土曜日, 10月 29

電撃大王12月号

日付が改まってしまったが、28日の分。泊まり勤務だが、晩メシ時の休憩時間を利用してD書店に赴き、電撃大王を立ち読み。
かなり眠気を引きずっており、安全を期するなら仮眠を優先すべき状況ではあったのだが、30日が日曜日なので、アワーズメガミマガジンの発売日が繰り上がることを失念していたことから、なるべく早めに他の分を片づけておくべきだろう…と判断した。

ゴールデンタイム(原作:竹宮ゆゆこ/作画:梅ちゃづけ/キャラクターデザイン:駒都えーじ)
いつの間にか始まっていた新連載その1。「とらドラの作者による原作」と聞いて予測した内容と、おおむね一致した(←悪い意味で)ため、サッサと見切りをつける。
それにしても、少し前まではキャラ萌えやエロサービスが過剰な作品ばかり多く目について、胸焼けしそうなぐらいだったのに、最近はコレとか恋チョコ、Re-Rewriteなど、どちらかといえばストーリーを手堅く積み上げるタイプの作品が増えたような気がするな…一種の反作用だろうか?
しかし、そういったストーリー重視の作品の場合、ラノベ1冊なりゲームのシナリオ1本という、まとまった単位で消化したうえで評価されるべきだろう。その意味で月刊誌によるコミカライズというのは、ダラダラと長い時間が必要だわ話もブツ切りになるわ…と、非常に不向きで、しかも毎月その連載を確実に読めるとは限らないとなれば、これはもう作品に入れ込めという方がムリだわ。

こいこい★生徒会
一方こちらは、中身のないキャラ萌えとエロサービスだけという作品の筆頭…最初の頃は、せめてもうちょっとマトモじゃなかったか? いまどき催眠術ネタなんて、底辺クラスのエロアニメやエロビデオでしか使われないだろ(苦笑)。
いつの間にかオリジナルの連載としては古株に属する作品になってしまっているけど、それゆえに惰性で続いている感が強いというか、生き永らえさせるため手段を選ばなくなっているようにも見える。そろそろ潮時じゃねーの?

三島凛は信じない!(倉薗紀彦)
いつの間にか始まっていた新連載その2。作画も不安定だしストーリーも凡庸と、いかにも新人に経験を積ませるための習作という感じで、評価する以前の問題。

紫色のクオリア
連載再開だそうで、初回で切ったのをすっかり忘れてまた読んでしまった(笑)。
唯物論的ニヒリズムとは、こりゃまた典型的な厨二病の症状だな…ちょっと古傷が疼くぜ(苦笑)。ある種の読者にとっては、自分のために書かれた話だと錯覚するほど共感できるかもね。
クオリティ自体は酷評する程でもなかったので、とりあえず“毎月欠かさず続きを読める”という必要最低限の条件が満たされていれば、チェーンソー少女と同じぐらいの評価(=単行本を購入)を得ていた可能性も。

GUNSLINGER GIRL
同じようにエンリカの死を動機としながら、実際にジャコモに引導を渡す機会が巡ってきたのは、エンリカの亡霊(ファンタズマ)を幻視してしまうほど囚われていたクローチェ兄弟ではなく、アプレアだった…というのが、なんとも因果な結末だな。
公社残留組は、自分たちも共倒れさせようという政府の魂胆に気づいたし、いよいよ大詰めが近いか。義体が帰ってきた時に、自分たちがいなければ…と、危険を承知で公社に残ることに決めた技師の運命を思うと切ない。

よつばと
お見舞いと葬式を間違えるという、不謹慎なネタが少し可笑しかったぐらいで、あとは総じてツマらない…というか、ギャグが無い。不謹慎ネタつながりで、先日の銀魂(←葬式の回ね)と比較するのは酷としても、昔に比べてギャグの質・量ともに衰えているのは否定できないだろう。
かといってギャグ以外の要素が、なにかズバ抜けているわけでもなし、もはや凡作と言って差し支えないレベルにまで下がってきている。おまけに休載が目立つとなれば、非常に擁護しづらい。

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