土曜日, 6月 4

7月のコミック新刊発売予定

07/04  O/A 4  渡会 けいじ  588
今のところ購入レベルには2歩ほど及ばず。今月がズバ抜けて面白ければ、あるいは奇跡が起こるかも知れんが。

07/04 To LOVEる-とらぶる-ダークネス 2 矢吹 健太朗 500
今まで原作はパスしてきたけど、来月も不作みたいだし──これって魔法の言葉だな(笑)──場合によっては買うかも。

07/05  夏目友人帳 12  緑川 ゆき  420
…とか言ってるそばから購入確定が来た。アニメ3期の放送開始直後でもあるし、大幅増刷は間違いないか?

07/15  だぶるじぇい 5  亜桜 まる  440
こっちもアニメ放送開始に合わせたテコ入れ発売だろうな。前巻の真田さんエピソードのような、単体で購入確定するほどの良回は記憶に無いけど、まぁ順当に購入でいいだろう。

07/22  イコン 1  田中 一行  650
作画がアレなので、なかなか進んで買う気になれないものの、ストーリー自体は高評価だし、今月号で急落しない限りは買うことになるはず。

07/25  大長編ドラえもん 3  藤子・F・不二雄  1785
ようやく鉄人兵団を読める。

金曜日, 6月 3

ねじまき少女 上

ぱふ立ち読みの代償として、O書店にて購入。
この先しばらくは予備待機シフトが何度か回ってきそうな状況であり、暇つぶしアイテムを準備しておいたほうが良さげなので、こいこい★生徒会第3巻は後回しにして、こちらを優先した。ちょうどSFマガジン6月号バチガルピ特集を読んでいたところでもあるし。

ほかの購入候補としては天獄と地国(小林泰三)もあったけど、ざっと立ち読みした限りでは“大幅な加筆・修正”とやらが見当たらなかった(←連載時は投げっぱなしだったオチの後に、何か補足があるかと期待していたのに…)し、ザビタン萌えだけで購入に踏み切るのは少しツラいものがあったので、今回はパス。
一度読んだ作品である以上、暇つぶしアイテムとしての役割を充分に果たせないだろうという側面もあるし。

エコロジストを標榜している身としては、この作者の作品が評価されるのは望むところではあるんだけど、一方で、あまり積極的に読みたいと思わないのも事実。けっきょく人は(「ギャンブラー」で作者自身も指摘しているように)欝になるような情報を本能的に忌避しようとするのか、この手の作品を読むには、かなりの体力と精神力を消耗するんだよね…いや、俺だけなのかも知れんけど。
だが、もし仮に他の人もそうだとすれば、震災で激しく落ち込んでいるであろう日本人読者の心理は、この作品を読むことに耐えられるのだろうか?と考えてしまう。

タイトルだけ見ると、ありがちな萌え系ラノベに見えなくもないな(笑)…しかし実際は、人外(被造物)萌えのメインヒロインよりも、クールビューティー系のカニヤのほうが、オレ的には好みだったりする。つーか、主人公=正義の側という保守的な観点に立つなら、明らかにジェイディーが主役だろコレ。
このまま順当に行けば、下巻はジェイディーの復讐がメインエピソードになりそうだし…「ストーリーには2つの種類しかない」と言ったのは誰だっけ? その一方である“聖杯探求”がニューロマンサー──つーか、ギブスン作品は全部か(笑)──で、“ニューロマンサー以来の衝撃!”と(オビでも)言われたこの作品が、もう一方の復讐譚になるというのも、なかなか興味深い。
意外だったのは、危惧していたよりもサクサク読めたこと…世界観とテーマを同じくする短編をすでに読んでいたから、さほどストレスを感じなかったのか。あるいは長編ゆえにストーリー(エンタメ要素と言い換えてもいい)が主体となり、テーマが後方に控えている──少なくとも、今のところは──からか。
いっぽう気になったのは、読みにくい(固かったり、流れを把握しにくい)文章が散見されたこと。同じ作者の短編を読んだ際には感じなかったから、訳者の問題か? …といっても、べつに無名の新人じゃないしなぁ。ヒューゴー&ノヴェラ賞受賞作なんて大物を任せるんだから、それなりに実力のある者に担当させるのが当然だろうし。あるいは、作者自身が初の長編なので、文が粗くなってしまったとか?

