火曜日, 6月 2

#25 mapデータが物故割れた!?

まずは前回の疑問、monファイルにおけるモンスターの戦闘パターンに関して、本スレで282氏から追加説明あり。
>「UN」の値が魔法使用可否に影響していることが判りました。
魔法を使わせたい場合は6~11までの値を設定してください。
但し、6の場合は3グループ目以降に限定されているようです。

との事で、やはり諦めるしかないようだ。

また221氏によってmap221の改良版が上げられたが、さすがに今はプレイするヒマが無いので後回し。いちど制作を中断してしまうと、状況の把握し直しやらモチベーションの回復やら色々と大変なのよね。

そんな紆余曲折もありつつ完成したLevel.8は、ご覧の有り様だよ!


Level.8左上および左下エリア(左上より、77・67・〔70・穴9▲〕・52・51・57・54・穴9・46・17・穴11▲・病・店11・53・56・55・61・66・13・32・65・72・15・02・37・14・27・45・41・64・22・03・30・05・35・04・00・16・25・店12・71・21・店14・06・12・62・43・40)



右上および右下エリア(左上より、〔70・穴9▲〕・26・51・54・75・53・55・31・74・66・13・32・65・73・10・07・14・76・36・41・22・33・34・63・35・04・23・42・01・店12・店14・11・24・62・40・47・店13)


店11・・・THE MAGIC CIRCLE OF DIMENSION SHUFFLE(ディメンジョン・シャッフルの魔法陣)
店12、店13・・・(メッセージ)
店14・・・THE STAR DRAGON'S LAIR(ザ・スタードラゴンの棲み処)


簡単な暗号で指定した座標に隠し出入口を設定し、そこを順番に廻って行くことで目的地に辿り着ける・・・という、ありがちなコンセプト。地形デザインは、初期構想では普通に巨大な塔だったが、今ひとつインパクトに欠けたので変更した。
初めてエディタを使った時、ベース指定(シナリオⅠかシナリオⅡか)を間違えてmapファイルを開いてしまい、グチャグチャのマップが表示されて驚いたのがアイデアの源泉である。単なる手抜きという気がしないでも無かったが(じっさい、背景だけなら今までで一番早く完成した)、暗号の作成と並行しつつ、座標が被らないように約60ヶ所の隠し出入口を設置する作業は、なかなか面倒なものがあった。

唯一の正規ルートであるLevel.9のCaveから出ると、まずは巨大な魔法陣──と言っても、○×クイズ区画の使いまわしだったりするのだが(笑)──のお出迎えを受けて、設定およびルールの説明となる。
【THE MAGIC CIRCLE OF DIMENSION SHUFFLE】
(ディメンジョン・シャッフルの魔法陣)
Huge magic circle is
drawn,and spells are
carved for its outer.

L05B R10F U15D D20G
L25E R30H U35K D40I
L45L R50N U55J D60P

You found a document
with DAEMON LORD
CAPTAIN's signature.
It's written,"Make a
DIMENSION LABYRINTH
from which anyone
cannot escape,and
maintain it."in it.
巨大な魔法陣が
描かれており、
その周囲には
呪文が
刻み込まれている。

あなたは、
デーモンロード・キャプテン
署名が入った
命令書を見つけた。
そこには
「何者も脱出不可能な
次元迷宮を構築し、
それを維持せよ」
と書かれている。




















Level.9で見つかったデーモンロードの命令書から、このLevel.8に「ガルシスにとって最大の脅威」が存在することが分かる。それを7つの門とディメンジョン・シャッフルの魔法陣の2段構えで、厳重に封印しているという設定だ。
mapデザインがご覧の有り様になったのは、このディメンジョン・シャッフルの魔法のしわざで、魔法陣に刻まれた術式──要するに、ただの暗号(笑)──を解読することで、正しい道を進める仕様になっている。
暗号自体は何のヒネリもない単純なもので、U・D・L・Rとその横の数字が上下左右の方向および歩数を示していることは簡単に分かるだろう。最後のアルファベットも、塔内に進入してみればすぐに明らかになる。

Level.8塔内マップ

塔内は基本的に、Leve.7と同じく縦方向に無限ループする貫通構造になっていて、各部屋にはArmorが1つずつ配置されている。このArmorの品種が暗号のアルファベットに対応しており、例えば1つ目の"L05B"は「外世界を左に5歩進んで塔内に入り、Leather-Armorのある部屋から外に出ろ」という意味になるわけだ。

