土曜日, 6月 6

#26 Play Back Version.S

ちょうど2クールで最終回・・・って、テレビアニメかよ(笑)! いろいろと感慨深いけど、今は早くプレイしてみたいという気持ちのほうが強い。

というわけで最後の難関、Level.11のお披露目である。


Level.11左上および左下エリア(左上より、74・〔00・06・34・42・穴10▲〕・01・51・16・病・穴10▲・〔04・47・53・穴10▲〕・03・〔11・店79〕・穴10▲・12・60・10・〔35・店80〕・52・22・76・25・33・62・17・36・〔63・店77〕・26・14・20・45・37・07・15・〔65・店78〕・21・寺・24・77)



右上および右下エリア(左上より、〔00・06・34・42・穴10▲〕・01・51・31・穴10▲・穴10▲・穴10▲・穴10▲・穴10▲・60・72・43・23・52・40・穴10▲・61・33・62・46・27・55・36・穴10▲・70・26・67・45・37・〔05・73・64・穴10▲・32・02・75〕・71・07・66・57・24・77)


店79・・・PAST VISION SHOWN BY THE STAR DRAGON(ザ・スタードラゴンが見せる過去の光景)
店80・・・DYING MESSAGE(ダイイング・メッセージ)
店77・・・PAST VISION SHOWN BY THE MOON DRAGON(ザ・ムーンドラゴンが見せる過去の光景)
店78・・・PAST VISION SHOWN BY THE SUN DRAGON(ザ・サンドラゴンが見せる過去の光景)


Level.11の基本コンセプトは2つ。
第1に、基本通路を逆さツララにすること。これは前作Level.10をさらに高難度化したもので、今回はMantleに加えてWinged-bootsも同時に使用しなければ、通路の移動もままならない。MantleとWinged-bootsは各々まとめ買いしているはずだが、ここをクリアするのに数が足りるかどうかは微妙なところだと思われる。
第2のコンセプトは、Level.1~10に1つずつあるDragon Caveから個別の区画にアクセスし、それぞれ小クエストを行わせること。そして各区画は塔内マップや配置デカキャラ・謎解きなどの要素において、元のLevel.1~10を回想させるような内容とすること。


Level.11塔内マップ

具体的に列挙してみよう。
Level.1
まずはチュートリアルということで、塔の入り口は1ヶ所だけ&塔内も1部屋のみ。本当は4ヶ所・4部屋の予定だったけど、全体の部屋数の見積もりを誤ってしまい、ここを削減せざるを得なかった。ハズレ部屋に今さら(Level.1と同じように)Acidを配置するという嫌がらせを考えていたのだが、ボツになったのは残念。
Marivouxを倒すとFire Crystalが入手できる。
Level.2
第2Crownのある隠し部屋と、その周囲の合計2×3部屋を再現。隠し部屋にいるHydraがFire Crystalを守っているのだが、今回は外世界を探せば普通に出入口があるので、壁抜けアイテムを使わなくても隠し部屋に入れる。壁抜けアイテムを無駄づかいさせようという、一種の引っ掛けだな。
Hydraの他にも、第1CrownホルダーのPelutonとダライアス区画のGreat Krakenが登場(部屋の配置も、できるだけ類似させた)するが、これらはハズレ扱い。
Level.3
例外的に、元のLevel.3とは全く無関係のmapデザインになっている。Fire Crystalの入手先は外世界をうろついているGLM-B046の第4グループであり、6ヶ所ある塔の入り口は全てハズレ。ところが外世界は市松模様となっており、斜め方向にしか移動できない。つまり敵と接触するには、Silver Roseを使ってハードブロックを消し、移動スペースを確保するしか無いわけだ。
Level.4
登場するモンスターは、Fire Crystalを守るZshokkeのみ。それ以外の室内スペースは全部、Candleに費やされている(9個×6部屋-1個=53個)。
遅ればせながら、これでCandleも99個コンプ達成となるわけだ(←これも、ひどい嫌がらせだな)。
Level.5
グラディウス&沙羅曼蛇区画からヴァリスが再登場。
左のコア(出入口)にはLevel.5と同じくBorgesがおり、右側のコアに入ればTHE MOON DRAGONとの再会が待っている。まあ本人がLevel.5から出張ってきたわけではなく、テレパシー系(Level.8でTHE STAR DRAGONが行なったような)、あるいはイリュージョン系の魔法で必要な情報を与えたと解釈するのが妥当だけど。
【PAST VISION SHOWN BY THE MOON DRAGON】
(ザ・ムーンドラゴンが見せる過去の光景)
After having lost
body by the first
defeat,GALSIS
began resurrection
of its body.
To obstruct it,
WE 3-DRAGONS put our
efforts together,
produced THE ORB
that effects to bend
the time and space,
and sealed off
essential body of
GALSIS on the inside.
最初の敗北で
肉体を失った後、
ガルシスは肉体を
復活させようと
し始めた。
それを阻止するため、
我ら3体のドラゴン
力を合わせ、
時間と空間を
折り曲げる効果のある
オーブを創り出し、
ガルシスの本体を
その内部に
閉じ込めた。


















この情報だけでは大した価値は無いが、他の2体からの情報を合わせることで、Level.11クリアのヒントが見えてくるだろう。
中央のコアには、この区画を担当するFire Crystalの守り手がいる。こいつらは一見するとMIST DRAGONのようだが、名称変更に気づかず倒してしまうと、KRMが付いてDragon Caveを通過できなくなり、手詰まりになる恐れがある。
Level.6
THE MOON DRAGONに続き、ここではTHE SUN DRAGONと再会することになる。
【PAST VISION SHOWN BY THE SUN DRAGON】
(ザ・サンドラゴンが見せる過去の光景)
However,
3-DAEMON LORDS
assaulted us
to rob of THE ORB.
And at the end of
an intense fight,
it was broken into
several pieces of
FIRE CRYSTAL.
The majority of them
were plundered by
the enemy excluding
some of keeping
the possession
of our family.
しかし3体の
デーモンロードたちが、
オーブ
を奪うため
襲いかかってきた。
そして激しい
戦いの末に、
それは砕け散って
いくつかの
ファイヤークリスタル
欠片になってしまった。
その大半は
敵に奪い去られ、
残るいくつかは
我々の眷族が
守り続けている。



















