日曜日, 9月 26

テルマエ・ロマエ第2巻

少年エース立ち読みの代償として、D書店にて購入。同日発売のサンレッド第11巻も入荷していたけど、昨日は見落としていたんだろうか?

>2巻の冒頭を飾るエピソードは、この作品がコミック・ビーム誌で定期連載になった晴れの第1話目になりますが、1巻の続きが気になって、このエピソードを掲載誌で読んだ沢山の方から「なんでいきなり、こんな読者を振るい落とすような内容の話にしたの?」等といった、困惑感にじみまくりのコメントが、私のもとに寄せられました。

やはり皆、同じ事を考えていたようだ(笑)。

月刊連載にペースアップした事もあり、風呂ネタ限定では早々にアイデアが尽きそうだな…と思っていたが、やはりバナナワニ園やらウォータースライダーやらに範囲を拡げてきたか。まぁ第1巻の時点でウォシュレットも出てたしな。題材の振れ幅が拡大しても、面白さがブレていない以上は全く問題ないし。
だがこのマンガの真に恐ろしいところは、たとえ題材レベルでネタ切れが発生しても、キャラの言動だけで充分に面白さを持続できてしまう点にある…相変わらず、平たい顔族の技術やアイデアにいちいち衝撃を受け、打ちのめされるルシウスの姿がラブリーすぎだ(←“焼きたてジャぱん”のようにデフォルメされたリアクションはインフレの罠に陥りやすいけど、そんな極端に走らずとも普通に描くだけで、充分に面白いものになるという証左だな)。
さらに今巻では、子供たちを押し退けてウォータースライダーに夢中の大人たちを見て嘆かわしく思いつつ、内心は自分もやりたくてたまらなかったり、そうかと思えば腕の立つ蛮族を相手に互角の勝負を繰り広げるという意外にカッコいい一面を見せたり(←調べてみると、この時代のローマ帝国の兵制は志願制だったらしいけど、彼も志願した経験があるんだろうか?)と、じつに魅力的な主人公と言えよう。
そんな彼も、皇帝の後継問題に巻き込まれたり、経営危機に瀕したローマ浴場組合を救ったり(←これは自業自得だが)と八面六臂の活躍を見せたことで反感を買ったらしく、謎の暗殺者が登場したところで次巻へつづく!…って、スゲー気になるんですけど(笑)。まさかアイデアの出どころが現代日本だとバレて、タイムパトロールが乗り出してきたという超展開じゃないだろうな?
しかし国内での評判は知っていたつもりだが、なんと本場イタリアの新聞にまで「ローマ帝国、ついに日本のマンガ界を征服」なんて煽りで紹介されていたとは(笑)。まぁでも本当に外国勢に占められてしまった相撲界とは違って、作者はあくまで生粋の日本人だから、そこんとこ間違えないように。

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