木曜日, 11月 15

アニメージュ12月号

今日は泊まり勤務の待機シフトという、余裕たっぷりの状況。で、そろそろアニメ雑誌に手をつけるべき頃合いだと考え、出勤前の空き時間を利用することにしたのだが、あいにくと天候は不安定。おまけに──例によって昨晩の夜食にホットケーキを食したことで──腹の調子まで不安定だったことから、今日のところはリスクを冒すべきではないと判断。早めに家を出て、図書館でアニメージュを読むことに。
出勤時間の約25分前という、かなりベストに近いタイミングで読み終わったため、職場に向かう途中でスーパーに立ち寄ってみたものの、とくに成果を得られないままの出勤となった。

ここ最近はコンスタントに記事を掲載されていたプリキュアだが、編集後記によると今回が初めての表紙&巻頭特集だそうな。まぁ俺は観てないので適当に流し読みで済ませたけど、なにやらプリキュアが巨大ロボ化する一方で、悪の幹部連中は人間化したり、はたまた両者とも幼児化したりと、かなりブッ飛んだエピソードが続いているらしく、傍目にはずいぶんと楽しそうに見えた…初代ミンキーモモ赤ずきんチャチャのように、“巨大ロボが単発ゲストで登場する(広義の)魔法少女アニメは名作の法則”とかあるのかも(笑)。
とはいえ実際に視聴したとすれば、恐らくテンポの遅さや演出の幼稚さ(←もちろん、児童向けアニメとしては極めて正しいのだろうけど)に耐えられず、早々に拒絶反応を起こす可能性が高いと思われる(苦笑)。良くも悪くも、オタク向け深夜アニメの文法にドップリと順応してしまってるんだよなぁ…。

その次に特集されていたのは中二病。初期の構想では、モリサマーはコメットさんのメテオさんポジションだったのか…少なくとも昨日の話を見た限りでは、今の立ち位置にして正解だったと個人的には思うのだが、ネットを見るとシリアス展開については賛否両論なようで。
序盤までしか見ていない段階では、アピールポイントが「六花かわいい」だけの作品と思えてしまうのも無理からぬところで、その意味では、今月のキャラ人気投票でランク入りしたのが六花のみというのは、妥当な結果と言えよう。順位が下位どまりというのも、まだ始まったばかりという点を考慮すれば致し方ない気はするけど、問題は今後、順位が伸びる&サブヒロインもランク入りするほどの人気が得られるかどうか…とりわけ、腐女子票が強固なアニメージュの牙城に食い込むのは難しそうだ。

そのキャラ人気投票では、イナズマイレブン勢と黒子のバスケ勢の二強が、今月も激しい争いを展開。
順位では、霧野がトップを押さえるなどイナイレの優勢。ただし人数の面では、実質的にアニメには未登場の赤や紫の人までがランク入りしている黒子側に軍配が上がる。
イナイレの関連記事では、今月は(恐らく来月も?)当然ながら劇場版イナイレVSダンボール戦機が取り上げられていたけど、その後はどうなる事やら…ランク入りしている人気キャラって、すでに本編では当番エピソードを終えてしまったか、最後まで当番が回って来なさそうな奴だけという気がするので、記事の組み方に苦慮しそうだ。
一方の黒子のバスケは、当分の間はBDの発売が続くため、そこに収録されているエピソードを振り返るだけで済むから楽そうだな(笑)。というわけで今回は緑間と、その良き相方である高尾の中の人インタビューを掲載。しかし緑間よりも高尾のほうが(掲載位置こそ後ろながら)文章量としては多かったのが、意外だ…。
その鈴木達央いわく「デビュー作もバスケアニメだったので思い入れがある」というから、てっきりSLAM DUNKの事かと思いきや、検索してみるとDEAR BOYSなる作品だとか…ごめん知らない(笑)。つーか、そもそもSLAM DUNKさえ見たことが無いんだよね(爆)。

それ以外の動向としては、劇場版の公開と先月号で表紙&巻頭特集だった効果を受けてか、TIGER&BUNNYの主役コンビが、いずれも上位に食い込み。
なお、今のところ秋クール新作でランク入りを果たしているのは、上述したように六花ぐらい。ただし(秋クール作品では無いものの)ニューフェイスとしては、SAOのキリトさんも下位に顔を見せていた…これも推測が難しいな。単純に腐女子票と考えない方がいいかね…今どきの男が憧れそうなヒーロー像ではあるし(笑)。

絶園のテンペストは、真広役の豊永利行インタビュー。どちらかと言うと舞台がメインの役者ということで、舞台とアニメそれぞれにおける演技の違いを比較した話が、なかなか興味深かった。
ある程度の時間をかけて演技プランを練ることができる舞台に対し、アニメは極めて短期で“本番”に臨まなければならないわけで、本番中に台本を見られることもあまり助けにはならないとか(←長セリフなどでは、ついそのまま読んでしまって、演技がおろそかになる危険があるそうな)。

PHYCHO-PASSは、関智一と石田彰インタビュー。とはいえ、自分の演じるキャラおよび作品の全貌が明らかにされていない現状では、どうにも掴みどころのない話に終始せざるを得なかった感じ。つーか、まず作中に散見される世界観や脚本上の不合理な点は、制作側によって(あの社会体制が抱える矛盾として)意図的に設定されたものなのか、あるいは単なるポカなのか…が判然としないため、こちらとしても評価の軸が定まらなくて困ってるんだよね(苦笑)。
とりあえず、“刑事ドラマ”と言っても特捜最前線などのように、リアリティのある事件や登場人物を描くことに重点を置いたタイプじゃなくて、西部警察のようなエンターテイメント性を最優先するタイプと見なすべきなのかも。その意味では、前回のアバターなりすましエピソードは悪くなかったが、でも「結局は攻殻機動隊の亜流になるのか」という気がしないでもない。

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