ここで、ガルシス&デーモンロードたちと三大ドラゴンの対立の構図、およびFire Crystalの出自が明らかに。Fire Crystalのいくつかは三大ドラゴンの眷族──すなわちCRYSTAL DRAGONとDIAMOND DRAGON(それぞれ、MIST DRAGONとLITTLE DRAGONの名前違い&カルマ持ち)が守っているという設定であり、このLevel.6区画にも何グループか配置されている。
それにしても、本当にいいタイミングでmon変換プログラムが作られたものだ。三大ドラゴンの眷族は設定だけの存在で、ゲーム中に登場させられるとは思ってなかったのだが、プログラム入手をきっかけにMIST DRAGONとLITTLE DRAGON(およびGriffon)を流用するアイデアが閃いたし、そこから連鎖的にFire Crystalを巡る闘争の背景も浮かんできたんだよね。制作者の282氏に深く感謝。
Level.8
外世界の迷路は広大なのに、塔の入り口は1ヶ所しか見当たらない。入ってみると、縦一列に並んだ8部屋が無限ループを構成しており、それらの部屋から外に戻ってみれば、そこは逆さツララに重なった隠し出入口になっていることが判る。Level.8と同様に、出入口が他の地形で擬装されているわけだ。
無限ループする8つの部屋の中には、Fire Crystalは見当たらない。ならば他にも隠し部屋が存在するのでは・・・?という可能性に気づき、逆さツララ迷路を調べ続ければ、やがてその努力は報われるだろう。その隠し部屋では、DIAMOND DRAGONの一群がFire Crystalを守っている。
またLevel.5区画にTHE MOON DRAGONが、Level.6区画にはTHE SUN DRAGONが居たことを踏まえれば、ここではTHE STAR DRAGONに会えるはず・・・という推測に基づいて、ループ構造の8部屋の出口を全部きちんとチェックしていくと、果たしてその中の1つからTHE STAR DRAGONの居場所へと到達することができる。
【PAST VISION SHOWN BY THE STAR DRAGON】
(ザ・スタードラゴンが見せる過去の光景)
Collecting pieces
of the majority,
DAEMON LORDS
succeeded in only
a little opening
of the seal,and
GALSIS restarted the
resurrection slowly.
Before completing
the resurrection of
GALSIS,You must
collect all pieces
and reach the place
where it is sealed.
過半数の破片が
集まったため、
デーモンロードたちは
わずかだが
封印を開くことに
成功してしまい、
ガルシスは再び
ゆっくりと
復活を始めた。
ガルシス
完全に復活してしまう前に
全ての破片を集めて、
奴が封印されている場所へ
辿り着く必要がある。


















これで現在までの状況と、「Fire Crystalを集めて、ガルシスの封印されている場所へ行く」という目標が明かされたことになる。
やたら"resurrection"を連呼しているのは、言うまでもなく名曲"The Resurrection of Dragon"にちなんで。原曲もいいけど、邪悪さの倍増しているアレンジ版は素晴らしい。だからこそラスト部分の爽快感が際立つというものだ。
Level.9
7Gates区画の7番目の門を再現。
今回も正解のイニシャルは"G"なのだが、それはGuinというより、GLM-B046の第4グループ(Fire Crystalホルダー)を指している。
Level.10
CrossホルダーのXarenが潜んでいた隠し部屋を再現。
Level.10と違って普通に進入できるため、壁抜けアイテムは不要。しかし出口が存在しない点は変わらないので、やはり壁際で待ち構えて、GLM-B046の第4グループ(Fire Crystalホルダー)が近づいてきたところを倒すしかない。
Level.7
出入口の総数は9つで、そのうち8つはLevel.7を再現した縦ループ構造の部屋に通じている。残る1つを進んだ先に居るのが、最後にして最強のデーモンロード・・・すなわちデーモンロード・キャプテンである。まあ偉そうなのは肩書きだけで、パラメータは通常のデーモンロード(Buzzati)と何ら変わらない。デカキャラはmonファイル以外の場所で管理されているので、変換プログラムの影響を受けないのだ。デカキャラも変換できるなら、
White Dragon→THE MOON DRAGON
Red Dragon→THE SUN DRAGON
の名称変更をやりたかったところなのだが。
さてデーモンロード・キャプテンを倒し、その部屋から外に出ようとすると、メッセージ用SHOPのある区画に飛ばされる。
【DYING MESSAGE】 (ダイイング・メッセージ)
DAEMON LORD CAPTAIN
said that
you were fool,
great GALSIS
was not HERE.
...And he died,and
did not talk about
anything any longer.
愚か者め、
偉大なるガルシス様は
ここには居られぬ、と
デーモンロード・キャプテン
言った。
そして彼は息絶え、
もはや何も
話すことは無かった。











もう少し分かりやすいヒントを与えようかとも考えたのだが、ここまで来られたプレイヤーなら自力で解けそうなので、これだけの記述にとどめた。
敢えてHEREと強調しているように、ガルシスの封印の入り口は「ここであって、ここではない場所」つまり同一座標上だが別のLevelに存在しており、集めたFire Crystalの力を使うことでのみ辿り着けるのだ。

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