木曜日, 2月 17

ニュータイプ3月号

今日は早出勤務。昨日が遅出だったので明らかに睡眠不足のうえ、新人研修の代理まで引き受けたせいで疲労度は通常の倍以上だった。それでもなんとか無事に終えて遅い昼食をとり、軽い仮眠でいくらか体力を回復させた後、D書店へニュータイプの立ち読みに向かう。
これがまたDOG DAYSノベライズ版という大物(←まぁ熟読するほどのモノとも思えなかったので流し読みで済ませたのだが、それでも)を片づけるのにかなりの時間と体力を消耗してしまい、読破した頃にはフラフラになってしまったけど。

F.S.S.のリブートという企画は、ゴティックメードで初めて永野護を知った若い世代がポロロッカして来るのを期待している側面もあるそうだが、果たしてそう上手く行くかね? F.S.S.どころかゴティックメードでさえ、今の若い世代に訴えるものがあるかどうか怪しい気がするぞ。

新作ラインナップは、例によって身内の作品であるデッドマン・ワンダーランド日常をトップに配置。アイドルマスターが最後尾という扱いなのは、ライバル誌であるメガミマガジンにツバ付けられたという事情ゆえだろうか?

キャラ人気投票は、いかにもNT誌らしくタクトが男性部門のトップに。2位の上条さんと合わせて、なんとか現行の作品の面目を保った形だな…どちらも2クール作品であって、冬クールが不作という事実は覆せないけど。
相変わらずルルーシュが居残っている(←おそらく女性の固定票であろうと憶測)一方で、京介が早くもランクを下げている(←こちらは男性ファンが、キャラ自体ではなく作品に投じた票だろうな)あたりが対照的。
また女性部門は、前月で特集された作品のキャラ(←今回はセイバー)がトップになるという、よくあるパターンを踏襲しつつ、こちらもけいおん勢が粘りを見せていた。

DOG DAYSノベライズ版は、無粋を承知でキーワードを抽出すると“日本とイギリスを股にかけた出自”や“ひたすら修行に打ち込む主人公”、そして“年上の幼なじみ”といった辺りにとらハ3との共通点が感じ取れる。まぁ異世界に召喚される次回以降が本筋であって、今回は単なるプロローグに過ぎないから、過去の自作の設定を適当に使い回して済ませればいいや~みたいな考えなのかも。

スタドラは今後、“リビドー”がキーワードになるとの事。本来の“性的衝動”という意味ではなく“青春力”みたいな感じに意訳すべき(←つまり“アプリポワゼ”や“銀河美少年”と同様)らしいが、さて最終的にそれが肯定(継続)される形で完結するのか、あるいは“青春時代が終わって大人になりました”という方向に持っていくのか?
本作とウテナの違いは“大人が存在するか否か”である…という指摘は既にされているけど、ウテナが物語の構造的に(いかにもセカイ系作品らしく)大人というものをネガティブなスタンスで捉えていたのに対し、スタドラではもう少し容認できる存在として描いている…という事だろうか。
日5作品が想定する主要なターゲットはティーンズ層のはずだから、スタドラを“かつてウテナを観た者たち”に対する補完あるいは続編と考えるのは妥当じゃないだろうな。両作品に差異があるとすれば、それは時代が変化したことを反映しているんだろう。

まどか☆マギカは、キャストインタビュー。「契約するとすれば、どんな願い事をする?」と問われて「魔法少女にはなりたくないです」と答えるあたり、この作品の本質を良く分かってるな(笑)。アフレコスタジオでも、キュゥべぇは畏れられているようだし。
Fate/Zero小山力也インタビュー。ドラマCD版からの継続となる主要キャスト陣について「洋画の吹き替えで主役をハるような豪華なメンツ」と評していたが、たしかに今どきのアニメとしては珍しい、重厚な布陣だな。これぐらい個性と演技力のあるメンツを揃えた作品が、もっと増えるべき(←萌えアニメは嫌いじゃないが、そればっかりというのもねぇ…)だろうに。
「お気に入りのキャラはライダー」という話には親近感が湧いたものの、大塚明夫がハマり役だという点については些か異議あり…俺的には、むしろその父親(大塚周夫)のイメージじゃないかと。キャラの年齢的には、両者の中間ぐらいがベストなように見えるけどね。

新作紹介において、落胆させられたのが神のみ2期とボトムズ新シリーズ。前者はハクアのキャラデザが駄目っぽいし、後者については手描きを標榜しているにも拘わらず、むしろSEEDの頃に退化したかのように、彩度の高い原色バリバリのCG絵に見える。

坂本真綾コラムは、回転寿司の話。普通に注文したつもりなのに、客や店員がいっせいに振り返ったので、なにか作法に反したのか?と不安になったところ、じつは単に声の通りが良すぎただけ…というオチ。
「演技の幅がせまい」だの「芸歴は長いのに上達しない」だの結構ボロクソに言われている彼女だが、腐っても本職といったところか。

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