水曜日, 2月 29

アワーズ4月号

カラメルキッチュ遊撃隊( 大石まさる)
新連載。いつもの大石まさる作品だったので、途中から流し読みに切り替え、けっきょく今回で切ってよしと判断。

彼の旅が終わる(水上悟志)
読み切りと言いつつ、実際のところは、ギンガサンダーをキーパーソン(?)とする連作短編でした…それは別に構わないが、“話をまとめるのに精一杯で、面白さを追求する余裕が無かった”というパターンで終わったしまった感じ。やはり惑星のさみだれぐらいの長い話じゃないと、この作者の持ち味であるストーリーテリングの妙味は発揮できないという事なのかね。

ナポレオン~覇道進撃~
けっきょく読めなかった先月号の話が、実質的なネイのデビュー回だったらしい…残念! 読者投稿コーナーによれば、雑誌の表紙を飾るのが僕らはみんな河合荘のヒロインと知って、それをめくった直後の巻頭カラーぺージに、わざとグロい死体の絵が載るような構成にしたとか…性格悪いな、作者(笑)。巻頭に掲載という、せっかく新規の読者をつかむ千載一遇のチャンスを、ネタに走ることで自らフイにするとか、まさに作品のテーマである「男だ!」を作者自身が実践して見せたと言えよう(笑)。
さて本編は、そんな前回に続いて、ネイにスポットを当てた話。このまま独裁に移行することを、パリ市民が認めるかどうか探るため、ひそかに街の声を聞こうとするナポご一行。左右に従うはランヌとミュラ…この2人については、信用して野心を明かしたという事なんだろうけど、少なくとも後者に対しては、デメリットも大きい気がするぞ(うっかり秘密をしゃべってしまったり、情勢が不利になったらアッサリ寝返りそう…笑)。
しかし、この2人を相手にするとか、ちょっとネイを強く描きすぎじゃね? あるいは、バトルものにありがちな“敵として戦ったときは強かったキャラが、なぜか味方になると弱くなる法則”ってヤツだろうか(笑)。
そしてナポが持っていた人事評価表は、デスノートよろしく現実に影響を与える魔力でも有しているのかよ!(笑) ☆ひとつに格下げされた後、いきなりネイが弱体化したし。

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