とうとう、全てのモンスターがパラメータ最大に…こうなると、こちらもストレングスを上限(=654000)まで鍛えないと、まともにダメージが通らなくなる。さすがに正攻法では不可能と判断し、宝箱から確実にパワーストーンを出現させる裏技を解禁。
それでも、上限まで鍛えるのに丸2日──恐らく、実際のプレイ時間にして10時間ほど──を要した。
…で、それだけ苦労してもモンスターを倒すのは簡単ではなく、一撃あたり1200ポイントのダメージしか与えられないため、約65万ヒットポイントの敵を仕留めるには、だいたい30分かかる計算になる。もちろん、何も考えずに戦っていると、すぐに他の敵がワラワラと集まってきて包囲されてしまうので、余計な邪魔が入らないよう工夫しなければならない。
こうして、あらかじめ指輪を使って家の周りをブロックで取り囲んでおけば、あとは自分の体力だけに気を配り、ヤバくなったら家に駆け込んで回復→モンスターが前進するよりも早く、大急ぎで戻って再び攻撃…をひたすら繰り返すのみ。と言っても、えんえんと単純な作業を繰り返すだけであるがゆえに、飽きもするし、集中力が途切れてミスも起こる。
そこで、事前に録り貯めてあったアニメを垂れ流して音声だけ聞きながら、目はゲーム画面に向けてモンスターの体力を削る作業を行なうという、一石二鳥の策を思いついた(笑)。おかげで作業の退屈さを幾らか紛らわせつつ、微妙な評価だった作品(←カンピオーネとか夏雪ランデブーとか)のストックを一気に消化することができたワケだが、そうしてストックが尽きるまで戦い続けたにも拘わらず、得られた経験値は3000余りと、BREAKを使用できるまでには及ばず。
さすがに心が折れたので方針を変更し、JUMPを使いまくって何とかドラゴンがいる封鎖区画の内側に飛び込めないかと試してみたところ、かなり確率は低いもののゼロではないことが判明した。
突入に成功した後は、まず指輪を使ってブロックを動かし、封鎖を解いたうえでドラゴンの首を2つだけ切断。あとはセオリーどおり、初期地点の家に戻って体力を回復してから、また指輪を使って家を移動させる。そしてドラゴンを倒した後に始まる、モンスターの大逆襲が及ばないと思われる位置まで家を運んだら、いよいよ最後のドラゴンの首を落とし、飛び散ったクラウンを回収して、ついに21面をクリア!
次の22面は、またもやドラゴンが封鎖区画の内側に立て籠もっているmapデザイン。しかも今回は、周りを囲んでいるのは全てダミーの家なので、壁のようにBREAKでは壊せないし、指輪で動かすこともできない。
先ほどの面と同じように、JUMPで封鎖区画の内側に飛び込めるのかも知れないが、仮に可能だとしても極めて低い(←前の面よりもさらに狭く、ドラゴンの周囲1ブロック分だけしか余地がない)確率なので、その為にまた何日もかけてパワーストーンを運んだり、モンスターにチマチマとダメージを与える作業を繰り返す気になれない。
もちろん正攻法…すなわちFLYの魔法を使って、封鎖区画の内側に進入するなんて論外(←FLYを習得できるだけの経験値を稼ぐのに、いったい何百時間モンスターと戦う必要があるのやら…)だし、これはもう実質的にクリア不可能と見なすしか無いだろう。
というわけで、甚だ不本意な幕切れではあるが、これにて初代ドラゴンスレイヤー(Ver1.1)の攻略は終了とする。
うーん、やっぱり後味が悪いなぁ…RPG黎明期の古い作品であることを思えば、「ここで終わり」という区切りが明示されない作りというのも、頭ごなしに否定すべきじゃないのかも知れんが、当時はエンドレスでループするのが基本だったシューティングでも、一応はラスボスやエンディングが存在し、2周目以降も(殺る気マンマンの高難易度とはいえ)絶対にクリア不可能では無かったはずだろうに。
なので、こういう“エンディング無し、実質的にクリアできないような高難易度の面を提示して、プレイを継続不可能にする”というやり方は、あまり好きになれない。製作者サイドとしては、単に“終わり”を考えるのが面倒だったのか、それとも“負け”を認めたくなかったのか…(笑)。
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