指示アイテムがArmorなのは、Chain-Mailの残りをここでコンプさせる目的も兼ねている。この時点では、MantleとWinged-bootsをたて続けに購入してほとんど文無し状態になっていると予想されるので、Chain-MailとRed Potionの売却益で何とか食いつないでもらおうという計算だな。
だがChain-Mailのコンプは、言うほど楽ではない。塔内の左側エリアはループ構造なので、Chain-Mailを拾ってからループして目的の部屋に戻ればよいのだが、右側エリアはループ構造になっておらず、孤立していて発見が難しい部屋や、Chain-Mailがある部屋に入るため正規ルートから外れなければならない場合も多いのだ。
Armorは通常それぞれの部屋にA~Hの順番(あるいは逆順)に並んでいるのだが、それを逆手にとって順番を入れ替えた引っ掛けもあちこちに施されているので、油断がならない。
正規ルートから外れてやり直すのは、Winged-bootsの浪費につながるので避けたいところ。しかしRed Potionをコンプするためには、寄り道してHydraなどと戦わざるを得ず、これがまたWinged-bootsの消耗や正規ルートを見失う恐れにつながるあたりが、けっこう悩ましい問題になるはず。

さて、暗号を解読しつつ進んでいくと、途中で新たなメッセージイベントに遭遇する。
The voice has
affected directly
in your head.
"DAEMON LORD noticed
your invasion,and
began to rearrange
the dimension
structure.
I construct
safe escape path,
and you must
go to that."

L60C R50G U35E D20A
L20F R25H U15C D30D
あなたの頭の中に、
直接
声が響いてきた。

デーモンロード
お前の侵入に気づいて、
次元構造を
再構築しようと
している。
安全な脱出路を
作るから、
そちらに進め」


















このように途中から別の暗号に切り替わるのは、最初の暗号を後ろの方だけ解読して、先回りするズルを防止するため。まあ暗号の後半はもともとダミーで、そこに書かれている高級Armorはどこを探しても見つからないから、先回りのしようも無いんだけど。

文面から、このメッセージを送ってきたのはデーモンロードの敵側の存在だと推測できるだろう。その指示に従って進む(仮に最初の暗号に従いつづけても、その進路は途切れてしまう)と、さらに新たなメッセージイベントが発生する。
You have heard a new
voice in your head.
"You will be trapped
if keeping going.
You had better
change the course
as I direct it."

L70B R50F U40F D05D
あなたの頭の中に
新たな声が聞こえてきた。
「そのまま進み続ければ、
敵の罠に
かかることになるぞ。
私の指示に従って
進路を変更しろ」












この文面に違和感を感じるかどうかが重要。これを鵜呑みにしてその指示どおりに進路変更すれば、見事このディメンジョン・シャッフルを起こしている張本人・・・2人目のデーモンロードが待ち構える部屋にご招待!となる。
ちなみに、こいつは何のアイテムも持っていないので、倒しても全くのムダである。倒すとディメンジョン・シャッフルの魔法が効力を失って、本来のLevel.8の姿が明らかに・・・とかだったら劇的なんだろうけど、生憎そんな処理ができるプログラム能力なんて持ち合わせてないんだ(泣)。

デーモンロードに騙されなかった(あるいは騙されてやり直した)場合、そのまま2つ目の暗号に最後まで従うことで、ついに目的地・・・「ガルシスにとって最大の脅威」の元へと辿り着くことができる。
【THE STAR DRAGON'S LAIR】
(ザ・スタードラゴンの棲み処)
A huge diamond
dragon said that
his fang could
penetrate any
dragon's scale and
crush its essential
body,if you SLAYED
with THE SWORD that
he forged from the
fang,GALSIS would be
destroyed completely
this time.
巨大なダイヤモンド
ドラゴンが言うには、
彼の牙は
いかなるドラゴンの
ウロコも貫いて
その本体を滅ぼせるので、
あなたが
その牙から鍛え上げた剣で殺せば、
今度こそ
ガルシス
完全に倒せるらしい。
A:Dragon Slayer(Dragon Slayer×999) 3275000-Gold

















暗号で指定された座標はハードブロックになっているが、これは最後の封印という扱い。Silver Roseで人面石に変え、さらにMattockなりMantleなりを使用すれば、ようやく中に入ることができる。
このような仕様にしたのは、封印の厳重さを強調すると共に、当てずっぽうでこの場所が見つかるのを回避する狙いもあるからだ。

最後に、このLevelのmonファイル操作についてだが、GriffonをRuby Dragonに名称変更した。設定上、ここにいるとすればDiamond Dragonのほうが妥当なのだろうけど、赤色ベースのグラフィックはどう見てもダイヤじゃなくルビーなので仕方ない。
いちおう味方扱いなのでカルマ有りに切り替えたが、戦闘パターンその他のパラメータは元のままなので、容赦なく襲ってくる。まあxanaduでは攻撃的なカルマモンスターも多いし、ひょっとするとディメンジョン・シャッフルの魔法の悪影響で敵味方の区別がつかなくなってしまったのかも知れない・・・おのれデーモンロード、なんて悪い奴だ!(笑)
でもプレイヤーの多くはWinged-bootsの消耗を嫌って、実入りの少ないGriffon(に見える)を相手にせず飛び去ってしまいそう・・・誰にも気づいてもらえなかったら悲しすぎるな。

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