土曜日, 2月 26

ヨスガノソラ Blu-ray 春日野穹【通常版】

月末までの期間限定ポイントは400ポイント弱と、微妙なところだけど、キャンペーンが充実しているので、買わないでおくには勿体ないと判断。
そのキャンペーンを列挙してみると、まずは恒例の<週末の楽天カード使用で3倍(ツールバー検索でさらに+1倍)>に、<全品ポイント7倍(←これは最大ポイント20倍キャンペーンの一環だけど、例によって他の倍率についてはオレ的に無関係という倍率サギ)、そしてさらに今回は<2月28日のメンテナンスにともなう緊急開催のキャンペーンでポイント3倍<全ショップ対象!エントリーでポイント2倍、初めて購入の店舗だったらポイント3倍キャンペーン>まで加わり、合計で13倍という高倍率を達成!

せっかく高倍率なので、なるべく高い品を買わなきゃ損…という状況なワケだけど、そんな今回の購入候補が比較的高額であるコレだというのは、なかなか絶妙な巡り合わせと言えよう。



キャラ単体としてはメガネのほうが好みだし、結末の超展開を除けばストーリ的にも別に問題はない──むしろ男の子を逆レイプするあたりはプラス評価だったりする(笑)──から、あまり人気なさそうなメガネ編に同情票を投じても構わなかったんだけど、いま注文すると数日以内にコンビニへ届いてしまうから、ミルキィホームズ第2巻の回収と重なってしまうんだよね。
こっちはすでにコンビニへ到着済みであり、来週の水曜日(←この日は泊まり勤務でスーパーに遠征できないため、朝のうちに週刊少年誌を立ち読みするついでに)回収する予定。一方、今のところ4月初めに回収するような商品は注文していない状況なので、なるべく立ち読み可能な機会を増やしておこうという、セコい計算なわけだ(笑)。

セコイと言えば、同額なんだから数量限定生産版のほうがお得だったかも…と思う反面、通常版との違いはぬいぐるみストラップだけなんだから、別にいいかという気も。
それよりも、先日に実施された楽天ブックスのセールに出遅れたことのほうが痛い…劇場版銀魂DVD60%オフとか、もっとTo LOVEる第2巻50%オフとか、食指の動くラインナップだったのに、気づいたときには尽く売り切れてしまっていたという(涙)。
しかし劇場版銀魂10万枚以上も売れたはずなのに、まだセールで捌かなきゃならないほど在庫が残ってたのか…まぁリリカルなのは劇場版もamazonで叩き売られたことがあったけど、あれは限定特典を目当てにした予約がアニメショップへ流れたのが原因だったわけで…ひょっとして銀魂も、そうだったのだろうか(←興味ないので知らない)。
それはともかく、メーカー側が「特典を付けまくったせいで原価が上昇してしまい、いっぱい売れても利益は少ない」と嘆いていた商品なんだから、こうやって安売りされてしまうのはマズいんじゃ…?

そして問題は、今回の注文で購入候補が払底してしまったこと。冬クール作品は相変わらず不作で、BD購入レベルに到達したタイトルは今のところ無いし…とりあえず次点クラスとしては、クオリティの高さは間違いないまどかマギカと、シャルルだけは今期最高なインフィニット・ストラトスぐらいかねぇ。

機動戦士ガンダム ハイブリッド4コマ大戦線 II

電撃大王立ち読みの代償として、K1書店で購入。チンプイ第1巻が入荷していなかったのは意外だったけど、あるいは売り切れてしまったのだろうか? てぶくろてっちゃんはあったのに…。

電撃大王4月号

昨日は帰宅してから回復に徹したことで、泊まり勤務+残業による疲労は完全に解消。しかし明日も予備シフトに泊まり勤務を充てがわれたので、あまり余裕が無い。なにしろ2月は28日で終わるし、久しぶりに(幸か不幸か)少年エースまで立ち読みできる状況だからねぇ。
というわけで、通勤電車に沿ってまずはV書店をチェックしたところ、ガンダムエースのみ立ち読み可能だったので、ひとまず保留。次に覗いたK1書店では、ガンダムエースに加えて電撃大王もシュリンクされていなかったことから、ここで読むことに決定。

ef、ガンスリ、マブラヴ(両方)…と、相変わらず休載が多かったものの、新連載や読み切りが充実していたので不満は無し。

アイドルマスター2(茜 虎徹)
新連載。ホワルバの時にも思ったけど、やはりアイドルという題材そのものが古臭く感じられるわけで、よほど優れた要素(←絵柄でもストーリーでもいいが)が無ければ、このハンデを引っくり返すのは困難と思われる。
にも拘わらず、キャラデザはクセがあってイマイチ(←個人的見解)だし、ストーリーも使い古されたテンプレ展開(←題材が古くさいから、それに合わせたのかも知れないけど)となれば、期待するのは無理というもの…こんなコミカライズ版なんて別にどうでもいいけど、アニメ版の方もこの程度なんだろうか?

