木曜日, 10月 18

アニメージュ11月号

今日は休日。昨晩は例によって風の伝説ザナドゥを徹夜プレイしたものの、断続的に仮眠を取っていたこともあって体調は悪くない。ということで、朝から通勤電車に乗って図書館に出かけ、アニメージュを読み始めたところ、急激に睡魔が…(苦笑)。直前にメシ食ったり風呂に入ったりで、身体をリラックスさせ過ぎたのがマズかったか。
そんな事情もあって、2時間近くかけて(←ちょっと寝ては、また起きて続きを読んで…の繰り返し)半分ほどしか読み進めることができず、そのうち腹も減ってきたので、残りは後日に先送りすることにして帰宅。
読み残した分については、翌19日に片付ける。この日は早出の待機シフトだったので、時間的にも体力的にも充分に余裕をもって臨むことができた。

あまり効率的に読み進められなかった原因のひとつは、今期の作品に(現時点では)当たりと言えるモノが少なく、積極的に読みたいと思える記事が見当たらなかった事による。
一方、恐らく編集部──と、主要読者層──が期待しているであろうマギ(←ゆえに今月号でも、巻頭付近のページに配置されていたし)などは、今週で見切りをつけたので読み飛ばせたものの、あまり足しにならなかったな。

表紙&巻頭特集は、劇場版TIGER&BUNNY。また主役2人という構図は、いいかげんマンネリ気味と思えたけど、こうして並べてみると微妙に違っているんだな…って、それでいいのか?(苦笑)
まぁ描くキャラの選定として他のバリエーションがありえない以上、ネタに窮するのは分からんでもない。そんな縛りの中で、絵師としても「なんとか差別化を図ろう」と四苦八苦しているのかも。

PSYCHO-PASSのインタビュー記事は、ニュータイプに掲載されていたものと似たような内容。追記するとすれば、企画の初期段階においては、太陽にほえろのような人間ドラマを志向していたとか、ロボット物の要素を入れる案があった…ぐらいか。
ずいぶんと紆余曲折を経て今の形に至ったようだけど、総監督が踊る大捜査線の人だからと言って、実写方面にマルチメディア展開するという期待は、ちょっと無茶じゃないかと…ついさっきまでは、SF要素が強すぎて一般受けしないことを危惧していたのに(笑)。

絶園のテンペストは、今のところ──原作を遵守しているのか、あるいは過剰にハッタリの効いた内容とBONES演出との相性が良いおかげか──岡田麿里脚本の悪い面は目立っていないものの、インタビューによれば(これは原作レベルの話らしいけど)「大風呂敷を広げておきながら、小さな局面で決着する」との事であり、むしろ不安が増してしまったという…。

劇場版まどか☆マギカは、どこで前編と後編を区切るべきか、けっこう悩んだそうな。だがTV版の完成度が高いことから、エピソードの入れ替えや省略は行わない方向で検討した…という点は、評価に値する。リリカルなのはは、この点で明らかに失敗だったと思うし。

009 RE:CYBORGは“天使編”と“神々との闘い編”をスルーしつつ、それ以外の原作を踏まえた現代が舞台…という位置づけなのね。
しかし「ギルモア博士の資金も無限じゃないので、(001と003、009の3人を除く)大半のメンバーは独自の仕事を見つけることに」という設定は、なんとも世知辛いな…いや、いかにも神山作品らしいという気もするが(苦笑)。

重鉄騎のイメージトレイラーで監督を務めた押井守が、戦車について──わずか半ページの記事スペースで(笑)──存分に語っていた。
いわく、もともと自動車は映画の舞台装置としての好条件を備えており(←居住性を有し、会話劇を撮影するにも相性が良い)、そこに戦車独自の要素──戦闘もこなせるうえ、“鉄の棺桶”としての心理的圧迫感を与える──という+αも加わって、非常に魅力的な素材であるとの事。
そんな戦車オタクである押井に──あるいは、より重症であろう宮崎駿でも構わないが──ぜひガールズ&パンツァーを観せて、感想を聞いてみたいものだ(笑)。

DZ40 ART COLLECTIONは、KEIの描いたシレーヌ。やや頭身を抑えめの、デフォルメがかったアレンジがかわいかった。

キャラ人気投票は、先月に引き続いて黒子のバスケ勢とイナイレ勢が、がっぷり四つという状況。ただし人数では互角だが、順位ではイナイレ勢が巻き返して若干の優位という印象であり、(先月号で大躍進を遂げたインパクトの反動もあるとはいえ)黒子の伸び代は、この辺りが限界のような気も…今月号でも特集は組まれているけれど、やはり放送が終了してしまった影響は少なくないだろうし。
しかし個人的には、来月以降に(すでに見切った作品である)マギ勢が台頭してくるよりは、(それなりに評価している)黒子勢に粘りを見せてもらいたいところ。