土曜日, 4月 23

友達100人できるかな第5巻

アフタヌーン立ち読みの代償として、V書店にて購入。他にはテルマエ・ロマエ第3巻も入荷していたのを確認したが、よりマイナーであるこちらを優先することに。

オビの推薦は地獄のミサワ…って、お前に薦められたら、かえって敬遠する人いるんじゃないか?(笑)
総ページ数239Pという大盤振る舞いは、5巻での終了を告げられた作者が、なんとか粘りを見せて増ページを勝ちとった結果…という事なのだろうか?
だとすれば、あとがきで触れられている“できれば本編で描きたかったエピソード”
>元の世界に戻った直行くんは、友達になったみんなと会いたくて、同窓会を開きます。世界が違うのでほぼ他人の、かつての友達。また一から友達になるぞと決意するのです。
も、泣く泣くあきらめたんだろうなぁ…。せめてその様子だけでも…ということで、カバー裏に一枚絵が描かれているけど、これを見るとぜひ、全編を読んでみたくなる。
アフタヌーン今月号のトライアルライドみたいに“限定読み切りで掲載”という方法を取れば何とかならんかな…さすがにげんしけんみたいに“その後、限定じゃなくなって完全復活!”なんて欲張った望みは抱かないから(笑)。

アフタヌーン6月号

今日は予備シフト。待機勤務を充てがわれてラッキー♪と思っていたら、滅多に発生しないタイプのトラブルに巻き込まれた…まぁ他の誰かの責任(もしくは偶発的事故)として扱われる種類のモノだったから、とくに俺が不利益をこうむったワケじゃないけど、どうも近ごろムダにトラブル続きのような気がするぞ。
ともあれ、そんな勤務を終えて帰宅する途中、K1書店を覗いたもののアフタヌーンはシュリンクされており立ち読み不可。その後は家で食事と仮眠を済ませ、万全のコンディションで出かけたV書店はフリー状態だったので、ここでアフタヌーンを立ち読み。

ヴィンランド・サガ
あれから3年が過ぎた…って、またかよ(笑)。ますますクヌート殿下の悪者ぶりに、磨きがかかっていそうだ。
「旦那様が帰ってきたら、奴隷の身分から解放される」というのは、露骨に旦那様の死亡フラグだなぁ…と思ったら、先に大旦那が亡くなりました(笑)。この展開は予想外だったけど、どちらにせよ次回は(やっと)風雲急を告げそうだな。

天地明察(冲方丁,槇えびし)
終戦のローレライ
以来、ようやく当たりと思えるようなコミカライズ企画が来てくれた…冲方作品にかぎって言えば、初の成功じゃないか?(←“女の子がドカドカバキューン”ってパターンばかりだしなぁ…これは作画担当じゃなく、原作の責任だろうけど)。
神社の絵馬が、数学者たちのコミュニティネットワークとして機能していた…という話が、まず面白い。
ちょっと天然が入りつつも、才能があり円満な隣人関係を築いている主人公には好感が持てるし、その主人公を打ちのめした謎のライバルの存在…という導入部の引きも、王道で文句なし。
作画のほうも、特別に上手いとか俺好みというわけじゃないけど、適度な(良い意味でアフタヌーン的な)リアルな絵柄であり、必要にして十分といったところ。このクオリティを保ってくれるなら、単行本の購入は余裕で確定…少なくとも、低迷気味だったアフタヌーンを読み続ける強力な動機になったのは間違いない。

げんしけん 二代目
すでにプロ作家である荻上との合同サークルという形で参加したら、まるで彼女の人気に便乗したかのように見られると気づき、うろたえる藪崎さんは相変わらず善い人だ…つい口走ってしまった「ただ単に、一緒に参加したかっただけなのに」という本音を、荻上に聞かせてやりたい(笑)。
そんなほのぼのムードも、最後に登場したキャラ(←誰だっけ? 素で思い出せん…)のせいで、次回は一転して修羅場?

