土曜日, 5月 30

月末進行・5月編(VSメガミマガジン)

夜勤明け+残業、しかも目覚ましの設定を間違えて1時間も早起きしてしまったので死ぬほど眠いという最悪のコンディション・・・のはずが、限界突破してしまったのか妙に爽快だったので、そのままD書店に突撃してメガミマガジンを立ち読み。ついでに「ぱふ」まで読めてしまいそうだったのに、見当たらなかったので諦める。アフィリエイトがある以上、休刊したわけではないようだな(毎度の事ながら、いつ休刊してもおかしくないってのが・・・)。
立ち読みの代償として、ネット注文していたワンナウツ第13巻を購入。

メガミマガジンは、ピンナップは咲、記事はけいおんという、今期2強を中心とした無難な編集。娘-TYPE創刊以後、なのはの記事が皆無なのが気になる・・・もう単なる好奇心でしかないんだけどさ。

水曜日, 5月 27

月末進行・5月編(VS電撃大王)

今日が遅出勤務なのでスーパー遠征は不可だし、電撃大王もD書店の入荷を待つことはできない。なので早朝からコンビニに出かけて、まずは週刊少年誌を片付け、ついでにユニコーンの残りも読み終える。立ち読みの代償?は、先日ネットで注文したコンタクト洗浄液の料金振り込みで。

ハヤテ
また絵柄が変わった・・・。今回は「上手くなったブリトニー」(ナギの描くマンガ)って感じで、まあ最悪期よりはマシかね? さっさと諦めて以前の絵に戻すのが一番なのは言うまでもないけど。
てっきり新キャラかと期待していたのに、シスター再登板かよ!・・・まあ、これはこれで良いけど。サービスシーンもあったし。さりげに「王玉」と遺産の設定が少し明らかにされたけど、シスター自身はこれ以上本筋には絡まなくて、また忘れ去られる予感。
神のみ
回り道すると言ってた割には、特に新たな波乱も起こらないまま今回でアッサリ終了ですか・・・いや、終わってくれてホッとしてるんだけどさ。
今週の分「だけ」読めば、一抹の寂寥感を残しつつも心機一転のきっかけを掴むという、なかなか良い結末なのに。そこに至る過程の描き方が、あらすじをそのまま垂れ流しただけのように単調なので、心に響くものが無いんだよね。

昼前、出勤途中にK書店へ立ち寄るも電撃大王はシュリンク状態。うーむ・・・本格的に使えなくなってきたな。ここはD書店よりはコミックの入荷状況がいいので、できれば頑張って欲しかったのだが。
まだ早すぎるかと思ったが、D書店に行ってみるとすでに電撃大王は陳列されていた。さっそく読んで、代償にef第8巻を購入。efが入荷していたのは予想外の幸い・・・もしかしてD書店って、1冊だけ仕入れてそれが早々に売れてしまっているから、当日入荷してないように見えているだけなのか?

ef
千尋編の最終回。あきらめの気持ちを込めて小説のラストを唐突にまとめた千尋に対し、不器用ながらもその続きを書くことで自分の気持ちを伝えてみた・・・という流れ。コミック版とアニメ版、どちらが原作に準拠してるか知らんので何とも言えないけど、特に盛り上がらないまま最後まで来てしまったコミック版は、ほんとに「不器用なラスト」になってしまっているので、もしやメタ的な意味を含ませたつもりか?などと勘ぐってみたくもなる。後半はミズキ編へのバトンタッチに費やされたので、余韻を噛みしめるヒマも無かったしなぁ。
GUNSLINGER GIRL
父親の人生指南を蹴るわ、妹を弟に押し付けるわ・・・と好き勝手に俺様軍人人生を驀進していたジャンが、あっさり女に転ぶまでの話。長い話の一部分なので、今回だけで評価は下せないな・・・と思ってたら、来月また休載かよ! いつもの事だけど、ブツ切り連載で読むには向いてないやり方だな。
こいこい★生徒会
ゲストヒロインは、分裂したラーメン部の一方の女部長。もう一方の男部長とヨリを戻そうとして(ガンスリといい、今月は男に飢えた女が多いな)、ドタバタを繰り広げるというラブコメ展開。そこそこ面白かったのだが、後半はページが足りなくて大急ぎで終わらせた感があり、そこで失速してしまったのは残念。
車輪の国、向日葵の少女
なにこのエロゲ・・・って、エロゲ原作をエロ漫画家がコミカライズしてるんだっけ(笑)。久しぶりにエロマンガでも読んでみたくなったわ。このマンガ自体は、相変わらずどこに向かってるのかよく分からないけど。
ノイジィ・ガール
ペリー提督(←金髪で巨乳)が開国を迫ったのは、日本に無修正エロを売りつけるためだった! だが露骨なエロなんて萌えじゃない。本当の萌えを見せてやる!・・・というストーリーだけは今月読んだ中で一番面白かったのに、絵がヘタクソ(しかも今回、時間が足りなかったのか明らかに仕上げ途中の箇所も散見された)なせいで全て台無し。