C3-シーキューブ-(原作:水瀬葉月 / キャラクターデザイン:さそりがため / 作画:秋奈つかこ)
これも新連載にして、今月のベストヒット。多くの怨念を受けた物品が、呪いのアイテムとして擬人化するという世界で、なぜか呪いの影響を受けない特性を持つ主人公(←お約束)のもとへやって来た拷問道具ちゃんがヒロイン1号。
絵柄は俺の嗜好の直球ど真ん中だし、ストーリーも手堅いところを押さえていて、このままのクオリティを維持できるなら単行本購入は即決定というレベル。難点といえるのはヒロイン2号のキャラデザぐらいだが、巨乳という時点で興味の埒外だから無問題(笑)。
検索してみたところ、原作はラノベなのね。まぁ第一に気に入ったのは絵柄だから、今のところ読んでみようとは思わないけど。で、その絵を描いた人物のほうは、どうやら同人あがりで商業誌には実績が無いようだ(←あれば早速、チェックするところだったのに残念)。

Rewrite:SIDE-R(原作:Key / 作画:川上修一)
これまた新連載。ヒロイン連中よりも、主人公の相方となる男キャラのボケツッコミのほうが魅力的というのは、近年のKey作品の特徴なのだろうか?(笑)
駄菓子屋を舞台にしたノスタルジックなエピソードは、泣かせ系作品(←なのかどうか知らないが)の導入部として堅実なチョイスだし、キャラデザも及第点なんだけど、今月は↑が良すぎて、どうしても次点という評価になってしまうのは仕方のないところ。

T.P.さくら
こちらは、絵柄はトップクラスの可愛さなのに、話がヌルくてどうしようもないというパターン。化ける可能性に賭けて、あともう少しだけ付き合ってみるつもりだけど、そろそろ限界が近い。

とある科学の超電磁砲
後日談2本立て。助けてくれたお礼として、上条さんに手作りクッキーを焼いてあげる話と、妹の境遇を慮る美琴だったけど、当の本人は意外にアッケラカンとしていて肩すかしだった…という話。とくに後者は、ボロクソに貶しつつも姉を慕うミサカのセリフなどが好印象で、シリーズの締めくくりとして読後感を心地よいものにする効果を発揮。

よつばと!
すごく久しぶりに読んだ気がする…んだけど、宅急便をピザ屋と勘違いするネタがちょっと可笑しかったぐらいで、あいにくのハズレ回

こいこい★生徒会
姉にベタベタされるのが恥ずかしくて疎遠になっていた弟だけど、所持品を盗まれたりしていると知っては放っておけず、生徒会に相談。
まぁこの作品の世界に陰湿なイジメなんて存在するわけもなく、肩すかし(←いい意味で)な真相なんて無視して、姉弟のイチャイチャぶりをニヤニヤしながら眺めるのが正しい姿勢だな…というわけで当たり回カウントに+1ね。

振り返った先にいた彼女はフルカラーだった。(北欧ゆう)
読み切り。まるでフォトショップを使って描いたかのように(笑)、突如としてフルカラーになってしまったヒロイン。医者の見立てによれば「かわいく無くなれば治るだろう」との事で、かわいさをダウンさせるべく色々な方法を試してみるという、キャラ萌えに見せかけたギャグ作品。
タバコ持ってヤンキー座りをしたり、股間に象さんを付けた変なカッコさせられるヒロインの姿に、大笑いさせられた。

金曜日, 2月 25

ガンダムエース4月号

泊まり勤務の昼休みを利用して、D書店で立ち読み。珍しく少年エースも立ち読み可能だったけど、先に読みたいのはどちらか?と問われれば答えは自ずと明らかなワケで。
例によって、時間のかかりそうな文章系のページは後日に先送り。これらは休日である26日の夜に、V書店を訪れて読破したんだけど、Wガン小説のページ数が思いのほか少なかったせいで、えらく呆気なく読み終わってしまったぞ…付録のドラマCDの脚本を執筆するのに時間を食われたのだろうか?

