土曜日, 1月 28

童貞少年

電撃大王ガンダムエース立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。
1冊だけしか見当たらなかった棺担ぎのクロ第3巻のほうを、優先的に確保しておくべきだったかも知れないが、後日アワーズなり娘TYPEメガミマガジンなりを確実に立ち読みできる保証が無く、そうなれば1週間以上もエロマンガをレジ預かりのまま放置するハメになる。さすがにそういう事態は避けたかったので、こちらの購入を先に済ませることにしたわけだ。

電撃大王3月号

今日は休日。バクマン。を視聴しつつ遅めの昼食を摂り終えた後、通勤電車に乗ってD書店へ。ガンダムエースの残り半分を片付けるのが目的だったのだけれど、大半のページがカタナEXAなどの読み飛ばし対象だったり、Gガンのように(ページ数だけは多いが)早々と読み終わったり、さらに時間を食うWガン小説が休載だったり(←またかよ!)と、思いのほか早く読み終わってしまい、時間的にも体力的にも余裕のある状況だったことから、立ち読みフリー状態だった電撃大王に手を付けることにした。
ただし、やはり多少なりと消耗していたことから、どうでも良さげな付録の4コマ小冊子については、軽く目を通すだけで済ませたところ、結構あっさりと読み終わってしまった…まぁ大して期待していたわけでも無かったから、それ別に構わないんだが、よつばとが休載だったことだけは残念。

あの夏で待ってる(原作:I*Chi*Ka/作画:毒田ペパ子)
表紙&巻頭カラー新連載…と言っても、すでに現時点でアニメ版に遅れを取っているわけで、コミカライズする意義の半分は失われているような。さほど地上波から遅れることもなくAT-XとBS11で全国放送されているらしいから、未放送地域に対するフォローという意味合いも薄いしなぁ…。
まぁそれ以前に、オレ的には作品自体の評価がイマイチ(←今のところ、ほんとにおねティの劣化リメイクでしか無い印象)なので、どうでもいいんだけどね。そんなわけで、上述のようにガンダムエースを読破したついでに手をつけたという状況でもあったことから、適当に流し読みで済ませる。

アクセル・ワールド/デュラル マギサ・ガーデン(原作:川原 礫/作画:笹倉綾人)
同じく新連載だが、こちらはアクセル・ワールドのアニメ化に先行する形か。今のところ、特に惹かれる要素は見当たらないので、とりあえず評価は保留…まぁ次に読む機会があるのか分からないけど。

ログ・ホライズン外伝 HoneyMoonLogs(原作:橙乃ままれ/作画:松トモヤ)
これまた新連載。MMORPGをプレイしない立場としては親近感を抱きにくいジャンルであり、それどころかドットハックのせいで偏見すら持ってしまいそうになるところなのだが(苦笑)、コリイ・ドクトロウのSF小説「エインダのゲーム」は面白かったし、けっきょく料理の仕方で決まるんだろうなぁ…。こちらも、とりあえず評価は保留。
どうでもいいけど“ヘンリエッタ”という名前の登場キャラは、イヤでもガンスリを想起させてしまうわけで、別の雑誌(←電撃マオウとか?)に掲載すべきじゃなかったのかと。

はたらく魔王さま!(原作:和ヶ原聡司/作画:柊 暁生)
いつの間にか始まっていた連載。題材としては“ありがちなパロディ”といったところで(←つーか、ジェネシス連載のあしたの今日子さんと、ほとんどネタかぶってるよな…)、やはり最後は“個別のシチュエーションが面白いかどうか?”で評価されることになるのだろう。
やたらバイトの描写(←正確には、その過程で語られた、食品に含まれるアレルギーの話)に気合いが入っていたのが印象深かったけど、これは作者の──バイトと食物アレルギーのどちらかは知らんが──実体験に基づくものなんだろうか?

