木曜日, 2月 25

ガンダムエース4月号

オリジン
今月は休載。次回以降の展開に関して、サンライズやガンダムエース編集部の担当者と打ち合わせを行なったとの事だが、この時点での連邦VSジオンの戦力比率については、そんなに悩ましい問題とは思えんけどなぁ。アニメ版もギレンが射殺される前までは「圧倒的じゃないか、我が軍は」だったわけで、せいぜい互角か、恐らくはジオン有利の状勢だったと解釈するのが妥当じゃないのか?
それから連邦の残存艦隊が撤退を選択しなかった(できなかった)のは、アニメ版と違ってグラナダが背後に位置しているからだと思ったんだけど、どうなんだろ? あと、ジオン内部の勢力争いについて「本国はデギンが抑えていて講和派」というのも引っかかった。正規軍はア・バオア・クーに集結させたとしても、政府内や治安機関などもギレンが睨みをきかせているだろうから、デギンに通じる勢力が──少なくとも、堂々とは──本国で動き回れるとは思えんのだが(←アニメでダルシア首相が、そんなことを言ってたし)。
司令代理にワッケインを持ってくるのは、いい判断だな。シャアのザンジバルに敗北したTV版はともかく、劇場版はあっさり死にすぎだったし。オリジンのソロモン編ではティアンムが見せ場を持っていったので、殺すタイミングを失って放置されてたのかと思ったけど、この展開のために温存していたんだろうか?
「小っこいMSが巨大な艦艇をボコボコ沈めるのに違和感」って、何を今さら…つーか、雷撃機の魚雷で水上艦艇が沈められまくったのは史実なんだから、そんなこと言われても困る。
笑ったのは「オリジンでやってるエピソードのパロディ(大和田やトニたけ)を、同じ号に載せるな」って…いや、むしろ並行して読むから面白さ倍増なのだが(笑)。
ユニコーン関連
脚本の第1稿は90分だったのに対し、当初は40分強の尺で作れと言われたそうだが、どっちも無茶としか言いようがない(笑)。ヘタすりゃ劇場版ゼータの二の舞になるところだったぞ。なんで「いいものを作れば売れる」という正の循環に持って行けないかねぇ?(←売る側も買う側も) まぁ福井が冗談半分で言ったように、最初のクシャVSジェガン戦だけで予算を使い切ってしまう(←今川じゃあるまいし)のも勘弁して欲しいけど。
UCバンデシネ
トビラの煽りによれば「原作ともアニメ版とも異なる」だそうで、さっそく来月にはオリジナルMS(ドーベンウルフもどき?)が登場するそうな。原作にはドーべンは登場してなかったか。まさか旧ネオジオン系MSをコンプ出演させるつもりじゃないだろうな(笑)。
展開そのものはスローペースで、この分だとアニメ第2巻が発売される秋までに、アニメ第1巻のエピソードを消化できるかどうか怪しくなってきた。オリジン終了を見込んで雑誌を生き長らえさせるには、ユニコーンで粘るしか無いのかねぇ…エコールは春に連載再開らしいけど、マクロス連載との兼ね合いを考えれば早々に完結するのだろうし、あとオリジン亡き後の目玉になれそうなのって、北爪の新連載ぐらい?
アニメ版では目を奪われたクシャVSジェガン戦だけど、コミックで見ると何だか普通だったので落胆。やはり最上級のアニメに匹敵するバトルアクションをマンガで完全再現するのは無理か…。
ガンネタ選手権
今月のお題は「手の震えが、止まりません」(シャア)。おっぱいネタは鉄板として、「サイコミュで手袋が飛ぶ」(←ジオングかよ!)は絶対に思いつけないわ。
トニーたけざきのガンダム漫画
脱走したアムロがガンプラを求めてソドンの街をさ迷い、ランバ・ラルと出会う話。パロディとしては正直つまらない部類だが、ガンプラ記念モデルの宣伝ということなので、まぁギリギリ許そう。でもこういう時事ネタは、単行本に収録される頃には確実に風化していそうだ。
光芒のア・バオア・クー
元ネタはGO FOR BROKE部隊かね? どこでもありがちな題材ではあるけど。部隊の用いたムサイやザクが連邦カラーに再塗装されたのなら、ちょっと見てみたい。無人となった街に掲揚されるジオン国旗というラストシーンも、物悲しくてGOOD。
ハイブリッド4コマ
同じネタを繰り返すことで生まれる笑いもあるわけだが、今月は単発のネタが多くてあまり印象に残ってないな。ネタ切れ気味なのだろうか? 唯一ネタが連続して面白かったのは逆シャア関連だな。ナナイの肩書を「愛人」と間違えて呼んでしまうギュネイや、ナナイが八つ当たりで投げたグラスを顔面に直撃してしまうシャアなど。
ガンダム創世
セイラさんの乳首の色にこだわる富野監督は、さすがとしか言いようがない。一気にサクセスストーリーに持っていくのかと思ったけど、まだ紆余曲折を描く模様。以前は「宇宙戦艦ヤマト」と明記していたのに今回は「カマト」ですか…はい、松本修正はいりましたー!
池田コラム
今月の対談相手は岡本麻弥。芝居を勉強するためアメリカに渡ったのは知っていたが、まさか間近で911テロに遭遇していたとは思わなんだ。それにしても酒を飲む話ばっかりだな…「さきに俺(=池田)で良かったよ。最初から矢尾一樹が相手だったら大変なことに」って、どれだけ酒豪なんだ矢尾(笑)。
富野です
後半ほとんど富野の独壇場で、農政批判しつつ昔ながらの循環型農業を推奨してたけど、問題は「じゃあ誰がそれをやるの?」って事だわな。いま起こっている雇用の需給ギャップを見ると、大半の人間は農業のハードさに耐えられそうに無いし。
その他の4コマ
オリジン休載の穴埋めだろうか、ケロケロエースで連載中の作家まで動員するなど、いつもより数は多いものの、記憶に残るほどインパクトの強かった作品は少ない。GMとボールを合体させて“ボム”というネタが、絵と語感の双方で妙にツボにハマったぐらいか。それと、ガンダムを攻撃したのに全く傷つけられず「じゃあ、お前やってみろよ!」と逆ギレするシャアザク&旧ザクもなかなか。あとはシャアのヘルメットの中央がティッシュペーパーの取り出し口になってるとか、ガルマ“さま”とシャアの順序にこだわる腐女子とか、覚えているけど特に面白くは無かったものばかり。

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