安彦×板野対談
安彦が板野に対して、「30年前のイメージのままだったので久しぶりに会って驚いた」と語っていたけど、俺も同じ気持ちだよ…すっかり髪の毛が白くなってるし。やはりアニメーターの仕事は過酷なのかねぇ。
「サンライズ第1スタジオは孤立無援のホワイトベース。ただ独り奮闘していた安彦がアムロで、リーダーを務めていた富野がブライト。だから安彦が倒れたときは、まるでアムロが脱走したかのような絶望感だった」という喩えが興味深い。

オリジン
ジオンの内紛が、連邦軍そっちのけで継続中…おかげでホワイトベースも難を逃れた形だけど、ひょっとしてこのまま擱座止まりで、沈没しないのだろうか? そうなるとラストに至る脱出の過程が、かなり変更されそうだな。まぁセイラがジオン兵を炊きつけて戦わせてる時点で、原作とは似ても似つかぬ状況なワケだが(笑)。
ジオンMS同士の混戦は、ちょっとしたサービスシーンだな。まぁ今となっては他のシリーズで前例があるから、特別にありがたいと言うほどでも無いけど。
ガンダムとジオングが相討ちになったのを確認し、シャアに「ジオン十時勲章で報いてやる」と内心ほくそ笑むキシリア様は怖すぎだ。

ガンダムさん
ここ最近、他の4コマ作品が好調なことに危機感を覚えたか、あるいはガンダム創世が終了間近ということで勘を取り戻しにかかったか、もしくはムダヅモ無き改革の連載終了に伴ってネタを練る時間を確保できたのか…?
ともあれ久しぶりに4コマ(ガンダムの比重を計算→人体よりも軽いことが判明→水中戦のシーンとか無理じゃん!→放映当時の設定では、ザクは鋼鉄製→重さ100トンを超えるから、ガンダム踏みつぶせる…という一連のネタ)が面白かった。
まぁ設定ツッコミ系は簡単に笑いが取れてしまう分、ベテランである大和田としてはあまり多用せず、独自の切り口で後輩連中に模範を示してほしい…というのは贅沢すぎか。
ガンダム創世は、いよいよアニメ新世紀宣言の当日。パニック寸前の大盛り上がりを見せる中、いよいよ次回、満を持して富野の登場!…となるはず。後ろのページには、当時者の一人である小牧雅伸が特別寄稿し、当時の様相を振り返るというオマケ付き。

ハイブリッド4コマ
ダグザがハサン先生のもとを訪れたのは、ロザミアを身体検査したときの武勇伝を聞くため…って、ひどいムッツリスケベだな。本編の感動が台無しだ(笑)。
ミネバの一番の願いはソロモン奪還だそうで、こりゃ父親の霊に取り憑かれているのは間違いないぞ。
秘蔵のDVDを処分してくれるよう、バナージに遺言を残すカーディアス…ついでにHDDの中身も消去するよう頼まなきゃダメだろ(笑)。

超超お父さんドズル~やらせはんぞう物語~
今月のベストヒット。赤ちゃん編と魔法少女編を交互に描いているようだが、明らかに後者のほうが面白いので、もう“魔法少女ミラクルみねば”に改題すべきじゃないかと(笑)。
それにしても今回のネタは、規格外の面白さというか反則技というか…若返ったキシリアちゃんのかわいさは、オリジンの印象を吹き飛ばすのに充分。そして元の姿に戻り、成長後ミネバ(←父親そっくりの姿になるのは一発ネタかと思っていたのに、設定として定着させるつもりかー!?)の隣に並んだコマの破壊力はシャレにならないものがあった。

新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
今回の敵は、言わばWガン世界におけるコロニー公社であることが明らかに。しかもノインの実家だそうで。
利権第一主義を掲げた企業集団というのは“悪役”として分かりやすいけど、それゆえにシンプルな勧善懲悪を越えた何らかのテーマを語りたい場合には、不向きにも思えるな。今さら拝金主義や新自由主義を批判するというのも、周回遅れもいいところだし。
ゼクスとノインの娘は、出番あれだけで終わり? 前回の女体化カトルの例もあるから、また女性キャラがガンダムに乗っても驚かないけど。