ぱふ7月号

今日は遅出勤務。それなりに眠ったはずなのだが、ひどい睡眠不足状態…にもかかわらず寝られそうに無かったので仕方なく、ぱふを片づけるべくO書店へ。
もう6月だから当然なんだけど、暖かくなったな…アイスは旨くなるだろうけど、自転車に乗って出かけるのは億劫になりつつある。

特集のうち、多少なりと興味を持てたのはごはんマンガぐらいか…気取ってワインを飲んでたバブル期から、今どきのスローフード、B級グルメブームに至る歴史の流れを概観できたし。
同人業界では、やはりTIGER&BUNNYの人気が急上昇しているようだが、なにしろ描く側が動き始めたばかりなので、読み手の需要に対応できていない様子…夏ごろが本番かね? しかしBDの売り上げに比べて、DVDの数字は低いんだよな…“腐女子ファンは多いがセルソフトを買っていない”のか、それとも腐女子もBDに対応しつつあるのか?
いっぽう、ネット先行で盛り上がったかに見えたエルシャダイは、いざソフトが発売されてみると(少なくとも同人業界においては)鳴かず飛ばずだったようで…意図的にブームを作り上げるのは、やはり難しいようだ。

木曜日, 6月 2

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 2

アワーズ立ち読みの代償として、D書店にて購入。

特別資料室は、各作品の予告編。ユメカゲロウの主人公のキャラデザが違ったり(←さすがにのび太そのままの顔ではマズいと思ったか…? でも四畳半SL旅行の主人公は、どう見ても須羽ミツ夫まんまだしなぁ…)、マイロボットなんて、ロボットのデザインどころか名前まで変わってるし。

巻末解説は、新井素子。
>『老年期の終わり』は(中略)「自分はもう人生の折返点になったんだな」って思った時に、もう一回読んでもらいたいお話だ。
(中略)二十代で読んだ時も、頭の中では、この話の面白さと寂しさと哀しさ、理解できていたと思う。けど、五十になって読むと、印象が微妙に違ってるのっ。(中略)この“時”の凄味は、多分、若い人には、頭でしか理解できないと思うから。
なにこの、俺のために書かれたような文章(笑)。ほんとにね…もうね、「うわっ」どころの衝撃じゃ無かったよ。

アワーズ7月号

日が暮れた頃に家を出て、通勤電車でV書店に。だが出遅れたせいかアワーズは見当たらず、結局またD書店を頼ることになってしまった。
まぁ会社近くのヤマダ電機へ、ストックが尽きたトイレットペーパーを買いに行く用事もあったから、別にいいんだけどね…半額寿司も(ギリギリ最後の1パックを)ゲットできたし。しかし、洗剤のセールまで実施されていたのは想定外だった…持ち切れないので、とりあえず洗剤は会社のロッカーに置いて、後日に持ち帰ることにしたよ(笑)。

それでも町は廻っている
「幽霊が見える」という虚言癖を持った友人との、ウソ設定ねつ造バトルに大笑い。「自分も見える」と話を合わせつつ「全部で10人いるね」とムチャ振りを仕掛けた歩鳥に対して、友人のほうも負けじと「そのうち3人は姉妹」とか、手っとり早く数を消化しようとするなど一歩も引かず、やがて10人全員の設定を見事に相互リンクさせてしまう…というまとめ方が上手い。
だけど面白かった半面、ふと過去の自分自身の悪行が思い出されて、少し心がイタかった(苦笑)…この作者って、子供の心理や言動の描写が異様にリアルだから困る。友達100人できるかなのように“いい話”に仕上げる必要も無いから、余計にナマナマしいんだよね…。

ナポレオン~覇道進撃~
アルプスといえばドゼーの来援…というわけで前回から少し時間を巻き戻し、いかにしてドゼー(とダヴー、ついでにビクトル)がエジプトから帰還したかというエピソード。史実だから死亡フラグもクソも無いとはいえ、ドゼーの死相は少々あからさま過ぎのような気も。
戦場以外の場所で敵味方が邂逅する…というシチュエーションは、お約束だけど燃えるものがあるな。互いの力量を認めあうシーンがあれば、さらに良かったんだけどね…と、欲を言ってみる。それにしても作者は、ツーロンの時点で今回の伏線を想定していたんだろうか…恐ろしく気の長い、しかも不確か(←いつ打ち切りや雑誌休刊があるとも限らないのに)な状況での計画だな。さらにエロ絵師の描いたオカズまで絡ませたのは、予想の遥か斜め上だったわ。
そしてビクトルの“疫病神”ぶりは全軍に知れ渡っているのか…普段こうやってネガティブヒーローポイントを稼いでいるから、狙撃で金星を連発できるんだろうけど、本人の評価につながらないんじゃ意味ないよなー(笑)。いつか報われる日が来るんだろうか?

