土曜日, 6月 25

少年エース8月号

日付が改まってしまったが、24日の分。泊まり勤務で、夕食時の長い休憩を利用し、スーパーへの買い出しに行く(←あいにく半額寿司はゲットできず)ついでにD書店へ立ち寄る。
曜日の関係でガンダムエースは前倒し発売されていたものの、立ち読み不可…まぁオリジンのアニメ化決定という最大の目玉については、とっくにネットでフラゲ情報が出回っているわけだが、長い付き合いだし一応オリジンの最終回は見届けたいところだな。
それはさておき、アフタヌーンについては明日以降にV書店でも読めるだろうから、今日のところは(同じく前倒し発売されていた)少年エースを先に片づけることに決定。

BLOOD-C
今月も、いかにもCCさくらというかCLAMP作品っぽい感じの日常描写メインの構成で、それゆえ(そこそこのページ数はあったはずなのに)事件パートの導入部までしか進まず…ほんとにアニメ版の存在を無視するかのような進行ペースだな。少年エース創刊当初に連載されていた、コミック版ナデシコよろしく、とっくにアニメ版の放送は終わったのに、いつまでもダラダラと連載が続いたりして…。
いちばんI.G.っぽい(=濃い)キャラデザだった娘も、CLAMPベースのソフトなデザインにアレンジされていた一方、ギャグシーンのデフォルメ描写では(直前に掲載されていたそらおとに匹敵するような)SD頭身になっていたが、アニメ版でもコレやるんだろうか?
スイーツや異性への関心などもCCさくら(あるいは少女マンガ)的で、女の子の目線を意識しているようだけど、編集部としては女性読者を開拓したい意図でもあるのかね(←そういえば今月号に掲載されていたあにむす(真辺広史)という読み切りも、BL妄想好きの腐女子が主人公だったし)。

竹刀短し恋せよ乙女(原作:黒神遊夜/作画:神崎かるな)
新連載。タイトルからしてラノベもしくはエロゲ原作モノっぽい雰囲気だから、とりあえずサービスシーンてんこ盛りの萌え系かと思いきや、イントロから重苦しい展開だったのは意外…それもそのはずで、よそから移籍してきたマンガというのが正解でした。
道理で萌え系じゃなく(←いちおうサービスシーンが無いわけじゃないけど、必要最低限だし)「設定を考えるの大好き」タイプの作者による厨二系だなぁと…○×筋やら○×骨やらの挙動を列挙することで、現実には不可能な必殺技に、なんとかリアリティを与えることに心血を注ぐタイプね。
今のところ見るべきモノは見当たらないので、次回も覚えていれば読んでみるか…という程度の評価。

トラウマ量子結晶
ここ最近の不評を覆し、一気に単行本購入確定レベルまで持っていった良回。冒頭の「ラノベ書いたから読んでくれ」の時点で、イヤな予感がしたんだよ(←誉め言葉)。
頑なに拒絶しようとする仲間たちの態度(←ここのセリフも笑える)に業を煮やし、ついに自ら朗読しようとする主人公に対して、「これはテロだよ」のツッコミがナイス。そして実際、えんえん3時間に渡って駄文を聞かされ続けて廃人状態になってるし(笑)…と、ここまでで既に及第点だが、まだまだ3分の1!
Bパートでは敵が襲来…しかも普通に会話可能な人間型で、「戦いに来たのではない」とお茶会に突入。ここは何か仕込んでくるんじゃね?と緊迫感を漂わせるのがお約束だろうに、見るからに怪しげな容器を手に持ってるし、しかも速攻バレて、それでもシラを切ったら自分が飲まされて、苦痛にのたうち回るというバカっぷり…ところが、この間抜けな展開さえも主人公を孤立させるための時間稼ぎだった!という、さらなるドンデン返し。
そしてCパート、別の人型コーアクジャル(←第1巻のラストのコマで、真ん中にいた奴)が主人公の前に姿を現し、“書いていないはずの”ラノベのあらすじを語り始める(←彼らもまた時間リセット能力を使えると明かしたことから、この時点ですでにリセットを用いた状況なのか、あるいはもっと長大なスケールで、彼らが“以前に滅ぼした世界”で書かれたラノベのことを言っているのだろうか?)。
謎も敵キャラも色々と増えて、がぜん面白くなってきた。

40センチの初恋
新雑誌の部数が思うように伸びずイラついていた編集長(←内輪の業界ネタとして、けっこう際どいような気がするけど、少年エースとしてはこれぐらい余裕で受け流せるのかね?)が、思わず発してしまった言葉を受けて、“面白い作品”ではなく“売れる作品”を描くようになってしまった主人公のマンガ家と、そうして夢を追いかけることをやめた彼に、かつてのような憧れを抱けなくなった担当女性編集。
まさに両者の関係が破綻しかけた時、たまたま居合わせた幼女が、主人公の正体(大好きなマンガの作者であること)を知ってしまう…と、えらく早いこと訪れたクライマックス。次回で最終回らしいが、まとめ方を間違えなければ単行本購入の可能性高し。

新世紀エヴァンゲリオン碇シンジ育成計画
普通にヤシマ作戦やってる…路線変更したのか、それとも単なるネタ切れ?

RATMAN
伝統的なアメコミ風ヒーローが標準という世界観にしては、珍しいタイプの新ヒーロー登場。タイアップ先のスマホにちなんで、さまざまな特殊能力をアプリよろしくダウンロードすることで八面六臂の活躍を見せるものの、何やらウラがありそうで…。
“特殊能力を底上げする代わりに危険な副作用がある”という設定もありがちだが、今だとレベルアッパー(←超電磁砲)のパクリ呼ばわりされそうだな。まぁ設定よりも、それを土台にしてどのような話を展開するかが重要なんだけどね。

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