GUNSLINGER GIRL
ついに公社壊滅編まで来たか…連載第1回から読み続けてきた身としては、感慨深いものがあるな。そしてクラエスが、これでもかと死亡フラグを立てまくっている姿を見るにつけ、切なさと感慨が相半ばするような、何とも言えない心情に襲われる…。
公社を襲撃する側の指揮官がモニカ部長と旧知の間柄で、なんとか穏便に済ませようと心を砕くも、公社に残る者たちの決意は揺るぎない…というすれ違いが、さらに悲劇性を増幅させているのも巧い。エヴァのネルフ壊滅みたいに、容赦なく蹂躙するのもショッキングでいいけど、やはり敵味方を問わず“感情ある人間”として描いているのが、この作品の魅力(←だからこそ条件づけされた義体の悲劇性や、ジャコモのイカレっぷりが例外として引き立つ)なわけで。

マブラヴ オルタネイティヴ
決意を新たにする前フリとしての挫折イベントはお約束とはいえ、これはキツイな…逃げ込んだ先でも適応できないと思い知らされ、おまけにトラウマの原因である本人と顔を合わせるとか。これだけで、すでに帰還の意志を固めるためのフラグは充分に積み上がっている気もするが、できればもうひと押し、少しは前向きな気持ちになれるようなシチュエーションを経たうえで戻るという展開なら、なおグッド。

可愛すぎるリリーの××すぎる日常(いづみみなみ)
読み切り、ただし再登場らしい。オタクコンテンツを教材にして日本語を学んだせいで、「終焉」だの「憂鬱」だの「超電磁砲」だのといった、ムダに難解な単語を愛好する厨二病の外人娘がヒロイン。
そんな性格なので、せっかく親切にしてくれる友人を“名前が平仮名だから”という理由だけでぞんざいに扱う一方、突っかかってきたお嬢様キャラに対しては、画数が多い漢字の名前なので友好的に接しようとする…というネタが、なかなか面白かった。

金曜日, 1月 27

イコン第2巻

少年エース立ち読みの代償として、D書店にて購入。しばらく足が遠のいていた間に、コミック関連の配置換えが行われたせいで、見つけるのに随分と苦労させられた。
あやうく、入荷していない(もしくは少数のみ入荷して、売り切れてしまった)のかと諦めるところだったよ…マイナー作品の悲しさじゃのう。そして、いざ発見すると今度は「あって良かった」じゃなく「あまり売れてないんだろうか?」と不安になるという(苦笑)。
まぁ最後が尻すぼみっぽくなってしまったのは惜しいが、そこそこ良作だったとは思うので、作者に次の機会が与えられる程度には売れて欲しいところ。

少年エース3月号

日付が改まってしまったけど、26日の分。泊まり勤務だったので、長めの昼休みを利用して職場を抜け出し、D書店へ赴くという毎度おなじみのパターン。
ガンダムエースが立ち読みフリーで平積み状態だったのに対し、少年エースは見本誌形式だったので、こちらを優先して読むことに。
読み終わった後、まだ出勤時間まで少し余裕があったことからガンダムエースにも手を付け、およそ半分まで読了。

氷菓(原作:米澤穂信/漫画:タスクオーナ/キャラクター原案:西屋太志〔京都アニメーション〕)
新連載。ジャンル的には、いちおう推理モノ…ということになるんだろうか? それにしても恐ろしく地味な話で、ここまで読んだ限りでは、とてもアニメ化しようとは思わないぞ、普通。
けいおん以上に京アニマジックを炸裂させなければ、ヒットさせるのは難しいんじゃないかと。最低でも、今回の話はAパートだけでサッサと終わらせ、もっと受けの良さそうな展開を後半に用意するか、さもなくば第2話以降に先送りして、丸ごと別の話をやった方がいいんじゃないかねぇ(←さすがに朝比奈ミクルの冒険をやれとは言わんが)。

エウレカセブンAO(原作:BONES/漫画:加藤雄一)
こちらも新連載。まだ導入部なので評価は保留だが、今のところは“ロボットアニメにおける第1話”のテンプレ展開に徹しており、それ以上でも以下でも無い感じ。