火曜日, 5月 26

アフィリエイト父の日特集だそうで

例によって楽天ポイントに釣られて貼ってみる。
今回は、これに加えてアンケートにも答えなきゃならないらしい。


名入れ&受賞酒ほか
お父さんの名前が入れられるお酒や銘酒も!
絶品グルメ&スイーツ
地方名産品、海産物、高級グルメなど満載
和装、健康ギフトも
お父さんに使ってほしい!趣味の一品も

#24 禁断の果実

282氏の制作による.monファイル変換プログラムがアップされた。
モンスターの名前やパラメータを自在に変更できるという、長らく夢に見てきたことがようやく可能となったわけだが、いざ実現してみると使うのに躊躇してしまう自分に気づく。戦闘におけるバランス調整など新たな作業が面倒くさいというのもあるが、これを際限なく用いることで、辛うじて維持されていたxanaduらしさの最後の根幹まで失われてしまわないかという恐れ・・・言い換えれば、あまりにも自由すぎて「何を作ればいいのか分からない」状態に陥りそうな不安を感じたのだろう。
少なくとも現時点での俺の作品では、そこまでのフリーハンドは必要ないので、必要最小限の使用にとどめることにする。もちろんこれは制作側としての態度であって、プレイヤーとしては「何でもアリ」はむしろ大歓迎であることは言うまでもない(既知の攻略パターンが通用しないわけだし)。

さて、それでは具体的に、どこに使用したかを述べることにする。と言っても俺のやることだから、名前のパロディがメインに決まってるわな(笑)。
だが問題は、ある場所でパロディネームを適用してしまうと、他の場所に同じモンスターを登場させにくくなるという事である。一例を挙げると、フォゾン区画に配置されたWill-O-Wispを"ATOMIC"に変えてしまうと、ダライアス区画にバルビデカ役として配置されているWill-O-Wispまで"ATOMIC"になってしまうわけだ。
こういったケースを除外すると、単一のパロディ区画限定で配置されたモンスターしか、ネーム改変が出来ないことになる。その数少ない例のひとつがモルドール区画のOrcとTrollであり、SHOPリストラによってネタばらしの機会を奪われてしまったフォローとして、非常に都合がいい。
【Orc】
ID名前
0Snaga
1Uruk
2Uruk-hai
3At CirithUngol
【Troll】
ID名前HPEXP
0Troll20000600
1Olog-hai28000620
2In Gorgoroth29500630
3At Morannon30700650









