日曜日, 3月 28

ガンダムエース5月号

オリジン
連邦“政府”の人間が登場するのって、珍しいような…。ソーラレイによる艦隊主力消滅で不透明化した状況にどう対処するか、軍の代表であるゴップ元帥(←元帥だったのかよ!?)も交えつつ百家争鳴の様子が描かれたけど、そこまでやるなら、政治家の行動原理の背後にある支持者(=国民世論)が戦争継続と停戦のどちらを望んでいるのか…にも触れて欲しかったところ。もうデギン死亡の情報までキャッチしている連邦(←それも軍ではなく政治家)の諜報機関は優秀すぎだろ…あるいは、これもキシリアのしわざかっ!?
ソーラレイで艦隊の多くが失われたため、これ以上の艦船の損失を避けるため要塞には接近させず、MSのみで上陸戦を行なう…というのは、ただでさえ少ない戦力を、さらに分散投入する愚にも見えるな。それに、ホワイトベースの不時着→沈没→乗員脱出という流れも大幅に変わりそうだけど、どうアレンジするのか見もの。
戦力が決定的に不足している状況を、セイラを参戦させる口実に使ったのは上手いな。わざわざ大河原に新MSのデザイン発注したぐらいだから、それなりに見せ場は用意してるんだよね? 逆にシャアは、今だにゲルググに乗っているわけだが、ララァ死亡イベントで片腕を切り落とされて要塞に撤退→ジオングに乗り換えて再出撃という流れになるのか? どうにもカッコ悪いというか回りくどいな。
ガンダム創世
やがて日本映画界がアニメ作品にオンブダッコになるという富野の予言は、半分だけ当たりかね? 興行収入ランキングの常連になったのは、ガンダムが目指した“高尚な”アニメの類ではなく、キッズアニメ(←その筆頭だったドラえもんの映画化も、この時代に始まったんだよな)だし。マンガ原作の実写映画なんかも含めたら、かなりのウェートにはなるけど。
ジオン幼年学校
編集長自ら問題作呼ばわりはひどいな…せめて“異色作”ぐらいにしろよ(笑)。こういうツッコミどころのある作品は感想を書きやすくて助かる…と思ったが、ツッコミどころが多すぎて覚えきれないという体験は初めてだよ。立ち読みだから、再チェックもできないし。
とりあえず主人公の脳裏をよぎったザビ家メンツの顔ぶれを見たかぎり、作画ヒエラルキー的には男(美形)>>>女>>>男(美形以外)なのか…いや、前回のギレンを見た時点でドズルの扱いは予想がついたものの、キシリアは意外と普通の顔してたことも考えると、“男(美形以外)が描けない”じゃなく、ただ単に“描きたくないからテキトーに描く”というスタンスなんだろうなぁ…。
しかしシャアの描き方を見ると、この作者ってシャアを好きかどうかも怪しいと思えてきたぞ。だって美形主人公に比べて顔ヘンだし(←「マスクあるとカッコよく描けない」というなら、単なる画力不足)、取ってつけたような本編パロディセリフの使用とか、もうね…。
あと、男が男を引っぱたくというのも違和感あるな…このあたりも、観察力の欠如した腐女子の妄想かと厳しく問い詰めたいところ。まぁ頭カラッポにして楽しむのが正しい読み方であって、「そもそもサイド3で新学期って何月? 欧米基準なら9月だろうか」みたいなことを真面目に考えるべきじゃないんだろうけど。
UCバンデシネ
ドーベンウルフもどきは、NT-Dのかませ犬役でした。こういう“リミッター解除すると無敵”みたいな厨くさいシーンは、やはり実際に絵で見せられると萎えるね。だがアニメ版スタッフの力量なら、爽快に描いてくれると信じたい。
それにしても、このペースだと完結まで相当かかりそうだぞ。アニメは3年計画だけど、ヘタすりゃその倍は必要じゃないか?
ハイブリッド4コマ
ハンカチとティッシュを忘れて、ハモンに怒られるラルが可愛い。とっておきの酒で祝杯を上げ、二日酔いでHLV打ち上げを延期するハメになるガトーとビッターも可愛い。 
今月も(先月のオリジン休載みたいな大きな穴は無かったはずだが)他の作者による4コマが何本か掲載されていたけど、特に面白いネタは無かった。
カイメモ
コアブロックシステムの実用面と有用性に対する再検証という、ここ最近では久しぶりに興味の持てる題材が来た。初期のアムロが善戦できたのは、ガンダムがハードウェア的に優れていた為だけでなく、事前に積み上げられた正規のテストパイロットのデータのおかげもある…という解釈? そういえば正規パイロットに関しては、公式設定が存在しないのだろうか。手つかずで残されているにしては、重要すぎる鉱脈のような気がするけど。
スーパーロボットに喩えた説明は分り易い(←つーか、笑った)けど、作品内世界でそれを言っちゃうのは興ざめな面もあるな…平成ガメラ世界で“カメ”という語が禁句だったようなもので。まぁ肯定的に捉えるなら、「スーパーロボット的ギミックであるコアブロックシステムを、何とかリアルロボットとして納得できるよう解釈してみる」という作者の決意表明とも取れるか。
徳光レポート漫画
ユニコーン上映イベントの後、笑いを取りたい福井に代わって、ネタ担当を引き受けさせられた徳光&大和田の苦闘ぶりをレポート。いちおう真面目にネタ考えていた大和田に対して、ドムネタを連呼するしか能がない徳光は手抜きすぎ&空気読めなさすぎだな。福井の「BD1枚買っていただくごとに、本編の作画枚数が増えます。あっ、ちょうどロビーでBD売ってますから」(←立ち読みなので、うろ覚え)は、たしかに笑える…実際に見てみたかったけど、BD-LIVEとやらで配信したりしないのだろうか? どっちみち利用できる環境じゃないけどさ(苦笑)。

0 件のコメント: