土曜日, 6月 25

藤子F全集・ドラえもん 第14巻

アフタヌーン立ち読みの代償として、V書店にて購入。

おとりケース
“聖徳太子みたいな人”の適用範囲が広すぎだろ! そもそも、この4人がお互いぜんぜん似てねえし(笑)。

怪物くんぼうし
これも一種のセルフパロディ? オチは可笑しかったが、実際の怪物くんは怪力の持ち主でもあるはずだから、木ごと引っこ抜いてしまいそうだ。

乗りものぐつでドライブ
このオチも思わず笑ってしまったけど、よく考えれば何らかの対策がされているはずだよな(←でなきゃ危なくて使えん)。

完全しゅうせいき
作画崩壊したサザエさんみたいなのが出た(笑)。そして、きれいなジャイアン3号は、少年サンデーあたりに登場しそうだ。

ヤメサセロボット
この頃が人気の絶頂期で忙しさを極めていたのか、かなり似ていないアシまで動員して描かざるを得なかったようだな。とりあえずのび太の表情と、パパとジャイアンの母ちゃんは落第点レベル。

イメージベレーぼう
今回、ジャイアンの母ちゃんがけっこう多く登場している印象。オチの鬼ババ母ちゃん、ブタ母ちゃん、ゴリラ母ちゃんのそろい踏みはインパクト絶大。

貸し切りチップ
ルークの顔がぜんぜん本物と似ていないのは、きっと肖像権の問題を回避するためなんだよ!

巨大立体スクリーンの中へ
「つけっ放しじゃ電気代が大変だわ」ジャイアンの母ちゃんいいこと言うなぁ…エネルギー問題が根本的に解決しない限り、大画面だの立体だのなんて、一般庶民の家庭用テレビには不要。

さらばキー坊
この話が描かれてからすでに四半世紀が経過したけど、未だに状況が改善される気配は見当たらない。

一発逆転ばくだん
神成さんが捕まったり、知る人ぞ知る“宇宙探偵サラバ”が登場したりという、何気にレアなエピソード。

スネ夫は理想のお兄さん
これまたレアキャラ登場。まだ設定が固まっていなかった連載初期に、ちょっとだけ登場したスネ夫の弟が、ここで再利用されたのか、あるいはそんな事すっかり忘れていて、新キャラとして登場したのかが気になるところ。

のび太の0点脱出作戦
ドラえもんの怒り顔が、本気で怖い(笑)。

人間ラジコン
救いのなさそうな結末を、敢えて描かずボカして終わるオチが、SF短編っぽい。

コメットハンターに挑戦
光ファイバーつた
もそうだけど、さすがに高学年向けとあって“近日点”なんて用語が登場する半面、地球引力脱出ペダルがあまりにも適当すぎて、素直に感心できない(笑)。

巻末解説
満を持して、水田わさびが登場。娯楽の全くない田舎で育ち、初めて出会った作品がドラ…ドラゴンボール? ドラえもんじゃないのかよ!(笑) ゆえに初めて意識した&尊敬している声優も、大山のぶ代じゃなく野沢雅子だそうで…って、もうどこからツッコんでいいやら。
まぁ、だからこそ気負うことなくオーディションを受けることができて、それが結果につながったのかも知れんが。
そんな本人とは逆に、旦那さんは大のドラえもんファンだそうで、嫁さんがドラえもん役に決まったとき、それがどれほど重大なことかと警告してくれたらしい…いい人だなー。

アフタヌーン8月号

今日は夜勤明け。疲労感は比較的少な目だったものの、なにしろ暑くて出かける気になれず(←すでに先日、押入れから扇風機を出したよ)。陽が暮れた頃を見計らって、自転車で近場のスーパーを巡回…目的はそうめんの購入だったが、小麦の価格高騰のあおりを受けてか、1軒目の店では予想外に値上がり(←600gで188円)していた。
こりゃダメだと2軒目をあたったところ、昨年と同価格の品(←880gで188円)が在庫限り、あとは少し割高(←800gで188円)なものが山積みされており、これを見逃すのはマズいと、持てるだけ購入したところ、虎の児の諭吉が一葉に化けた(笑)。
まぁ、これだけ買い込んでおけば夏を乗り切ることはできるだろう…保存期間を考えれば、来年の分まで買っておくべきなのかも知れんが、来年の食品(つーかコモディティ全般)価格なんて読めんし、置き場所にも難儀するだろうから、さすがにやめておく。実際、今回買った分だけでチャリンコ漕ぐのも大変な重さだったからな…自宅(マンションの3階)まで持って上がるのに、2回に分けて運ばなきゃならなかったし、それだけで汗だくになってしまったわい。

