土曜日, 1月 29

ポジティブ先生 石黒正数短編集 2

ぱふ立ち読みの代償として、O書店で購入。

経緯としては、まずアニメ版それ町のBDがあまり売れてないらしいという状況があり、もうちょっと支援したいとと思いつつ、でも確かに「BDを購入するには僅かに及ばず」といった評価だったから、それなら原作を買うぐらいが妥当かな…と考えていたわけね。ちょうど他に購入候補も無い時期だし。
そこへぱふ読んだところ、この本のレビューが掲載されており、「どうせ原作者は同じなんだから、雑誌掲載時に既読の作品を二度買いするよりも、未読のこちらを買ったほうがメリットありそう」と思い至った次第。まぁ少年画報社には悪いことしたかね?(笑)

個人的に読み切り作品は、こういう短編集にひとまとめにするのではなく、よりメジャーで完成度の高い作品の単行本の中に、ページ調整あるいは箸休めとして少量(せいぜい1冊につき1~2本)ずつ掲載する形式のほうが読みやすい。
個々の作品の方向性とかクオリティにバラつきがありすぎて、一気に読むと消化し切れないんだよね。


>O村編集長から電話で伝えられた時の会話の一部。
「なんだか昔の大友カツヒロの短編みてぇだな!」
『ありがとうございます、モッタイナいお言葉で…』
「誉めてんじゃねぇ!
宮崎駿は出版社に漫画を持ち込んだ時、手塚治虫の漫画に似てると言われて、家に帰ってその原稿を燃やしたんじゃー!」

なかなか壮絶なエピソードだな(どっちも)。

ポジティブ先生
単行本用に描き下ろされた表紙(←リンク参照)を見て、てっきりハートフル系の作品だと思っていたら、完全に裏切られた…どう考えても表紙サギだろ!
>今回収録の作品の中で、最もインパクトのあるタイトルだったので、短編集のタイトルとして使いました。
いいのか、そんな理由で!? 表題作なのにたった4ページで終わるし。

デーモンナイツ
特撮ヒーロー世界における、悪の組織の連中が主人公…要するにサンレッドの石黒版だな。しかし小市民っぽい本性をムキ出しにして諍いを繰り広げるあたりは、いかにも石黒作品らしいテイスト。

ポジティブ先生

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