ジョニーライデンの帰還
ミノフスキー粒子の利用と度重なる紛争によって、連邦が昔ながら用いていた管理システムは役に立たなくなり、それにつけ込んで記録を改竄することで、シャアのように別人になりすましたり、物資を拝借できる…というアイデアは悪くないものの、そこまで大がかりな設定を考える必要はあったのだろうか?という疑問も。アナハイムがMS開発を手がけてハイザックのような機体が開発された時点で、連邦とジオンの技術の混交なんて普通に起こっているんじゃないかと。
とうとう女性のジョニー・ライデンまで現れたか(笑)。愛称は“ジョニー・ライデン子”略して“でんこちゃん”で。

カイのメモリー
ルオ商会の協力を受けて、急速に勢力を伸ばしつつあるサナリィ。それに危機感を覚えたアナハイムこそが、このイベントの黒幕である…ということまでは、カイもウォンも把握している。だが、その目的と打開策までは見当がつかない…という感じかね?

超級! 機動武闘伝Gガンダム
またもや掲載ページ数の記録を更新したものの、その代償として作画クオリティは下がる一方…冒頭のレインなんて、デフォルメ顔という言葉では誤魔化しきれない乱れようだぞ。
今回分までのエピソードを原作通りに消化してきたのは当然と言えるが、次回の(ストーリーの根幹に拘わりのない単発イベントである)メキシコの話まで省略せずにやるとは思わなかった。てっきり新宿決戦まで一気に飛ばすものとばかり…目先の盛り上げよりも、なるべく息の長い作品になってもらわなければ困るという事か。

夕焼けロケットペンシル第2巻

アフタヌーン立ち読みの代償として、D書店で購入。

善意や努力が必ず報われるような、予定調和な話はNo Thank You! もう少しシビアで、それゆえ先の読めない展開になることを期待して続きを買ってみたわけだが、どうも思っていたのとは違う方向へと話が進む。
引きこもりダメ人間に見えた父親が、じつは文具に関する神スキルの持ち主であり、その所蔵品であるレアな文具を求めて文具マニア(←こういう人種は実在するのだろうか?)が来店するようになったこともあって、お店の経営は持ち直す気配を見せる。
そして社会の厳しさや店舗経営の大変さを教える“大人”の役回りを担うのかと思われた大村さんも、意外とアッサリ丸くなってしまって、このまま各キャラの人間関係(恋愛模様を含む)メインの話にシフトするのだろうか。それなら次の巻を買うこともあるまい…と失望しかけた矢先、詐欺の被害にあって人間不信に陥るという衝撃の急展開!
普通の客に対してさえ、疑心暗鬼にとらわれて身動きできない状態となってしまい、泣きついた父親から返ってきたのは、慰めと労い、そして「もう店を閉めよう」という言葉…ここで次巻に続く!なんだから、そりゃもう期待して買って読むしかないわ!

巻末には本作のプロトタイプである読み切り版を収録。連載版との主な違いは

・文具および店舗経営に関連する要素が皆無。ゆえに、それらに関連したキャラ(父親など)も登場せず。つーか、おもな登場人物はヒロインと売れないマンガ家(志望)の2人だけ。
・ヒロインは、売れないマンガ家と同居中(そして熱烈片想い中)。

…もし作者が男だったなら“作者自身のキモい妄想をそのまま描いた作品”などと叩かれたであろうことは、疑いあるまい。

アフタヌーン4月号

日付が改まってしまったが、24日の分。ただでさえ2月は日数が少ないのに、25日にかけて泊まり勤務+残業という巡りの悪さなので、せめて24日のうちにアフタヌーンだけでも片づけてしまうべく、昼休みを利用してD書店へ赴いた。

ミスター・ボージャングル(豊田徹也)
読み切り。子供のころ世話になった隣人(←愛称は“ボーさん”)の消息を追い求めるヒロインが、探偵である主人公に捜索を依頼するものの、調査の結果、すでにボーさんは亡くなっており、しかも最初に彼女の家を訪れたのは泥棒に入るため(ドロボーの“ボー”)だったという、苦い真相が明かされることに。
ヒロインが「昔の思い出を美化していたのではないか」と母親に指摘される一方、ボーさんは彼女との思い出の品を後生大事に持ち続けていた…という2人の対照性を描いた、いかにもアフタヌーンらしい(←褒め言葉に非ず、少なくとも今回の場合は)やや苦い読後感を与える作品。

