土曜日, 11月 30

リメイク版 魔界の滅亡 FLOOR.57

46階にある、もうひとつの外階段を昇って57階へ。
45階の酒場で得られるはずの情報を聞かないまま、やって来てしまったので、旧版どおりのルートでウィザードを出し抜くことができるのか確証は無かったんだけど、試してみたらアッサリと成功し、南西の部屋でレッドクリスタルロッドを獲得。
さっそく反撃に転じ、4人のウィザードたちを片っ端からNARROの呪文の餌食にしていく。2人を仕留めたところで、残り2人からMIRRAの呪文による反撃を受けたが、サイコロの目に救われて無傷で済んだこともあり、けっきょく呪文を唱えるの際に必要な体力4ポイント×4回=16ポイントだけの消耗で乗り切ることができたため、途中で50階に戻って体力を補充する必要も無かった。

ちなみに旧版では、呪文を唱えてサイコロによる判定を行なう場面ごとに「もしレッドクリスタルロッドを所持しているなら、サイコロを振る必要はない」といった但し書きが記されており、まだレッドクリスタルロッドを持っていない時点でもネタバレとなっていたワケだが、このリメイク版では、ロッドを入手した時点で「今後は全て好きな目が出たものとして扱っていい」と指示されるため、新規プレイヤーはネタバレを食らわずに済むようになっている…まぁ、あまり意味は無いけど。

個人的に納得できないのが、ウィザードたちの唱えるMIRRAの威力が弱すぎること。同じ電撃の呪文でも、30階の魔術師や36階の絵が唱えたものは8ポイントのダメージを与えるし、40階のゴルルグ(←1発あたり)や47階の彫像からは6ポイントのダメージを受けるのに対し、こちらは1発あたり4ポイントと明らかに低すぎる。むしろ、その後に剣で斬りかかった際に食らうNARROのほうが、ダメージが大きい(6ポイント)という逆転現象が生じていたりするし。
まぁ、4人から一斉に食らった際の最大ダメージをあまり高く設定すると、即死してしまう可能性が高まるということで、ゲームバランスを優先したんだろうけどね。食らった後も──MUELOを唱えて逃げ出すにせよ、NARROで倒すにせよ──さらに最低でも4ポイントの体力が必要(←なお、剣で戦おうとしたりFANTZを唱えた場合は、ハマり状態から抜け出せない)であることを踏まえれば、16ポイントを上限に定めたのは妥当な処置と言えよう。
そもそも4人から同時に襲われるという状況が発生するのは、敵を1体も倒さずに十字路の真ん中まで行って、剣を抜くという「お遊び」をしたケースのみである。この行為そのものは、原作ゲームにおいて魔術師と戦う際の基本テクニック(=しばらく柱の間で待機して、魔術師たちが現れなくなった後に動くと、全ての魔術師が一斉に出現する)を再現したものであり、当時のプレイヤーならば──パロディであれ、実用的だと考えたのであれ──やってみたいと思うのが(さが)というものだろうから、その行為に即死級ダメージというペナルティを与えるのは、少しばかり酷という気もするし。(余談だが、当時ベーマガに掲載された攻略記事では、動く前に何度か剣を振る必要があるという誤った記述がなされており、本書の「剣を抜く」というのは、これをイメージしたものと推測)
しかし、今回のリメイクでは同時に、原作の仕様を部分的に取り入れた「ハイパーボディアーマーを着用していれば、ダメージを半減できる」という設定も追加されたので、それを前提にするなら、もうちょっとダメージの水準を引き上げてもいいんじゃね?とも思える。本来の威力を、上述したような通常のMIRRAと同じように1発あたり8ポイントとして、それが半減されて旧版ウィザードのように4ポイントとなる…という形にすれば、ウィザードが他の魔術師より弱いという印象を与えることなく、ゲームバランスも維持でき、さらに原作のハイパーアーマーの仕様まで再現できて、一石三鳥じゃないかと。
まぁ実際のプレイでは、俺もハイパーボディアーマーを入手していない状態でウィザードたちと戦うことになったわけで、もし8ポイントの設定だったら悲惨なことになっていたかも知れないけどさ。

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