その後は通勤電車に乗り込み、沿線の書店をリサーチ。予想通りガンダムエースはK1書店、V書店ともにシュリンクされており、アフタヌーンはV書店のみ立ち読みフリーという、いつもと同じような状況。

げんしけん 二代目
本格的に、斑目にモテ期到来か?(笑) それよりも、すっかり(オタクとして)淡泊になってしまった事のほうがショックだわ…勤務先の描写が無いので詳細は不明だが、そんなに社会人とオタクの両立って難しいかねぇ。まぁ学生時代は俺よりもずっと濃かった旧友が、すっかりカタギになっていたりする実例も目撃しているんだけどね。

破壊ドール(惣本 蒼)
読み切り。世界観がダークなのは前作・呪街と変わらないのに、ヒロインの姿勢が違うというだけで、まったく別物のようになってしまってるな…こっちの方が好みだけど。
でもキャラデザは相変わらずなので、仮に連載が決定したとしても、単行本購入レベルに到達するには、よほどズバ抜けて(少なくとも、イコンと同じくらいは)面白くなってもらわないと。

臨死!! 江古田ちゃん
たかがラッキーアイテムひとつで人の運命が激変するなら、そっちの方がスゲェよ…というツッコミには激しく同意せざるを得ない。そう考える人間が増えてくれれば、占いなんてくだらない物も消えて無くなるんだろうけど。

幼軍隊(松本勇祐)
新連載。絵柄はかわいい(←贅沢を言えば、もう少しだけレベルアップして欲しいところ)ものの、無知で集中力に欠けて騒々しくて(その他、以下省略)という幼女の生態が、無駄にリアルに描写されており、読んでいてイライラさせられる。

BLUE LETTER(園田ゆり)
読み切り。部活が順調でいろいろな人と新たな絆が広がる“光”の部分と、何らかの方法で心の裡に溜まったドス黒いモノを吐き出さないと押し潰されてしまいそうになる“闇”の部分…という、ティーンエイジが決して逃れられない明暗の両面を、過不足なく描き切った傑作。
ヒトの汚い姿を見せつけられたという点ではぼくらのよあけと同じはずなのに、こっちは不快に感じなかったんだよなぁ…何が違うんだろ?(←「こっちは読み切りだから」と言ってしまうと、身も蓋もないか)

イコン
エレベーターが開いたら、不気味な装束(←“能力”を警戒して、触れられないよう対策したからではあるんだけど)の集団が雪隠(せっちん)詰めになってました…のコマが、可笑しくも怖い。
そして(いちおう味方として)暴れ回るオネーチャンも、別の意味で怖い(笑)。そろそろ“主人公(=能力の使い方)をどう描くか”という点ではネタ切れになりつつあるような気がするけど、次回はヤクザVS教団で、これまでとは別方向のバトル描写が見られるか?

ぼくらのよあけ
父親としては、かなり物分かりのいい方なんだろうな…だからこそ“大人”になり切れなくて、嫁さんには逃げられたようだが(笑)。その嫁さん側も、娘の話を聞いて的確にアドバイスしてくれてるし、結果として丸く収まったんだから別に悪くはないんだけど、じゃあこんなに話をこじらせる必要があったのか?っていう。
すでに物語は後半だそうで、どうやら大して長くない話だったようだが、もともとさらに短かったプロットを無理やり引き延ばすために、この一連のゴタゴタを描いたのだとすれば、何だかなぁ…。要するに“SF”よりも“ジュブナイル”をやりたかっただけのようにも思える。

