土曜日, 12月 12

今月のニュータイプ

今日は休暇を取っていたのだが、まず最初に取りかかったのは年賀状の作成である。昨晩から始めて、ようやく完成したのは昼過ぎ…1年に1回、こうして年賀状を作る以外には使わないので、プリンタや筆王の使い方を思い出すのに一苦労するのだ。しかも今年はPCを移行したため、プリンタドライバの再インストールやら住所録の再入力(←以前のデータは「筆王フォルダ」の外にある別のフォルダに保存されていて、移行時のコピー対象から漏れたらしい)やらも行なわければならなかったし。
とにかく動き始めるまで時間がかかるというのが俺の性分(←そのくせ一度始めると没頭して、他のことが手に付かなくなるのだからタチが悪い)なので、年賀状についても例年なら年末に入って(ひどい場合は年が明けて)尻に火がつくまで手を付けないところなのだが、今年は去年のゴタゴタに対する反省から、インクの状態を早めに確認しておきたかったんだよね。黒インクは去年に買い換えたばかりなので不安はないものの、カラーインクについては残量よりむしろ古くなりすぎて(←プリンタ購入時に付属していた物を使い続けて恐らく4年目なので、さすがにヤバイ。何しろ1年に1回しか使わないから、なかなか減らないのだ)駄目になっていないか心配だったのだが、普通に印刷できたので一安心。
インクの確認を急いだのは、もし買い換えなければならないとすると、①年末が近づけば運送状況が逼迫して、注文してから商品の到着まで日数がかかる(ヘタすると年を越す恐れも)可能性が強まる。②ここ最近、楽天からの販促メール内でインクの大安売りをしばしば見かけたけど、年末には年賀状絡みの需要が高まって、強気の値段設定に変わるかも知れない…という理由もある。まぁ結局は杞憂に終わったのだが。

こうして昼を過ぎたころ、今度はD書店に出かけてニュータイプの立ち読みを済ませる。できればまずS1書店で立ち読み可能なほうから片付けておきたかったところなのだが、天候やら何やらの事情が重なって遅れてしまい、やむなくD書店を先に利用することになってしまった。例によってアニメディアかニュータイプかという選択になったわけだが、今月は表紙を見た時点で即断(笑)。
ところが予想に反して、最初のページは「フミコの告白」。アニメージュなら分かるんだけど、宣伝・広告誌の色合いが濃いニュータイプでも一応この手の情報を取り上げるんだな…ちょっと意外だった。
そして次のページから改めて、劇場版なのはを巻頭特集。掲載されたカットや設定資料のキャラ絵を見た限りでは、テレビ版と比べてそれほど違和感が無いな。版権絵だけが例外なのだろうか? しかし、こうやって抱き枕の絵を並べてみると…

やはり左側には、違和感を拭いきれない…

新作の特集記事が組まれるのは時期的に考えて当然なのだが、その中身を見てみると、冬クール放送分だけでは数が足りなくて春以降の作品も紹介したり、一覧表のページでは劇場版およびOVAがそれぞれワンコーナーを形成し、かろうじてスペースを埋めるなど、ここ最近あまり見られなかった様相を呈している。
巻末付近に、吉野弘幸の小特集。元は教師というお固い職歴と、手がけた作品の内容が一致しないと思ったけど、勤め先が共学化されることになり「リアル女子を目の当たりにしてしまえば、女の子への幻想を抱き続けられなくなる」という危機感から退職したというエピソードは、紛れもなくコッチ側の人間のものだと納得した(笑)。

立ち読みの代償としてブギーポップの新刊を考えていたのだが、発見できず。ラノベ史を語る上で欠かすことのできないシリーズとはいえ、新作が目白押しで流行り廃りの激しい業界でもある以上、今や「過去」の存在となって入荷点数が絞られたのか、それとも相変わらずの人気で大量入荷したのか、どちらにせよ在庫が捌けてしまったという事実に変わりはないけれど。
というわけで代わりに、藤子F全集よりパーマン第2巻をセレクト。第1巻は、どうせ買うなら発刊記念特別定価の適用される年内のほうがお得なのだが、収録作の大半が既読タイトルなので、あまり気乗りがしないんだよね…いやまぁ、それをいうなら第2巻もそうなんだけど、こっちはパーマン5号(←俺の記憶では「パー坊」という愛称だったはずなんだが、本編内では呼ばれていなかった)関連を全く未読だった点が決め手となった。
もうひとつ、記憶と異なっていたのがパー子のマスクの色。たしかトーンが貼られていたはずなのに、こちらでは白地のまま。ただし最終回では貼られていたので、連載の最終回で初めて貼られる→それ以前の連載分についても、単行本収録あるいはコロコロコミックへの転載の際に加筆修正された…という流れだろうか?
つくづく惜しいのが、「正体がばれたらパーにされる」という設定の変更。キテレツ大百科でも同じようにセリフが改変されていたけど、描かれた時代背景を鑑みてだの、作者(原作)の意思を尊重するだの、お決まりの文句をかなり多く書き連ねて弁明している割には、この手の圧力に対しては弱腰のようで。

