水曜日, 10月 31

メガミマガジン&娘TYPE11月号

帰宅して食事を摂った後、ひと眠りして午後3時半ごろに目を覚まし、チャリンコで出かける。なるべくV書店ばかり頼るのを避けるつもりでO書店まで赴いたものの、メガミマガジンはシュリンクされており娘TYPEは見当たらないという惨状では、どうしようも無かった。
ついでに買い物も済ませようと、近辺のスーパーや100円ショップも覗いて回ったのだが、こちらも成果に乏しいまま、けっきょく帰り際にV書店を訪れ、見本誌形式のメガミマガジンとフリー状態の娘TYPEを、まとめて立ち読み。

メガミマガジン表紙は、劇場版まどか☆マギカ。特集記事については、巻頭ではなく別冊付録に掲載。表紙にタイトルの記されている新作“反逆の物語”で、今度こそシリーズ完結かと思いきや、まだまだ続ける気マンマンなのね(苦笑)。もともとは設定とストーリーのネタバレ衝撃が最大の売りという作品だったわけで、その方向性を維持しての長期展開は難しいんじゃないかと…別の方向を目指す見通しがあるのか、もしくは──見通しが立たないとしても──手に入れた知名度を骨までしゃぶり尽くす(←天地無用とかエルハザードの末路を知る身としては、ああいう惨めな姿は見たくないのだが)つもりなのかね?

掲載位置は中央ながら、かなり力を入れて特集されているという印象を受けたのが、ガールズ&パンツァー。なにしろ登場キャラが多いから、音響(=声優のギャラ)方面に予算を食われるのでは?と勝手に妄想していたけど、宣伝費のほうも潤沢なのだろうか。
あるいは雑誌サイドの主導による特集なのかも知れないけれど、それにしては(女の子そっちのけで)戦車の設定画を大々的に掲載するという、メガミマガジンにあるまじき(笑)編集方針だし。まぁアニメ本編でも、戦車の描写は想像以上に凝っていたしな…もっと適当に済ませて、ほとんどの時間は(日常系のように)ヒロイン連中をダベらせるだけで終了かと思ってたわ。
インタビューによると、シリーズ構成の吉田玲子は、取材の一環として八九式に試乗したそうで、それが車内の装飾ネタや“戦車を洗車”ネタのアイデアにつながったとか…一応はミリタリーものであるにも拘わらず、シリーズ構成を女性に任せて大丈夫かと不安だったが(←現に、戦車に関する知識は無かったようだし)、そこは“戦車のシロウトであるヒロインたちの反応を、リアルに描写”することを優先したわけで、その判断は正しかったようだ。なお作中ではパンツNGだけど、取材したところでは、現物だと席に座ったらパンツが丸見えになるとの事。
ちょっと驚いたのは、IV号戦車に関する資料が少なかったという点…もちろん形状に関しては相当に研究されており、充分な情報が揃っているものの、それらは飽くまで“モデラーのための”ものであって、本作のように“実物を動かす”様子を描くうえで参考になるようなモノは、あまり残っていないという…戦闘機(←冷戦とかスピットファイアとか)と違って、昔の機体をレストアして操縦するようなマニアがいないのかね?

スクープ(?)扱いの新作まじかるすいーとプリズム・ナナと、来月からコミックの連載が始まるというスタプラ!NG♪は、どっちも現時点では面白そうに見えんなぁ…もちろん実際に始まってみないことには、なんとも言えないけど。

リリカルなのはのコーナーでは、劇場版第3段についての言及…やはり企画は検討されているらしい。まぁStSアンチとしては、(尺の長さや設定・ストーリーの複雑さゆえに)StSをそのまま映画化するのは無理と聞いて、とりあえず安心した(苦笑)。


一方、娘TYPE表紙&巻頭特集は、劇場版BDが発売されたばかりのストパンと、監督つながりでビビッドレッド・オペレーション(新作)。
前者に関しては、BDの誌上コメンタリーなる企画が行われ、けっこうネタバレを食らってしまった…まだ観てないのに(泣)。でもまぁコメンタリーの内容や掲載されていたカットを見ただけでも、かなりペリーヌが優遇されているのは間違い無さそうなので、期待して良いのかも。購入レベルに到達するほどの傑作である可能性も考慮するなら、限定版BDが楽天ブックスで品切れになったり値引き率が下がってしまう前に確保すべきであって、なるべく早めに鑑賞する必要があるな。
ちょっと気になったのは、ネウロイは無機物にしか興味を示さないので、その占領地では自然環境が回復する…という話。ストパンもシリーズは継続するようだけど、仮に今後、ネウロイの正体が明かされるような事になったとして、安っぽいエコロジー思想やガイア理論などを匂わせるようなオチに持って行くのは、勘弁してもらいたいところ。でも、ストパンは(個々のキャラに焦点を当てたエピソードこそが魅力的なのに)、終盤にかけてムダにシリアスでスケールの大きい話をやってズッこけた前科があるわけで、どうにも不安が残る…。

ピンナップについては、両誌とも目を惹くものは無し…そもそも今期は、キャラデザは良いのに内容がダメダメな作品(←さくら荘とかリトルバスターズとか)と、話は面白いのにキャラデザが今ひとつな作品(←おにあい)という両極端なケースに分かれている感じ。
両方のバランスが取れているのは、中二病ぐらいだろうか? でも、あれは“小動物を愛でる”系の可愛さであって、記事やピンナップのような静止画で見るよりも、アニメで動いてこそ…というタイプだし、総合評価としては、今ひとつ突き抜けている部分に欠けるんだよね。

ジャイロゼッターは、メガミマガジンで白黒8分の1ページのみという最低ランクの扱い…まぁ表向きは夕方放送の子供向け番組というカテゴリーだし、今月号の編集会議の時点で、その本性に気づかなかったとしても仕方ないか。実際には、もしピンナップを発注しようものなら、勝手に(こちらのオファーを上回るような)サービス過剰な絵を描いて寄越しそうな作品なワケだが(笑)。
意外だったのは、腐女子テイストが露骨だったので早々に切ったKが、両誌ともに取り扱われていたこと…いつの間にか、女性キャラが4人も登場していたようだけど、だからと言って今さら見直そうとは思わないしなぁ。
逆に(同じMBS枠である)絶園のテンペストは、全く扱いが無かったという…まぁ確かに葉風をピンナップに描くとしても、半裸が普段着という状態だし、これ以上はエロの上乗せをするのが難しいかも。となると27歳(無職)が、年甲斐もなく頑張るしか無いな(笑)。

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