トラウマ量子結晶
第2部の開始に伴い、ヒロインが交代しました(笑)。これまでは、まともにヒロイン役の務まらないような連中しか登場してなかったから、まぁ仕方ないわな…。でも冗談抜きで、ほかのヒロイン全員に対抗できるほどキャラが立ってしまってるんじゃないか? いわゆる寝返りポジションというオイシい役どころに加えて、コロっと騙されて腐女子スキルを覚醒させるなど、ネタ要員としての素質も充分みたいだし(←腐女子キャラやその妄想ネタは、一歩まちがえると不快に思われるリスクを孕んでいるが、これは成功例と見て良かろう)。
それにしても作者は、いつの間にか(ネタ作りのセンスだけでなく)作画の面でもレベルアップしているような…以前の聖闘士星矢パロディにせよ今回の妄想BL絵にせよ、さほど違和感なく元ネタを再現できている印象。
ところで、いっしょに転校してきたコボル君は、やっぱり出オチなのかね? 次回あたり、当たり前のように春人たちとダベっていたら笑えるんだが(←しかも、やたらフランクかつ能弁だったり)。その一方で、田中建次が全く登場しなかったのは、新しいカッコいい名前を思いつけなかったからに違いない(笑)。

のろガール!
ライバルヒロインがパンツ履いてないといっても、それを実際に拝めるのは主人公だけだから、あまり読者としてはメリットが無いんだよね。それならパンツ履いてくれていた方が、実際に見れる分だけマシだという。
しかし本作が成功するかどうかのカギは彼女じゃなく、その下僕である女装子が握っていると見た…いや、むしろ“どう握らせるか”(←何を?)と言うべきか。ヒロインどもの横暴に耐えかねた下僕同士ということで、主人公とお互いに傷をなめ合ったり(←性的な意味で)、慰め合ったり(←性的な意味で)する展開を描いてくれたら、ただちに単行本の購入確定なのだが(笑)。

水曜日, 1月 25

ガンダムエース3月号

今日は通常日勤。昼間の長い休憩時間を利用してV書店を覗き、ガンダムエースが立ち読みフリー状態であることを確認、ついでに少しだけ読んでおく。
そして仕事を終えて帰宅すると、自宅近くのコンビニに直行。イカ娘第2期BD第2巻銀魂DVD第5-7巻を回収がてら、さらに少しガンダムエースを読み進める…というわけで、サンデーマガジンは後日のスーパー遠征に先送り。

「アルテイシア 0083」II
・カイが咄嗟に打った球が、スナイパーに命中。
・敵チームに扮してセイラを奪取しに来たジオン(アルテイシア派)残党と、それを予期して観客に紛れ込んでいた連邦の諜報機関(←自称「MI6の末裔」)が一触即発の状態となったところ、セイラの鶴の一声により、なぜかポロで決着をつけることに。
結論…ポロは最強のスポーツだ(笑)。
まるで“家庭の不和から国際関係まで、なぜか全て料理で解決してしまう某グルメ漫画”とか某マージャン漫画みたいな、極端に誇張されたジャンル系マンガのノリだな…。
ミハルの弟妹の消息をフォローしたのは悪くなかったが、全般的にセイラを持ち上げすぎな点は、評価が分かれそう。

Zガンダム Define
敵も味方も、作戦会議やら相談やら…次回以降の展開に備えて、伏線の用意に徹した回。まだライラどころかフランクリンさえ死んでないのに、一方ではシロッコが早くも登場するなど色々と錯綜しているようだが、果たして混乱することなく全キャラの動静を描き切れるのか不安。
しかし個人的に最も気がかりなのは、モンブランの艦長だったりする(笑)。ブレックス、ヘンケン、ブライト、シャアと話し合っていたシーンでは、(コマ割りのヒドさが一因とはいえ)明らかに人数過多だったし、そういうビジュアル面の問題を差し置いても、リーダー役の頭数が多すぎるというのは、読者としても劇中の人間たちにとっても、混乱を招くだけだろう。そんなわけで次回あたり、モンブラン艦長が明らかに不自然な死に方をして強制退場させられるのではないかと、気が気じゃないという…。
あと、シャアがブライトから、アムロの消息を訊いていたのも伏線かね? シャアが自らアムロのもとに出向いて、エゥーゴ(カラバ)への参加を促す展開になるとか。シャアを主人公に据えるという本作のコンセプトからすると、アムロも同様に、原作にあったような情けない描写を改変される可能性はあるだろうしな。