水曜日, 12月 9

月末進行・11月編(VSヤングエース)

今日は休日。まずは朝のうちにコンビニでサンデー&マガジンを立ち読みしつつ、ATMで現金引き落とし。
続いて昼過ぎ、D書店にてヤングエースを立ち読み。いつもの棚には先月号が残っていて何故かと思ったら、最新号は週刊少年誌のコーナーに置かれていた。付録のフィギュアが原因らしいけど、見本誌の立ち読みは可能…さすがはD書店! だから奮発して、藤子F全集からエスパー魔美の第1巻を購入させてもらったよ。まぁ他に代償となるような本が無かっただけの話なんだが(笑)。これで図書カードの残額は約1500円…早急にもう1枚買っておきたいところだけれど、ここで新たな罠が発動…今日は歯医者の定期検診の日だったのである。

というわけで立ち読みを終えた後、予約時間まであまり余裕が無い状況で身じたく──入浴、ヒゲ剃り、食事(検査後しばらくは物を口に入れられないため)──を整えて行きつけの歯科医へ。検査費4000円ナリで、ここから更に図書カードを買ってしまうと、近日中にまたコンビニへ駆け込むハメになりそうだ。
検査そのものは大過なし…いつもは「磨き方が不十分で歯に汚れが残っている」と注意されるのだが、今日は珍しく「きちんと磨けている」と褒められた…と喜ぶ暇も与えずに「でも歯と歯の隙間についた汚れは、歯ブラシじゃ取れないんですよー。糸を使ってみませんかー?」って、新手のセールスかよ!? 糸ヨージは多用すると、かえって歯の隙間が拡がって汚れが溜まりやすくなったり、歯の接地力が弱くなりそうな印象があって、あまり使いたくないんですけど…。

検査から2時間ほど間をおいて、ようやく夕食。食べ終えた時点で、S1書店の閉店まで1時間以上あったけど、やや疲れ気味なのと空模様が怪しげだったことから、出かけるのは控えることに。D書店で見かけたフェイト表紙のニュータイプは、早く読みたい気分なんだけどね。

ハヤテ
まさか先週のナッツロッカーが王玉を砕く伏線だったとは…不覚。ナギの察しが良すぎるのにも違和感あったけど、ハヤテ株のストップ安更新が止まらないのが喫緊の問題だな。BSによれば次回(←来週は休みなので再来週)の話とワンセットとの事なので、それを読むまで判定はひとまず保留。
神のみ
主人公のアシストを受けてヒロインが少しだけ成長する…というギャルゲーシナリオのテンプレど真ん中を突っ切った話だったな。それが悪いと言う気はなくて、むしろ最近の迷走しまくっていた展開を一旦リセットして、このマンガの面白さの原点を再確認するために必要な行程だったと、積極的に評価したい。