ああっ女神さまっ
比較的話の分かる相手かと思われたモックル姉が本性を露わにしたことで、一気に窮地へと追い込まれる展開。ダブレット制を盾に取って「部屋から出たら、私が死ぬ」という罠は、唐突すぎて違和感もあるから、ひょっとすると「自分の命を懸けるなんて危なっかしい作戦、ウソに決まってるじゃん♪」というオチの可能性もあるか?
一方、ベルダンディーの法術を封じる装置のエネルギー源にされていることも知らず、ノリノリで暴れ回ってるバカ姉妹(笑)が、事態を察知する/あるいは単に破壊活動を続けるうちに偶然(←こっちの方がありそうだ…笑)、装置を破壊して危機脱出というケースも考えられるな。

げんしけん 二代目
ハト( )斑目( )攻略中…敢えて「どちらが」「どちらを」とは言うまい(笑)。こういう展開になると、このシリーズは結局「斑目アフター」なのかと勘ぐってしまうな。
キャラの相関関係を見ても、ハトちん(←性別に揺らぎのあるキャラに対しては、こういう愛称が有効じゃないかと)が優遇されているのは明らかだし、要するに群像劇スタイルではなく、明確な主役(ヒロイン?)が存在すると。
「第1シリーズは、荻上が登場してから作品のカラーが変わった」という意見について、当時あまりピンと来なかったんだけど、今になって何となく理解できるようになった気がする…群像劇だと思っていたのに、特定のキャラを中心に据えた作りだと分かって、素直に受け入れられない心境なんだな。
つまり斑目が(以前に指摘されたように)「きちんとフラれてない」という問題をクリアするためのキッカケとして、ハトちんという新キャラが配されたのであり、それがちょっと作為的すぎるように感じられたわけだ…でもまぁ話自体は、今のところ可もなく不可もないというレベルをキープしてるので、もうしばらく様子見を続けるんだけどね。

じゃりテン(赤井吟行)
新連載。アフタヌーン系よりも萌え系に近いキャラデザだが、中身はどちらとも近くない、ただ単に下品でセンスのないギャグ(とさえ言えない)をたれ流すだけの駄作。もちろん即切り。

いもうとデイズ
最終回。こうなったら駆け落ちしようと言うディアナだったが、お兄さんが現実を受け入れる道を選択したことで、けっきょく母と共にフィリピンへ帰国。
そして月日は流れ、成長したディアナは試験に合格。留学生として再び日本へ…という予想通りの結末を迎えた。先の読めるようなイベントを淡々と消化するだけの話が盛り上がるはずもなく、これでは単行本を買うのは無理という結論に。

友達100人できるかな
こちらも最終回。友達100人成立まで、あと1人というところまで漕ぎ着けたものの、時間切れは直前に迫っていた。この状況で友達となり得るただ1人の候補は、宇宙人の干渉によって世界から隔絶されていた“本来のナオユキ”のみ。
道明寺さんの案内で“子供のころの自分”と出会ったナオユキが、友人たちとの絆を振り返りつつ、どのように彼らと接すればいいかアドバイスするシーンは落涙必至…これまで積み上げてきたストーリーが、感動のトリガーとしての効果を遺憾なく発揮する、卑怯なまでの泣かせ技だな。一時期は失速していた感があったけど、さすがにクライマックスは盛り上がったわけで、これなら迷うことなく単行本最終巻が買える。そして作者の次回作にも期待。

ぼくらのよあけ
状況の進行(=宇宙船の復活)を描くだけで丸1話を使ってしまったため、とくに面白い要素が無かった(←敢えて挙げるなら、異星文明は水を普遍的なツールとして使用しているらしいというSFアイデアぐらい)のはやむを得ないところか。

臨死!! 江古田ちゃん
モブを除いてサブキャラ連中の出番は少なく、大半が「あるある」系のネタで占められた、江古田ちゃんのワンマンショー状態。
“ビジュアル化された他人のコンプレックス”が苦手で、しょっちゅう口臭予防スプレーを吹きつけたり、筋トレに励んでいる光景を見るとやるせなくなる…など、及第点レベルのネタが多く、なかなかの高評価。しかし「前髪しかない」と言われる幸運の女神をビジュアル化するのは、キモいのでやめてくれ(笑)。

