木曜日, 11月 25

アフタヌーン1月号

やはり疲れてが貯まっていたらしく、昨日はイナズマイレブンを観終わった直後にバタンキューしてしまい、目が覚めたのは深夜24時前…V書店どころかスーパーさえ閉まってる時間だよ!
その穴を埋めるため仕方なく、今日は午前中から出かけることに…せっかくの予備シフト(←しかもハーフ)だから、のんびりできると思っていたんだがな。
開店直後のV書店は商品陳列で慌ただしいことが分かっているため、こちらは後回しにしてK1書店に狙いを定めたところ、アフタヌーンが立ち読み可能だったので、これを読破。しかしガンダムエースは、付録のシナンジュヘッドプラモの箱が想像以上に大きく、先月と同様に出荷段階でシュリンクされており…要するに、立ち読みできる可能性はゼロのようだ。

勤務終了後──と言ってもメシ食って、この文章を打っていただけだが(笑)、その割りに眠気と疲労感は抜け切っていないので困る──にD書店へ。ガンダムエースが立ち読み不能なのは覚悟していたが、まさか少年エースが影も形も見当たらないというのは、予想の斜め下だった。
また念のため、帰宅途中に下車して覗いたV書店も、予想通りダンダムエース、少年エースともに立ち読みは不可能。

ああっ女神さまっ
仕掛けた化学反応はテルミットだったか…パタリロでマライヒがダイバーを焼き殺す際に使ったことしか知らない身としては、“かなりエグい兵器”という認識しか無いな(笑)。
モックルカールヴィについては、口では「メカに対する愛情など無い」と言いつつも、製作に注がれだ熱意は紛れもなく愛情と呼ぶべきものだった…というお約束通りの締め方だったが、同じく王道展開ながらも盛り上がったスリュム編に比べると、あまりテンション上がらなかったな。

ヒストリエ
どちらかと言えば“何でもあり系”よりは(ヴィンランド・サガのような)堅実な時代モノに近いと思っていたんだが、どうやら見込み違いだったらしい(笑)…「出会え、出会え」みたいな時代劇ノリの口調に加えて、「イジメ」だの「引きこもり」だのといった単語まで飛び出すなど、ちょっとフザケ過ぎ。

げんしけん 二代目
女の子のはずがないぐらい可愛い女装男子VS身だしなみに全く無関心の腐女子…どちらかと言えば後者に親近感を抱いてしまうところだが、そもそもこういう(目を向けたくない現実を思い出させるような)ネタを扱うこと自体、あまり嬉しくないなぁ。
前シリーズに比べて腐女子の描写に重点が置かれるのは、荻上が実質的な主人公という時点で避けられない面もあるか…あるいは単に、男オタ関連のネタが尽きただけかね?(海月姫に対抗する意図があるというのは勘ぐり過ぎだろうけど)。
オチについては完全に失念していた…というか朽木は、このままフェードアウトしてくれても良かったのに(笑)。

オクターヴ
最終回間近。紆余曲折を経て元のサヤに戻るという流れは、この手の話の基本なんだろうけど、そういう“リアルな人間関係の苦み”を噛みしめさせるより、(たとえ非現実的と言われようが)幸せに満ちた様子を描いて、読み手が幸福感を共有できるような作品のほうが、俺の性に合っていると改めて認識。まぁ単行本最終巻を買うかどうかの判断は、最終回待ちだけど。

いもうとデイズ
こちらも、お兄さんがディアナの恋心に気づくなどクライマックスは近い気配…なんだけど、想いに気づく過程とか、その後の“仕事を捨てて愛を優先”みたいな展開がベタすぎて、ちょっとシラケ気味。

友達100人できるかな
2010年ブロスコミックアワード大賞の受賞おめでとうございます! ついでに、ようやく一人前のマンガ家になれた(←「単行本を10冊出せれば一人前」と目標設定していたそうな)件にも祝福を。
さて今月のターゲットは、クラスのリーダー。友人関係を拡張していけばいずれ衝突するのは避けられないわけで、その意味では必然の展開なんだけど、どうにも面白くない…。どんな作品──バトル系であれスポーツ系であれ、対立関係を描くにあたって、初めから主人公サイドが優位だと緊張感を欠いてツマらなくなる場合が多いけど、これもそのパターンだな。

チェコ(鴻巣世紀)
四季賞受賞作家による前後編120ページを一挙に掲載。主人公が開発した(←こういう“個人レベルでの優れた発明”というのも、ありふれた設定だけどリアリティ無いよなぁ…構成上の利点があるのは分かるが)画期的なアンドロイドには、高い確率で暴走状態に陥るという致命的な欠陥があることが判明。自身が生み出した過ちの責任を取るべく、アンドロイド回収に奔走する主人公。
ブレードランナーかと思いきや、デッカード役はヘタレ科学者で、しかも開発の動機が「自分に都合のいい他人」を作りたかったからだとか、アンドロイドを狩っている今でも、自分を全肯定してくれる理想の女性型アンドロイドを連れ歩いているとか、ダメ人間すぎだ(笑)。
主人公にブレードランナー役を強制していたのが、じつは彼が最初に作ったアンドロイドだった…という真相は、なかなか衝撃的で悪くなかったものの、他の部分のまとまりの悪さと、作画レベルの未熟さ(←これは新人だから仕方ないけど)による低評価は覆しようが無い。

平成デカダンス
四季大賞。乱暴に言えば“脇キャラと羅列ネタを省略した絶望先生”みたいな感じ? だってデカダンスだし…って、単なる自殺願望じゃねーかという気もするが(笑)。
少ないページ数の中に必要なエピソードだけを無駄なく盛り込み、テンポの良い展開で一気に読ませるなど、作画と演出はプロと較べても遜色なく──ぶっちゃけ、↑を凌駕しているのは明らか──このままプロデビューできるレベルなのは間違いない。

ONE HAND SHOOT
四季賞。本誌に掲載されているものも含めて、今月号の作品の中ではブッちぎりに面白かった。作画レベルは極めて劣悪であり、大賞受賞作の隣に載せるのが可哀想なほど──もうちょっと人体デッサンの勉強しないと、まず地球人に見えない(笑)──だが、そんなこと気にならないほどにストーリーとキャラが魅力的で、目を離させない。
シュートを教わろうとする先輩(ヒロイン)は、ひとことで言えばツンデレなんだけど、そういう紋切り型の分類をしようとすると違和感を覚えてしまうのは、その言動が、属性ライブラリから拾ってきてコピペしただけの陳腐なものじゃないと思えるからか。でも実際はヒロインも、言い寄られて困っている彼女を助けるために勝負を挑もうとする主人公も、王道展開の域を全く出ていないワケで、結局は“使い古された素材を、どれだけ目新しく(あるいは、純粋に上手に)見せるか”というテクニック的な問題に行き着くのかねぇ。

0 件のコメント: