水曜日, 11月 14

風の伝説ザナドゥII 第3章~第4章

謎の男2人のうち黒いヨロイを着た方は、新たな仲間のランディスでした。もう1人の、緑色のヨロイを着た方もランディスの関係者らしく、どうやら“兄貴が生きていた!”パターンの線は消えたようだ…つーかランディスについては、そもそもマニュアルに掲載されてるじゃん!(苦笑)
しかも同じページには、メルティナまで仲間キャラとして紹介されていたという…うーむ、ひどいネタバレを見てしまった

こうして見ると、なんかナコルルみたいだな…というのは禁句なのだろうか?(笑) まぁ本作が発売された頃は対戦格闘ブームの真っ只中で、サムスピがシリーズ化されてナコルルも人気キャラとして定着していた時期だろうしな。
ボス戦で、やたら味方キャラのコマンド技が充実しているのも、対戦格闘ゲームの影響か…まぁ当時から関心の無かった俺としては、本作でもコマンド技を使いこなすより、ゴリ押し主体の攻略に徹しているわけだが(苦笑)。

話を戻すと、この第3章から協力してくれることになったランディスさん、いわゆる“黒がイメージカラーの仲間キャラ”のイメージに反して、ツッコミ放題の振る舞いをしてくれるので困る…(笑)。
街にあるという秘密の地下街を探すために協力することになったのはいいが、それは「この街は広すぎて、ひとりで聞き込みするのが大変だから」という理由だったはずなのに、なぜか彼を含むパーティー全員が一緒に行動して、街中を聞き込みすることになってるし。おいおい…前作では、この辺りはキチンと描写されていた(←こちらが聞き込みをひと通り終えるとフラグが立って、別行動していた仲間たちの方に進展があるとか)だろ。なぜ後発である本作のほうが手を抜いてるんだよ?
そして聞き込みの結果、老人から入手した錆びたカギを使って、いよいよ地下街に通じる入り口の扉を開けようとした際に、最大のツッコミどころが到来…なんと、錆びついていて開かないドアを、一刀のもとに切り捨ててしまうのである(笑)。だったら、最初からカギなんて必要ねーじゃん!…ここは普通に“カギを使ったものの、ドアが錆びついており半分ぐらいしか開かなかったので、ランディスが体当たりでこじ開けた”という流れにしておけば、問題ないだろうに。

地下街の中は、イースII以来の伝統である“水路とキャットウォーク”の2重構造ダンジョンになっている。これがイースIIや、前作(風の伝説ザナドゥ)最終ダンジョンに登場したものと比べても、かなり難解な印象で、思わずマッピング無しでの攻略を断念しかけたほど。

あるいは他作品と比較して水路の幅が広くデザインされている分、見通しが良くないのが原因だろうか? しかも、例の“死ぬまで殴られて防具を鍛える”を実行すると、当然ながら宿屋まで戻されてしまうわけで、そうすると再び最初から、うろ覚え状態で彷徨うことに…を何度も繰り返すハメになってしまった。こんな事なら、素直にマッピングするべきだったかも。

ボス戦は、グラディウスIIのクラブ…というより、パロディウスだ!ちちびんたりかの方が近いか。脚は2本だけだし。

その脚に踏みつけられないよう注意しつつ、隙をついて間に潜り込み、真上にある胴体を狙って攻撃すれば、けっこう楽に倒せた…まぁプロテアを4個ほど消費してしまったけど、ちょうどこの章で入手した分だけを使って±0という計算になったので、難易度としては極めて妥当と言えるか(笑)。それに──少なくとも今のところは──所持金には相当の余裕があるので、簡単に買い足せるだろう。

そして次の第4章は、新大陸でも最大規模という街が舞台に。なにしろ最大なので、街のマップもひとつのエリア(←任意スクロールで移動できる範囲)に収まらない…いや、それは構わないんだが、問題はこの街いちばんの金持ちで町長でもあるダイソンさんの屋敷もまた、シャレにならんほど広いということだ(笑)。
しかも無数の部屋が廊下でつながっているため、正確な構造を把握しづらいという…前章の地下水路は自力で踏破した俺だが、今回はあきらめてマッピングしようかと思ったほど(苦笑)。まぁ何とか、屋敷の主人であるダイソンさんとその家族には会えたものの、どこかに見落としがあるかも…と、少し不安。
ダイソンさんはこの地方のフィールドマップを提供してくれたけど、むしろこの屋敷のマップのほうが欲しかったわ(笑…えねぇ)。

この章の目的地であるファグス山の内部(ダンジョン)と、そこに至るまでのフィールドは長い一本道のデザインになっているため、防具を鍛える過程でHP=0になって宿屋に戻されると、ふたたび同じ場所まで進むのが非常に面倒くさい。そこで、街には帰らず先へ進むのを優先するよう、方針を改めることにした。
幸い、ダイソンさんの屋敷内にあった宝箱から無断で拝借してきた──RPGのお約束とはいえ、いいのだろうか?(笑)──おかげで資金には相当の余裕があり、高額なほうの装備一式を買い揃えるのにも大して苦労しなかったし、同じくダイソンさんの豪邸をうろつき回った際に入手できた分を含めると、プロテアも合計で50個近く貯まったので、1個や2個使ってしまっても問題なかろう。
というわけで最新の防具とプロテアを装備しつつ敵に殴られ、たまにHP=0まで追い込まれては復活…を2回ほど繰り返して防御力を鍛えつつ、山越えを敢行。

それにしても、さすがにファルコム作品だけあってBGMのレベルは総じて高いのだが、このファグス山のBGMは、その中でも特にいい曲。
おどろおどろしい低音が響くイントロは、いかにも“暗い洞窟”という雰囲気でありながら、その後は高音でノリの良いメロディに一転する。この美しさと清涼感を兼ね備えた旋律は、なんとなくアルプスやマッターホルンをイメージさせるものがあり、思わず「ヤッホー!」とか叫びたくなる(←我ながら、とてつもなく頭の悪い表現だな…苦笑)ほどで、“山中の洞窟と外側の山道を、交互に登って行く”というシチュエーションに、見事に合致しているんだよね。

そんなBGMを口ずさみながら進んで、ようやくたどり着いた山頂において、一挙に話が進展。いきなりメディアは現れるわ、しかも前作で最強の武器だったドラゴンスレイヤーを携えて来るわ、おまけに例の緑色のヨロイの男まで飛んできて、これまで集めてきた謎の石5つとドラスレを寄越せと脅すわ、彼の人質になっていたメルティナを奪い返そうとして奇襲をかけたリュコスは、返り討ちにあって瀕死の重傷を負うわ…。
ストーリーが陳腐なのはともかく、数多いツッコミどころ──リュコスが重傷を負ったにも拘らず、回復アイテム(←プロテアどころか、この時点ではエリクサーさえ入手しているのに)を分け与えようとしないアリオスの冷血ぶり(笑)とか、一刻を争うならウイング使って街に戻れよ!とか──に気を取られてしまったせいで、その過程における「このまま引き返すよりは」というセリフを見落としてしまったのが運の尽き。

その直後の「山を降りて」という部分だけが目についてしまい、それに従って、これまで登ってきた道を引き返したのだが、当然ながら話は進まず、途方に暮れてあちこちを行き来するうちに時間を浪費してしまった。
ようやく、戻らず先へ進めばいいことに気づいたものの、この件で忍耐力が消し飛んでしまったため、ボス戦は超テキトーに、いつも以上のゴリ押しでクリア(苦笑)。本来なら冷凍弾は、後退して仲間キャラを盾にして防ぐべきなのかも知れないが、そうするとボスとの間合いが離れすぎて、ただでさえ少ない攻撃の機会がほとんど無くなってしまうし、ボスのもうひとつの攻撃(ローリングアタック?)はジャンプしても回避不可能らしいので、避け方を考えるよりも多少のダメージは覚悟で速攻撃破したほうが、試行錯誤に費やす時間もダメージも少なくて済むだろう…との判断による。

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