指輪物語の世界観に準拠して、Orcは各種パラメータそのまま(Marivouxを倒して来たなら、一撃で倒せる程度)。Trollは強め(Level.6モンスターぐらい?)に修正した。
モルドール区画にある2つの建物、「キリス・ウンゴル」の塔と「モランノン」の名前をモンスター名にねじ込むのが目的だったが、半角英数字で14文字(Readme.txtでは「13文字以内」となっていたが、14文字でもギリギリ大丈夫なようだ)までという制限があるので、かなり苦しいものになった。いちおう、それらの名を冠した第4グループは、その拠点の防衛を任されている精鋭という設定である。
Orcについては、小柄で手足が長くて鼻のきくSnagaと、大柄で力が強くて色黒のUlukの基本2種がいて、サルーマンがUlukと人間を混交させて生まれた半オークがUluk-haiだと思っていたのだが、関連サイトを読むと少し違う解釈がなされていた。別にどっちでもいいけどね。
そしてUluk-haiのTroll版(太陽の光に耐性を持つ)としてOlog-haiなるものが存在するらしいが、これって映画版の独自設定じゃないの? まあTrollはバリエーションが少なくて困っていた(だから「ゴルゴロス」平原の名まで持ち出した)ので、渡りに船とばかりに採用したけどさ。

SHOPリストラによって元ネタばらしの機会を奪われたのはアミダー区画も同様なのだが、ここに配置されているWorrionとMummyは他の場所でも登場するので、上記の理由により名前の変更は行なわず。とうとう元ネタ披露のチャンスは訪れないまま終わりそうだ(←哀れ)。

次に、ちょっとやってみたかった改造として、Monikを元ネタ(グラディウスのモアイ)に近づけるというものがある。最初に思いついたのは
【Monik】
ID名前HP元ネタ使用呪文
0Monik500000初代グラディウスDeluge
1Jumping Monik503000沙羅曼蛇Fire
2Anger Monik570000グラディウスⅡFire
3Laser Monik573000グラディウスⅣThunder









というもの。最大のキモは、Jumping Monikに移動能力を与えたこと。まさに沙羅曼蛇の最終面で初めてモアイが飛んだ時の衝撃再び!という期待を込めた設定である。まあ実際のJumping Monikは、沙羅曼蛇のジャンピングモアイ役としてではなく、Boiardo(アー&ムー役)が登場する後半の部屋で、その手下の体当たりモアイ役として配置されているのだが。
第1グループの使用呪文をDelugeに設定にしたのは、初代グラディウスのイオンリングが青白色だったからなのだが、テストプレイを行なってみたところ、なぜか呪文を撃ってくれない。色々いじって試してみると、UN(モンスターの戦闘パターン)を6(固定型)にするとダメみたいだな。第2グループはUNが移動型だから問題なく撃ってくるし、第3・第4グループは元からUN=6で普通に呪文を使ってくるのに、何が問題なのか不明。
282氏に訊けば解決法が分かるかも知れないけど、本スレで質問したら他のプレイヤーにもネタバレしてしまいそうなので、諦めるしかないか・・・

ちょうどいいので、ここでLevel.5のお披露目。


Level.5左上および左下エリア(左上より、06・34・穴11▲・寺・店61・穴2▲・店58・穴2・店59・店60・穴4・店57・07・25・00・35・店56・〔01・02・03・04・05〕・〔穴6・31〕・〔61・穴4〕・〔21・15〕・店62・50・45・42・52・62・〔40・穴2▲〕・〔51・穴6〕・〔26・穴8▲〕)



右上および右下エリア(左上より、32・穴11▲・寺・店61・店58・穴2・店59・店60・穴4・店57・44・店56・〔穴6・31〕・〔61・穴4〕・〔41・穴4〕・〔56・66・70〕・〔11・穴6〕・〔穴4・穴2〕・店62・病・穴2▲・〔51・穴6〕・〔26・穴8▲〕・〔60・店63〕)


店61・・・FOUNTAIN OF LUMBERJACK(木こりの泉)
店58・・・FOUNTAIN OF 2ND NORN SISTER(ノルン三姉妹の次女の泉)
店59・・・FOUNTAIN OF MIMIR(ミーミルの泉)
店60・・・FOUNTAIN OF 3RD NORN SISTER(ノルン三姉妹の三女の泉)
店57・・・FOUNTAIN OF 1ST NORN SISTER(ノルン三姉妹の長女の泉)
店56・・・TRANS XANADU ULTRA QUIZ(ザナドゥ横断ウルトラクイズ)
店62・・・CRYSTAL LABYRINTH(水晶の迷宮)
店63・・・THE MOON DRAGON'S LAIR(ザ・ムーンドラゴンの棲み処)



