土曜日, 9月 17

少女×少女×少女

アニメディア立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。

アニメディア10月号

日付が改まってしまったが、16日の分。泊まり勤務だったので、夕食時の長い休憩時間を利用してD書店に赴き、アニメディアを立ち読み。他店では全て立ち読み不可だったし、発売から日も経っているので売り切れてしまっていないか不安だったけど、幸いにして残っていた。

まさか再び、巻頭カラーでワタルの版権絵が掲載される時が来ようとは…(←もちろん芦田豊雄の追悼ページである)。いや、もちろん当時のワタル人気や、それに雑誌が支えられてきたであろうことを想像すれば、追悼が企画されるのは当然なのだが、ここまで堂々とトップ近くのページで行われるとは正直、予想外だった。
懐かし作品のピンナップ(←まぁこれは創刊30周年の記念企画という名目だが…ちなみに今月のタイトルはシスプリCOWBOY BEBOP、シャーマンキング犬夜叉という顔ぶれ)などを見ても、やはり誌面構成に影響を与える程度には、年長の読者の割合が多いということか…。

読者投稿のコーナーでは「インターネット関連のツール(←ブログとかSNSとかTwitterとか)を利用することで、同好の士と交流が深まった」という話が幾つか掲載されていたけど、この状況がさらに進む(←主要デバイスがPCからスマホへと急速に移行している以上、これは避けられないだろう)と、やがて「ファン同士の交流や情報の収集に、べつに雑誌は必要ない」という認識が広まり、ファンロードぱふと同じ運命を辿らないとも限らない。
それを見越した上で、(比較的そういった新たなスタイルへの移行に抵抗感がありそうな)年長世代の読者を確実に押さえておいた方が、今後も生き残れる確率が少しは高くなる…という判断なのかも。

ふと気になったので、3誌それぞれが取り扱っていたタイトル数を計算してみると…
雑誌名現行放送タイトル数新作タイトル数合計
アニメディア171633
アニメージュ1018
ニュータイプ141731






※続編、劇場版は新作扱い。

かなり適当な数え方をしたことは否定できないが、それでも「3誌のうち、いちばん取り扱いタイトル数が多いのはアニメディアじゃね?」という印象は間違っていなかったようだ…リニューアルで誌面が増量されたのがキッカケだろうか? こうやって幅広いタイトルを取り扱っているのも、生き残り戦略の一環だろうか?
それから、やっぱり他の2誌では新作タイトルのほうが取り扱い数が多かったな…よく言われるように「春あるいは秋にスタートする作品こそが本命で、夏および冬の作品は2線級」という事で、もう夏クール作品に見切りをつけて、秋の新作を重点的に扱おうという方針か。
この点では、ジャンプ系など放送期間が比較的長い作品を多めに取り扱っているアニメディアの特徴が表れた形だな…まぁそのアニメディアにしても、新作を巻頭側に重点的に配置し、クライマックスを迎える現行作品の多くは巻末側に掲載するという構成なワケで、新作を重視するという点ではあまり差が無いとも言える。
どちらにせよ、取り上げられていた作品の多くは視聴を打ち切っており、今クールが不作という評価であることだけは間違いない。

ガンダムAGEは、言われてみると確かに、主人公の髪がグリーンというのは珍しいな…さすがに初音ミクのパクリ呼ばわりされる事は無いだろうけど(笑)。歴代ガンダム主人公ならカミーユに近いか? …まぁ、キャラの属性としては全く共通点が無さそうだが。
歴代シリーズのオマージュを多用するような発言については、あまり賛同できないぞ。ああいうのは、あくまで変化球としてワンポイントだけ用いるべきであって、「ああ、またか」みたいに思われては却ってマイナスの効果しか生まないだろうし…まぁSEEDや小説版ユニコーンのように尺が長いと、ダレたりネタ切れ回避のために、ついつい多用してしまいたくなる気持ちは分からないでも無いが、そこは堪らえろよ(笑)。
でも「親子2代でファン獲得を目指す」という戦略上、ライト層の親世代を引っ張り込む作戦としては手軽で、かつ有効というのも事実なんだよな…困ったことに。

キャラ人気投票は、腐女子系でデュラララ、薄桜鬼、ヘタリア、萌え系からはシャルなど、すでにピークを過ぎたようなメンツが(下位とはいえ)今なおランク内にとどまっているあたり、他誌よりも保守的な傾向が伺える。
ただし、けいおん勢が幅広く上位を抑えている点に関しては3誌とも共通しており、特定の層に限らない幅広い支持を集めているのは間違い無さそう。

けいおんに関しては、映画の公開が迫ってきたのに合わせて、ふたたび記事が掲載されるようになったというのも、各雑誌で共通しているな。
しかし、映画がヒットすること自体は恐らく確実だろうけど、実際に“面白い”と思える作品になるかどうかについては、いささか疑問に思える部分もあったりする…いわゆる日常系の作品の場合は特に、(それこそ現実世界の日常に根ざすように)“毎週1回放送されること”が重要なのであって、わざわざ“映画館まで見に行く”という非日常的行為との相性はどうなのだろうかと。
もちろん、映画がテレビ版と違うというのは常識であって、だからこそドラえもんクレヨンしんちゃんも毎回、映画版ならではのストーリーが展開されているわけだが。けいおんクレしんよりも(作品の世界観としての制約が)さらにキツくて、記事にあるように「過去や宇宙に行くのは無理で、海外旅行が精いっぱい」なんだよな。

