土曜日, 1月 15

うる星やつら

じつを言えばうる星やつら自体に──さらには高橋留美子の作品全般についても──興味はなく、本放送の当時は完全にスルー対象だったものの、パトレイバーをきっかけに押井守作品を片っ端から物色したとき、その中のひとつとしてたまたまターゲットとなった…という次第。
もちろんビューティフルドリーマーについては言及するまでもないが、今回の件とは直接関係がないのでパス…と思ったけど、BD化の企画がお流れになったという話にその後なにか変化はあったのだろうかと思って検索してみたところ、今だに新たな動きなし…というか、公式によると“延期”じゃなく“中止”だから、この先どんなに待ってもムダなのか? 原作者に拒絶反応を示されたという話は聞くけど、完全に関係が破綻して永久封印されるキャンディ・キャンディ状態に陥ったのだろうか…まぁ「(描き込み密度などの意味において)映像がスゴい!」というタイプの作品でもないし、DVD持ってるから改めてBD買い直す必要もないんだけどさ。

そんなBDと並んで、TVシリーズの中で“押井テイストが最も濃厚”と紹介されていたのが第101話「みじめ!愛とさすらいの母」である。上述の第1次押井守ブーム(笑)の際、この回が収録された巻だけをレンタル視聴し、確かに評判通りの内容で満足する一方、同じ巻に収録されていた他の3話にもいちおう目を通した(←なにしろ貧乏性なので、できるだけレンタル料金の元を取ってやろうというわけだ)ところ、俺の心の琴線に触れたのが第98話「そして誰もいなくなったっちゃ!?」だった。
マザーグース“クックロビン”の歌詞に準えて謎の連続殺人事件が起こる…というミステリ仕立ての構成で、脚本を書いたのは伊藤和典(←この名前も最近さっぱり聞かないなぁ…まぁ俺もガメラ3、.hack、絶対少年の3連続コケで見限ったクチだけど)で押井は関わっていないらしいが、かなり押井テイストに近い雰囲気だったんだよね。

超長期シリーズだけに、DVDもBOX売りだけかと思ったら、単品でも扱っているんだな…ただし在庫が確認できたのは、この北米版のみ。

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