エヴァ
ミサトのラストシーン。人生訓を吐いてシンジを叱咤する点は同じだけど、旧劇場版のそれが“ミサトの考えの押し付け”的な要素が強かったのに対し、こちらは“シンジのためを思っての言葉”的な内容へと微妙に変わっている。それを受けたシンジの反応も、無反応orネガティブだった旧劇とは少し違っているので、もう少し明るい結末を期待できそうではあるのだが、最大の難関は次に描かれるであろうアスカVS量産機軍団の結末か。ここでアスカが旧劇同様に惨殺されることにでもなれば、(「破」のクライマックスで結局シンジとゲンドウが歩み寄れなかったように)元の木阿弥になってしまいそうだ。
O/A〔オー・エー〕
うんこネタはツカミだけかと思っていたのに、今回も尿意に悩まされる話だったのでさすがに驚いた…ずっとこの方向性で行くつもりか? いや、ヘタに失速するよりはこのまま突っ走ってくれた方が面白くはなりそうだけど。
キャラデザのセンスも悪くないので、この調子で行けば単行本購入も見えてくるかも。
アゲハを追うモノたち
アニメ冬の時代(←ちょっと早とちり過ぎる気がしないでも無いけど、流れがそっちに向かってるのは間違いないよな)にも拘わらず、しかも頭抜けて面白いわけでもないのにアニメ化決定だとー!? と思ったらやわらかめの事かよ。紛らわしい…。矢上×ufotableの関係は「コスモス荘」以来だったっけ。
本編のほうは、今月はイマイチどころか今2つぐらい…このレベルでアニメ化は無理だろうな。
サマーウォーズ
かなり後ろのほうに掲載されていたので、今月は休載かと思ったわ(←ちなみに「戦国ヤンキー」は休載)。あれこれ受賞してるようだし、もっと前のほうに載せて宣伝すればいいのに…ヤラセ受賞だからあまり大きな声で言えないのかと勘ぐってしまうぞ(笑)。
本編はキングカズマVSラブマシーンの再戦…なのだが、イマイチ盛り上がりに欠けたのは、描き方が悪くて何やってるか分かりにくいから。トライガンの終盤もこんな感じだったな。天地の概念が無い三次元空間での戦闘だから余計にそう感じるんだろうけど、映画ではもっと分かりやすくて爽快感のある演出が為されているのだろうか? ドラゴンボールなんかは空間の描き方が優れていたという話をネットで聞いたのだが、当時はそんなこと考えずに読んでいたし、「うまく空間を描けるマンガ家/作品」と尋ねられても咄嗟に思い浮かばないので、あまり偉そうなことは言えないが。
それにしても、確実に汚名返上の機会を与えられると思ってたヘボ警官が、ここにきてまた足を引っ張るとか、何を考えているんだ? こういう駄目キャラも分け隔てなく救ってみせる度量を見せなければ、ポスト宮崎への道のりは遠いぞ。



「魔美」の総扉の絵(←「マンガくんコミックス」版の第5巻のカバーらしい)が、ぱんつはいてないに見えた俺は、もうダメかもしれない。

まぁ当時はそんな概念なかったし、パンチラどころかヌードまで平然と描いてる作品なんだから釣りにもならないだろうけど。

日曜日, 12月 6

月末進行・11月編(VSぱふ)

今日は遅出勤務。月末進行をこれ以上引き伸ばすとアニメ雑誌の発売日に食い込んでしまいそうなので、ようやく重い腰を上げたのだが、そう思い立ったのはS1書店がまだ開店していない朝方のこと。S1書店は家から一番近いし、代償候補である「棺担ぎのクロ」第2巻の在庫も確認しているものの、そんなわけで今回は諦めて、その時間から営業しているO書店へ。
ぱふを読み終え、代償として藤子F全集の中からエスパー魔美の第2巻を購入(他に陳列されていたのはバケルくんとオバQだけだったので、何を選ぶか悩まずに済んだ(笑)…まぁ、こういうのも悪くはないな)。
ついでに、近くの金券ショップに寄って年賀状を購入(郵便局で買うよりも、1枚あたり2円お得♪)。ここのところ全集やらDVD付き限定版やら高額商品ばかり買っているせいで、早くも図書カードの残額がヤバイ状態なのだが、手持ちの現金も残り少なかった(←こちらも、お米やら何やら高額商品の購入タイミングが重なった)ため、ひとまず今日は買い足さずに帰宅。

ぱふ
巻頭特集はヘタリアを筆頭に、擬人化作品いろいろ。ヘタリアのブームを受けて雨後のタケノコ状態のなのは予想がついたけど、いざ列挙されるとやはり脱力させられるものがある。ミラクル☆トレインの扱いが小さかったのは、マンガの紹介がメインという編集方針ゆえか、それとも実際に人気ないのか? インタビューによると、ヘタリアの作者は高校生の頃から都道府県に興味を持ち、就職先では県別マーケティングをやっていたという、この作品にうってつけのような履歴の持ち主だそうな。
コミケ参加者の平均年齢は、そのまま持ち上がりの層が多く上昇傾向とのこと。東方やヘタリアの影響で若手もなだれ込んでいるものの、そういう層の多くはコミケよりも手軽なネット同人に流れる傾向があるようで。世代間の融和を図って高齢化(≒停滞)を防ぐべきか、それとも棲み分けを進めるべきか難しいところだな。