ライカライカ -LIKE A LAIKA-(山崎 廉)
読み切り。四季賞を受賞した作品の新エピソード…という珍しいパターンだが、そもそも受賞作の時点で「とくに惹かれるアイデアも無い、雰囲気だけの作品」としか言いようの無かった代物。しかも新たに何かを付け加えられたワケでもないんだから、面白くなるはずが無い…こんなのを掲載しなくちゃならないとは、かなりヤバい状況なのでは?と勘ぐってしまうぞ。
確かに“退屈な”は“つまらない”と言い換えられるにしても、登場人物が“退屈している様子”を描いた話が、必ずしも“つまらない話”になってしまうわけではあるまい…それは純粋に、作者に“面白い話”を描く才能が欠落しているだけだ。

二人の記録(みやあやた)
四季大賞。執筆時期から考えて単なる偶然なのだろうけど、「鬱系魔法少女というジャンルが希求される何かが、今の時代にあるのだろうか?」と、一瞬考え込んでしまったのは事実。
ホロコーストと魔法少女(←正確には“魔女っ子”に分類すべきか)という組み合わせを閃いたことに、まず脱帽だわ。しかも単なる思いつきで終わるのではなく、しっかりと描き切ってるし。
主人公の動機が紛れもなく“正義”である以上、その行動は(少なくともフィクションの世界では)報われて然るべきと思ってしまうところだが、安易にそのように描かないあたりも、イマドキの作品として妥当なバランス感覚だな。

異国息子(星すばる)
四季賞。かつて殺人アンドロイド(?)を設計した博士が、戦争から逃れて辺境の島で暮らし始め、日常生活のサポート目的として新たにアンドロイドを開発。
彼は博士の孫娘の世話をしつつ平和に暮らしていたが、博士は敵国の人間たちにより殺害されてしまい…という典型的な“人ならざるものに、人の心が宿る”系の話だな。いかにもベタだけど、こういう堅実な方向性で攻めるのも、賞を狙うのには正しい姿勢なのかも。

オアシス論/日陰の氷(山下竜一)
かわぐちかいじ特別賞。互いの境遇を知って、少しだけ親しく/優しくなる2人…という図式の短編2作セット。
1本目は、クラスメートと疎遠になって保健室に逃避しがちな弁当男子と、たまたまケガして保健室を訪れた不良少年の2人が主人公。不良少年がグレた原因は家庭の事情だとか、弁当男子が街でカツアゲされているところに不良少年が通りがかって助ける展開とか、これまたベタな(以下略)。
しかし、どちらかといえば2本目──人嫌いであるが故に、生きた患者よりも死体と関わる仕事を選んだ検死医と、中絶手術の費用を稼ぐために、彼のもとでアルバイトをすることになったヒロインの心の交流を描いた話──のほうが選考者の受けは良かったようだし、俺としても評価は上だな。

水曜日, 2月 23

サンデー&マガジン

今日は通常日勤。昼休みを利用して、会社近くのスーパーでマガジンを立ち読み。
勤務を終えて帰宅した後、スーパーへ遠征し、サンデーを立ち読み。数日前から急に暖かくなって、コートが重く感じられる…これぐらいの気候が、出かけるには最適だな。
ついでにスーパーからすぐ近くのゲーセンを久しぶりに覗いてみたところ、なんとダライアスバースト100円2クレジットに! …と思ったら隣にある別のゲームのことだった。紛らわしい場所に貼り紙するんじゃねーよ!(苦笑) それにしても、もう長いことプレイしてないな…ヒマも気力も無くて、ついつい後回しにしてしまうんだよねー。

絶望先生
ここしばらく、導入部で「最近この界隈で~が続発」というパターンが多用されているのは改蔵のOVA化が決まった影響だろうか? まぁ先祖返りでも何でも、面白ければ不満は無いんだけど、今回に関しては全く褒められる部分が見当たらないという惨状なわけで…前回で稼いだポイントをあっさり吐き出してしまったな。

だぶるじぇい
職人バトル編が継続し、しかも面白くないという危惧された通りの展開。バトルへの出場者を決めるやり取りの過程で、またもや部長がハブられる…って、ちょっと前にやったばかりのパターンじゃん! いくら何でも、使い回しの間隔が短すぎだろ! 見どころはムダ絵の“機動少女つまようじさん”だけか…。