ぼくらのよあけ
またハックスと同じパターンか…なんでこの作者って、人間の暗黒面を描くのが好きなんだろう? イジメの手口の描写がやたら生々しくて、読んでてウンザリさせられたわ。
フィクションとは(建て前としては“現実に立ち向かう力を養うためのもの”なんだろうけど)、少なくとも最近の風潮としては“嫌な現実を忘れるためのもの”と化しているのが実際のところであって、フィクションの中にまで不快な要素を持ち込んでもらいたくない…というのが正直な気持ち。
というわけで、せっかく6月に単行本第1巻の発売が決まったというのに、買うかどうかは微妙な情勢…。間が悪いと言うべきか、今月号で天地明察という当たり作品が登場したことにより、そちらにアフタヌーン最後の希望を託せばいいや…という気分になってしまったんだよね(←当時はジャンプ最後の希望だった封神演義が、富樫がHUNTER×HUNTERを引っさげて帰ってきたことで急速に色褪せたような感じ)。
ところでAIの名前がデンスケというのは、どうしても電脳コイルを思わせるわけだが、狙って名付けたのだろうか?

臨死!! 江古田ちゃん
サポートセンター編のゲストキャラ、オタッ娘ちゃんの話が可笑しい。まぁ俺も仕事中にストレス溜まると、やたらテンション上がって意味不明の言葉を絶叫したくなる衝動に駆られたりするから、気持ちは分からんでもない(笑)…もちろん、自分の本性を暴露するような危ないマネしないよう、自制してるけどね。

ああっ女神さまっ
なぜかリフトウォー・サーガの、マクロスのセリフを思い出した(←構造上、どんな罠にも抜け道はある…とか何とかってヤツね)。
で、そのマクロスがやったように、罠が効力を発揮する前まで時間を遡って脱出したりして…とか考えたんだけど(←“現在”を司るベルダンディーに、そういう能力があるのかは知らんが)、第三者の介入という、やや掟破りな手法を用いてきたか…次回で明かされるであろう理由は、かなりバカバカしいものになりそうな予感。

イコン
ジョジョ系バトル作品の面白さの本質は、戦闘における強弱の基準が一義的ではないこと…知恵を絞ったり相性の良し悪しによって、どちらに勝負が転ぶか分からないワクワク感にある。
てっきり、この作品もその系列に属するとばかり思っていたのだが、どうやら見通しが甘かったらしい。強さの基準どころか、キャラの立ち位置さえ容易には把握できないし…“こわいオニーサン”よりも“優しげなオネーサン”の方がおっかなかったり。かと思えば、そのオネーサンの甘い言葉を信じれば本当に見逃してもらえるんじゃないか?と思えたり。
果ては“物語がどこに向かうのか?”という方向性さえ、見当がつかなくなってきたぞ。主人公が早々と暗黒面に堕ちる気配を見せるとか、頭脳系バトル物のテンプレ展開(=弱いけど頭の回る主人公が、特殊能力を上手く活用することで状況を切り抜けていく…みたいな)に収まらないながれになりつつあるし。
まぁその“先の読めなさ”こそが、久しく忘れていたワクワク感を喚起させているんだけどさ。何を読んでも「これは、このパターンだな」という既視感に陥って、素直に楽しめなかった身としては、そんな甘っちょろい認識が通用しない暴走ぶりを、素直に歓迎したい。

となりのアナリスト(矢野稔貴)
四季賞受賞者による読み切り。妄想・自虐ネタを乱発する非モテ系主人公…というありがちなパターンかと思いきや、じつはヒロインがアダルトグッズ販売を手がけていたという、エロマンガでよくある設定──その場合、新製品のテストと称して、実際に試す展開になるのがお約束だな(笑)──も混入。
そのどちらにも偏ることなく、内向的だった主人公が勇気を持ってヒロインに告白し、メデタシメデタシ…というポジティブな方向に進んだことで、なかなか読後感の良い仕上がりとなった。新人ということで絵柄はまだまだ未熟だが、この作品の中でも、前半より後半は上達しているように見えた──単に俺が見慣れただけかも知れないが(笑)──ことから、まぁ期待できるのではないかと。

木曜日, 4月 21

超満足デリバリー

電撃大王ジェネシス立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。
もともとはローゼンメイデン第5巻を立ち読みの代償にするつもりだったものの、発売が1ヶ月延期になったことをド忘れしており、代わりとなるコレを、大慌てでネットで注文する羽目になったという…。