DVD付き Kiss×sis 8巻 限定版

少年エース立ち読みの代償として、ネット予約しておいたものをD書店にて購入。

少年エース8月号

日付が改まってしまったが、24日の分。泊まり勤務で、夕食時の長い休憩を利用し、スーパーへの買い出しに行く(←あいにく半額寿司はゲットできず)ついでにD書店へ立ち寄る。
曜日の関係でガンダムエースは前倒し発売されていたものの、立ち読み不可…まぁオリジンのアニメ化決定という最大の目玉については、とっくにネットでフラゲ情報が出回っているわけだが、長い付き合いだし一応オリジンの最終回は見届けたいところだな。
それはさておき、アフタヌーンについては明日以降にV書店でも読めるだろうから、今日のところは(同じく前倒し発売されていた)少年エースを先に片づけることに決定。

BLOOD-C
今月も、いかにもCCさくらというかCLAMP作品っぽい感じの日常描写メインの構成で、それゆえ(そこそこのページ数はあったはずなのに)事件パートの導入部までしか進まず…ほんとにアニメ版の存在を無視するかのような進行ペースだな。少年エース創刊当初に連載されていた、コミック版ナデシコよろしく、とっくにアニメ版の放送は終わったのに、いつまでもダラダラと連載が続いたりして…。
いちばんI.G.っぽい(=濃い)キャラデザだった娘も、CLAMPベースのソフトなデザインにアレンジされていた一方、ギャグシーンのデフォルメ描写では(直前に掲載されていたそらおとに匹敵するような)SD頭身になっていたが、アニメ版でもコレやるんだろうか?
スイーツや異性への関心などもCCさくら(あるいは少女マンガ)的で、女の子の目線を意識しているようだけど、編集部としては女性読者を開拓したい意図でもあるのかね(←そういえば今月号に掲載されていたあにむす(真辺広史)という読み切りも、BL妄想好きの腐女子が主人公だったし)。

竹刀短し恋せよ乙女(原作:黒神遊夜/作画:神崎かるな)
新連載。タイトルからしてラノベもしくはエロゲ原作モノっぽい雰囲気だから、とりあえずサービスシーンてんこ盛りの萌え系かと思いきや、イントロから重苦しい展開だったのは意外…それもそのはずで、よそから移籍してきたマンガというのが正解でした。
道理で萌え系じゃなく(←いちおうサービスシーンが無いわけじゃないけど、必要最低限だし)「設定を考えるの大好き」タイプの作者による厨二系だなぁと…○×筋やら○×骨やらの挙動を列挙することで、現実には不可能な必殺技に、なんとかリアリティを与えることに心血を注ぐタイプね。
今のところ見るべきモノは見当たらないので、次回も覚えていれば読んでみるか…という程度の評価。

トラウマ量子結晶
ここ最近の不評を覆し、一気に単行本購入確定レベルまで持っていった良回。冒頭の「ラノベ書いたから読んでくれ」の時点で、イヤな予感がしたんだよ(←誉め言葉)。
頑なに拒絶しようとする仲間たちの態度(←ここのセリフも笑える)に業を煮やし、ついに自ら朗読しようとする主人公に対して、「これはテロだよ」のツッコミがナイス。そして実際、えんえん3時間に渡って駄文を聞かされ続けて廃人状態になってるし(笑)…と、ここまでで既に及第点だが、まだまだ3分の1!
Bパートでは敵が襲来…しかも普通に会話可能な人間型で、「戦いに来たのではない」とお茶会に突入。ここは何か仕込んでくるんじゃね?と緊迫感を漂わせるのがお約束だろうに、見るからに怪しげな容器を手に持ってるし、しかも速攻バレて、それでもシラを切ったら自分が飲まされて、苦痛にのたうち回るというバカっぷり…ところが、この間抜けな展開さえも主人公を孤立させるための時間稼ぎだった!という、さらなるドンデン返し。
そしてCパート、別の人型コーアクジャル(←第1巻のラストのコマで、真ん中にいた奴)が主人公の前に姿を現し、“書いていないはずの”ラノベのあらすじを語り始める(←彼らもまた時間リセット能力を使えると明かしたことから、この時点ですでにリセットを用いた状況なのか、あるいはもっと長大なスケールで、彼らが“以前に滅ぼした世界”で書かれたラノベのことを言っているのだろうか?)。
謎も敵キャラも色々と増えて、がぜん面白くなってきた。