神のみ
証拠隠滅を図ると見せかけて、相手がダミーの証拠に気を取られた隙に逃亡…という作戦はベタだけど、ダミーの紙に書かれた“けんちん汁”の文字が妙にツボって、笑ってしまった。
3股かけていたことに対する弁明は、こちらに非がある以上、理屈で言いくるめたり誤魔化そうとするのは(仮に成功したとしても)読後の印象が悪くなりそうだし、ここは道化を演じてでも、謝って許してもらうのがベターな選択のように思える。

ハヤテ
冒頭2ページを意味のないお色気シーンが占めているのを見たときは「今週もハズレ回か」と思ったけど、それを自虐ネタにするあたり、まだ作者には精神的余裕があるらしい。確かに今回の話は(あくまで最近の劣化ぶりに比べると)なかなか良かった…やはり初期キャラをメインに据えたエピソードのほうが、安定する確率は高いようだ。
泣きじゃくる幼ナギと、その面倒をみる幼咲夜のお姉さんぶりが可愛い。その想いは今も変わらない…というイイ話で最後はキレイにまとまったものの、なんとかナギのマンガを理解しようとする無謀な努力(笑)と、そのために伊澄が咲夜に授けた見当違いの方法(←咲夜が伊澄に変なコスプレさせた、昔のエピソードの意趣返しになってるのね)が笑える。

絶チル
簀巻きにした相手への謝罪よりも、読者に説明(←「日本語で会話しているように見えるのは、テレパシーで翻訳してるから」だそうな)するコマのほうが大きいことについて文句言われたり、インチキな翻訳して「日本語分かんねーけど違うよ!」とツッコミ入れられたりと、兵部の悪ノリが絶好調。今週は総じて、サンデー連載陣のレベル高いぞ。

GAN★KON[ガンコン](菅原健二)
読み切り。「刺身の半額セールが始まるまでの、時間つぶし」ぐらいの軽い気持ちで読んでみたけど、意外な拾い物だった。ジャンル的には、あくまで恋愛要素やバトルは土台に過ぎず、それに対するボケツッコミの応酬こそが中心のコメディ系作品だろうか…敢えて言うなら、バトル展開が本格化する前のGS美神に近い感じ?
“神様同士の領地争い”という図式を「嫁の土地を奪いに来る、悪徳な不動産屋を撃退すればいいんだな!?」と俗っぽい状況に変換して理解した主人公と、それにツッコミ入れるヒロイン(←主人公の願いに対応して女体化したが、もとはゴツい神様。まだ適応が不安定で、ときどき元の姿に戻ってしまうのはお約束)など、ネタの切れ味は悪くない。
キャラデザも“今どきの絵柄”として充分に通じるし、このクオリティを維持できるなら来週から直ちに連載して欲しいぐらいだ。平均的にこのレベルを保ちつつ、もうあとひとつ何かプラスアルファが加われば、単行本購入まで行くのではないかと…機会があれば、同じ作者が描いてるM・S DOLLSもチェックしてみるか。

火曜日, 2月 22

楽天アフィリエイト

モーションウィジェットキャンペーンは初めて参加する者のみポイント付加。楽天トラベルは成果のあった者のみ付加と、今回は条件がシビアなキャンペーンが多いな。
そんな中、相変わらずリンクを貼っただけで10ポイントくれる楽天オークションは、ありがたい限りだわ。
そんなわけで今回チョイスしたリンクはコレ。



そろそろアナログ放送終了ということで、アナログ波チューナーのみ装備のHDD/DVDレコーダーをどのように処理するか悩ましいところなんだよね…タダでいいから引き取ってくれる物好きはいないだろうか?(笑)

月曜日, 2月 21

アニメージュ3月号

昨日と今日の連休にかけて図書館を訪れ、読み終える。

表紙&巻頭特集はデュラララいつまで引っ張るつもりなんだよ!?と半ば呆れる(←いちおう“最後の大特集”と銘打っている)が、それだけ現行のタイトルに腐女子を惹きつけるモノが無いという証左か…スタドラでは力量不足なのかねぇ。
でも今月のキャラ人気投票では、デュラララ勢は不振なんだよな(笑)。けいおんのツートップやイナイレ勢、BASARAや銀魂といった常連は相変わらずなのに。ただし薄桜鬼勢も順位を下げており、そこから推測すると、腐女子層の一部で人気の変動があったという事だろうか?