Level.5塔内マップ

モアイ面は塔07から入って右に進み、77の部屋まで

月末進行・5月編(VSコミックガム)

今日も休みなので、昼過ぎにD書店に出かけてガンダムエースの残り&コミックガムを立ち読み。ユニコーン残り十数ページというあたりで力尽きる。
ワンナウツ第13巻はネットで注文しているものの、さすがにまだ入荷せず。早くしてくれないと、立ち読みの代償を払えないじゃないか。
近くに来たついでなのでスーパーのテナント薬局を覗いてみたところ、なんと全商品2割引セール実施中! さっそく養命酒を2本まとめ買い。明日も何本か買うつもりで、ATMで資金を補充するためコンビニに寄ってみると、ガンダムエース立ち読み可能じゃねえか! さすがに腰が死んでる状態だったので諦めたが、コンビニに負けてるぞK書店・・・

暴れん坊少納言
2ヶ月も引っ張った割に、真相は予想の範囲内でしかなくてガッカリだ。特に面白い歴史トピックやキャラクターイベントがあった訳でもないし。
こえでおしごと
おねえちゃん過去編。いろいろな年齢や髪型、メガネなしバージョンなどが描かれているものの、普通に今のおねえちゃんが一番いいや。中学の制服着てた絵が2番かな。企画のアイデアだけで勝負してる作品だけに、当初のインパクトが薄れてくると面白さを維持するのは難しい感じだな。

富野です
「次のガンダムには、その思想を盛り込みたい」と言うほど監督がぞっこんの、ハンナ・アーレントについて。アイヒマンの「凡庸な悪」については知ってたけど、「全体主義」の本質とは何か?という話は興味深く読めた。ああいう無責任体質は日本人特有のものかと思ってたけど、昨今の金融危機なんかを見ても、民族国家を問わない人類共通の性向というか、ヒトの能力の限界なのだろう。
ゲームを槍玉に上げるあたり、やはり富野も一介の老人に過ぎないんだな。仮にこの世にゲームが存在しなくても、大半の人間は他に暇つぶしの方法を見出すだけで、自分の身の回りの社会を改善しようと考えたり、まして行動を起こそうとはするまい。「詩羽のいる街」が所詮ファンタジーでしかないと思えてしまうのも、同じ理由。
ユニコーン
やはり今月でまとめるのは無理だったか。「箱」の正体が本物の連邦憲章だというのは大方の予想通りだったが、「ニュータイプに積極的な政治参加の権利を与える」と、踏み込んだ記述がされていた事までは読めなかったわ。まあ日本国憲法の前文みたいに、理想を込めた美辞麗句で塗り固めた事例が無いわけではないけど、政治的権利という現実問題にまで触れる内容だったら、そりゃ反感買うに決まってるわな。
役目の終わったキャラは即・退場というルールは相変わらずのようで、ガエルちゃんは道案内を終えるや否やフロンタルに秒殺されました(合掌)。ホラー映画のゾンビよろしく、半壊して内部メカの剥き出しになったシナンジュが闇の中に浮かび上がる挿絵は、ゾクッと来るものがあった。さらに出来るようになったな、虎哉!

月曜日, 5月 25

月末進行・5月編(VS少年エース&ガンダムエース)

休日なので午前中からK書店に出かけて、まずはガンダムエースを片付け・・・と思ったら、シュリンクされてた。今月から方針変更したのか、でかい付録でも付いた為なのかは不明だが、アフタヌーンや少年エースは封印されていなかった事から、おそらく前者ではないかと推測。
やむなく、後回しにしようと思っていた少年エースを先に読むことになったが、大して面白い作品なんて無いくせにやたら重かった。これも一種の立ち読み対策なんだろうな。手が疲れてさっさと読み終えようとするから、面白さに気づかないまま流し読みしてしまう恐れもあるわけで、あまりいい方法だとは思えんが。

