土曜日, 1月 15

パタリロ!

幼少期のギャグのルーツとしては、俺的にドリフと並んで外すことのできない存在である。もちろん最初に触れたのは原作コミックではなく、アニメの方。それもシリーズ前半(木曜19:00~)の頃はスルーしており、本格的に見始めたのは“ぼくパタリロ!”に改題されて土曜19:30に移転してから。
確か当時は、基本的にクイズダービーを見ていたはずなので、見始めるには何らかのキッカケがあったはずなんだが、記憶は不鮮明…タイムボカンシリーズ(←18:30~。当時はイッパツマンだったっけ?)とひょうきん族(20:00~。パタリロがタケちゃんマンのコスプレするネタがあったけど、あれDVD化の際とか権利関係は大丈夫だったんだろうか?)の間に挟まれていたから、たまたまチャンネルが合ったとか? その後は何度も再放送されて、全話を繰り返し視聴することになるわけだが。

それから長い年月が流れ、CSで再放送された際に久しぶりに見直した(←ついでにDVDレコーダーでの録画も行なったため、後年に発売されたDVD-BOXは購入せず)ところ、改めて「良くできた作品だ」と衝撃を受けた。 原作キャラデザの再現度などは(アクションなどで作画に負担をかける内容じゃないとはいえ)当時の作品としては、かなりハイレベルの域ではないかと。
もちろん原作のストーリーが優れていた(←後に原作を、かなり長い期間にわたって読み続けたが、やはり全盛期と言えるのは、アニメ化された初期エピソード~大長編となったキーン・バンコラン編あたりまでだろう)ことは言うまでもないけどね。

唯一の難点に思えるのが、一部のギャグ演出のテンションの低さ…まぁ当時はまだアニメ全般が黎明期だったし、今ほど多様な演出スタイルが開発されていなかったから仕方ない面もあるが。
とくに問題なのは、ナレーションが基本的に文字のみで、説明不足に感じられたこと…本放送の当時は小学生だったが、それぐらいの年齢だと、まだまだ文字よりも映像そのものや音声を情報源として頼ってしまうんだろうな。
文字ナレが出ているときはBGMも無いが多く、流れが途切れてしまうし、なにより賑やかさに欠けるのはギャグ作品として痛すぎる…ちびまる子ちゃん魔方陣グルグルのように、ナレーションに音声を入れたり、ギャグ演出の一環としてナレ自体にボケやツッコミ役を担当させるようになるのは、もうしばらく後になってからか。
まぁスタッフも試行錯誤していたんだろうけどね。当初は声のみだったクックロビン音頭にBGMが付いて、とうとうED曲にまで昇格したように、放送途中で改善された要素もあるし(←こういう事ができるのは、長期シリーズのメリットだな)。

というわけで、当然ながらマザーグース“クックロビン”を知るキッカケとなった作品はパタリロである。ただし、その元ネタの存在や歌詞の意味について知るには、さらに別の作品との出会いを待たなければならなかった…。

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むぅ、原作も含めたほうがいいだろうと思ってテキストリンクを選択したのだが、やはり圧倒的に多いな。価格の高い順にソートすれば、アニメDVD-BOXが先頭に来ると思ったけど、原作の全巻セットのほうが高いのか…。

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