが足りないという点では、その後にあるユニコーンの記事のほうがヒドい(笑)。わずか1ページで、これまでの経緯と第3巻の大まかな展開、さらに専門用語や各勢力の相関図まで無理に押し込んだせいで、見にくい事この上なし。
どう見ても脇役に見えるギルボアが相関図に載ってるのは違和感ありありで、いかにも「このキャラ、死ぬシーンでクローズアップされるから」と言わんばかり…なんという死亡フラグ(つーかネタバレ)。

キャラ人気投票は、ツートップがけいおんで4位&5位がデュラララのコンビ、その下に薄桜鬼という、まるでここだけ時の流れが停止しているかのような顔ぶれ。
3位の銀さんについては(もともと上位の常連ではあるが)劇場版DVDの発売あるいはTVアニメ再開決定に伴う上乗せがあったのかも、と思いたいところだな。
冬クールのメンツが不甲斐ないのは事実としても、秋クールの連中(タクトとか俺の妹とか)は、もうちょっと伸びて然るべきなんじゃないのか? 先月号ではランク下げたはずのけいおん勢が復活するのを許してしまったのは、ちょっと情けなさ過ぎだろう。

月曜日, 2月 14

#05 Move With Monster


Level.5(暫定)

まずCaveを抜けて最初に現れるのが、前半エリアのチュートリアルとも言うべき“堀”である。これは1ブロック単位のすべり台を並べて構成されており、その中央にはMOAT MONSTER──正確には、第1グループは不確定名なのでLARGE SERPENT──が立ち往生している。


“堀”ということで(安直に)選ばれたMOAT MONSTERだが、グラフィックとしてはLamprey Landを選択。首と胴体の一部だけを覗かせている様子が、いかにも元ネタ(←アレンジ版グラフィック)に近い印象だし。


後半グループの割り当ては、WizⅡに登場するスネーク系の中から適当に。所持アイテムについては「ヘビの肉は食えるだろう」との事でFood主体。ただし元ネタで毒攻撃を行なってくるGIANT VIPERだけは、Poisonを持たせることにした。カルマ解消を考えれば貴重なPoisonホルダーとなるはずだが、だからこそ堀の上という厄介な場所に配置した面もある。
【SERPENT/SNAKE】
ID名前所持アイテム
0GIANT SERPENT(Food)
1MOAT MONSTER(Food)
2CONSTRICTOR(Food)
3GIANT VIPER(Real Poison)










モンスターの足元が逆さツララだったVer.SLevel.9とは異なり、今回は足元もすべり台であるため、横方向から敵と交戦することはできない。だから2段ジャンプでモンスターの上に飛び乗り、そこから再び2段ジャンプして対岸へ渡ることになる…要するに、イナバの白ウサギだな。

対岸の塔を抜け出ると、前半エリアの本番。ハシゴを上に進んだ先には、人面石の通路が右に伸びており、その先のハシゴを下ると長い堀のある場所に出る(画像左)。ここは通常の方法では渡れないので、他からモンスターを連れてきて足場にするしかない。
そこで最初のハシゴを下ると、その先の通路では2グループのCOYOTEと3グループのWERE AMOEBAが、ひしめき合っている(画像右)。


XANADUに登場するモンスターの傾向として、四足獣の類が少ないことが挙げられる。まぁWizブラックオニキスのように“動物園”呼ばわりされるほど多いのもどうかと思うが(笑)、XANADUのように皆無だと、パロディしようという者としては困ってしまうんだよね。
というわけでCOYOTE役には、苦肉の策としてトレーニンググラウンドの犬を使用。しかも以下のようにドッグ系モンスターを全て投入したわけだが、このラブリーな姿のどこがKILLER WOLFなんだよ!(笑)


行動パターンは元ネタに準拠し、KILLER WOLF以外は逃亡型とする。所持アイテムは、狩猟対象っぽいコヨーテと狼をGoldに(←Might&Magicでは、ダイアウルフを倒して皮を持ち帰ると賞金がもらえたっけ)、残るATTACK DOGKeyに設定した。
【DOG/WOLF】
ID名前所持アイテム
0MANGY DOG(Gold)
1COYOTE(Gold)
2ATTACK DOG(Key)
3KILLER WOLF(Gold)










