金曜日, 6月 25

エスパー魔美 5 (藤子・F・不二雄大全集)

ガンダムエース立ち読みの代償として、D書店にて購入。
縄文農耕説をテーマにした「ドキドキ土器」あたりは、読者の想定年齢かなり高めだな…さすがに古い作品なので、「稲作は朝鮮半島から伝来した」みたいな記述もあるのは仕方ないけど。他にも傑作「リアリズム殺人事件」や最終話「パパの絵、最高!」など、当たり回が多い。
巻末解説は有賀一宇(画家・デザイナー)。コロコロコミックの表紙デザインなどを手がけた経歴に加えて、(本人も述べているように)“娘もちの画家”という主人公一家との共通点が、依頼された理由のひとつらしい。「魔美=作者の娘がモデル」という安易な発想はミスディレクションであり、じつは作者自身が魔美に仮託して物語を楽しんでいる…という大胆な仮説を披露。ちなみにピカソも、自作「泣く女」などのモデルはピカソ自身なのだそうな。

折り込みチラシで第2期ラインナップが紹介されていたけど、とくに掘り出し物は無いようだ…。この前の大掃除で藤子不二雄ランド版が発掘されたので、SF短編集も買う必要がなくなったし。引き続きドラえもんと、あとはチンプイぐらいかな? 大長編ドラえもんは、初期の5作が収録された豪華版を所持している以上、あとは鉄人兵団の収録された巻だけ購入する予定。

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