木曜日, 9月 24

月末進行・9月編(VSアフタヌーン)

勤務シフトがいちばん過酷になるタイミングに合わせて月末進行スタートというのは、何とかならないもんかね? 昨日が遅出勤務で今日は早出勤務という最悪のコンビネーションのおかげで、今日は勤務終了後に会社でそのまま爆睡、目が覚めたらD書店の閉店まで1時間を切ってるとか、どんだけ疲れてるんだよ!

まぁそんなわけで、アフタヌーンを半分ほど読んだだけで早々にタイムオーバー。“蛍の光”は流れないけど、店員たちがいそいそと閉店準備に取り掛かる中、立ち読みの代償としてヴィンランド・サガ第8巻を購入して帰宅。
明日からも忙しいのに、初手から遅れを取るとは不覚にもほどがあるな。

百舌谷さん逆上する
皆それぞれコンプレックスを抱えていたり、些細な勘違いをしたり、努力が報われなかったり、そんなことを積み重ねながらも何とか生き続ける…という人生模様。これだけ描けるなら、最初から“ツンデレ”設定なんていう極太の釣り針に頼らなくても良かったのでは?と思わないでもない。あと、カバ夫は明らかに不快指数を上げている(その意味では、ツンデレ設定と打ち消し合っているわけか)ので、もう少しまともな扱いにして。
雪月記
新連載。おっさんキャラばかり(←作者談)の、リアルな戦国モノ&天才軍師モノのようだ。本来なら大歓迎の“男の娘”主人公だけど、この設定やハードタッチの作画とは食い合わせが悪そう。
ヴィンランド・サガ
噛ませ犬をけしかけるのは、記憶喪失あるいは雌伏している主人公を本編に引き戻すための常套手段だよね。DQN坊ちゃんの噛ませ犬テイスト全開ぶりは笑ってしまうほどだけど、相手してたソバカスの女の子が可愛いので許す(笑)。せっかく女の子を可愛く描けるのに、この作者の作品には需要が少なくて残念…まぁ可愛い子よりも、大人のイイ女を描ける漫画家のほうが貴重だから仕方ないか(フィーみたいなキャラの登場を、ひそかに希望)。
坊ちゃんに雇われてる客分は噛ませ犬その2で、たぶん「気をつけろ。こいつ、只者じゃねえぞ!」と叫んだ直後に斬られる役回りだな(笑)。
辺獄にて
四季賞受賞者による読み切り。
進化の極みに達した知性体が戯れに下等生物(=地球人)の感覚を味わおうとするとか、ダンテの「神曲」をSF的に再解釈するというアイデアとか、個別の要素としては大して新鮮ではないし、作画もまだまだ四季賞レベルの拙さが残っていたりするんだけど、緊張感が損なわれないよう演出に気を配ったことで、途中でダラけることなく一気に読み切れた。
異常な状況を慌てず受け入れて話を続けようとしたり、ヒロインに対して優位な立場にあるのになかなか積極的になれないあたりが、いかにも「今どきの主人公」のようで共感できてしまって困る(笑)。



ヴィンランド・サガ第8巻のオビに「アシェラッド、死す」ってオイ! ああ、単行本派の悲鳴が聞こえるようだ(笑)。

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