日曜日, 8月 26

ローマ人の物語(承前)

まず極めて基本的なことで無知をさらしてしまったのが、ケルト人=ガリア人とは知らなかったこと(爆)。だってさぁ、“ケルト”という言葉から連想されるモノといえば、妖精、クーフーリン、魔法使いマーリン…と、いずれもイングランド系のイメージが色濃くて、ガリアすなわちフランスとは縁遠いだろ(←言い訳)。
一方、ケルトといえばドルイド…というのは間違いじゃなかったものの、こちらもD&Dの設定にあったドルイド=自然崇拝というのは史実ではなく、人の姿をとった神々(←ローマ人などと同じく、ギリシャ神話の神)を崇めていたそうな。むしろケルト人(ガリア人)とは対立関係にあったゲルマン人のほうが、そういった擬人化のされていない自然そのものを崇拝していたとか。

で、いわゆるガリア戦記の後半において、ガリア人の部族一斉蜂起の中心人物となったのが、かのヴェルキンゲトリクス…ローマに敵対した人物として、レイストームのボスキャラに名前を冠された7人のうちの、3人目である。7人といってもペンドラゴンは実在していないから、これで6人のうち、ちょうど半分まで来たワケだ。
しかし年代順に並べると、ハンニバル(4面)、スパルタカス(7面)、ヴェルキンゲトリクス(2面)と、見事にバラバラだな…どちらかと言えば地域順に沿って並べたということなんだろうけど、それもちょっと無理がある気が。

勘違いの第二は、かの有名なフレーズ「来た、見た、勝った」が、ガリア戦役ではなく、それよりも後の戦役の際に記されたものだったという事…うーむ、この辺りについては高校の世界史で軽くなぞっただけだから、いろいろとゴッチャになっているな。グラックス兄弟の改革やスッラなど、個々の名前は記憶の奥底に残っていたんだけどねー。

しかしローマ中興の祖にして第二の国父、最後には神にまで叙せられたカエサルも、苦楽を共にした兵士たちには“ハゲの女たらし”呼ばわりだったそうで、ナポレオンの“(チビ)伍長”よりヒドいな(笑)…まぁ、飽くまで凱旋式の際に、ハメを外した兵士たちが愛情を込めて発した呼称ではあるそうだが。

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