火曜日, 8月 30

アワーズ10月号

今日は夜勤明けだが、待機シフトで充分に休息を取ることができたので、ほとんど眠気や疲労は感じない。
XANADUの続きを早くプレイしたい気もするけど、まだまだ暑くてPCを長時間連続で稼働させるのは難しい以上、昼間は立ち読みの用事を片づけることを優先すべきだろう。
それにしても、ガンダムエース電撃大王が立ち読み不可でぱふも当分のあいだ(←そのままズルズルと無期限に延長されそうだが)休刊と、月末進行がスカスカになってしまい困ったものだ…と思っていたのに、むしろ心おきなくXANADUをプレイできるわけで、これが天の配剤だとすれば見事と言うほかない。

というわけで、昼過ぎには通勤電車に乗って、まずV書店を覗いてみたところ、いつも通りアワーズが立ち読み可能で、代償となるナポレオン第1巻も入荷しているという、理想的な状況。
さっそくアワーズを読み始めたものの、本棚にあったのは1冊のみ(←つまり、誰かに「それ、買いたいんだけど」と言われたらアウト)、同じくナポレオン第1巻も1冊しか入荷しておらず、いつ売れてしまうか分からないという緊張感に責め立てられたせいで、なかなか落ち着いた心境で読むことが難しかった(←だったら買えよ!)。

それでも町は廻っている
ベタな展開やトリックに「じつは裏をかいて、もう一段階」と付け加える方法も、安易というか、陳腐化してしまっているというか…。
先月号の原稿に編集ミスがあったとかで、お詫びと訂正が掲載されていたが、その後ろに載っていた球場ラヴァーズにも同様のお詫びと訂正が…いったい先月号の編集で何があったんだ?

天にひびき
なぜか表紙、ただし巻頭カラーではないという、よく分からん位置づけ。
何だかんだと理屈を並べたところで、けっきょく批評なんてのは自分の好き嫌いを語ってるだけ…って、それを言ったら話が終わってしまうじゃないか!(苦笑)

かみわたし-神様の箸渡し-
しばらく様子見…なんて悠長なこと言ってられないほどツマらないとは予想外。フックになりそうな要素が皆無なんだから仕方ないけどさ。

シャンバラのお絵描きネル(水上悟志)
上記のような状況で読んだこともあって、何が何だか理解できないまま読み終わってしまった。えーと、要するにコロニーが地球と隔絶されていたのは物理的な原因によるものではなく、住人たちの意識という心理的なレベルの問題だった…という解釈でいいの?

ナポレオン~覇道進撃~
ナポとドゼー、腹を割っての対談。クレベールその他の部下たちには猜疑心バリバリだったナポが、なぜドゼーにはあんなに(←先月号参照)友好的だったのか? という読者の疑問に対する答えは、エジプト遠征時の態度だったことが明かされる。
そのうえで、野心とは無縁のように見えるドゼーの振る舞いについて、やはりナポとしては疑念を抱かざるを得ないようで、本心を明かせと詰め寄ったところ、ドゼーいわく、他者からの評判こそが自分の行動原理だとの事。なるほど、これがエジプト遠征で“公平なスルタン”と呼ばれた理由か…もし仮にこの後も生きて、スペインに派遣されていたなら、泥沼化を回避して上手く収めることができたかもね。まず勝利の栄光ありき、評価は後からついてくるだろう…という現実的思考のナポと、対比して描く意図なんだろうか。
気のせいかも知れないけど、作者は巻末コメントで「ウソ最終回の件では、すごい怒られた」とか、単行本第1巻のあとがきでも「借金エピソードは“いい話”のつもりだったが、ネットでの反応は予想外だった」とか、なんだか読者の評価に対してナーバスになってないか? 基本的にクリエイターたるもの、他人の顔色をうかがう(←言わばドゼー型?)よりも、自分の才能を信じて唯我独尊に振る舞う(←こちらはナポ型か)べきじゃないかと。
“ウケるための計算”が透けて見えるような作品よりも、作者自身が「俺はこういうのが好きなんだよ!」みたいなナマの意志をぶつけた作品のほうが、受け手にとっては強烈な共感を呼ぶだろうし。とはいえ、確かにウソ最終回の件は悪ノリが過ぎたわけで、全く他人を顧みずに好き勝手ばかりやるのも問題があるか…難しいところだな。

エクセル♡サーガ
アニメDVDの最終巻に収録されているような、本編と関係ない温泉回を思わせるノリ。
その手の話は、テレビで流れないんだから放送コードを気にしなくていい…とばかりにスタッフもハメを外して、必然性のないサービスシーンを乱発したりするわけだが、こちらは逆に、メディア(←DVDじゃなく単行本だけど)に収録されて後に残る心配が無いのをいいことに、作者が本音をぶっちゃけまくり。
いちおう「無節操な厨二展開の挙げ句に、投げっぱなしの結末」って自覚はあったんだな(笑)。

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