購入の際、レジ打ちを担当した店員の不手際で、あやうく消費税を2重に払わされてしまうところだった…途中で気がついて助かったけど。
ネット注文した本は専用の封筒に入れて配送されてくるのだが、モノがエロマンガだけに、封を破らずそのまま受け取ることにしてるんだよね(←特に対応したのが女性店員の場合)。ということは“書籍コードをバーコードで読み取るという”通常の価格確認手段が使えないから、こういうミス(←内税と外税の勘違い)も起こりうるわけだ。

電撃大王ジェネシス2011Vol.2

今日は休日。SKET DANCEを見ながら遅めの昼食をとった後、通勤電車に乗ってD書店へ出かけ、電撃大王ジェネシスを立ち読み。
予想より早く読み終わったので少しフライングかと思ったが、職場近くのスーパーを覗いてみたところ、ちょうど寿司の半額セールが始まっており、ピッタリのタイミングで購入することができた…これで昨日のマイナス分は帳消しとなったものの、立ち読みに関してはマイナス評価のまま。
隔月刊化されるということは、必然的に1回あたりの掲載ページが減ることを意味するわけで、おかげで“前半だけしか載っておらず、後半を読むまで評価は保留せざるを得ない”とか“とりあえずメインストーリーを詰め込むのに手一杯で、それ以外の要素を入れる余裕がなく、窮屈な印象を受ける”というパターンの作品が、やたら多かった。そのくせ妄想少年観測少女みたいな、どーでもいい作品に限って一挙2話掲載されていたりするという…。

やさしいセカイのつくりかた
表紙&巻頭。相変わらず恋愛要素重視の展開であるにもかかわらず、今回はそれほど抵抗を感じずに読めたのは何故だろう…? とくに何が原因とは明確に言及できないけど、けっきょく恋愛観がどうのという問題ではなく、そこに描写されているキャラ自体に好感を持てるかどうか…という話に行き着くのかねぇ。

あかとき星レジデンス
以前は、もっと時間をかけて丁寧な心理描写をしていたような気がするんだけど、最終回なので話をまとめることを優先したのか、とりあえず大急ぎで結論を出した…みたいな感じで、キャラに感情移入したり読後の余韻に浸るヒマも無いまま終わってしまった。
有り体に言えば打ち切り感ありありで、「終わり良ければ~」の真逆を行ってしまったような…まぁ夏に出るという単行本は、買うつもりではあるけど。

百花のしるし
第2話にして早くも、惰性で描き続けている長期連載作品のような、毒にも薬にもならない平凡な話(←いちおう作者としては“ちょっといい話”を狙ってみたつもりなのかも知れないが)が来てしまった…。もうネタ切れなのか?
新連載への期待感というプラス補正が失われ、“数ある連載作品のひとつ”になった影響があるにしても、著しく評価ダウンしたのは事実。

時の消失請負人
いちいちページを数えているわけじゃないが、本誌の連載作品の中でもトップクラスの枚数が掲載されていたのは、恐らく間違いない。それゆえに1本のエピソードを始まりから終わりまで一気に読めたからこそ、より面白いと感じられた面もあっただろうに、隔月刊化に伴うページ減によって、エピソードを細切れにされてしまったのは、手痛いマイナス。
出ずっぱりなせいか、前回ほどジャンヌがかわいいと思えなかったのも厳しい(←今どきイヤボーンというのも、何だかなぁ…)。ジル・ド・レはもっと筋肉質なイメージだったけど、意外に細身なのね。
今後の問題は、ジャンヌに関する歴史的な蘊蓄を描くだけで終わるのか、それとも歴史の改変や解釈について、何かトンチの効いたアイデアを披露してくれるのか?という点だな。

妄想奇行~アドレッセンス・アバター~
実質的に番外編扱いとはいえ、いちばんページの減少率が激しく、さらに掲載位置も後ろの方ということで、不人気なんじゃないかと疑念を抱いてしまう…。
幼女とは言いがたい年齢の女の子が男湯に入るという、どこのエロマンガだそれは!?みたいなシチュエーションだけど、中身が男では、ぜんぜん嬉しくないわな(笑)。

あしたの今日子さん
今回は(新キャラ登場ということもあり)魔王サイドにもスポットが当たったものの、その新キャラとは犬であり、しかもネタ的には大して面白くなかったという…もう作品自体が失速してしまったんだろうか?