サンデー&マガジン

今日は休日。そろそろ受け取り期限だと警告メールが届いたので、午前中に自宅近くのコンビニまで出かけて、ミルキィホームズBD第5巻の回収がてら、サンデーマガジンを立ち読み。

銀の匙
名探偵じゃない方のコナン世代としては、豚の名前といえば“うまそう”だろ!(笑) 豚の乳房は、尻に近づくほど母乳の出が悪くなる。そして仔豚たちは、一度どの乳房を利用するかという序列が確定してしまうと、たとえ空きがあっても、いつも自分が使っている以外の場所を使おうとはしなくなるそうな…ギャオスの雛ほど過酷じゃないにせよ、厳しい世界であることは事実だな。
人間社会もまた生存競争を免れない世界であって、この仔豚のように上を目指すことをあきらめては駄目だぞ…という先生の言葉は、ゆとり教育の偽善性を否定する正論ではあるんだけど、じゃあ競争の激しさに心を砕かれた者(=主人公)には、救いは無いのか?というのが、難しいところなんだろうな。

だぶるじぇい
タイムマシンで今度は過去へ。挫折しかけていた鳥羽僧正に出会い、再奮起させた副部長…って、おまえが諸悪の根源だったのかよ!(笑) 鳥獣戯画のウケが悪かった理由は、つまようじが当時のメインカルチャーだったから…というオチも加わり、先週とセットで久しぶりの大当たり回となった。

水曜日, 6月 1

ローゼンメイデン第5巻(通常版)

メガミマガジンおよび娘TYPE立ち読みの代償として、D書店にて購入。

水銀燈の外伝だけが楽しみだったのに載ってないとか…(涙)。そこそこ面白かったのは、真紅と猫のエピソードぐらいだな。

メガミマガジン&娘TYPE

日付が改まってしまったけど、31日の分。晩飯時に比較的長い休憩時間がある泊まり勤務だったので、これを利用してD書店へ繰り出し、娘TYPEメガミマガジンを立ち読みすることができた。

メガミマガジン表紙&巻頭特集が電波女。ただし最もページ数が多かったのは、その後のアイマス特集娘TYPEのほうは手堅くシュタゲが表紙&巻頭で、ほかにも手広い作品を取り上げており、そのせいか露骨な角川補正は感じなかった…日常GOSICK、そらおとなども、せいぜい他社の作品と同程度の扱いだったし。
両誌とも取り上げていて印象に残った作品は、DOG DAYSとか緋弾のアリア、それに星空へ架かる橋も、作品の人気としては空気っぽい(←オレ的にショタ作品扱いだからかもしれんが…笑)あたりか。

あの花は、実際の注目度に比べると特に扱いが大きいわけでも無かったけど、まぁキャラよりもストーリー主体の作品だから、最終回のあとから取り上げたほうが効果的かもね…一応めんまのピンナップはあったけど、さすがにエロ要素は無し。Cも似たようなものだったし、ノイタミナのブランドイメージ的にエロい絵はNGって事なのかも。
同じく今期の注目作であるはずのTIGER&BUNNYは、両誌とも扱いナシ。ブルーローズもドラゴンキッドもいい娘なんだけど、リアル寄りなキャラデザのせいで、萌えオタの取っつきは悪そうなんだよな…まぁ作品の評価はウナギ登りだから、こちらも来月以降の動向が気になるところ。
俺的にイチオシである戦国乙女の扱いが小さ過ぎて泣ける…いちおう主人公トリオのピンナップはあったけど、それだけで雑誌を買おうとは思えないし。
夏以降の新作は、ビジュアルの段階で期待できそうなのはR-15ぐらいか…どうもキャラデザの古くさい作品が多い印象。まぁ始まってみないと、何とも言えないが。