次にWERE AMOEBAだが、これはクラシック版のグラフィック(画像中央)に準拠してMihstu(画像左)に決定。なお後半グループはFOAMING MOLDにチェンジするが、これもアレンジ版グラフィック(画像右)と似通っているので問題ない。


所持アイテムは、WERE AMOEBAMattock(←これはすぐに使うことになる)に、FOAMING MOLD食えそうだからFoodに設定。
【WERE AMOEBA/FOAMING MOLD】
ID名前所持アイテム
0PROTOZOAN(Mattock)
1WERE AMOEBA(Mattock)
2CAVE DWELLER(Food)
3FOAMING MOLD(Food)










これら2種のうちハシゴを昇降できるのはWERE AMOEBAだけなので、まず左側にいるCOYOTEをいったん全滅させ(←こいつらは、WERE AMOEBAがハシゴのある左端まで到達できないよう、いわば栓をする役として配置されている…画像左参照)、それからWERE AMOEBAの群れを突っ切って右側に回り込んだら、右へ戻れないよう遮りハシゴを昇って行くのを待つ(画像右)。


こうして人面石の通路までWERE AMOEBAを追い込んだら、その足下をMattockで掘って落とし(画像左)、堀を渡るための足場とするのだ(画像右)。


MattockWERE AMOEBAの第1(不確定名)~第2グループ(確定名)が所有しているものの、第2グループを倒してしまうと、実質的に手詰まりとなるだろう…第3グループ以降に登場するFOAMING MOLDは飛行能力を持ち、おとなしく堀に落下してくれないからである。

うまくWERE AMOEBAを足場にして堀を渡り、向こう岸の塔でCrownをゲットしたら、来た道を戻って今度は下の通路を右に進む。
そしてCOYOTEATTACK DOGを倒してKeyを手に入れた後は、第4グループであるKILLER WOLFの動きを遮って、右端へ追い込んでいくこと。その足下の人面石を掘って下に落としたら、KILLER WOLFが通路沿いに右へ進むのにタイミングを合わせ、こちらもその1ブロック上のハシゴから右へ向かう。


うまくタイミングが一致していれば、敵を足場にして一緒に移動して行くことが可能。このテクニックを用いることによって、長々と続く逆さツララ地帯を突破することができるのだ…敵を“動く足場”として利用し、その頭の上に乗って移動するというテクニックは、ロードランナーパックランドでもお馴染みだな。
後半エリアは、この“頭乗りテクニック”を駆使して突破することになる。実際にプレイしてみると、タイミングを合わせるのは非常に──少なくとも、ダライアスバーストのカウンターよりは──簡単だったので、やや拍子抜けだった。
ただしAGLの値が高すぎるとモンスター側の動きが遅くなるため、タイミングが合わなくなってしまう。戦闘モードのようにドット単位で移動できる仕様だったなら、相手の動きに合わせることもできたんだろうけど、そうすると逆に通常移動──とくに2段ジャンプ──の判定がシビアになってしまうか。

2つ目の逆さツララ地帯は、スタート地点の右側スペースにMEDUSA LIZARDが閉じ込められている。Mattockを使ってこいつを解放してやり、同じように頭の上に乗って進むと、やがて前方に人面石が立ちふさがっている。そのまま行くとモンスターが立ち往生してしまうから、事前にMattockを用意しておき、タイミング良く人面石を掘って進路を確保してやらねばならないという仕掛けだ。
MEDUSA LIZARDのグラフィックは、アレンジ版の“細長い首と尻尾をもつ爬虫類”のイメージが似通っているFIRE DREAKに決定。


第3グループは亜種とも言えるGAZE HOUND(画像左)に替わるが、それほど違和感は無いだろう。第4グループのKOMODO DRAGONについては、アレンジ版じゃなくクラシック版(画像右)に準拠ということで何とか。