スズログ
傲岸不遜なお嬢様ハッカーという、新キャラが登場。主人公パーティと、今回のターゲットであるAIとの間で、3つどもえのにらみ合いとなった時点で次回に続く…という、これまた評価を保留するしかない状態。
しかしAI側は何かワケありのようで、性格もそんなに悪そうじゃなかったし、むしろ“主人公とAIが協力して、暴虐なお嬢様ハッカーに対抗する”という展開になったほうが納得できそうだ(笑)。

ゴッドシーカー
デュランダル -不朽の刃−

ただでさえジャンルや設定がカブっているのに、このうえ話の展開まで似通っているというのは、雑誌の方針としてどうなんだろう?

『電撃大王ジェネシス えっじ』
128Pオール読切小冊子
昨年pixivで開催されたショートコミックコンテストのグランプリ作品とか、要するに本誌に掲載する域には達していない新人の作品の寄せ集めだろうか…少なくとも作画レベルに関しては、本誌掲載作品よりランクが低かったのは間違いないけど。
ストーリー的にも、面白いと思えたものは少ない。今も京都が首都であると頑なに信じているヒロインが、現実を付きつけられて自身の信念が揺らぎ、「卑怯者やのうて否京者やー」と泣きながらセルフツッコミ入れたネタぐらいかね。

安倍吉俊コラム
前半を書き終えたのが、よりによって3月11日とか…。そんなわけだから、“日本における電子書籍の普及”みたいなテーマについて語っていた日常が、もはや遠いものになってしまった感覚を味わったらしい。まぁ無理からぬところではあるが、それでも敢えて、このような──工場被災による紙とインクの不足を受け、主要な週刊少年誌が(限定的とはいえ)ネットでの配信を行なったりするなどの──情勢を迎えたからこそ、今後の電子書籍(あるいは出版業界全体)にどのような未来が待ち受けているのか…という予測を、読んでみたいところではある。

水曜日, 4月 20

サンデー&マガジン

最初にS1書店を訪れたのは、所持金と図書券のストックが尽きかけていたので、ついでに近場のコンビニATMと金券ショップで補充することを見越しての判断である。
あいにく図書券は品切れ状態であり、図書カード(←相場どおりの4%引き)で妥協せざるを得なかったのは残念だが、わずかな差益を狙って頻繁にショップ巡りをするほどヒマでもないから、まぁ仕方あるまい。

家に帰り、イナズマイレブン&ダンボール戦機を視聴しつつの夕食を終えた後、ふたたび家を出て通勤電車に乗り、会社近くのスーパーへ。
だがマガジンネギま絶望先生が休載でだぶるじぇいもハズレ、おまけに寿司や刺身も半額でゲットできないという不作ぶりで、失意のうちに帰途につく。

だが落ち込んでいる暇も無く、自宅に着くと直ちにチャリンコに乗り換え、スーパー遠征へと出発。ちょうど半額セールが始まるタイミングに出くわしたらしく、鯛の刺身は手に入ったものの、寿司のほうは最後の1パックを、目の前で他の客に取られてしまった。
レジが混雑していたため、会計は後回しにして先に立ち読みを済ませようと、書籍コーナーへ向かったところ、こちらも結構な混雑ぶり…だが幸い、サンデーは1冊だけ読まれることもなく残っており、無事に立ち読みすることに成功。ただし、こちらもハヤテ、神のみともにストーリーが進んだだけで、とくに面白いと思えるネタは無く、銀の匙も「いい乳してるな」→じつは牛の話でした…というカビが生えたお約束ネタが展開されるなど、甚だしい不作ぶりであった。

ニュータイプ5月号

今日は夜勤明け。友人に頼まれて、昨日からの泊まり勤務シフトを交換したんだけど、これがまぁ(単に運が悪かっただけとはいえ)トンでもないババを押し付けられたという…仕事を終え、休憩室で夜食をとっていた最中いきなり停電するわ、セキュリティの誤作動でアラームが鳴って、夜中の2時ごろに仮眠から叩き起されるわ(←先刻の停電が原因?)、朝起きたら片方のコンタクトレンズがズレてるわ(←使い始めて15年以上も経つけど、こんな事ほとんど無かったぞ)、もう踏んだり蹴ったりだった。
まぁ幸い、レンズのズレは思ったより簡単に修正できたし、ゴタゴタに伴う疲労感や睡眠不足も、帰宅後の仮眠でスッキリしたので、トータルとしてはプラマイゼロ…いや、勤務中にVer.M/Wに関する新たなアイデアが閃いたことも含めれば、むしろプラス?