40センチの初恋
新雑誌の部数が思うように伸びずイラついていた編集長(←内輪の業界ネタとして、けっこう際どいような気がするけど、少年エースとしてはこれぐらい余裕で受け流せるのかね?)が、思わず発してしまった言葉を受けて、“面白い作品”ではなく“売れる作品”を描くようになってしまった主人公のマンガ家と、そうして夢を追いかけることをやめた彼に、かつてのような憧れを抱けなくなった担当女性編集。
まさに両者の関係が破綻しかけた時、たまたま居合わせた幼女が、主人公の正体(大好きなマンガの作者であること)を知ってしまう…と、えらく早いこと訪れたクライマックス。次回で最終回らしいが、まとめ方を間違えなければ単行本購入の可能性高し。

新世紀エヴァンゲリオン碇シンジ育成計画
普通にヤシマ作戦やってる…路線変更したのか、それとも単なるネタ切れ?

RATMAN
伝統的なアメコミ風ヒーローが標準という世界観にしては、珍しいタイプの新ヒーロー登場。タイアップ先のスマホにちなんで、さまざまな特殊能力をアプリよろしくダウンロードすることで八面六臂の活躍を見せるものの、何やらウラがありそうで…。
“特殊能力を底上げする代わりに危険な副作用がある”という設定もありがちだが、今だとレベルアッパー(←超電磁砲)のパクリ呼ばわりされそうだな。まぁ設定よりも、それを土台にしてどのような話を展開するかが重要なんだけどね。

金曜日, 6月 24

銀魂' 01【完全生産限定版】

今月末までの期間限定ポイントは260ポイントあまりと、判断に迷うところ。実施中のキャンペーンも、恒例の<週末の楽天カード使用で3倍(ツールバー検索でさらに+1倍)>はともかく、楽天ブックスで最大20倍という倍率サギのキャンペーンは、実際のところ全品ポイント5倍プラチナ会員3倍ぐらいしか適用されないし(←20倍のうち半分の10倍が、楽天証券に口座開設したら適用とか、もうアホかと)、けっきょく合計10倍という、これまた極めて平均的で判断に迷う状態。

まぁ購入候補の発売スケジュールが押し気味で、何も買わないというわけにも行かないから、今回は候補の中でいちばん安いコレに決定。

ほんとに、何でBDを出さないかねぇ…TIGER&BUNNYあたりのBD/DVD売上げ比率を見ると、もう腐女子もBD環境にシフトしつつある気がするんだけどな。まぁ半分以上は同梱特典のCD目当てで買うようなモンだし、べつにDVDでもBDでも構わない…というのが本音だったり(笑)。
なお第2巻以降は、現時点で四天王編の評価が購入レベルにいま一歩及ばないことから、第2巻を購入して第3巻はスルーするのが妥当なんだけど、第3巻にまたまた特典CDが付属するらしく、その内容いかん(←第1巻から間を置かず、すぐにまたドラマCDというのも芸がないので、それ以外のモノである可能性が高い?)によっては、第2巻をパスして代わりに第3巻を購入する可能性も。

そして他の購入候補としては、前回から引き続きIS第4巻、まどか☆マギカ第4~5巻など。戦国乙女は終盤に来て失速している感があり(←いいかげん、シリアス展開で失敗するパターンから脱却できないものか)、ちょっと購入意欲が衰えてきた。
同じく[C]も保留のままで、新たに購入決定レベルへ到達したタイトルは無し…本数だけは多かった春クールだが、終わってみればいつもと大差ないようだな。

水曜日, 6月 22

サンデー&マガジン

今日は早出勤務。昨晩はVer.M/Wの制作に入れ込んでしまい──その割にほとんど進展しなかったのは困ったものだ(苦笑)──ほとんど眠れなかったので不安だったが、何とか乗り切ることができた。
まぁ昼寝などで、必要な睡眠時間は何とか確保できていたのかも知れんし、今日の最初の休憩時間で熟睡できたのも大きいか…まさか2回目以降の休憩時間を、眠らずに過ごせるとは思わなかったわ。しかし念には念を入れ、勤務終了後に仮眠をとったうえで図書館に向かい、アニメージュの続きを読む。
できれば今日中に読み終えてしまうつもりだったが、集中力が途切れたのと、仮眠時間を取りすぎてイナズマイレブンの放送時間が迫ってきたことから、途中で切り上げて帰宅。
イナズマ&ダンボール戦機を視聴しつつ夕食をとった後、自宅近くのコンビニへ。PCに夏目BD-BOXおよび俺の妹第7巻が到着したとメールが届いていたので、その回収がてらサンデーマガジンを立ち読みする。ここ最近としては珍しく、サンデーだけでなくマガジンも残り少ないという状況であり、1冊しかないサンデーは他の立ち読ミストの手中にあったものの、こちらがマガジンを読んでいる途中に棚へ戻ってきて、無事に読むことができた。