水曜日, 9月 14

アニメージュ10月号

何の根拠もない予感なんぞに、従うものじゃないね…行きつけの書店を全て調べ回ったものの、どこの店もNT誌は立ち読みフリーだったのに対し、アニメディアのほうは封印もしくは品切れ状態で、けっきょくD書店を頼らざるを得ないという間抜けな結果に。
仕方なく、またもやネットでエロマンガを注文して入荷を待っている間に、早出の待機シフトという、立ち読みするには絶好の勤務が回ってきた…さすがに何もしないのは勿体ないため、先に図書館でアニメージュを片づけてしまおうと決断。

表紙&巻頭特集は青エクだったので、読み飛ばし。言うまでもなく今月は、多くの夏クール作品がクライマックスを迎えているはずなのだが、その割には取り上げられている作品の数が少ない印象…他には、せいぜいタイバニ、夏目(←別冊付録)いろはぐらいか?
これに対して新作系は幅広くカバーされており、とくにギルティクラウンは、どの雑誌でも見かけるせいで「またかよ」というのが正直なところ…ほんとに、それだけの面白さを秘めた作品なのか? 作品紹介を読むと、やっぱりギアスを想起させるものがあるわけだが、すでにゼロ年代が終わってポスト震災を模索する時期に入りつつある今、共感できる内容なのかどうか…そこが問題だ。

今さらピンナップにStarry☆Skyというのが謎…もともとオワコン(←つーか、始まってすらいない)だったところに、うたプリ(←これも記事が掲載されていたけど)のヒットが重なってトドメを刺された感じだな。かなり積極的に取り上げてきたアニメージュとしては、見込みが外れた格好かね。

イナズマイレブンは、今月は佐久間をクローズアップ…と言いつつ、例によってツッコミの標的にされているだけなのだが(笑)。まぁ、あれだけ見事に存在を無視されていれば、ネタとしてオイシいと言わざるを得んわな。
あと、新旧のシリーズにおけるキャラクター比較もやってたけど、一部キャラを“化け物系”呼ばわりするのは、さすがにヒドいと思うぞ(笑)。

ピングドラムの記事は、校正の段階で失敗作…バック(←駅の改札の写真)と似通った色にしたせいで、文字が埋没してしまっているのだ。
すでに本編の視聴は打ち切っており、ざっと読むだけで済ませるつもりだったところに、こんなに見づらい文章では読む気になれるはずもなく、読み飛ばし。

キャラ人気投票は、他誌と異なりTIGER&BUNNYのコンビが上位にランクイン…先月号の特集による影響もあるんだろうな。それにしても、(これは他誌でも同様だけど)ウサギよりトラの方が人気が高い──本誌に至っては、堂々の1位──というのは意外だわ。
逆に、NT誌では猛烈に巻き返していたけいおん勢は、こちらでは特に目立った動きナシ。イナズマ勢は相変わらず多数がランクインしているものの、やはり票の分散もあって全般的に下位にとどまっている状態。

OVAレビューのコーナーは、ひぐらしのなく頃に煌Baby Princess 3Dぱらだいす0という、どちらもエロサービスしか売りが無さそうなタイトルで、レビュアー連中も開き直ったり戸惑っている様子が垣間見える。
OVAというカテゴリー自体が衰退して久しく、存続理由に疑問を投げかけられながらも騙し騙し続いてきたコーナーだが、そろそろ潮時なのかもね…まぁ今まで続いたのも半ば惰性という気がしないでもないし。今や“昔ながらのアニメージュらしい”と言えるのは、この人に話を聞きたいぐらいだもんな…。

そのこの人に話を聞きたいが休載だったこともあり、2時間という予定よりも少し早く読了。体力だけでなく時間的にも余裕が生じたので、会社近くのスーパーでマガジンの立ち読みも済ませることにしたが、全作品がハズレ(←ネギまは休載)という惨状に終わる。

その後、なぜか無性にダライアスバーストをプレイしたくなったので、帰りの電車を繁華街で途中下車してゲーセンに。
まずはセカンドサウザンドナイブズ撃破を目指したけど、Iゾーン道中のエレベーター床に激突して1機失ったことで調子が狂い、最終ボス戦で力尽きてしまった。
気を取り直し、今度はガイデンハングリーグラトンズ攻略を狙う。調子を取り戻せないまま臨んだせいか、Eゾーン道中で被弾しまくり、こりゃ非バースト機でエンシェントバラージのショートレーザーばら撒きを避けるのは絶望的かと思いきや、意外と隙間が多くて結構くぐり抜けることができた。
これで勢いに乗ったのか、そのまま一気にグラトンズまで撃沈…うーむ、最大ウェーブは極めて視界が悪いものの、そのデメリットを補って余りある圧倒的な火力だな。

帰宅して、イナズマイレブン&ダンボール戦記を視聴しつつ夕食を済ませる。眠気を催してきたので、しばし仮眠をとったところ、いい感じの時間に目が覚めたので、スーパーへ遠征。
到着する直前にセールが始まったのか、珍しく半額寿司が何点か残っており、久しぶりに大物(←半額で550円)をゲットすることができた。
一方、サンデーの立ち読みはハズレ話ばかり…今週は全滅だな。早く銀の匙カムバーック!