ガンダムさん
ヘタな鉄砲を打ちまくったランバ・ラル一族のネタに、不覚にも笑わされてしまった…。小学生レベルのダジャレでも、連発されると1発ぐらいはヒットしてしまうんだよな…と、言い訳。

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
旧世代MSとの身長差によって、遠近感を錯覚する…というアイデアは悪くないと思うけど、この時代にもアビゴルやザンネックのような大型MSが存在していたことを考えれば、実際に騙されるかどうか疑問だな。
まぁ、そういう細かいツッコミも含めて楽しむのが、長谷川作品に対する正しい姿勢なんだろうけどね。

ハイブリッド4コマ
ウルトラクイズ直撃世代としては、○×ボード体当たりネタはスマッシュヒットだったものの、それ以外では、エレベーターに八つ当たりしたオットー艦長が、故障&停電で閉じこめられてパニクるネタなど、ユニコーン系は全般的に平均レベルどまりという印象。
すでにレギュラー扱いのドラいせん、同じくレギュラー化を狙っていると思しき古城のグフは、今回いずれもイマイチ…。この手のシリーズものは比較的アイデアを出しやすいので、楽して本数を稼ぎたいという作者の気持ちも分からないでは無いが。
これに対し、ユニコーン以外のネタには当たりが多かった。時事ネタ(節分)で「鬼」呼ばわりされるモニカとか、ミネバに下心を抱かないよう、シャアに釘を差して息を引き取る(そして生き返って念を押す)ラミアとか。

その他の4コマ
MSブラザーズは、砂漠用のジムが“デザート・ジム”なんだから、ジャングルに潜んで狙撃するジム・スナイパーは“ジャングルジム”だろ…というネタが、少し面白かったぐらい。
そして残念セイラさんは、U.C.HARD GRAPH 鉄の駻馬に合わせて(?)の「時間よ、とまれ」ネタ。ガンダムさんなどにも言えることだが、不快感を抱かせるまでにキャラをイジるのは、あまり感心できないな…。最後に残っていた爆弾をセイラが投げ捨てたら、アムロに命中して黒こげ姿に…というお約束のオチは悪くなかったけどね。

U.C.HARD GRAPH 鉄の駻馬
わざと補給物資を奪わせて、その中に混入しておいたトラップ爆弾でドカン!…という連邦の作戦を知ったクワラン。大急ぎで輸送機を追い、くだんの物資を投棄させようとするも、その作業中にソルが転落。あわやというところを空中でキャッチ…という、アクロバティックな展開。
まぁ“ワッパをカッコ良く見せるシチュエーション”という命題が先行するかたちで作られた話だとは思うけど、時期的に考ると、先ごろ放送されたラピュタを視聴して思いついたんじゃないか?と憶測してしまう(笑)。

ジオン公国幼年学校
地球の自然環境に対するスペースノイドの反応としては、まぁ許容範囲内か…やや大げさ過ぎという気がしないでも無いけど、そもそもファーストの時点で、雷を兵器と誤解してたりするしな。
しかし負傷&遭難イベントが発生した時には、出血→悪寒→裸になって暖め合う…という展開が確実に来ると期待したのに(笑)、さすがに自重したのかね。

火曜日, 1月 24

僕たちオトコの娘。

アフタヌーンゲッサン立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。
正直、あまりエロマンガを読みたいという気分でも無かったんだけど、今月は一般書籍が不作(と言うか、もはや凶作レベル)なので、致し方ない。まぁ、そのうち読みたい気分になる日も来るだろうし。
なるべく早く、そういう日が来ればいいのだが…なにしろ今月のうちに、一体あと何冊エロマンガを買い置きする羽目になることやら(笑)。