ともあれ比較的良好なコンディションで夕方を迎えたので、この機を逃さず立ち読みに出かけることにする。すでに電撃大王ジェネシスも発売されているし(←しかも隔月刊化だそうで…連載のペースを維持できるのか?とか、立ち読みの負担が増えることを考えると、あまり素直に喜べない)、月末進行も迫って来ているから、急いでニュータイプを片付けてしまわないとな。
ここまで粘ったのは、余計なページを読まなくて済むよう、春の新作アニメがおおむね出揃う(&切る)まで待ったからなんだけど、その新作関連のページが思いのほか少なかったので、恐ろしくアッサリ読み終わってしまった。
理由として考えられるのは、言うまでもなく震災の影響である。他の2誌と異なり、巻頭にお見舞いが掲載されたほか、編集後記やクリエイター近況報告なども震災関連の話題が大半を占めるなど、(1ヶ月以上が過ぎて少しは落ち着きを取り戻した今となっては、かなり遠い出来事のように感じられる)震災直後の混乱ぶりが生々しく伝わってくる。
そんなわけで、あまり編集作業に時間を取れなかった結果が、今月号の内容の薄さにつながったのではないかと憶測。都築作品を特集した別冊付録も、もちろん新作であるDOG DAYS関連の記事も含まれてはいるが、過去に掲載されたなのは関連の記事が大部分を占めており、さほど労力を費やすことなく作られたのは明らかだし。
同じく読者投稿についても、他誌とは異なり、震災の話題に触れたものが何通か掲載されている(←まさか単に、他誌よりも締切が遅かったからというわけでも無かろう)。アニメディアあたりは、今月号を読むかぎり「なるべく震災に関しては話題にしない」という方針のようだが、NTではそういうタブー視はせず、むしろ「積極的に取り上げ、互いに励まし合うべき」というスタンスなのかね…読者層の違いもあるし、どうあるべきなのか判断の難しい問題だが。

その読者層の違いが、最も如実に現れるのはキャラ人気ランキングだけど、特に今月号はその傾向が強く、ようやく冬クール作品からISまどかマギカのキャラがランク入り…って、やはり冬クールはこの2強で決まりらしい。
男性部門一夏なんて、どう考えてもキャラじゃなく作品への支持票だもんな(笑)。一方の女性部門では、他のキャラではなくシャルほむらが上位をゲットしている事から考えて、キャラに対する投票であることは明らか。
ともあれ、他誌よりもこっちのランキングのほうが、個人的に同意できる点が多いのは間違いない。

デッドマン・ワンダーランドが巻頭トップな件については、角川補正ということで目を瞑るしかないだろうけど(笑)、その次に掲載されているBLOOD-Cも同じく萌え路線と縁が無さそうだし、巻頭で取り上げられている作品の顔ぶれを見ても、他誌とは一線を画しているというか、今の風潮に反逆しているというか…しかし今期のTIGER&BUNNYのように、そういう逆張り姿勢が報われる場合もあるし、同じような雑誌は2つも3つも要らないので、このままNTには独自路線を貫いてほしいところである。

DOG DAYS関連は、都築によるノベライズ版はアニメ版第1話そのままの内容のように見えたので、ざっと斜め読みしただけ。むしろ読み切りのコミカライズ版のほうが(時系列的には第1話より過去の出来事を描いているとはいえ)まだアニメには出ていないキャラなども登場しており、読みごたえがあった。

掲載されていた版権イラストの中で一番よかったのはFate/Zeroのセイバーか。今のところ(コミカライズ版を途中まで読んだ限りでは)表情が笑顔という点に違和感はあったけど、かわいいので許す(笑)。

スタドラは最終回を踏まえて、あまり本編では語られなかった設定や舞台裏などに関する質疑応答…こういうのが一番楽しみという俺みたいな奴は、この作品が想定するターゲットじゃないらしい(笑)。まぁ確かに「BDをお布施買いしよう」と思う作品ではないしな。



表紙が表示されない(←アニメージュもそうだったな…アニメディアは表示されているのに。何が違うんだろう?)以上、敢えて楽天ブックスのリンクを選ぶ意味は何も無いので、amazonリンクを貼っておく。

さよなら絶望先生第25巻

ニュータイプ立ち読みの代償として、S1書店にて購入。