所持アイテムは、第1グループのSTRANGE ANIMAL(不確定名)と第2グループのMEDUSA LIZARD(確定名)がMattockで、GAZE HOUNDDagger(←元ネタに準拠したショボさ)。KOMODO DRAGONは元ネタで毒攻撃も行なってくるので、GIANT VIPERと同じくPoisonを持たせた。
【GIANT LIZARD】
ID名前所持アイテム
0STRANGE ANIMAL(Mattock)
1MEDUSALIZARD(Mattock)
2GAZE HOUND(Dagger)
3KOMODO DRAGON(Real Poison)










3つ目の地帯は、足場モンスターがHUGE SPIDERに替わったことを除けば、2つ目と同じように見える。だが実際には、ツララの直上が全てワープポイントになっており、左へ進もうとするたびに一歩右へ戻される(←実際にプレイしてみると、同じ場所で足踏みしているようにしか見えない)仕掛けとなっているのだ。
さらに逆さツララ地帯の途中にはPOLTERGEISTが立ちふさがっており…と言っても、コイツは(厄介なことに)透明だから何も見えない。プレイヤーは何の兆候もない場所で唐突に放り出され、さらにワープゾーンも加わってパニックに陥ることを期待したいところだが、さすがにノーヒントでは不親切すぎると考え、直前の塔で一度だけ遭遇させることにした。

HUGE SPIDERについては、第1グループは不確定名(INSECT)で登場し、第2グループで確定名が明かされる。第3グループはWizⅡWEBSPINNERとした。これは別案として、ブラックオニキスからSpiderを持ってきてブラックタワーに配置することも考えたのだが、この時点で先行ネタバレしてしまうリスク(←なんとなく不確定名っぽいので、勘違いしてくれるかも…という淡い期待はあったが)は回避すべきという結論に達する。
また同じLevelにSERAPHも登場するため、元ネタでペアを組んでいるFATE SPINNERも候補として検討したのだが、この階層の敵としては強すぎると思われたので却下した。
第4グループは英名に準拠して一応“GIANT SPIDER”としたものの、日本語表記ではジャイアント“スピナー”になっているのが謎。ともあれ「巣を張って待ちかまえている」という設定らしいので、外世界では移動できないようにした…欲張って第3グループまで倒してしまうと、足場の役目を果たせないヤツが登場するというトラップである(笑)。
問題は、クモっぽい外観を持つモンスターがXANADUに見あたらないこと。やたら多い羽虫系のほか、イモムシやアリも存在するのに、なぜかクモ系は不在なんだよな…けっこうメジャーな系統だと思うんだが。
仕方ないので消去法を用い、何とかクモっぽく見えないこともない(?)ROCKLOUSEを選択した。


クモということで、所持アイテムはPoisonを基本とする。ただし元ネタのWizでは、クモ系モンスターからは大した宝を得られない点も考慮して、第1~第2グループはFake poisonとした。第4グループだけは本物のPoisonを持っているものの、足場役なので倒すわけには行かない。しかし終盤には大量のカルマを押しつけられることになるため、イヤでも再びここに来なければならない(はず)。
【SPIDER】
ID名前所持アイテム
0INSECT(Fake Poison)
1HUGE SPIDER(Fake Poison)
2WEBSPINNER(Candle)
3GIANT SPIDER(Real Poison)










POLTERGEISTは定番通り、第1グループが不確定名で第2グループは確定名…といっても姿が見えない以上、外世界では倒すどころか接触すること自体が困難であり、あまり登場グループの順番に意味は無いような気もするが。
いちおう第3グループに設定されているのはPIXIE。こいつは戦闘力および善のモンスター(←ゆえにカルマ持ち)という設定面ではWizⅢに準拠する一方、デフォルトで透明という点はD&Dに由来している。同じLevelFAIRIEが登場する(←後述)から、妖精系でまとめよう…との意図もあって採用を決定した。
第4グループはブラックオニキスからHiderをチョイスし、ブラックタワー内に配置しておく。所持アイテムがMantleなのは言うまでもない。
【INVISIBLE】
ID名前所持アイテム
0UNSEEN ENTITY(Gold)
1POLTERGEIST(Gold)
2PIXIE(Demons Ring)
3Hider(Mantle)