涼宮ハルヒの憂鬱
特にヒネリは無いし、長門が魅力的に描かれたわけでも無いのでイマイチ。「ハルヒちゃん」の方も、すぐにオチが読めたので同様。つーか、アニメ2期が実質スタートしたのに全く触れてないのは、いいのか? ひたすらコッソリ放送して、後でDVD買わようというあざとい戦略か?
神はサイコロを振らない
いつものような小ネタが少なくて、ストーリーとキャラ重視(この作者にしては)に作風を切り替えたのかと思ったら、終盤のご神体(チンコ)ネタ連発に笑わされた。
バスカッシュ!はストーリー進行速度が落ちると途端につまらなく感じられるな。未来日記は来月、泣かせる結末になることを願って様子見。マクロスFは巻末に追いやられてるけど大丈夫か?

一休みのつもりで昼寝して、目を覚ましたら夕方だった・・・そんなに疲れてたのか? 慌ててパン食ってからD書店に出発。閉店まで40分ほどしか無かったが、何とか富野対談とユニコーン以外は読み終える。
カード以外の付録は無かったようなので、やはりK書店のシュリンクは単なる立ち読み対策らしい。こうなるとD書店に立ち読みの負担が集中しすぎるな。代償は支払ってるつもりだけど、同じ日に何度も立ち読みに行くというのはさすがに憚られるので、何とかしないと。

オリジン
いわゆる「平成ガメラ・アングル」っぽいアオリ方で描かれたビグ・ザムの巨大感が素晴らしい。愚直なドズルも、さすがにギレンとキシリアの思惑に気づいたか。まだソロモン戦なのに、あちこちのコマで量産型ゲルググが登場してるんですけど・・・。史実の前倒しは、あまりやって欲しくないんだが、まあオリジンはパラレルだから許されるかね。
大和田マンガ
今月も「ガンダム創生」が絶好調。しかし先月までは冗談で済まされるレベルだったけど、今月はネタにされた某声優に怒られないか心配だ。
オーディションでゲロ吐いた酔っ払い声優・池田シュウイチが、キャラ原案スケッチのシャアを見て覚醒し、あの名セリフを見事に演じて役を射止める・・・というエピソード自体はいい。だが最大の見せ場である「役になりきった瞬間」のコマに描かれたシャアの絵柄が、まるっきり「大和田マンガのシャア」なので感動が半減したのは残念。
トニーたけざきのガンダム漫画
昔から気になっていた「モービルスーツ」を取り上げてくれたのは個人的に嬉しい。「ガンダームーン」だの「オデサッサ作戦」だの、言い間違えがどんどん酷くなっていく展開は、お約束だけど大笑いさせられた。今月はギャグ系が好調だな・・・と思っていたら、アキバ鉄工は先月で終了ってマジですかorz

詩羽のいる街

SFマガジンの書評で紹介されていたが、実際はSF要素ほぼ皆無。内容的には嗜好・思想ともにいつもの山本弘作品で、その面では激しく評価の分かれるところだろう。俺的には、図書館に予約を入れて待ち続けたのは正解だった。通勤の暇つぶしとしては役に立ってくれたが、カネを払うまでは行かないというランクづけだな。

俺自身の価値観がどちらかといえば性悪説寄りなので、基本的に性善説ベースの物言いに胡散臭さとか反感を感じるんだろうか。まあ性善説ベースでも「シュレディンガーのチョコパフェ」とかは面白く読めたし、逆に性悪説ベースの「まだ見ぬ冬の悲しみも」はつまらなかった(←これは作者自身が無理して、自分の価値観と異なるキャラを描いてるせいもあるか?悪役の描写がイマイチなのは「詩羽」も同じだし)から、一概には言えんけど。
作品の根底にあるのは、社会システムや個人の生き方・考え方における固定観念を排して改善しようという様々な提案なのだが、詩羽が「あなたにとってメリットがあるから」と説いても、どうしてもインテリが頭で考えたことを言ってるだけという印象が拭えない。富野由悠季がガンダムエースの対談で話していたように、こういう事をもっと俗っぽい言葉で語れる人材こそが必要なんだろうな。しかし「地球移動作戦」では、大部分の人間の判断力には難があると認めつつ、論戦で勝利するために手段を選ばないという姿勢を描いているので、これは作品ごとのスタンスの違いと見るべきか。

