水曜日, 5月 30

アワーズ7月号

昨日が遅出勤務だったにも拘らず、今日は始発で出勤しなければならない早出勤務。そんな過酷なシフトの割には、さほど睡眠不足を自覚することも無かったのだが、うっかり弁当を持って行くのを忘れてしまったあたり、やはり集中力を欠いていたようで…(苦笑)。
まぁ仕事ではポカをやらかさずに済んだし、もともとは朝食の予定だったバナナを2回に分けて食べることで、なんとか空腹も乗り切った。さらに、通勤電車内に捨てられていたマガジンを拾い読みできたりと、なかなか風向きは良さげ。
ならば、ここは攻めの姿勢を維持すべきだろう…ということで、もう少しだけ食事を我慢し、帰りの通勤電車を途中下車してV書店に赴いたところ、アワーズが在庫あり&娘TYPEメガミマガジンまで全てが立ち読みフリーという、文句なしのパーフェクトな状況。
だが、その喜びも長くは続かなかった…とりあえず今日のところはアワーズを優先して読み終え、さて立ち読みの代償を購入して帰ろうとしたら、なんと代償の候補が全て売り切れてしまっていたのである! 店内の検索によれば、少なくともまじめな時間は昨日までは残っていたとか…どうやら肝心なところで、幸運ポイントが尽きてしまったらしい(泣)。
仕方ないので、とりあえず今日のところは引き上げ…売り切れたのが昨日or今日なら、数日以内に補充される可能性もあるだろうし、その頃にはCLAYMOREべるぜバブも発売されているはずなので、そのいずれかを買う事にする。

スピリットサークル(水上悟志)
新連載。例によって、まだ導入部なので評価を下すには早いが、過去からの因縁(前世の記憶)・超能力・一般人の目には見えない霊体キャラなど、惑星のさみだれと共通する要素が多い印象…これは(ギンガサンダーを経た)読者の声を踏まえての、編集部からの「やっぱりさみだれみたいなのを頼む」というオファーなんだろうか?
作中の登場人物たちが、フィクションに対するメタ的な視点を有している点も共通しているけど、さみだれの夕日がセカイ系的な孤独・不信・絶望などを発端としながら、仲間たちとの交流(←死別を含む)を通じて次第に自身と世界のありようを受け容れていったのに対し、こちらは今のところ、そういった悩みとは無縁なように見える…なにしろ(設定年齢からして)厨二病を全肯定してるし。
とはいえ、これが「すでにセカイ系なんて時代遅れ」という宇野常寛的な史観に基づいたものか、あるいは今後(暗→明だったさみだれとは逆に)明→暗にシフトする伏線なのかは分からんな。

それでも町は廻っている
これは、単なる投げっ放しオチ(←夢オチを含む)と解釈して軽く流せばいいのか、それとも作品の世界観の根底にひそむSF(もしくはファンタジー?)設定の片鱗が垣間見えたのか、どっちだ?

ナポレオン~覇道進撃~
俺の目か脳、あるいはその両方が変になったのだろうか? スタール夫人がかわいく見えてしまった…いや“かわいい”と言っても──喩えるなら、奇妙な小動物の外観や振る舞いに対して抱くような──「可笑しさの混じった愛着」とでも呼ぶべき感情であって、人間の女性に対するソレとは根本的に違うんだけどさ(苦笑)。
その容姿だけでも充分なのに、今月最大の笑いどころ(←ナポを暗殺しようとしたスタール夫人に、ミュラがキックを炸裂させるシーン)のインパクトまで加わり、この作品最強のお笑いキャラという地位を改めて揺るぎないものにした一方で、ナポの本性とフランスの将来を見通し、正論を述べる才媛としての姿もキッチリ描くあたり、いつもながら作者の多芸多才ぶりには感心する。
しかし、以前に登場した時と較べて人外ぶりを抑制したり、目次コメントでもフォローを入れるなど、意外に作者は気を遣っているような…まさか本当に、遺族からクレームが来たわけじゃないと思うが(笑)。

ドリフターズ
敵の周りを囲むようにウォール・オブ・ストーンを生成し、逃げられなくなったところに可燃物を放り込んでトドメ…って、えげつないな(笑)。ひょっとして作者がTRPGで実行した戦術なんだろうか? 可燃物はディレイドブラスト・ファイヤーボールじゃなくても、普通にオイルと松明で充分だろうし、こりゃリーズナブルかつ有効だわ…DMは怒りそうだけど(笑)。

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