火曜日, 7月 5

ヤングエース8月号

娘TYPEが予想より早く読み終わってしまい、まだ気力・体力ともに十分余裕があると判断したため、後日に読む予定だったヤングエースもまとめて片付けることに決定…どちらにせよ、D書店以外では読めそうに無いしな。

絶対少女聖域アムネシアン漫才ギャング最終回だったけど、1ヶ月のインターバルがあったせいで、話の流れを把握できないまま終わってしまった印象。
まぁ前者はもともとワケ分かんねー&どうでもいいんだが、後者についてはキチンと読み終えたかった…といっても「単行本を買ってまで確認しようと思うには、いま一歩及ばず」という評価なんだけどね。

ガンナーズ(天王寺キツネ)
新連載。戦時下にあるパラレルワールドの日本とか、メガネを外すと他人の“死”が視える邪気眼主人公とか、もう聞き飽きたような設定のパッチワークになってしまうのは仕方ないとしても、せめて何かひとつ「ここだけは頑張りました」という努力なり工夫なりの痕跡が見当たらないと、ほんとにどうしようもないぞ。

ラストエグザイル-銀翼のファム-(漫画:宮本ろば/原作:GONZO)
巻中カラー&新連載。続編モノにおいて、旧シリーズのキャラが出しゃばるのはあまり良い傾向ではないんだが、やぱりディーオがオイシイところを持って行ってくれると、嬉しい気分になってしまうのは避けられない…。
それにしてもキャラデザは、せめてもうちょっと村田蓮爾に似てる奴を探して来れなかったのか?

O/A〔オー・エー〕
巻中カラー。この前のエピソードの続きがけっこう気になっていたのに、もう先月で完結してしまったのか…残念。まぁ今月も、なかなかの良回ではあったけどね…はるみと津田がデートとか、予想外の展開。
こういう“相手を恋愛対象として認識するギリギリ直前”の状態では、お互いの適切な距離感というものが分からずに、不器用な言動を連発してしまいがちで、そのもどかしいというか、見ていてじれったい感じがたまらん(笑)。
そして、ゆたかがパラシュート降下(←高校生クイズとかで、○×のうち正解のほうのポイントに降下するっていうアレである)に失敗して乱入するというオチも、お約束。
…とまぁ基本的には高評価なんだけど、あえて苦言を呈するとすれば、今回のように変装して姿も似せることが許容されてしまうと、せっかくの“声だけが似ていて2人1役”という設定上の縛り(←言い換えれば特長)が無意味になってしまうのではないか?という点。
そうなると、それは最早ありふれた“そっくりさん”系であって、古典文学や時代劇で使い古されたパターンみたいな話になるのは勘弁してほしいところ…まぁラジオ(スタジオ)限定で話を練るのが、もう限界なのかも知れないけどさ。

BLACK★ROCKSHOOTER イノセントソウル(原作:huke/漫画:鈴木小波)
明示されていないけど、これも恐らく新連載。敵である少女のバックグラウンドは、単に“いじめを苦にして自殺した”というありがちなものではなく、“いじめられていた事さえ忘れられた”というように一応ひと捻りされており、今の時代性に沿ったものと評価できなくもないが、それなら“今どきのメディアを駆使したイジメ描写”という点で、ぼくらのよあけの方が個人的には高評価だな…まぁこういう不愉快なネタ自体、どうでもいいから優劣を競っても仕方ないけど。
けっきょくBRSという企画は、キャラデザ(←「初音ミクのパクリ」という誹謗も含めて)と、独創的な売り出し方そのものが内包する話題性を武器として宣伝する戦略だから、ストーリーに関しても、整合性や安定性より、とにかくユーザーの目を惹いて話題になればいい…みたいな姿勢が重視されるのかもね。その結果、より過激な描写や、投げっぱなしオチのような「とりあえずユーザーが騒ぐ」ような方向性を、安易に選択しているんじゃねーの?と勘ぐってしまう。

トニーたけざきのエヴァンゲリオン
ネルフの予算削減圧力に悩んだリツコが窮余の策として閃いたのは、「やたら複雑な面構成で、個体ごとに異なるエヴァの外装のデザインを、単純化&共有化すること」だった…って、その結果は、まるで黎明期の特撮に登場したロボット型ヒーロー(←なにか特定の元ネタがあるのかも知れないが、俺には分かりかねる…)みたいになってるし!
しかも、なぜかそれに合わせて使徒のデザインまでが、チープな特撮の着ぐるみっぽくアレンジされてるという…なんで第5使徒と第10使徒に、足が生えてるんだよ!?(←“中の人”の存在を、隠そうともしていないのが笑える)

ナナマルサンバツ
長い時間をかけて淘汰・洗練されたからこそ、そうやってできた問題はベタな問題として頻用されることになり、そこにはクイズ攻略の基本となる要素が詰まっている…など、テクニカルな視点で取り上げているあたり、「とりあえず題材にしてみた」というような安易な姿勢でなく、本気で取り組んでいることを改めて思い知らされた。作者(あるいは編集者?)自身がクイズにハマった経験があるのか、それとも、どこぞのクイズ研が協力しているのかも…単行本を読めば分かるのだろうか?
早押し器って、正式なものは10万円もするのかよ…まぁ量産効果が期待できないから、実質的に一品モノみたいなモンだろうしなぁ。本物にこだわらないなら、電器店とかホームセンターで部品そろえて、自前で安く作れそうな気もするけど…でもまぁ“必要は発明の母”(←ちょっと違うか?)とばかり、電卓のボタンで代用するというのは面白いアイデアだ。
ともあれ“ちょっと毛色の違う部活モノ(競う要素あり)”として、かなり評価が上がってきたのは間違いない。

Fate/Zero
相変わらず、イスカンダルが豪快すぎる。自ら真名を明かすわ、セイバーとランサーを部下に勧誘するわという突拍子もない行動の連続に、一同ドン引き(笑)…あの生真面目なセイバーまでダバ顔になってるし。

JA~女子によるアグリカルチャー~
畝を作るのは、効率よく水が行き渡るようにするためだが、きちんと水はけを考えないと、溜まった水のせいで根腐れを引き起こすそうな…まぁこの辺りは専門知識ということで、知らなくても許されるか? だけど“大豆は枝豆の大きくなったもの”というのは、知らなきゃバカにされる一般常識レベルじゃないかと、ちょっと不安になってきた(笑)。

大好きです!!魔法天使こすもす
サンスケを真人間にしようと奮闘するエピソード…といっても、素直に“いい話”系の展開になるはずもなく(笑)。
車内で向かいの席に座ってる乗客たちがパンツ見えて喜んだことから、それが「ひとを喜ばせること」と早合点したサンスケが、とりあえずスカートめくったりパンツ脱がそうとするという、例によってアタマの悪いエロ展開に…。
そして後半は暗転(←もう、このパターンにも慣れたな)。他人の心を理解できず、全てをあきらめ絶望だけを抱えているサンスケが、救われる道はあるのか? 次回以降の展開で、評価が激変しそうな予感。

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