D書店での購入(しかもネット注文方式)は久しぶりだったにも拘わらず、購入手続きは極めてスムーズに行われた…レジ係が完全に俺の顔を覚えたのか、それとも、この方式で注文する客が他に誰もいないのだろうか? まぁ俺としては、店員がエロマンガを梱包した袋を、誤って開封するという大ボケさえやらかしてくれなければ、それでいいんだけどさ(苦笑)。

アフタヌーン3月号&ゲッサン2月号

今日は早出勤務。休憩時間やや多めの楽なシフトではあったが、昨日は遅出勤務だったので寝不足だし(←有休を確実に確保すべく、出勤時間よりも早く出社することにした為、もともと少ない睡眠時間がさらに短くなってしまった)、明日はフルタイム日勤で27日は夜勤明け+残業というハードなスケジュールが控えているなど、月末進行を迎えるタイミングとしては最悪に近いものがある。

とりあえず仕事を終えて帰宅したところ睡魔が襲ってきたので、ひと眠りして万全を期すことに。やや眠りすぎた気もするけど、なんとか午後7時ごろには目を覚まして、家を出ることができた。
まずはイカ娘(第2期)BD第2巻の回収を兼ねて、チャリンコで自宅近くのコンビニに赴いたものの、あいにくアフタヌーンは入荷していなかったため、最寄りのV書店まで足を延ばす。
ところがV書店もシュリンク状態だったことから、そのまま駐輪場にチャリンコを置いて(←3時間までは無料なので助かった)通勤電車に乗り込み、D書店へと向かう…D書店を切り札として温存する方針が裏目に出たな。なお、途中下車してK1書店も覗いてみたかったところだが、こちらも高確率でシュリンクされていることが予測され、しかもD書店の閉店時間までギリギリだったので諦めるしかなかった。
幸いにしてD書店のほうは、これまでと変わりなくフリー状態で立ち読み可能だったことから、さっそく手に取って読み始める。ちなみにV書店でシュリンクが施されていた原因は、付録の冊子…すわ四季賞ポータブルか!? 閉店時間までに読み切れるかと焦ったが、さにあらず、これまでのアフタヌーンの歴史をまとめた大辞典でした…読むヒマも無かったし、読む気にもならなかったので、華麗にスルー。

天の血脈(安彦良和)
表紙&巻頭カラー新連載。まだ導入部なので何とも言えないが、いつもの(ガンダムORIGINを除く)安彦マンガという予感。すなわち、主人公のヒーロー性とか世界観のスケールが、どうにも中途半端でエンターテイメント性に欠け、さりとて「地に足がついている」と言えるほどにはリアルじゃない…みたいな感じか。
けっきょく「自分の歴史観とか郷土観を描きたい」という作者の意志が先にあって、キャラの存在や行動は、その従属物もしくは方便に過ぎないと言うか。まぁ“マンガに何を描きたいか/読みたいか”という部分での嗜好が、そもそも噛み合ってないというだけの話で、面白いか否か、良くできているか否かというレベルの問題じゃないんだろうな。

リマスターズ!(みやざき明日香)
新連載。音楽モノということで、けいおんブームに便乗した安易な企画かと思いきや、どちらかと言えばはがないに近い“ダメ・残念”系でした。
前半は火付きが悪かったけれど、後半に入ってからは、アドリブやろうとしたら「増税反対!政権交代!」みたいな歌詞しか浮かんでこない…などの、くだらないネタがジワジワと笑いのツボを刺激して、意外と悪くないという評価に。
当面は様子見するつもりだが、やはり課題としてはキャラデザか…髪の短いほうのヒロインの顔だけでも、もうちょっとマトモにならんか…(←べつに「美少女にしろ」と言ってるわけではない)。