だぶるじぇい
アニメ版のキャスト発表。フランソワーズ(小林ゆう)は予想通り…相良の役も兼ねるんじゃないかと思ったんだが、演じ分けが難しかったか? ゆたか役は金田朋子しか考えられないと思ったんだがなぁ…石原夏織って聞き覚えないけど大丈夫なのかね? つまようじさん役の小見川千明と並んで不安だわ。
いっぽう、部長(檜山修之)真田さん(広橋涼)は想定外だったけど、言われてみれば文句なしのハマり役だな。さっそく今回の原作のセリフが、檜山ボイスで脳内再生された(笑)。
その原作のほうは、今週もイマイチ…。先週登場したカレー職人が、シチュー職人として再登場し(←再生怪人かよ!)、「カレーとシチューは違う」と繰り返し力説するのに対して、「シチューもマンガも同じだ」と根拠不明の反論をする部長…という出だしは悪くなかったんだが、後半にかけて思いきり失速した。やはりサルが面白くないんだろうな。

絶望先生
雨女を集めていたのは、降らせた大量の雨を利用して発電を行い、電力不足を補おうとする政府の陰謀でした。ほかにも地熱ならぬ“恥熱”発電(←要するに、下品なほうの“自家発電”)やら、原子力ならぬ“原始”力発電やら、アタマの悪いアイデアが次々と…って、この辺は最近の例に漏れず改蔵っぽいな。
ただし黒幕が“あの”首相だったり、先生を人柱にして橋の中へ生き埋めにしようとするオチのブラックさは絶望テイストか。

絶チル
新キャラが、カラス神父にしか見えない(笑)。過去編が連続している(←今回は兵部と不二子)ようだけど、そろそろクライマックスが近いのだろうか? 

神のみ
最悪、今週のうちに攻略が終了するのではないかと危惧していたので、栞の妄想描写だけで1週分を費やしてくれたのは上出来と言えよう。ストーリーの構想が行き詰まる→宇宙戦争が勃発というネタのコンボも可笑しかったし、ほぼ満点という評価。
何か書こうとするたびに、既存の作品とカブっていることに気づいて筆が止まる…というのは、オリジナリティ論争に対する、作者のやんわりとした批判とも取れるな。まぁこの作品自体が、ギャルゲーの二次利用みたいなモンだし、そこは寛容になって当然か。

銀の匙
石窯の修理と食材の調達のため、いろいろな分野の人に協力してもらうことに。こういう、何かを成し遂げようと奔走している時に感じる充実感は、学園祭の準備をしている時の高揚感に近いものがあるな…その意味では、農専という特殊なカテゴリー限定じゃなく、普通の学園モノとしても面白いし、きっかけはともかく、途中から積極的に動いて協力関係を築きあげていく主人公の姿にも好感が持てる。
先生はギャンブル中毒に加えて、学校の施設を私物化して密造(←酒じゃなくチーズだけど)までやってるとか、煩悩まみれだな…仏様みたいなのは顔だけかい(笑)。
宅配ピザの配達が圏外扱いで、「ご注文から30分以内にお届け」が都市伝説とは、さすが北海道だ…「冷蔵庫は、食品を凍らせないためのモノ」以来のカルチャーギャップだわ。
しかし、そろそろ単行本の購入を検討するレベルまで面白くなってきたのに、次回で“春編クライマックス”だそうで…うーむ、思ったより短期(←単行本にして10冊も行くか行かないかぐらい)の連載になるんだろうか? さすがに週刊の連載を何年も続けるつもりは無いのか、あるいは作品自体が、長期連載に向いた題材ではないという面もあるかも。