そんな表紙と巻頭という腐女子向けサンドイッチの間に挟まれているのが、思いっきり萌えオタ向けの企画であるバレンタイン特集(←この手の時節ネタ企画は、アニメディアっぽいな)。
今期の主要な萌え系タイトルが居並ぶ中、俺的に暫定トップであるインフィニット・ストラトス(←単なるシャルルの独壇場というのが正確なところだけど)が抜けているのは、ちょっと残念。
まぁそれらの作品のほとんどが、まさしく“いま放送中だから”という理由で取り上げられているに過ぎないわけで、放送終了後もこうした企画に顔を見せているけいおん俺妹とは、やはり格が違うと言わざるを得ない。
今期で見込みがありそうなのは、せいぜいまどか☆マギカぐらいかと思うものの、あれも“激しく燃焼してあっと言う間に消える”タイプという可能性も捨てきれないしな。

劇場版マクロスF後編は、前編で見せ場の多かった(←いや、見てないから本当のところは知らないんだけど、そういう印象がある)シェリルは出番が少ないのかと思いきや、そうでも無いとの事で、シェリル派としては複雑…全体としてキチンとバランス良くまとまらなければ、元も子もないからなぁ。

スタドラは、第2クールOPを作った鶴巻和哉へのインタビュー。“ロボットに乗るか乗らないかで悩む主人公”のような、ガンダム以降のロボットアニメに定着したイメージ(←それに準拠した作りであれば、主人公はスガタだっただろうと思われる)の中に、タクトという異物を放り込むことで生まれた作品…という見方は面白い。

アニメイト店員日記は冬クールの始まった時期ということで、新作タイトルに関するグッズ類の売り上げについて。やはり昔に比べると、特定の作品に対して人気が集中するという傾向は強まっているらしい。

BD化プロジェクト、野沢雅子作品からはデジモンテイマーズか…敢えて候補の中から選ぶとすれば銀河鉄道999シリーズだけど、カネを払ってまで欲しいとは思わんなぁ。
デジモンということであれば当然ぼくらのウォーゲームがダントツなわけだが、それにしても(DVDを持っているのに)BDで欲しいかと言われると悩む。
TVシリーズで評価できるのは無印だけ、それも東京編と終盤の一部ぐらいだから、全話をBD-BOX化されても持て余すだろうし…もちろん個々のエピソードの評価とは別に、それらの積み上げがあってこそラストの感動につながる(←これが長期シリーズの強みだわな)というのは分かってるけど、だからといってもう一度最初から全話を観直す必要は無いだろう。すでに一度観た記憶が刻まれている以上、仮にハズレ回をスルーしたとしても、ラストで受ける印象は変わらないはずであって、できることなら当たり回の収録された巻だけを選んで購入したいところではある。
それよりも次のBD化プロジェクトが気になるな。佐藤順一監督作品といえばカレイドスターも捨てがたいものの、DVD-BOXを持ってる身として二度買いを躊躇う気持ちは否定し難いところだし、やはりここはARIAで決まりかね。

この人に話を聞きたい錦織敦史。「今のガイナックスの若手には、会社のブランドにこだわっている者は少ない」というのは意外だった。けっきょく(エヴァやガイナックスに限った話でもなく)こだわりを持ち続けるのは直撃世代だけという事か。

攻殻機動隊S.S.Sの3D化について、神山建治監督インタビュー。湯気や煙のような、半透明のものは立体化できないのね。
「いかにもな3D化はわざとらしく感じられて逆効果だから、けっきょく3Dであることを意識させない程度がちょうどいい」というのは皮肉だな。今のところは物珍しさも手伝って一定の需要が見込めるものの、手間やコストに見合うほどの集客効果は得られなさそうだし。
実在する立体を平面映像に落とし込んでいる(と、脳が自覚している)実写よりも、元から平面に描かれた虚構であるアニメのほうが、3Dへの親和性が高い…というのは、確かにそうだろうな。しかしゲームが辿ったのと同じ過ち──際限なく画質の向上を追い求め、それに伴うコスト上昇の地獄から抜け出せなくなる──を犯してもらいたくは無いものだ…ただでさえ苦しいアニメ業界に、トドメを刺すような事態になっても困るわけで。