いちばん読みごたえがあったのはメガミマガジンの、別冊付録によるまどか☆マギカ特集。声優座談会によると、野中もOPとキャラデザに騙されたクチで、いざ杏子が登場することになってアフレコスタジオに行ってみると、アフレコ現場の雰囲気がヘビーだった(←マミが死ぬ回を録り終えた後だから)ので、面食らったとの事。
本編で語られなかった、さまざまな裏設定も興味深かった…魔女たちの設定(←意外な弱点とか)なんて、よくもまぁこれだけ独創的なアイデアを詰め込んだものだ。ワルプルギスの夜は、もともと1人の魔女だったけど、今は何人の魔女が融合しているような状態だそうな。
魔法少女たちの用いる魔法には、魔法少女になった時点で会得したものと後から修得したタイプとがあり、前者は各人のバックグラウンドを反映するらしい…ゆえに、じつは父親と同じく他人を信じることが意志の根底にあった杏子は、それを否定した瞬間に、前者の魔法が失われてしまい、いま使っている魔法は全て後者に属するものだとか。

虚淵はインタビューの度に、ブラスレイターについて言及してるな…まぁ実際、あの作品を制作した経験(←とくに言及されていたのが板野一郎からの影響)と、とその結果──あまり売れなかったこと──に対する反省は、まどマギという作品を生むための通過儀礼として必要だったんだろうな。
ブラスレイターという作品は、そもそも(ジャンルやキャラなどの)目に見えやすい部分において、売れる要素が致命的に不足していたけれども、それだけじゃなく“いかに上手くエンタメとして昇華させるか”というノウハウ的な面にも問題があったことは間違いない。
ただでさえ“真・善・美”みたいなお行儀の良いテーマが受け入れられにくい時代に、それをオブラートに包むこともせずダイレクトに描こうとしたら、拒否反応を示されるのも当然なわけで。
そして重要なのは「まどか☆マギカのテーマは“折衝”です」と明言されたこと。他者(=異質な存在)とコミュニケーションできないことに対する絶望を訴えたセカイ系の時代から、その絶望を大前提として、それでもなお各人が、互いの信じる価値観を主張して衝突するバトルロワイヤル系…という宇野史観に則って考えるなら、相手を理解をする事をあきらめた上で「なんとか(バトルロワイヤル的に衝突することなく)共存の道を模索しつづけることが重要」というスタンスは、バトルロワイヤル系の行き詰まりの延長上に現れた、正統な後継者(←少なくとも、その可能性の一つ)に見えないことも無いな…確かに。
ただ、そういう観点から分析した批評が現れる前に、脚本家本人からネタばらし的に(←なにしろ公式の意見なんだから、誰が何と言おうと“正解”だし)明かされてしまった事については疑問も残る。まぁ今後(かつてエヴァが辿ったように)、まどマギの2匹目のドジョウを狙った類似作品が量産されれば、その過程で“折衝”というテーマがより深く追究される一方、ユーザーにもその概念が浸透し、新たなジャンルのひとつとして確立されるのかも知れないが…そのあたりは歴史の証明待ちということになるな。

月曜日, 5月 30

だぶるじぇい第4巻

少年エース立ち読みの代償として、K1書店で購入。前回のチェック時には見つけることができなかったけど、俺が見落としていたのか、あるいは実際に売り切れていて、後日に補充されたのかね?
表紙は副部長だが、なぜかカバー下はクロマティのゴリラ2匹の使い回し…とうとう1枚絵を描き下ろすことさえ面倒になったのか、野中英次!?