MUD(ヤマシタトモコ)
読み切り。すいませんSMプレイとか生理的に受け付けないので…(全速力で逃走)。

げんしけん 二代目
まぁ「古巣である大学に通い続けたいから」という、そもそもの就職動機からして不順だったわけで、その縁が薄らいだのを契機に転職するというのは間違ってないと思うが…今どきの求人事情って、そんなに甘いのかね?(←よく知らない)
そして(個人的に腹ボテ属性が無いこともあって)理解しかねるのだけれど、男の娘エロゲで妊娠ENDって…いや、BLカップリングで妊娠というのは、あながち分からんでもない(←「けっきょく腐女子と云えども、女性の本能として、そういうのを求めるのかね~」みたいな憶測で)ものの、さすがにコレはついて行けんわ。

今日のユイコさん
ツンデレ彼女とのバカップルぶりを描く…という陳腐な題材を、テンプレどおりに手堅くこなしているのは相変わらず。そんな地道な努力を続けた甲斐があったのか、少しずつ作画レベルが上がってきており、ようやく“普通に見れる”という程度にまで到達した模様。
この調子で精進すれば、単行本購入レベルを目指せるかも?(←なにしろページ数が少ないから、単行本を出せるほど貯まるまで、時間はたっぷりあるし)

まじめな時間
前回から失速することなく、面白さを維持…これは、ひょっとして良作を期待していいのか!? 引きこもりで厨二病な怨霊(の、なりそこない)というコミカルな方面から、ギャンブルに入れ込んだ挙げ句にヤクザから借金して、みじめな最期を遂げる…という欝きわまりないエピソードまで、振り幅は非常に広いにも拘らず、とくに違和感を覚えなかったのは、それだけキレイにまとまっているという事かね。
同じような欝エピソードを描いているのに、今井哲也作品と違って不快感も無かったし…これも作者の技量によるものか、あるいは単に感性の差? ともあれ、この水準で今後も安定飛行するのであれば、単行本の購入も視野に入ってくるな。

勇者ヴォグ・ランバ
一方こちらは、よくできているはずなのに、今ひとつ何かが足りない気がして、評価できずにいる…。ジャンル的に、マンガよりもSF小説向きの題材なのが原因なのかとも考えたが、仮に小説だったとしても、躊躇わずに買うことができるかというと疑問なわけで…。
やはり作者は、ストーリー要素の大きい長編よりも、ワン・アイデアで勝負できる読み切り(短編)のほうが向いていたのだろうか…と結論を下したくなるところだが、もう少しだけ判断を待つことにする。

ヒストリエ
むかしD&Dのルールブック読んだ時は「ラム(衝角)のダメージ、でか過ぎじゃね?」と思ったものだが、こうして絵で見せられると説得力あるな…下書きだけど(笑)。

天地明察
手前みそだが、長きに渡ってクリア報告をもらえず悶々としていたVer.Sを、つい最近クリアしてもらえた時に味わった喜びを知る身としては、春海に激しく感情移入せざるを得ない…て、まるで中学生の感想みたいだけど(苦笑)、こういう“本気の行為に基づいた価値観を分かち合う”という経験が少ないもので、ついつい…。
まぁ(極めて個人的な経験がベースとはいえ)こうして“あたかも、今の自分のために用意された”と錯覚できるような作品と出会ったのも天命と受け入れて、単行本第2巻は購入確定だな…なお、その単行本作業のためか、来月は休載との事。



こうしてアフタヌーンを読み終わった時点で、まだ閉店まで10分ほど余裕があったので、すっかり存在を忘れ去っていた(笑)ゲッサンを、今さらながら読むことに。

タケヲちゃん物怪録
そういう流れなので、まじめな時間の直後に読むことになってしまったのは、タイミングが悪いとしか言いようがない…いや、ジャンル的には“妖怪モノ”と“幽霊(死後の世界)”モノだから、(広義の)オカルトという非常に大雑把な括りでしかカブッてないんだけど、何となくね。
現時点では、この作者にしては珍しくヒネったところの無い、ストレートな“いい話”にとどまっており、これまた作者的に珍しい“普通にかわいいヒロイン”しか見どころが無い状態…さすがに、そろそろ何かフックとなる要素を見せてくれなければ厳しいな。