水曜日, 8月 24

アフタヌーン10月号

今日は夜勤明け。あまり疲れていないことに加えて、思うところあっておざなりダンジョン一気読みという暴挙に出たせいで、仮眠を取るのが夕方になってしまった。そのためスケジュール全体が繰り下がり、けっきょく家を出たのは、イナイレGOダンボール戦機を見ながら晩飯を食い終わってから。
通勤電車でV書店を訪れ、アフタヌーンを立ち読みするという定番のパターンを決めることができた。

やたら読み切りが多かった(←休載していたのは、天地明察ぐらいじゃなかったっけ?)けれど、とくに面白いと思えるモノは無く、市川春子宮川輝の作品に至っては(腹痛に悩まされたこともあって)後半は読み流しで済ませてしまう。
また来月から、鶴田謙二が新連載だそうで…って、その前にForget-me-notの続きを描いてくれよ!(苦笑)

ああっ女神さまっ
ウルドが魔族の力を解放することでトラップを突破したものの、力が暴走して…というお約束の展開。まぁ最終章なんだから、この件についてもケリをつけておくべきなのかも知れんね。
こうなった時は躊躇せず対処するよう、事前にスクルドに言い含めておいたわけだが、やはりここは、前回あっさり脱落した(かに見えた)ヒルドが颯爽と登場して事態を解決! ギクシャクしていた母娘の関係も、これをきっかけに修復されメデタシめでたし…という流れが美しいのではないかと。

イコン
単行本第1巻を読んで復習したおかげで、ようやく細かい話の流れやキャラクターも把握完了…って、今さらかよ!?(笑)。これで雑誌掲載分の話も、より理解しながら読めるぜ!と意気込んで臨んだのに、主人公は絶賛・負け犬モードに突入中で使い物にならなかったという…まぁクライマックスの伏線として、もうしばらくネガティブヒーローポイントを稼ぐ体勢が継続するというのは、妥当ではあるな。
代わって大活躍なのがオヤジさんで、頭は冴えまくり、不利な状況を見極めて早々と撤退を決断したりと、完全に主人公を食っている状態。個人的には、今の時点で主人公よりも好感度が高いぐらいなのだが、いいのかそれで?(笑) 期待の斜め上を疾走し続けているこの作品としては、“悪人だけどいい人”なんてベタな扱いに収まる(←挙げ句に、主人公をかばって死んだりしようものなら、もうガッカリだろうな)のではなく、もっとキレまくった言動で唖然とさせて欲しい…と、贅沢な望みを抱いてしまう。

げんしけん 二代目
前回の騒動によって傷ついたであろうハト君のハートを癒すためには、げんしけん腐女子一同が、自分たち全員が斑目受けであることをカミングアウトするしかない…というスーの提案に従って行動開始したものの、予定より早いタイミングで斑目が入室してくるわ、超絶勘違いした朽木が世にもおぞましい行為に及ぼうとするわで、ひどいカオス状態に(笑)。今月も安定の面白さでした。

ぼくらのよあけ
親のほうが、分別のある行動を取っている分だけ感情移入しやすいな(←まぁ当然だが)。しかしその親世代も、かつての過ちが描かれることで、どうなる事やら。

ヴィンランド・サガ
トルフィンとクヌートの運命が再び交錯するための下準備が、ようやく整いつつある様子。そのキッカケとなるスケープゴート役をひそかに充てがわれたのがバカ息子というあたりが、いかにもこの作品らしい。
どうでもいいけど、作者近況の「カブト虫がゴキブリにしか見えない」という感覚には、激しく同意してしまったぜ。

ZNTV東京支局
四季大賞。全部で179ページって、そんなんアリなのかよ…(絶句)。
言うまでもなく311以降、この手の作品は意味合いの変質を余儀なくさせられており、もはや安易なフィクション(エンタメ)としては成り立ちえないわけだが、逆に言えば、それでもなお本質が損なわれないだけの強度を持った本物の作品だけは生き残るだろうし、またそういう作品を簡単に見分けることができるようになった(←これは喜ぶべきことかどうか、判断の難しいところだが)のも事実。
作者はテレビ局に勤めていたそうで、さすがに業界内部の描写はリアル(…って、べつに俺は本物を知らないわけだが)だし、作中で訴えかけているテーマも本気(←少なくとも、そう思わせるだけの熱意は込められている)なんだろうけど、ここまでやるのなら“法律で裁かれない悪人を、個人(被害者の関係者)が私的に制裁を加え、しかもそれを、報道機関を用いて世間に知らしめようとする”という、この手の作品でありがちな題材ではなく、震災そのものを扱うことに挑戦して欲しかった気もするな。
まぁ直接被災しておらず、日常への回帰が比較的容易だった者にとっては“もう”半年近く経ったとはいえ、そうでない者にとっては“まだ”半年なのであって、まだ軽々しく扱える題材では無いという事だろうか? だから主題は別のものに置き換えて、“天災による首都の喪失”という背景設定として用いるのが精一杯だったとか。

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