けっきょくMSX版ドラスレについては、2周目の6面で終了せざるを得なくなった…Ver1.1のように、パラメータ最大の敵が大量に出現して確実に殺されるというわけではなく、もっと単純な理由で絶対にクリア不可能なのである。
すなわち、マップ全体が(何から何まで)直前の面のクリア直後の状態を引き継いで始まるため、剣は拾えないわ、ドラゴンは最初から死んでるわ、全くもってどうしようもないのだ。
2周目の5面、クリア直前の状況
2周目の6面、スタート直後の状況
この通り、ドラゴンも最初から死んでるし…
そんなわけで、中断していたドラスレファミリーの攻略に戻って約2週間、ようやくクリアすることができた。
以前にも述べたとおり、スクショ機能のおかげで信頼性の高いマップを容易に作成できたのと、ステートセーブを使いまくったことにより、実機でプレイするのに比べて、かなり楽をさせてもらえたはず。
基本的に、とくに頭をヒネらなければ解けないような謎は存在せず、せいぜい隠し通路やダミーの壁といった地形トリックの有無を、いちいちチェックするのが面倒だったぐらい(←じつを言えば1ヶ所だけ、最後まで進入できなかったエリアが残っている…どうやって入るんだろ?)。
この点に関しては、スクショ機能を利用して作ったマップの貢献度が極めて大きい…隣接する進入不可能区画への隠し通路の場所について、目星をつけるのに役立ったりとかね。
謎と言えるのはセリナ姫の肖像画ぐらいだろうけど、あれもザナドゥ シナリオIIのDragon Caveを経験していれば、クラウンを装備して飛び込めば何かが起こる…というのは容易に想像できるわな。
もちろん、恐らくザナドゥを未プレイであろうファミコン版のユーザーなどは、それなりに頭を悩ませたのかも知れないが。
謎解きの要素が希薄だった分、むしろ比重が大きかったのはアクションのほうで、こちらは(もしステートセーブ機能が無ければ)何度もやり直しをさせられて、膨大な時間をロスする羽目に陥ったことだろう。
まぁ幸い、最大の難所と思われた岩を動かすパズルについては、結局のところオヤジに頼ることは殆んど無く、お母さんのキックで吹っ飛ばすか、さもなきゃ妹がマトックで壊して突破できたので助かったが(←それにしても、オヤジとポチは出番が少なすぎて、ぜんぜん印象に残ってないような…)、それでも相当な回数、失敗してはリセットを繰り返すことになった。足場が不安定な区画でのジャンプに関しては、言わずもがなである。
ボス戦については、のちにイースの多彩なボスたちにつながる萌芽が見受けられる…と言うのは贔屓目に過ぎるか?
いちおう“3体目は攻撃重視型なので、シールドを装備して身を守るのが必須。逆に4体目は防御重視型なので、防御を捨てて攻撃力を強化し、速攻で撃破すべし”程度のバリエーションは設定されており、少なくともザナドゥのボス連中より攻略要素が増しているのは間違いない。
そして、ついに入手できたドラゴンスレイヤーを装備して臨んだら、これまた予想を裏切ることなく最終ボスのドラゴン(ディルギオス)との戦いに突入! ところが最初の10分ほどは、わずかなダメージしか与えられないまま敗北…という結果の繰り返し。なんと、ドラゴンは頭部を攻めるべし!という歴代シリーズで植え付けられた先入観の裏をかいて、今回は足のほうが弱点だったというオチでした(笑)。
まぁ長年に渡って身体中に染み込んだ記憶というのは恐ろしいもので、さっきまでは普通に飛び道具を撃って敵を攻撃していたのに、ドラゴンと見るや歴代シリーズの記憶がよみがえって、いきなり体当たりで倒そうとしてしまったし。
さて、これまでずっとアクティブRPG系ばかりプレイして少し飽きてきたし、ちょっと気分を変えて次はロードモナークにでも手を付けてみるかね。
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