水曜日, 12月 29

アワーズ2月号

今日は遅出勤務。例によって早めに家を出て、途中下車してV書店でアワーズを立ち読み。

パラダイス→パラドックス(巣田祐里子)
新連載。作画が古くさいので、ガチ百合モノとして見るのは辛そうだな…と思ったらラブコメらしい。それにしたって、アパートの住人はファンタジー世界の住人でした!なんて設定は使い尽くされているし、現時点で面白くなりそうな兆候が全く見えないんだよね…まぁ、もう1ヶ月ぐらいは様子見するけど。

タイニープリニウス(大石まさる)
こちらも新連載。荒削りの絵柄と品のないキャラクターが、パンティ&ストッキングwithガーターベルトを思わせるというか、大石まさる作品の悪い面だけ抽出したような内容。
大石の売りであるノスタルジー感やレトロSF風味は影を潜め、単なるドタバタ系シチュエーションコメディ(あるいは猥雑なだけの会話劇)に終始してしまっているな。短編3本セットだったけど、3本目の途中で嫌気が差して、早々に挫折。

それでも町は廻っている
連続放火魔を捕まえようとした歩鳥だったが、けっきょく町内会の連中とワイワイ騒いでるうちに忘れてしまい、その騒ぎのせいで逃げ道を塞がれた放火魔は千葉繁に逮捕されました…というだけの話。
アニメ企画のほうに関わって忙しかったにしても、ここ最近のつまらなさ──というか、手抜きっぷり?──は異常。もうアニメも放送終了したんだから、そろそろ本腰を入れて面白いストーリーを考えてもらいたいものだ。

ナポレオン~獅子の時代~
いい最終回だった。長谷川先生の次回作にご期待ください!…と笑ってネタにできるのも、フラゲ報告のおかげだな。もし事前に知らされていなければ、恐らく最終ページ(←下に小さく「次号、新章開始」と書かれている)まではすっかり騙されていただろうと思えるほど、ほんとに打ち切り感のひしひしと漂うハイペース展開&まとめっぷりだし…でも一方で、デジレやべルナドットといった今後の伏線も、きっちり仕込んであるんだよな。
まぁ今だから余裕を持って言えるけど、どうせ騙すつもりなら、最終ページの煽りを「第一部完!」にしておけば完璧だったのに(笑)。もちろん次号予告では新章開始が告知されているわけだが、俺は次号予告は読み飛ばしているから、最終ページ→目次コメントだけ読んで、絶望のドン底に陥っていたことだろう。
そんな最終回ネタを除いても、今月は見どころが多くて満足。飾る絵画の種類までナポの指示通りにされて、怒り心頭のシェイエスが哀れだったり、バラスは円満(?)隠居生活かと思いきや、ここでチュイルリーの赤い男&サン・ジュストを一挙登場させるという見事な不意打ちをかましてくれたり。

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