金曜日, 9月 25

月末進行・9月編(VSガンダムエース)

昨日は中途半端な時間に睡眠を取ってしまったせいか、帰宅した後はろくに眠れずじまい。なので今日はヤバいかと思ったのに、むしろ完全に体内時計が狂ってしまったらしく、昼間は全く眠気を感じなかった。
眠れないのなら仕方ない!というわけで、昼休みはD書店で長々と立ち読み。アフタヌーンの残りを片づけ、ガンダムエースを3分の1ほど読み終えた頃にかすかな眠気を感じたため、会社へ戻って残りの休憩時間を仮眠に充てる。少しは眠ることができたので、後半の勤務も何とか乗り切ることができた。
立ち読み代償として、GA第3巻を購入。いつの間にか1~3巻までそろっていたけれど、オビ付きは第3巻だけだった。ヤミ鍋の話の完全版(←アニメではカットされた部分があるとの事)を読みたいところだが、今の俺にそんな暇は無いのだった。

友達100人できるかな
ドサクサに紛れて一気に人数をかせぐ暴挙に出たのかと焦ったけど、1人だけだったので安心した…1エピソードにつき1人は友だち認定しなきゃならないという縛りでもあるのかね? まぁ全く無駄にページを費やしたというわけでもないので、批判するつもりはないけど。
友だち10人達成のご褒美として、全人類に向けて宇宙人襲来の真相をアナウンスすることになった主人公…って、これは褒美と言えるのか(笑)。大勝負の前に、大切な人と会って自分の気持ちを再確認するのは、ベタだけどイイよね…つーか、子持ちのお母さんには誰も勝てんよ(←という清々しい気持ちは、この後「ぢごぷり」を読んで粉々に打ち砕かれるのであった(笑))。
カッコ良く決めたと思いきや最後に舌を噛んでしまうとか、つくづくオイシイ場面を逃さない主人公だな…それを見て人類に安心感が広がるあたり、いかにもとよ田作品らしいと思うけど。しかし宇宙人にも大ウケって、全くもって緊張感のない侵略者どもだ(笑)。
武士道シックスティーン
黒メガネの前に立ちふさがった剣道部部長は互角の勝負を繰り広げるも、最後は反則まがいの攻撃に敗れたのであった。何たる悪行! 悪魔超人のごとき黒メガネの暴虐を止められるのは、もはや白の友情パワーしかないのだろうか? 「勝利よりも大切なものがある」と顧問の先生は言うけど、それを真っ向から描いて面白い話に仕上げるのは、今どき難しいわけで。白もたまには暗黒面に片足を突っ込んだりしつつ、共に成長していって欲しいところ。
先月に較べると、面に隠れた表情をキチンと描く努力をしているようで、その点は高評価。
オクターヴ
萌えオタ向け作品が行き着いた一つの答えとして「男キャラの排除」があるわけだが、この作品に関してはどうなんだろう?(当初からこういう予定だったのか、それとも何らかの路線変更が為されたのか) 少なくとも個人的には、最近の展開を歓迎しているんだけどね。
同性愛を自覚するということは、「友達(同性の)」がセックスの対象になりうると気づく事でもあるわけで、この感覚を丹念に描くと、非常にエロイものになるわな。恋愛(心理的な意味での)の経験がない身としては、そういう“シチュエーション”というのが、性的な興味を引き起こすトリガーとして重要だったりする。つまり「タブーを犯すドキドキ感を、性的な興奮に変換できる」という理由から、タブーを含むシチュエーション(近親相姦とか同性愛)に惹かれるワケね。
いっそ今までのストーリーの流れを無視して、「友人を本気で愛してしまったヒロインが、互いに愛し合えるようになるまで」という話を読みたくなってしまったのだが、友人は帰っちゃったから無理だな…仕方ないので、「マネージャーが新人アイドルを籠絡する話」で我慢しよう(笑)。いや、マジでやってくれたら改めて単行本買うよ。
ところで「オタクは、本性を隠している同類を見抜くことができる」と言われるけど、レズビアンはおっぱい触っただけで同類を嗅ぎ分けられるのだろうか?
ぢごぷり
姉のブラック発言にいちいちツッコむの疲れた…という妹のセリフに激しく同意したのも束の間、その遥か斜め上を行く姉の暴言に大笑い。子供を虐待死させた犯罪者を擁護するとか、もう完全に末期症状だろ。いっぽう妹のほうは「いずれ忘れるから問題ない」と悟りの境地に達したようで、そろそろ潮時かね?

オリジン
「ニュータイプ論には共感できない」と言っておきながら、マンガとしての演出方法を考えてしまうあたり、安彦はツンデレなのか職業病なのか…? 全ページがカラーというのはさすがにインパクトあるし、安彦の意図した「ニュータイプの交感を描く」という雰囲気も的確に伝わってくるので文句ナシだけど、いつにも増してMSの描き方が、ロボットというより人間(キャラクター)っぽくないか? 最後のコマなんて、ゲルググがガンダムをカツアゲしてるようにしか見えない(笑)。
シャアが早々とアムロに同志になるよう持ちかけ、しかも自分の出自までバラしたのは意外。まぁ「アニメでは唐突に思えたキシリア射殺までの過程を、自然に見えるよう描きたい」という安彦の言を踏まえれば、アニメのシチュエーションを先行して見せておくのは、異なるルートに進むぞ!という宣言とも取れるか。
トニーたけざきのガンダム漫画
ガルマの死を聞いてデギンの取り落とした杖が、どんどんエスカレートして大惨事に…って、ありがち過ぎるネタに失望しつつ次のページをめくると、そこには地下で開発中だった宇宙人の侵略ロボット特務モビルスーツが大暴れする、阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられていたのだった…ジュアッグの鼻から有毒ガスが出るとか、アッグガイの複眼は覗くと危険だとか、初耳なんですけど(笑)。
ガンダムさん
3倍ネタでからかわれて逆ギレするシャア(←言われてみれば、シャアが自分で「3倍」と言ったわけじゃないよな…)とか、IT化の流れについていけず愚痴るザク司令(話しかけられた旧ザクのほうは、IT技術をバリバリ使いこなしていたというオチ)とか、久しぶりに「ガンダム創世」以外のネタが面白かった。
逆に「ガンダム創世」のほうは、先月よりも更に深い鬱展開のドン底で、今回だけでは評価不能状態。救いのないシビアな状況のはずなのに、大和田タッチで描かれた“ヤケ酒をあおる富野”は、やはりギャグにしか見えないのが困りもの…。
ガンネタ選手権
ギレンがデギンに対し、密閉型コロニーをソーラ・レイに改造する説明を行なうシーンが今月のお題。
巨大望遠鏡に改造してセイラさんの入浴を覗くとか、引田天功を閉じ込めて大脱出させるとか、デギンを暗殺する計画まで説明してしまう正直者ギレンとか、総じてレベル高め。

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