相互に関連するエピソードやキャラが伏線としてうまく機能している等、技術的な意味での完成度については、かなり高いように思える。敢えて言うなら、ラストがきれいにまとまり過ぎたのは当てが外れたな。図書館テロのネタに絡めて、最後のページで「驚愕のどんでん返し」が待っているかと期待していたのだが。

日曜日, 5月 24

月末進行・5月編(VSアフタヌーン)

今日は日曜だから前倒し発売されていたはずだが、昨日は泊まり勤務だったので読めなかった。というわけで夜勤明けの体力回復後、夕方になってからD書店に出かけて読むといういつものパターン。
それにしてもヴィンランド・サガの休載は痛い。ここ数ヶ月は、これだけで持ってたようなモンなんだなーと思い知らされた。しかし、俺の記憶が確かなら先月も四季賞作品を読んだはずなのだが・・・ナニコレ?
立ち読みの代償としてワンナウツ第12巻を購入。アニメ版に対するお布施として買い始めたので不満を言うスジでも無いんだが、アニメ化されなかった後半シリーズはあまり面白くないのな。まあ古本屋で先行して第17・18巻を買ってしまったので、そこまでは読み続けるつもり。

武士道シックスティーン
「しおんの王」の作者による新連載は、剣道モノですか。まだ序盤だから分からないけど、また天然の天才(主人公)VS必死な秀才(ライバル)ってパターンか? 今回は女装少年じゃなくて普通のメガネ少女みたいなので、しおんに比べると引きは弱いな。絵柄は相変わらず悪くないんだが、とりあえず評価は保留。
ああっ女神さまっ
講談社漫画賞受賞、おめでとうございます(←棒読み)。喩えるなら「ファーストガンダムのDVD発売」みたいなもので、いつか来るのは確定なんだけど、切り札として取っておいた・・・って感じ? 逆に「なぜ今か?」と考えると、ほんとに講談社ヤバイんじゃないかという憶測につながってしまうわけだが。
閑話休題、本編を読んで笑ったのは数年ぶりじゃないだろうか。リンドの造形センスのひどさの犠牲となって、「左手で描いてみた」状態の他力本願寺とばんぺいくん哀れ。それを見て敵のしわざと誤解するベルダンディー&怒りに燃える蛍一のボケっぷりもいい。
おかわりっ!!めがみさまっ!!
連載20周年を記念して、他のマンガ家による公式のパロディ短編を掲載するそうな。今月は「女神さま男体化」という使い古されたネタなのだが、実際に絵になるとやはり笑ってしまった。
臨死!! 江古田ちゃん
今月の役に立たない知識第1号・・・「女は、乳輪から老け始める」だそうで。次回予告の「重大発表」って、冒頭にあった特装版発売のお知らせとは別に? まさかアニメ化とか言わないよな?
アストライアの天秤
制度の開始に伴って帰ってきた、「裁判員制度を考える漫画」。絵はセンス悪いし話は重いし、アフタヌーン作品というより、たまに少年マガジンに載る社会派(笑)漫画みたいな作風なんだよな。今回のテーマは在日米兵による沖縄少女レイプ容疑ってことで、さらに鬱レベルがアップしてるし。
友達100人できるかな
小学校低学年でモテ期が終了してしまった俺としては、身につまされる話。それほど激しい起伏もなく話がまとまったと思ったら、ラストで衝撃の新展開。俺としては、先に神のみの新展開が来て欲しかったんだけど・・・
いもうとデイズ
今月の役に立たない知識第2号、ホスト業界の実情について。他人に話を合わせるのが苦手で、営業職から半年で逃げ出した俺には、絶対に無理な仕事だわ。こういうのは、やはり女性読者に向けたネタなのだろうか? まあ連載開始当初から、ありきたりの妹萌えマンガではないと分かっていたけどね。「金持ち上流階級からカネをせしめるホストという職種は、ヒエラルキーの頂点に立つ存在」という見方は、確かに一理あるな。