4つ目以降の逆さツララ地帯は、足場モンスターが飛行タイプに変更されて空中を移動するようになるものの、基本的には地上を走る場合と変わらない。
ここで最初の足場となるのはドラゴンである…となると当然、グラフィックはドラゴン系の中から選ぶわけだが、飛行タイプという設定上、翼を羽ばたかせるアクションを行なっていることが重要であり、LITTLE DRAGONに白羽の矢が当てられた。


なおDRAGON PUPPYは、まだ幼いので空を飛べないという設定にした。この点に関しては意見が割れそうだが、このmapの基本である“調子に乗って前半グループを全滅させてしまうと手詰まりになる”というトラップにうまく当てはまるので、使わない手は無いだろう。
どんなアイテムを所持させるかについては、現時点では保留とする。元ネタでは、アイテムより経験値稼ぎという点で重宝した記憶があるけど、やはりドラゴンと言えば宝物が欠かせないイメージがあるし、それなりに強力な装備品でも持たせるつもり。
【DRAGON】
ID名前所持アイテム
0DRAGON(Heavy-Spear?)
1GAS DRAGON(Heavy-Spear?)
2ANIMAL(Lance?)
3DRAGON PUPPY(Lance?)










最後(5つ目)の足場役として配置されたのはFAERIEであるが、当初のアイデアでは、同一の軌道上をPIXIEにも飛行させようかと考えていた。
前提として“空飛ぶ足場”役のモンスターについては、好き勝手に飛び回って所定のコースを外れてしまうと手詰まりになるため、その飛行コースの両端を凹状の地形で遮ることにより、単純な直線軌道を往復することしかできないよう対処している。
さて、PIXIEFAERIEに先行する形で同じ軌道上を飛行するとしよう。もしPIXIEが向かい側の端に触れて引き返してきた場合、遅れて飛んできたFAERIEと空中で激突し、両者は空中でしばし停止状態となる。PIXIEは目に見えないからプレイヤーは事前に察知することもできず、⑨キーを押しっぱなしにして空中に放り出され、奈落の底へ真っ逆さまというわけだ。
アイデア自体は悪くないと思うのだが、あまりにも運に左右され過ぎで、プレイヤーには(たとえ仕掛けを見破ったとしても)危険を回避する手だてが無いことから、そのまま採用することは困難と判断。一部を修正して3番目のツララ地帯に適用することにした(上述)。

FAERIE役のグラフィックとして選ばれたのは、同じ妖精系のSylph。“ヒューマノイド型で、背中に羽が生えている”という条件に合致するものが、他にいなかったので仕方ない…のだけれど、見た瞬間に「カルマ持ちじゃないか?」と警戒されてしまうのは不本意なところ。

後半グループではFAERIEに代わってSERAPHが登場するものの、“翼の生えたヒューマノイド”という点は同じなのでノープロブレム。


いずれもカルマ持ちなので、迂闊に重要アイテムを持たせるわけにも行かず、全てGoldホルダーに統一…まぁ手抜きと言われても反論できないけど。
【FAERIE/SERAPH】
ID名前所持アイテム
0TINY FIGURE(Gold)
1FAERIE(Gold)
2SHADOWY FIGURE(Gold)
3SERAPH(Gold)










これら“空飛ぶ足場”を利用して進む地帯では、それぞれ移動する途中に塔が3つずつ出現するので、その中から正しいと思われるものを選んで入らなければならない。
まず最初は、3つ目の塔に入るのが正解で、1つ目の塔はハズレ。2つ目の塔には、このLevelで2個目のCrownが隠されているものの、この時点ではKeyが足りないので手に入れることは不可能。
正解コースである3つ目の塔から、次の足場(FAERIE)が閉じ込められている場所へと抜ける過程でKeyが手に入るので、その後FAERIEに乗って2つ目の塔(←この塔は中央に位置しており、左右どちらからもアプローチ可能)に進むことで、Crownを入手することができるという構造である。
FAERIEに乗って行ける塔のうち、正しい進路となるのは1つ目の塔で、その中にある通路の一つから、このLevelの一番最初の塔に戻り、Caveから帰ることができる。いかにも正解っぽい3つ目の塔は、一方通行の部屋を進んで行くと出口のない部屋へ追い込まれるという、悪質なトラップになっている。