つまらない回(←文化祭会議シリーズとか)を読み直すのが、思った以上に苦痛だった…。そして一部のキャラの胸が、異様に大きいことに気づいた…そういうの要らないと思うんだがなぁ。

少年エース7月号

今日は遅出の予備待機シフト。しかも昨日は泊まり明けだったので、コンディションは万全…のはずなんだけど、やたら眠い…まぁ、それよりも問題なのは台風の影響だな。チャリンコでO書店へ出かけるという、当初の予定が台無しになってしまった。
こういう場合は、雨に濡れることなくアクセスできる駅前立地が強みを発揮するわけで、出勤途中に下車してK1書店に立ち寄るという案を採用(←V書店は、商品陳列の邪魔になるので、午前中の立ち読みはできない)。

だが期待に反してアワーズは入荷しておらず、娘TYPEはゴムバンド封印、メガミマガジンもシュリンクされているという全滅っぷり。
唯一、以前に訪れたときはゴムバンド封印されていたはずの少年エースが1冊だけ、フリー状態で置かれていた…多分、ほかの立ち読ミストが封を解いて読み、そのまま放置したと推測される。俺も昔は封を解いて読んでいた(←最近は、そこまでして読みたいという気概を持てないが)けど、読み終わった後はキチンと封を元に戻していたぞ…まったく、立ち読ミストの風上にも置けん奴だ。

立ち読みできなかったインターバルが電撃大王よりさらに長いため、ほぼ半数のタイトルに見覚えがなく、“初めて読む作品”なのか“いちど読んだけど、記憶に残らなかった作品”なのか判別できない状態…やむを得ず、記憶にない作品は片っ端から目を通すハメになったわけだが、あいにく印象に残ったモノは皆無だった(←読み切りも同様)。

BLOOD-C(原作:Production I.G/CLAMP 漫画:琴音らんまる)
新連載。かなりCLAMP絵の再現率が高く、コテコテの濃いI.G.キャラデザであるアニメ版よりは受け入れやすい。
第1話の定番ということで、日常モードにおいて主人公と関わりのある脇役連中──父親やクラスメート、気になる異性など──がひと通り紹介されたわけだが、これがモロにカードキャプターさくらの流用で、既視感バリバリだった…まぁCLAMPだし(笑)。
遠からずアニメ版に追いつかれて、逆にそちらの後追いになると思われるため、次回以降は敢えて読む必要も無いだろう(←アニメ版のほうも、早々に切ることになる可能性が高そうだが)。

40センチの初恋(しまだ)
インターバルの間に始まっていた新連載。冴えない中年マンガ家が、担当の女性編集者(←嫁き遅れ気味)と、作品のファンである小さな女の子との間で、微妙な三角関係に…という、作者の欲求(妄想)をそのまま描いたような極めてキモイ作品(笑)。主人公がティーンエイジャーだったら許容される話でも、年齢設定が変わってしまうと、異様な切実さが生じて笑えねぇ…。
作者が「個人的に感情移入しやすいから」という理由なら、まぁオナニーとして理解できなくも無いけど、それだけじゃなく、対象読者の年齢も考慮しての設定だというなら、少年エースじゃなくヤングエースに掲載しろよっていう話だな。

トラウマ量子結晶
ヒロイン含めて全員がダメ人間というのはとっくに分かっていたことだし、今さら2ちゃんねる荒らしという設定も微妙に古いし…というわけで、そろそろ当たり回を見せてもらわないことには、単行本第2巻を買うのは難しいぞ。

RATMAN
インターバルの間に登場した新キャラ2人が火花を散らしているというのに、主人公は原因不明の不調で寝込んで、ヒロインといい雰囲気になってやがった(笑)。

"新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画"
いつの間にかシリアス展開になってる? シミュレーション世界の中とはいえ、まさか使徒が登場するとは…。しかし生身でラミエルに立ち向かうゲンドウの姿も、アダムと融合して“何でもあり”状態になってしまった貞本コミック版を見た後では、それほどインパクトが無いんだよね、残念ながら。もともとこの作品自体が、同人レベルの公式パロディみたいなもんだし。

てんかぶ!
「泣き顔が見たい」と、相変わらず突拍子もないことを思いついて皆を振り回す信長。感情をおもてに出すことの少なかった光秀だが、今回の一件でついに決意したのか、次回いよいよ本能寺?
当たりハズレにムラがあるのは戦国乙女も同じだけど、トータルでの平均点はあっちのほうが上みたいだし、もうコッチは必要ないか…という気分なので、別にこのまま最終回でもいいや。

残念博士
読み切りの頃は面白かったのに、いざ連載してみるとアッサリ失速…というパターンだな。週刊連載であれば“ネタが間に合わない”ということで斟酌の余地もあるだろうけど、月刊ペースで面白いモノを作り続けることができないとなれば、もう純粋に才能の問題じゃないかと。