そうなると唯一の希望はV書店という事になるが、こちらも“即日完売の可能性が高い”という問題を抱えているわけで…その点、今回のように発売日が(立ち読みに行けない)泊まり勤務と重なるのは、最悪の巡り合わせと言える。
それゆえ今日は、泊まり明けの疲れ切った状態ではあったが、帰りの通勤電車を途中下車し、帰宅する前にV書店へ直行…その甲斐あってかアワーズは2冊が売れ残っており、無事に読むことができた。
なおメガミマガジンも立ち読みフリーだったけど、娘TYPEは完売したのか見当たらず…明日以降、ほかの書店を調べ回る必要があるな(←さすがに今日は無理なので、体力の回復に徹する)。
スピリットサークル
一気にハードな展開が来た…しかも、あと7回分の前世が控えているとの事で、まだまだ裏がありそうだ。これら8つのエピソード全てが相互に連関するようなストーリー構造だったりしたら脱帽するしか無いけど、それは高望みというものかね。せいぜい、ひと通り語り終えた後で、何らかの決着をつける…というパターンが妥当だろうし、ヘタするとギンガサンダーのように、実質的に連作短編ぐらいの関連性しかない可能性も考えられるな。
ア部!葉桜中アニマル部(吉川景都)
新連載。前半だけで導入部を済ませてしまうとは、なかなか手際が良いな。さて後半は…と思ったら、これだけで全部──つまり1話分──だった(笑)。せっかく高評価で「もっと読みたい」と思わせることに成功したのに、ここでお預けを食らわせちゃダメだろ…。
形式としては、ヒロイン→動物たち→主人公…という片想い同士の三角関係を土台とした、ベタなラブコメなんだろうか? 今回を読んだ限り、作者のスキルに問題は無さそうなので、ありふれた題材でも面白く描いてくれそう…と期待しておく。
それでも町は廻っている
ああ、こりゃまた夢オチというパターンかな?
↓
(太ったタッツンを見て)これ絶対に夢オチだろ? でなきゃ許さん!
↓
ああ、やっぱり夢オチ(←正確には、妄想オチ)だったと安堵
…と、翻弄されているうちに読み終わってしまった感じ。まぁ悪くは無いものの、プラスアルファに欠けるんだよなぁ…もっとキャラや作品に入れ込んでいたなら、面白いと思えるんだろうけどね。
裸者と裸者
↑を読んだ後なので「こっちも夢オチか!?」と早合点してしまったが、そういう作品じゃ無いわな(笑)。でも呆気なさすぎる結末に、打ち切り臭を感じたのも事実…実際は“第一部 完”だったワケだが。
天にひびき
どんどん先へ、自分の道を突き進んで行こうとする天才ヒロイン…そんな彼女と共に歩み続けるために、凡才である主人公が覚悟を決める話。これが萌え系やセカイ系だったなら、何もしなくてもヒロインの方から勝手に、大して取り柄もない主人公に言い寄って来てくれるんだろうけど、そんなに現実は甘くないのであった(笑)。
AGEHA
「授業をするのは、バカを減らすため」だの「教師は生徒を殺したいと思ってる」だの、六道テイスト炸裂の問題発言を連発していた教師は、チョイ役で終わらせるには惜しい逸材だ…ぜひ今後も登場するよう希望! 本筋は、どーでもいいや(笑)。
ナポレオン~覇道進撃~
他誌で新連載が始まったとの事で、作画クオリティを維持できるのか心配だったが、まったくの杞憂に終わった。いわゆる“ハニワ顔”(←と言っても目だけで、口の部分は普通)演出は、今回が初めてだっけ? 普通に描くよりも簡単で、なおかつギャグの表現として効果的という都合のいいテクニックだけど、あまり濫用すると本当に「単なる手抜きじゃないか?」と疑われる羽目になるので、ほどほどに願いたい…本来この作品(あるいは作者)は、リアルな絵柄とブッ飛んだ言動との落差で笑わせるタイプだろうし。
初登場でマッセナと対峙するスルト、大使に任命されて羽振りの良くなったランヌなど、今月も見どころが盛りだくさん。ビクトルは、いきなりポルトガルまでワープしていたので焦ったが(笑)、その直後に語られた経緯は、相変わらず悲惨なこと極まりなかったので安心。
しかし今回、最大の貧乏クジを引いたのがルクレールであることは間違いないだろう…とっくに死んでウジが湧いた状態になっているにも拘らず、まだ生きているという妄想に取り憑かれたポリーヌに“看病”されていたとか、どんなホラーだよ!? 少し前の大陸軍戦報で、その最期までがネタバレ的に記述されていた事から、てっきりコミック本編では省略されるものと思っていたけど、こんな斜め上(←下か?)の描かれ方をされるぐらいなら、人知れずフェードアウトしていた方がマシだったのでは?(苦笑)
ドリフターズ
ウォール・オブ・ストーンの意外な活用方法シリーズ第3段(笑)…だから水平方向に発生させるのは反則だってば! でも、階段として利用するアイデアの面白さは、認めざるを得ない…まぁルールブックで規定されていないような行動が取れたり、それをアドリブで判定できる柔軟性もTRPGの魅力なので、これぐらいはマスターも許容してくれるだろう。
そして、リアルタイムで情報を伝達できるクリスタルボールが、今までの戦略の概念を根底から覆す画期的なツールであると気づく信長…今のところは、こういった発想や戦術に関する知識こそが勝利のカギとなっている印象だけど、この路線は最後まで踏襲されるんだろうか? ラスボスっぽいアレとの戦いに際しては、けっきょく(魔法だか何だかの)超常能力合戦で決まってしまわないかと不安…前作(HELLSING)では、そこの所どうだったんだろ?
YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2012年 08月号 [雑誌] |
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